東野幸治 つまみ枝豆との一対一の会食を語る

東野幸治 寺門ジモンを語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2023年12月1日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でつまみ枝豆さんと一対一の会食をしたことについて話していました。

(東野幸治)一昨日の夜なんですけど。昨日は水道橋博士でしょう? 先週はたけしさんの話をしたでしょう? 一昨日はつまみ枝豆さんと2人でご飯を食べに行っていったんですよ。

(渡辺あつむ)ええっ? 2人ですか?

(東野幸治)2人(笑)。2人よ。

(渡辺あつむ)あの……その物語を、お願いします(笑)。

(東野幸治)いや、たまたまうちの嫁が仕事している。その仕事で、パーティーみたいなところに行ったらテーブルの席、他の一般のところでいいんやけど、なんか芸能人の人たちがたくさんいてるようなテーブルに案内されたんですって。で、そのテーブルにいたのがつまみ枝豆さんとその奥さんみたいな。で、なんとなく、その東野幸治の嫁や、みたいな感じで会話してたら、なんかいろいろ波長が合ったみたいで。なんか知らんけど、うちの嫁とつまみ枝豆さんの奥さん。「TVタックル」って言っている人ね。その奥さんと2人でご飯を食べに行って。

で、嫁の方から「枝豆さんとご飯、行ってください」みたいな。で、普段は会わへんから。ちょっと電話でもしゃべったから。「じゃあ今度、ご飯に行きましょう」みたいな約束を取り付けたんで。一応、「じゃあ、僕がセッティングします」って言って一昨日、つまみ枝豆さんと一対一よ? で、ご飯を食べて。それで今、社長ですから。枝豆さん。ほんで、いろいろ吉本の話とか、最近のお笑いの話とか、昔の話とか、多岐にわたる話をしたかったんですけど……まあ、愚痴る(笑)。

(渡辺あつむ)フフフ(笑)。

(東野幸治)「なんか、ごめんね」って何回も(笑)。「大変なんだよ。俺も勉強してるんだよ」って(笑)。

(渡辺あつむ)で、次の愚痴(笑)。

(東野幸治)愚痴から愚痴へ、上手に。トントントントン……って池の小石みたいな感じで。トントントン……って(笑)。

(渡辺あつむ)あのたけし城の(笑)。

(東野幸治)そんなつもりはなかったけど、ええように言っていただいてありがとうございます(笑)。トントントン……っていろんなお話を聞いたりとかしながら。お酒を飲んだりとか。昔は河田町、お台場の前のフジテレビがあるところの長い廊下。そこで1回、吉本の我々。関西からやってきた芸人軍団が歩いてきてて。で、向こうからたけし軍団が歩いてきて。なんとも言えん空気だったのを覚えてるって言っていて。俺、全然覚えてなかったけど。やっぱり西と東でちょっとピリついていた時があったんですって。俺、まさかたけし軍団さんでもそんなことを思うの?っていうぐらい、意外やったんですけど。

吉本とたけし軍団のちょっとピリッとした関係性

(東野幸治)で、俺は俺でそれから何年後かして、新幹線で枝豆さんがいてて。「帽子かぶった、ちょっと肩幅あるやつがやってきて。帽子を取って頭を下げて挨拶してきて」っていう……それが俺なんですよ。俺、挨拶したんですって。それも、いまいち覚えてないけど挨拶して。「ああ、吉本の芸人は挨拶をしてくれるんだ」っていうんで、ちょっと思っていた感じと違ったみたいなのがベースにあったみたいな。そういうことも言われて。「いや、そんなこと、別に特になにも思ってないですよ」って言うたけど。お互い、もしかしたらとんがってたグループ同士かわからんけど、そういう時があったのかも。中野やし。

僕ら、ダウンタウン軍団、今田さんをはじめ、みんな中野区っていうところに住んでいて。で、たけし軍団さんも中野区なんですよ。爆笑さんあたりは阿佐ヶ谷とか。ちょっと離れた高円寺とかでわかれいて。今の吉本の若手みたいに品川に住むとか、なんか五反田に住むとかはまあ、なかったんです。どこに住んだの? はじめては。

(渡辺あつむ)恵比寿です。

(東野幸治)嘘やん? なんじゃ、こいつ? おい!

(渡辺あつむ)いや、それは蛍原お兄ちゃんが恵比寿にいたから。「お兄ちゃーん!」って(笑)。

(東野幸治)ど真ん中におったんや。俺らはもう、中野区の、だから中野富士見とか、弥生町とかっていう。で、たまにたけし軍団さんをちょっとちらっと見かけたりとか。たとえば道の電信柱の横に粗大ゴミみたいな置き場があって。タンスとか、寝室に置くライトみたいなのとか、あとは箱みたいな、そういうのを置いてるのを義太夫さんがすごい見てたとか(笑)。

(渡辺あつむ)「使えるな」って?

(東野幸治)勝手にこっちは吹き出しで「これ、使えるな」って。そう思っているのかな?って。その真意はわからんよ? たとえば家の衣替え、模様替えをする時に「これ、もういらんな」と思ってタンスを置いて。「寂しいな。このタンスともいい思い出やな」っていう、そんな一コマを勝手にこっちが「このタンス、2段目は使われへんけど、それ以外は使えるな」って。勝手に吹き出しでね(笑)。

(渡辺あつむ)2段目は諦めて(笑)。

(東野幸治)いや、知らんけど。たまたま、そういう風にして会うことがあったから。俺はそんな意識してなかったけど、やっぱり東京でお笑いやってる時に、なんか西の人が来るとやっぱり席って決まってるから……っていうのがあったのかなっていう話で。「いや、そんなことないですよ」って話をしながら、昔のガダルカナルタカさんとの出会いとか……もうほぼ全部、放送は使えないですけど。とか、つまみ枝豆さんの昔の話とか。これも全部、使えないんですけど。そんな話とかっていうのを聞いて。「ええーっ?」とか、ゲラゲラ笑いながら。

放送では使えない話ばかり

(東野幸治)で、一応しゃべってええっていう話は、たけしさんと出会う前。たけしさんと出会うのは、スナックかなにかで……ガダルカナルタカさんとつまみ枝豆さんはカージナルスっていうコンビを組んでいたんですよ。で、コントもやっていたし、『お笑いスター誕生!!』も出ていたんですけども。で、言うたら知り合いの人か何か、スナックみたいな、お酒を飲むところで、言うたら雇われ店長みたいな感じでやった時に、たけしさんがたまたまいらっしゃって。「東京の芸人がやってるんだ?」ってみたいな感じで。漫才ブームが終わった後ぐらいで。で、いろいろ聞いたら「今度俺、野球をやりたいんだよな」って言って。それが『スポーツ大将』っていう番組になるねんけども。で、タカさんが「俺、野球やってました」って言って。で、つまみ枝豆さんもやったことなかったけど「俺もやってました」って言って。それがきっかけでたけし軍団に入るんですよ。野球がきっかけで。

で、その前の話を聞いて。だからタカさんがお笑い芸人になるっていう。で、つまみ枝豆さんもお笑いは全く知らんかったけども。「一緒にやろう」って言ってコンビを組む。で、なんかわからんけど、台湾で1ヶ月公演するっていう話になって。今から50年前ですよ? 1ヶ月も営業で転々とするっていうんで。で、コーディネーターというか、仕切るのがワンさん親子っていう方で。そのワンっていう人が「台湾に来て稼ぎなよ」って言うので行ったら、「日本からドリフターズがやってきた!」みたいな。だからカージナルスの2人がドリフターズなんですよ(笑)。

(渡辺あつむ)おおう……(笑)。

(東野幸治)ほんで、ステージでヒゲダンスをするんです(笑)。「それがね、ウケるんだよね!」って(笑)。1人がリンゴを持って、もう1人がフォークをくわえて。「ステージから落ちたら、すごくウケるんだよね!」とか言って。で、ドリフターズとしてやって。各地を転々として行って、最後の公演が終わってからギャラをもらおうと思ったらトンズラされたりとか(笑)。

(渡辺あつむ)最悪や……(笑)。

(東野幸治)だから50年前の話で。そういう経験とかありながら、日本に帰ってきて。で、スナックをやったりとかしながらたけしさんと出会ったみたいな話もああだこうだと聞きながらっていう。とても楽しいお話の数々ですから。オンエアーできるのはもう、これだけです。2時間、しゃべりましたけど、これだけです。あとはオンエアーできないです。残念ながら。あと、枝豆さん、しゃべりながらずっとね、よう見たら人に明らかに殴られたであろう感じで、顔が歪んでました。三日月みたいな感じになっていて。「ああ、これは殴られてはってんな」みたいな感じで。いや、もうすごい……だから逆に言うと近かったけど、全然遠かったような関係性ですから。とても貴重なお話をさせていただいて。つまみ枝豆さん。社長。で、おごってもらいました。

(渡辺あつむ)それは、まあ……。

社長・つまみ枝豆

(東野幸治)「社長、なにしてるんですか?」って聞いたら「わかんないんだけど俺、社長なんだよね」って言って。一応、勉強してるらしいよ? なんか、その社長としての。事務所を持つっていう。「俺が社長って、おかしいだろう?」みたいなことを言いながら。でもちゃんと、社長として。だから名刺もいただきましたし。どうも枝豆さん、ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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