東野幸治 真摯すぎるラーメン芸人・北川めんまを語る

東野幸治 真摯すぎるラーメン芸人・北川めんまを語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2023年10月27日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でラーメンに真摯に向き合いすぎているラーメン芸人・北川めんまさんについて話していました。

(東野幸治)あとBSよしもとで南海の山ちゃんと『インプット』っていう番組をなんか月2回ぐらい、やってるのかな? まとめて、だから2ヶ月に1回収録するんですけど。この間も収録していて。年末あたり、たぶんBSよしもとで流れるやつで。いろいろ、僕たち……特に南海山ちゃんが『DayDay.』に出てるから。

たとえばラグビーワールドカップって、南海山ちゃん、『DayDay.』見ている方には申し訳ないけど。山ちゃん、スポーツ全く興味ないし、あんまり知らないからラグビーに詳しい芸人が来て、いろいろノウハウを教えてもらったりとか。ラグビーの注目ポイントみたいなのを聞いて、それを丸パクリしていいという番組なんですよ(笑)。

「こういう風に言ったら通ぶれる」とかっていうのを面白おかしく聞きながら、勉強しながら、コメントも教えてもらうっていう最低の番組なんですけど。それで南海の山ちゃんも実際にラグビーワールドカップの時はそのコメントを使ったりとか。「リーチ・マイケルって今が一番調子いいんですよね!」って(笑)。シレッと言ったらしいですよ?

(渡辺あつむ)えっ? 「◯◯から聞いたんですけど」とかは?

(東野幸治)言わない。言わないです。「リーチ・マイケルってね、今が一番いいんですよ」っていう男ですから(笑)。それでだから普段僕、あんまりラーメンのこと言わないんですよ。「あのラーメンが好きや、このラーメンが好きや」って。

(渡辺あつむ)ああ、聞いたことない。

(東野幸治)聞いたことないでしょう? 俺もそんな、なんやったらうどんとか、そばの方が好きやし。もうラーメンやったら別にカップ麺で十分。本当、申し訳ない。カップ麺とかサッポロ一番で十分な男なんすけど。なんか、ラーメンに詳しい吉本芸人がいてて。だから俺、これはネタバレになってもいいと思うんですけど。北川めんまっていう芸人がいてて。ほんで、いろんな……YouTuberでもすするくんとかいるじゃないですか。あとは石神さんっていう、一時よく出ていた男の人で、ラーメンを1日に何杯も食べて。1年間で食べて、それを10年間ですごい量を食べるっていうので。で、プライベートは実はコンパが好きな男みたいな、そんなのが暴かれたりとかしてる人もいてるんですけど。

で、その北川めんまっていうのはとにかくラーメンに対して真摯に向き合っていて。ラーメンが好きで、1日に1杯から2杯、食べんねんけど。で、よくラーメンが好きな人って、お腹がボコッて出ていて、成人病とか、血液検査でアウトやったとかっていう人、多いじゃないですか。「そうなってはラーメンに失礼だ」っていうことで、普段からすごい体を鍛えていて。「ラーメンに対して絶対に失礼がないように」って(笑)。

(渡辺あつむ)恥をかかない?

「ラーメンに対して絶対に失礼がないように」

(東野幸治)恥をかかさない生活をするっていう。あと、坊主なんですよ。だから、言うたら汗とか髪の毛がラーメンに対して邪魔だと(笑)。

(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!

(東野幸治)それで「そんなに好きやったら、北川めんまじゃなくて北川麺とか北川スープでええやん?」って言ったら「失礼です」って(笑)。「私ごときが……私はめんまです」っていう。すごいのよ。で、「そんだけラーメン、ラーメン言うてたら、テレビ番組からオファーとか来えへんの?」「来ます。紹介してくれって。ただ、そのディレクター、ADがラーメンに対する愛がない場合は、断ります」って(笑)。「こんな話を先輩にしたら、すごい叱られるんすけど。酒も女もやりません。タバコもすいません。もうラーメンが食べたらそれでいいんです」っていう、そんなやつと出会いました(笑)。

(渡辺あつむ)わー、めんまくん、好きやわー(笑)。

(東野幸治)いや、めんまくん、すごない? さすがにそれ聞いたらちょっと……そのめんまくんがすすめるラーメン屋さんに行こうかな?って思ってて。それもだから番組を見ていたらわかるんですけど。で、その人が紹介する店が東京なんですけど。自由が丘にある、とあるラーメン屋さんなんですよ。で、そこの何がすごいって、元芸人がやってる店なんですよ。元お笑い芸人がラーメンが好きで辞めて。ラーメンを修行して修業して、最終的に上り詰めた店がそのラーメンのお店紹介する、1年に1回の東京ラーメンオブザイヤー(TRY)っていう雑誌があんねんけど。そこの煮干部門とか何とか部門の中の1位を取っているのがその元芸人がやっている店なんです。なおかつ2時間か3時間ぐらいしか開いてないっていう。

それで「めんまくんがそこまで言うなら……」って思って。俺、久しぶりにラーメン、この年末から年始にかけて、めんまくんがすすめるところに行ってみようっていう気持ちになって。それを昨日かな? その話をしてて。「すげえな、あのめんまっていうやつ」と思って。今日の朝もね、だいたいもう俺、年齢も56ぐらいやから。「8時まで寝れる」いうのに6時ぐらいにパッと目覚めるのよね。ほんで、なんとなくおもむろに新しく買ったそのスマホでね、X(旧Twitter)とかを見て。「ああ、せやせや。めんまくん、フォローせな。おそらく毎日毎日、ラーメンの情報を教えてくれるな」と思ってフォローをして。で、1分後にパッて見たら「ありがとうございます」って(笑)。めちゃめちゃ、「もう来てんねや! 真摯やな!」って(笑)。今日も体調万全にしてラーメンを食べようという心意気が気持ちいいなって思って(笑)。

(渡辺あつむ)あれは、どうなんですか? なんか酔っ払ったサラリーマンが「締めはラーメンだな」みたいな。

(東野幸治)いや、だからそんなの、もってのほかですよ。結局そんなの、絶対にダメなんですよ。ちゃんとラーメンっていうのは、そこに全ての情熱がぶつかって……そこに全て、宇宙ですから。酔っ払いながらとか、女の子を口説きながらとか、気づいたら寝てるとか、考えられないんですよ(笑)。だから、侍と侍が戦うもんですから。そういう風な、真摯なラーメン道みたいなものを……だからもしも機会があったらね、ホンモノラジオに呼んで北川メンマくんの関西ブロックでたぶん知ってると思うから。数々のラーメン好きのタレントなんてもう凌駕すると思う。だって見た目もガリガリのおっさんやもん(笑)。

(渡辺あつむ)ええっ? イメージと違う!

(東野幸治)いや、全然。ガリガリ。痩せていて、シュッとしていて。で、眼鏡をかけていて丸坊主で。ほんで、もうお笑いの話なんて1個もしてなかった。お笑いに対する思いとか、もうないと思うねん。

(渡辺あつむ)えっ、どうなりたいんですか? めんまくん。

「ラーメンが食べれたら僕はもう、それでいいんです」

(東野幸治)「ラーメンが食べれたら僕はもう、それでいいんです」って。「いや、もう吉本、辞めたらええやん」って思ったけど(笑)。で、「たとえば僕が紹介したお店に誰かが行って『美味しかった』っていうだけでいいですし」って。それと、聞いたもう一軒、元芸人がやっている……だからHEY!たくちゃんみたいに大会で言うたらズルいことをして勝とうとか。もうあんなん、めんまくん、すごい怒ってた(笑)。でも元芸人のお店でもう1軒、すごい店があるとかないとか言うてたんで。ちょっとたぶん年末ぐらいやと思いますけれども。その『インプット』っていう番組でラーメン編でそのめんまっていう男がやってきますので。それもちょっと注目してほしいと思います。

<書き起こしおわり>

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