星野源『オードリーのオールナイトニッポン』ゲスト出演を振り返る

鼻うがいのプロ・星野源 オードリー若林に指導する 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2023年9月19日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『オードリーのオールナイトニッポン』にゲスト出演した際の模様を振り返っていました。

(星野源)そして、オードリーのオールナイトニッポンにも出たんです。ゲストで出て。だから僕、2週分休みだったんだが、2回ラジオに出てるんで。「休み」っていう感じが全くしないですね。オードリーのオールナイトニッポン、聞いてくれた方からメールが来てます。神奈川県の方。「オードリーのオールナイトニッポン、聞きました。東京ドーム公演の後の星野さんの心境とか、ステージ前からステージへの緊張とかが聞けて趣深かったです。『人間って1人なんだな』とか『お断りします』とか『嫌になってやめました』など、私の好きな側面の星野さんのワールド全開でめっちゃ面白かったです」。側面って(笑)。

「オードリーのドームはステッカーも貼ってますし、行く予定なのでオープニングと弾き語りのメロディーを楽しみにしてます」。オープニング? どういうこと? ああ、主題歌ということかな? 弾き語りっていうのは、あれだね。春日さんのピアノ弾き語りだね(笑)。「星野源のオールナイトニッポンもドームやスタジアムでのイベントを企画してほしいです」(笑)。星野源のオールナイトニッポンでスタジアムはやばいね。恐ろしいね。スッカスカだよ、たぶん(笑)。20歳ぐらいの時のSAKEROCKのライブのトラウマを思い出しちゃうぐらいだと思うよ。あの時、お客さんが3人とかだったから。ありがとうございます。

そうですね。東京ドームのことを教えて、みたいな。あとは『LIGHTHOUSE』のお話もあったんで、ゲストに呼んでくださって、いろいろ話しました。で、そうそう。だから、あれなんですよ。東京ドームは本当に、なんだろうな? 結構、ドームとはいえ全然狭いっていうか。もっと広いと思ってたんだけど、そんなことはなくて。でも、なんか東京ドームに出る直前だけはもう、手が震えてしょうがなかったみたいな。でもそれは1日目だけで、2日目からもう全然。で、実際に出たらもう、お客さんが近いっていうような感じだったんで、そんな話をしたりとか。

あと、ドーム公演が終わった後で家に帰って1人でシーンってなっていて。「1人なんだな……」みたいな(笑)。「人間って1人なんだな」みたいな話をしたりとかね。あと、そのオードリーのオールナイトニッポン in 東京ドームの主題歌のオファーを実はちょっと前にもらっていまして。「やります」なんて話をしてたんですけど。それを春日さんが頼むみたいなくだりで。で、「どんな風に頼むんだろう?」って思っていたわけ。そしたら、めちゃくちゃ雑だったの。「雑」っていうか、なんていうの? たぶん、めちゃくちゃ春日さん、緊張してたんだよ。なぜなら、俺に背を向けてたからね。

なので、こういう状態で俺に頼んで……なんていうの? 背を、肩を……俺が春日さんの右側にいて。で、その右の肩を机に出してさ、ちょうど俺に対するのが背中になって。流し目みたいな感じでちょっと振り返って頼むみたいな。「こういうのを、頼むよ」みたいなのがすごいぞんざいで。「ああ、じゃあお断りします」っていうくだりを(笑)。「これを素直にOKしたら、さすがにちょっと変だろう」と思って。「お断りします」って言ったという感じだったんですけども(笑)。楽しかったですね。慌ててましたねー(笑)。

でもね、その前に「ダメなら春日さんがピアノ弾き語りをしよう。歌ってもらおう」みたいなのがあったんで。「それなら作りますよ」みたいな、紆余曲折があって。「いや、でも実はもう前からオファーをしてもらっていたんで、やりますよ」っていうネタばらしをするみたいな感じにしたんですけど。で、いろいろと、風の噂によるとね、その後に……もちろん、その春日さんの弾き語り云々みたいなのはもうフワッと消えて。もちろん、そんなのはもうないですけど。風の噂というか、いろんな人経由でクミさんが「で、春日の弾き語りの曲は作っていただけるんですか?」って言っているっていう(笑)。「図々しすぎだろう? クミさん?」っていう(笑)。それは面白かったですね。そう言ってるらしいですね。うん。

「春日の弾き語り曲は本当に作ってもらえるんですか?」(クミさん)

(星野源)なんかでも、何かはやったらいいのにと思いますけどね。春日さんのピアノ弾き語りといえば、なんかもう、ねえ。いろんな、もう既になんとも言えないものがありますけど(笑)。でもね、それこそ別にオリジナルじゃなくてもいいんだしとかって思うとね、それをやったらみんなも聞きたいでしょうから。やったらいいんじゃないでしょうかっていうのもなんだけど。いや、見たいですけどね。で、オープニングというか、主題歌だけなんで。で、僕が出てそれをやるとかじゃないですから。それはたぶん、言っておいた方がいいと思うんですけど。僕が東京ドーム公演に出るとか、そういうことじゃないです。曲だけ作るっていうことですね。

そんな感じですかね。あとは、なんだ? ああ、このメール。東京都の21歳の方。「今回、初めてオードリーのオールナイトニッポンに出演されたと思うんですが、間近で見るオードリーのお二人。そして作家のサトミツさんはいかがでしたか?」。ええと、なんだろう? サトミツさんはね、本当になんか、「もっと話したいな」っていう気持ちになるような人でしたね。なんでか知らないけど、うん。なんか、若林さんと親友になるっていうのはすごいわかる感じがしましたね。なんかね、心を惹かれてます。サトミツさんともっと話したいと思って。

なんかあの瞬間で……俺の目の前にサトミツさんいたんだけど。あの瞬間だけなのになんか、なんていえばいいの? 春日さんが、なんかちょっと面白い状態になってる時に、2人で目を合わせて「ねえ」みたいなのをやったの。俺、2人で。で、全然話したこともないのに、なんか急にシンクロ、みたいな。「ねえ」みたいな感じになって。あれはなんか、ちょっと楽しかったし、嬉しかったですね。

あと、僕がゲストで出る前に、外からちょっと見てたんですよ。そしたら、1個思ったのはやっぱりお笑い芸人の、しかもコンビの方ってあんまり……なんて言うんだろう? 仲良く見せないみたいな人もいるし、実際に仲が悪い人もいるだろうし、いい人とか、いろいろといると思うんですけど。なんか、あんなに目を合わせて話してるんだっていうのはすごい、びっくりした。割と若林さんが冷たくっていうか、強く春日さんに当たって。「なんだよ!」って言ったり。それを受け入れたりってする、割と、やり取りとしては強いやり取りが結構多いから。なんて言えばいいんだろう? あんなに……言い方は難しいですけど。「見つめ合って」とか言うと、ちょっと変な喜び方する人がいて、ちょっとそれはよくないと思うんだけど。なんかね、ちゃんと目を見ながらお互いに話しているのがすごい意外で。

ちゃんと目を見ながら話すオードリー

(星野源)「意外」っていうかね、やっぱりなんか漫才って正面を見ながら話すから、あんまり目を合わせないじゃん? それこそ「へへへッ!」みたいな、あのくだりの時とかはもちろん目を合わすけれども。そういうのもあったし。写真とかではね、横から2人が話してる瞬間で、笑ってるとかで目が合っているのはわかっていたけれども。実際にずっと話してるのを見るっていうのはなかったんで。あんなに目を合わせて話してるんだなっていうのはちょっと面白かったし。なんか、すごいいいなと思って。「仲がいい」とか、そういうことじゃなくて。「ああ、2人で作っているんだな」っていうのはすごく思いました。まあ、こう言うと「トークは俺が考えてるんだ!」っていう風に若林さんはなるから、それはそれであれなのか? それはまた違うのか? うん。そう。だから本当にね、面白かったです。

あとは、スタッフの人たちのテンションもなんか面白かったです(笑)。当番組のディレクターの落合くんは、オードリーのオールナイトニッポンではアシスタントディレクターでね、やってるわけじゃないですか。で、番組終わりのさ、編集をして。その回のハイライトみたいなのも全部、落合くんがやってるんですよ。でもそしたらね、その週の僕の放送からそうだったんだけど。ちょっと病気っていうかね、体調を悪くしちゃって落合くん、お休みだったんですよ。で、すごい頑張って準備してたわけ。すごい頑張って、そのベッドのくだりとか、頑張ってやってくれてたのに、本番には来れなかったの。

僕はそれで1個、グッと来たのはこの番組のADの岩田さんが僕の番組の方の放送後に、「落合さん、すごい頑張ってたんです。落合さん、すごい準備して、このぐらい準備して、すごい頑張ってたんです!」っていろんな人に伝えてるのを見て俺、泣きそうになるっていう(笑)。美しすぎて。なんていうの? 先輩・後輩の間柄としてあんまり見ない光景だっていうか。その先輩の努力を後輩が伝えるってあんまり俺、見たことなくて。「これ、美しすぎない? グッと来ちゃうわー」って思って。

俺、その時は3メートルぐらい離れて「ふーん」みたいな感じで聞いてたんだけど、実際ちょっとウルッと来てるっていう。「いいな……」みたいになっていて。で、そのオードリーのオールナイトニッポンも、落合いられなかったんです。で、たぶんあそこの席にいたのが齋藤くんだったよね? 齋藤くんが……僕の番組にもね、ADとしていてくれたこともあって。今は佐久間さんの番組のメインディレクターで、強烈なキャラクターを発揮している齋藤くんがその席に座っていて。

そしたら、岩田さんも見に来たの。岩田さんも来て。そしたら岩田さんがね、オードリーの放送中よ? 俺がゲストで出ている時もずっと、齋藤くんの隣にいて。ずっとメモを取っていたの。俺、泣きそう。えらすぎ! ずっとメモ取って、こうやって……すごくない? もう、明日から、ディレクターは岩田だ! フハハハハハハハハッ! でも、もうディレクターをやり始めているもんね。ちょこっとずつね。「どんどんやったらいいのに」と思いましたね。若手が育ってますね、本当に、この番組は。

<書き起こしおわり>

星野源 オードリー春日の東京ドーム公演テーマ曲依頼を一旦拒否する
星野源さんが2023年9月2日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』内でオードリー東京ドーム公演のテーマ曲作りのオファーを春日さんから受け、あまりのぞんざいな依頼だったため依頼を拒否していました。
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