オードリー若林さんが2023年9月16日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で応援している阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を決めたことについてトーク。優勝の瞬間を一緒に見ていたNON STYLE井上さんが信じられない大失態をおかしたことを話していました。
(若林正恭)まあそれで、俺は野球というか、阪神が……もう「優勝」でいいですよね? 岡田監督も解禁してましたから。
(春日俊彰)もうね、しちゃったわけだから。
(若林正恭)14日、優勝したじゃないですか。で、これがまず、その1ヶ月前ぐらいから、優勝予想メーターみたいな、そういうのをなんかネットでやってる人がいるんだよ。「◯月✕日のこの試合で優勝する確率:△%」みたいな。それでずっと、いつ優勝するかな?って。「なんなら、神宮とかの試合の場合、見に行けるかな?」とか、何ヶ月か前から考えたりしてたんだけど。まあ、ちょっといろいろで、見には行けないとなったの。で、俺さ、アンガールズの田中さんにこの間、『あちこちオードリー』のオンラインライブで会った時に聞いて。「ああ、そうなんだ」と思ったんだけど。広島のホームの試合って、広島がその独自の放映の仕方をしてるから、俺が見てるアプリって、その広島のホームの試合はないのね。広島のホームの試合だけが。
(春日俊彰)ああ、そう? 見れないの?
(若林正恭)見れないの。「そうなんですね」「いや、そうなのよ。だから、東京にいる広島ファンはこのアプリとこのアプリに二つ、入らなきゃいけないんだよね」みたいな。「ああ、そうなんですよね。やっぱりそうっすよね」「そうそうそう」みたいな。で、「優勝が決まるのは、マツダの広島戦の可能性が高いな」みたいになっていたの。1週間前ぐらいには。
(春日俊彰)なるへそ。優勝するのが。
(若林正恭)そうそう。で、その場合、俺ももう1個のアプリに入らなきゃいけないなって。で、見たいじゃん? リアルタイムに。
(春日俊彰)その試合を見るためにね。
(若林正恭)で、もう10連勝とかするとは思ってないから。でも俺、その田中さんとさ、なんかやっぱり言うてもさ、罵り合う仲だからさ。まあラジオで「罵り合う仲」って言うのも冷めるけども。なんか、やっぱりプライベートで仲良くしちゃいけないっていう……プロレスでグループが違うみたいな。仲良くしようと思えばできちゃうけど、実はしないらしいって聞いたことがあって。同期とかでも、一応試合に熱量が減っちゃうから、みたいな。
(春日俊彰)まあ、そうだね。
(若林正恭)で、これまで田中さんと飯を食うとかは避けてきたけど。「もしかしたら、田中さんと見るっていうことになるかな?」とか。
(春日俊彰)なるへそ。
(若林正恭)「そのアプリを2試合のために入るのか……でも、田中さんと見るっていうのも楽しそうだな」とか思ったり。「でも、横で阪神ファンが見てるのって、嫌だろうな」とか。「それもまた、揉めに発展するかな?」とか、邪な気持ちも入りつつ。で、そんな時期があったの。「おそらく広島戦で決まるっぽいな。甲子園じゃあ……さすがにここまでは勝てないな?」って思っていたんだけど、でも勝ちまくるから。優勝メーターでその9月14日の優勝確率のパーセンテージが日に日に上がっていくのよ。勝つから。
最初は11%とかだったのが、18%、20%……最終的には33、4%になって。「もう、14日じゃん!」みたいになって。で、これが……14日が、仕事の後に『潜在能力テスト』の打ち上げが入ってるのよ。「いやー、最後までやってくれるな、『潜在能力テスト』!」って思って。
(春日俊彰)それはもう、しょうがない。「しょうがない」っていう言い方もあれだけど。
(若林正恭)いや、お世話になって。本当にいい経験をさせてもらっているけどさ。「やってくれたな!」と思って。
(春日俊彰)いや、「やってくれた」っていうのもね(笑)。
(若林正恭)『潜在能力テスト』の打ち上げよ。
(春日俊彰)まあ、気持ちはわからんでもないけどね。
(若林正恭)いや、18年ぶりよ?
(春日俊彰)まあ、そうか。どっちが先だったのか、みたいなのもあるけどね。それは。
『潜在能力テスト』の打ち上げとバッティング
(若林正恭)まあ、そうだよな。そうなんだけど……噛みしめたいよ。家で、親父のグローブをつけながら。で、その『潜在能力テスト』の打ち上げは、楽しみなんだよ?
(春日俊彰)フフフ(笑)。いや、勘弁してくれよ(笑)。
(若林正恭)「勘弁してくれよ」はおかしいだろ? 最終的に、肩組んで終わったんだから。
(春日俊彰)言ってたけどね。まあ、それはだから難しいところだよね。両方ともね。
(若林正恭)でもさ、あれやっぱりさ、18年ぶりだからさ。他の球団のファンの人が優しいね。会う人、会う人。「いや、18年ぶりのアレっすね。今日は」「今日、アレするんじゃないですか?」とか。「よかったね。今シーズンは」とか。なんか、みんな優しいのよ。にわかの俺にも。あれ、『だが、情熱はある』効果なのよ。「阪神ファンだったんだね!」ってめっちゃあの後、いろんな人にね。まあ、親父が熱狂的な……っていうのはあるけども。で、収録が『スクール革命!』だったの。で、『スクール革命!』は18時に終わるのよ。だから試合をアプリで見れるっちゃ見れるの。でも、その後に打ち合わせが入ってたの。で、『スクール革命!』が終わるのが18時。『潜在能力テスト』の打ち上げが20時半からなの。これまた20時半ってさ!
(春日俊彰)いやー、一番、もう!
(若林正恭)一番見たいところじゃん?
(春日俊彰)もう7回とか、後半だよね。
(若林正恭)それでなんか『潜在能力テスト』の打ち上げ中に結果を知らないで通すのは無理だろうなと思って。
(春日俊彰)いやー、無理だろうね。絶対にね、優勝したら「若林さん! やりましたね!」みたいな。
(若林正恭)「若林さん! 優勝しましたね!」って言っちゃうような人が多かったし。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! まあまあ……。
(若林正恭)「いい意味で」だよ?
(春日俊彰)いい意味かな?
(若林正恭)そんだけ距離が近く、俺を楽しましてくれる。俺が楽しいっていうか……ちょっと今、よれましたけども(笑)。
(春日俊彰)うん、そうだね(笑)。まあ、無理だろうね。そこの打ち上げでは言わなくても、どこかから目に入ってくるよ。帰るまでの間に。
(若林正恭)で、その打ち合わせが押して。打ち合わせ自体がマジで20時半ぐらい終わりだったんだよ。で、打ち上げ中に情報を入れないっていうのは無理だから。駐車場で飲み会の会場まで向かう前に、ちょっとそのハイライトというか、得点したところだけポンポンポンッて出るから。「これ、もう見ちゃおう。どうせ言うから」って。で、見たら阪神が4:1だったわけね。4:1だったの。その時はね。それで、でも早かったのよ。ピッチャーがいいからさ、試合展開が。8時半で8回とかだったのかな? たしか。
(春日俊彰)へー。早いね。
(若林正恭)そう。「早っ!」って思って。「でもこれ、今、8時半で汐留を出るから。打ち上げの会場に着くまでに終わるかもな?」と思って。「音声で聞きながら行こう」と思って。優勝の瞬間ってリアタイでさ……。
(春日俊彰)フフフ(笑)。
(若林正恭)笑ってんじゃねえぞ、コラァ!
(春日俊彰)えっ? 私? 今、私ですか……?
(若林正恭)当たり前だろう? 今、お前しか笑ってたやつ、いねえだろう? あとは全員、真顔で下向いて聞いてだろ?
(春日俊彰)いやいや、滑ってるじゃねえかよ(笑)。トークが盛り上がってないじゃないか(笑)。
(若林正恭)フハハハハハハハハッ! で、運転中にアレしたら、その瞬間に立ち会えたって気持ちはあるし。なんか打ち上げ会場で口づてで「優勝しましたね」って言われるよりはいいなと思って運転してたけど。打ち上げ会場の駐車場に着いたのが、8回裏、終わりぐらいだったのよ! で、「これな……」って思って。
(春日俊彰)直前というか、もう寸前だね。
(若林正恭)ただ、見たい……阪神の攻撃が裏だったから、次の回を押さえたらっていう。もう、めっちゃ見たいじゃん?
(春日俊彰)見るよ。そりゃ、見るよ。
(若林正恭)18年ぶりだよ?
(春日俊彰)めちゃくちゃ見たいよ。
「見てから行こうかな?」
(若林正恭)それで、迷ったの。「見てから行こうかな?」って。ただ、8時半スタートの、お店が11時終わりの店だったの。で、もうその時が9時ぐらいになってたのかな? 9時前ぐらいになっていたから、これで俺が見ちゃうと、結構最後……9時20分とか9時半とかになる可能性もあるじゃない? で、11時までだと9時半だったら1時間半じゃん? で、俺もさ、やっぱり『潜在能力テスト』の打ち上げとなると、募る話もあるじゃない?
(春日俊彰)まあね。長いことやったわけだし。
(若林正恭)「最後の打ち上げを野球を見てて1時間半っていうのはやっぱりダメだな。でも、くぅーっ! 見てー!」って。
(春日俊彰)難しいところだね!
(若林正恭)「見てえ!」って言っていた。車の中で。
(春日俊彰)口に出して。声に出して(笑)。
(若林正恭)あ、ちなみに、なんかわかんない。なんかわかんないけど、阪神の中野選手のユニフォームと帽子、俺、その日は持ち歩いていたのよ。だから俺、運転してる時には阪神のユニフォームを着て、帽子をかぶってるんだよ(笑)。なんか気分が……今年、俺は頭から野球を見ていたじゃない? 谷口とかと見に行って。谷口がファールボール取ったところからさ。すごいよな。そう考えると。で、俺はユニフォームを着て運転していたの。それで六本木のあたりも通過したの(笑)。
(春日俊彰)まあね、気分はね、そっちに向かっているのね。
(若林正恭)それで脱いで。「まあ、行くか。これは打ち上げ、行った方がいいよな。番組、6年半やりましたから。いっぱい話すこともあるし……」と思って向かって。その部屋を開けたのね。居酒屋さんだったの。まあ、私はウーロン茶ですが。で、お店に入って、みんなが盛り上がってる声が聞こえてきて。それで部屋の扉を開けたら、あのね、全員が……本当に力道山の試合見る昭和のテレビみたいにタブレットのところに集まって、阪神・巨人戦を見てたのよ。「なに? 先に言ってよ!」と思って。「こんな楽しい会なら!」って……まあ「こんな楽しい会」っていうのも、なんかちょっと語弊があるな。ただでさえ楽しいんだけども。さらにね、ちょっとよれてますけども。
(春日俊彰)いや、そうだね。
(若林正恭)もう、「なんなら打ち合わせを早抜けして俺、来たのに」みたいな。で、「若林さん!」って。俺が阪神ファンだって知っているから。「もうアレしますよ!」みたいな感じだったわけ。で、ノンスタの井上くんもいて、その井上くんのタブレットで見てたのよ。で、スタッフがいて、みんなで見ていて。で、もう9回表ですよね。それで岩崎投手が投げて。あと1人。「うわー、これで……」って。でもなんか、井上くんとはM-1 2008のあれで。で、井上くんもめっちゃ阪神ファンで。なんか、優勝の瞬間に同席できるのもなんか、メモリアルでいいな、なんていう気分になっていたんですよ。で、「うわっ、もうアレするぞ?」って。で、4対3になったんだよね。4対3で、ランナー3塁。2アウト。だから、ヒットを打ったら同点になるから、9回裏まで行くっていう感じで。そしたらなんか、巨人ファンの人が「これ、延長ありますね」みたいな。そういうことを言っちゃう人だから。
(春日俊彰)「言っちゃう人」って……。
(若林正恭)あ、いい意味でね。距離を近く、組み合ってくれるっていうか(笑)。
(春日俊彰)「言っちゃう人」……「言ってくれる」ならまだしも。
(若林正恭)言ってくれる人だから。それ、採用(笑)。言ってくれる人だから、嬉しくてさー!
(春日俊彰)そんなわけ、ないだろうがよ!(笑)。完全に水を差しているわけだからさ(笑)。
(若林正恭)それで「巨人ファンなんですか?」って聞いたら「ヤクルトです」って。
(春日俊彰)どういうことなんだよ、そいつはよ!
(若林正恭)お前、そんな口の聞き方、ないだろう。コラァ! 失礼だろ! 俺が6年半やったスタッフによ! 家族だよっ! 俺の家族だよ!
(春日俊彰)フフフ(笑)。
(若林正恭)まあ、お前も家族だけどな(笑)。
(春日俊彰)いや、いいよ。どういうことよ? 大丈夫だよ(笑)。
(若林正恭)家族。舘ひろしね。
(春日俊彰)どういうことなんだよ、今の?
(若林正恭)それで、まあまあ、盛り上がってますわ。異様に盛り上がって。「ランナー3塁。ヒットで同点……くぅーっ!」ってと思って。それで見ていたの。1ボール、1ストライク。そしたらピン!って、井上くんのタブレットの通知に「Yahooニュース 阪神タイガース18年ぶりリーグ優勝」って、出たんですよ。それで「えっ?」ってなって(笑)。井上くんがパンッ!って弾いて。「あかん!」って言いながら(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
「あかん!」(NON STYLE井上)
(若林正恭)「あ、あかん? リーグ優勝?」ってなって。俺、これRadikoで聞いたことがあるんですよ。「30秒ぐらい遅れている」って。ありましたよね。で、TAIGAさんに電話すると、よく言いますね? 「Radikoが遅れて」って。「ああ、それだ!」って思って、「カウントが1ボール1ストライク。この感じだと、1分遅れぐらいだろう。そうなってくると、ゴロかフライなんだろうな」っていうさ(笑)。なんか、思わない? 2球投げるってなると、1分よりかかりそうじゃん? 状況的にも(笑)。って思ったぐらいで、ポーンってフライが上がって。で、その通知が出てピッと弾いてからずっと、静かなんだよ。「えっ?」「ええっ?」「あかん!」って。そしたら、フライが上がったの。「ああ、取るんだろうな」ってなぜか俺、思ったよ。そしたらセカンド中野選手がキャッチして。「18年ぶり、優勝です!」って……言ってるの、井上くんだけなんだよ。
(春日俊彰)うん(笑)。
(若林正恭)で、「うん?」みたいな。俺も「うん?」ってなっていて。そしたら井上くんが「ほんまにごめんなさい!」って(笑)。
(春日俊彰)井上くん……まあ、井上くんのせいか。うん。井上くんのせいだな(笑)。
(若林正恭)「M-1もそうだけど、なんか優勝を邪魔されるなー」っていう(笑)。
(春日俊彰)「邪魔」って(笑)。
(中略)
(若林正恭)それで井上くんのその通知があった後、胴上げとかしてて……で、しばらく経ってからみんなで爆笑して。「やっぱりこういうこと、起こるんですね。芸人さんが見てると!」みたいな。「いや、こういうの、井上くんっぽいな!」みたいな話で盛り上がってね。でも、井上くんのその阪神ファンの子供の時からの感じとかも聞いて。それで井上くんと飲むのもメシを食うのも久しぶりでね。
<書き起こしおわり>