オードリー若林とマシンガンズ西堀 オールナイトニッポン大滑り・有楽町モノクロ事件を振り返る

オードリー若林とマシンガンズ西堀 オールナイトニッポン大滑り・有楽町モノクロ事件を振り返る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2023年9月16日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でマシンガンズが後番組のオールナイトニッポン0を担当することについてトーク。10年前の『マシンガンズ西堀亮のオールナイトニッポンR』での大滑り事件を番組に飛び入り参加したマシンガンズのお二人を交えて振り返っていました。

(若林正恭)今日は俺たちの後に……今ね、お笑いラジオスターウィークっていうのをニッポン放送でやっていて。マシンガンズのオールナイトニッポン0が3時からあるんすよ。

(春日俊彰)へー。

(若林正恭)で、あのマシンガンズ西堀亮のオールナイトニッポンRから10年(笑)。

(春日俊彰)10年! あれからもう10年経つの?

(若林正恭)10年かー!

(春日俊彰)はー! ついこの間の感じは、ねえ。

(若林正恭)でも、なんかちょっと石井ちゃんも蓋をしている歴史っぽかったな。あんまり言われたくなさそうだったな。ディレクターの石井ちゃんが。

(春日俊彰)ちょこちょこは若林さんがさ、いじっても芳しくない……「おい、やめてくれよ!」とかいう感じじゃなくて。「まあ……」みたいなリアクションだったもんね。石井ちゃんも(笑)。

(若林正恭)俺たちがずっと、西堀さんのオールナイトニッポンをいじって、電話とかしてて。それを何回もやっていて。バーヒデみたいに。で、ある時に西堀くんが「お前たち、まだそれを言ってんのか?」って言った時に、「あれ? なんかトーンがこれ、シリアスなところに入ってるな?」って。あの時、一番西堀くん、きつかったと思う。

(春日俊彰)なるへそ。いろんなことが重なってというかね。

(若林正恭)そうそう。それで、『THE SECOND』で準優勝してのね、満を持しての……だから2人の方がいいんだろうな。そりゃあな。それを当時の石井ちゃんが見抜けなかっただけで。

(春日俊彰)それを当時の西堀さんに任せたら、そうなりますわ。やっぱりね、マシンガンズで2人でやるわけだから。まあ、言っても何の心配も、ねえ。

(若林正恭)なんか2人でしゃべってたら、アドリブで延々と……みたいなイメージだもんね。

(春日俊彰)うんうん。やっぱりそうじゃない? それもあるんじゃない?

(若林正恭)そう考えると、謎だよな。だから本番中に西堀くんも言っていたよね。「1人はあんまりない」っていうことね。

(春日俊彰)だから「あえて1人」みたいなことで行ったんだろうけど……まあ、シンプルに言ったらハネなかったっていうね。その「あえて」が裏返らなかったみたいな(笑)。

『THE SECOND』でお笑い界の文脈を変えたマシンガンズ

(若林正恭)マシンガンズ、『THE SECOND』の後の駆け上がり方というか、売れ方ってさ、お笑い界の文脈を変えたじゃない? 賞レースの文脈を変えちゃったじゃない? 「努力しない方がいいんじゃないか」っていう。フハハハハハハハハッ! 謎の……あれは『しくじり先生』でも大きな波紋を呼んでまして。結構、芸歴を重ねたおじさん芸人がどうすればいいですか企画で来るんだけど。「逆に努力した方がいいんじゃないか?」ってなっちゃってるんですよ。今、マシンガンズのせいで。そんなわけはないんだろうけど(笑)。努力してないわけじゃないよ? マシンガンズもね。だけど、「新ネタを作らなかった」とか、あるから。

(春日俊彰)まあ、そうだね。特殊な形だからね。

(若林正恭)まあ、これは俺、使うののはあんまり好きな言葉じゃないけど。あ、来た? フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)あれ? なによー?(笑)。

(西堀亮)話題にしてくれてるねー!

(滝沢秀一)いや、嬉しいねー!

(若林正恭)いや、来なくていいのに。この後、しゃべるんだからさ(笑)。

(西堀亮)呼んだんでしょう? 今(笑)。

(滝沢秀一)ありがとうね!

(若林正恭)今、地べたに膝立ちで(笑)。

(西堀亮)俺みたいなもんは地べたで大丈夫です!

(滝沢秀一)椅子なんかいらないですよ!

(春日俊彰)椅子に座らない意味がわからないよ(笑)。

(西堀亮)お元気そうで!

(若林正恭)いや、お互い様だよ(笑)。10年ですって、西堀さん。あれから。

(滝沢秀一)ああ、そうか。10年だ。

(西堀亮)体感は短いよね。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)ああ、やっぱりご本人もそうですか?

(西堀亮)だから今、石井ちゃんの笑顔を見てちょっとほっとしたね。

(若林正恭)よそうっすよね。これで、『THE SECOND』で、それで今日の3時からだから。

(西堀亮)だから俺と石井ちゃんにとっても初めて、10年来の蓋を開けることなるんです。なあ?

(春日俊彰)今まで固くね、締めてきた蓋を。それがどうなるか? 楽しみだな。3時から。

(若林正恭)でも、生きてみるもんですね。こんなこと、あるんですね。

(西堀亮)だから本当、みんなにも言いたい。頑張って生きるんだよ! マジで俺が体現してるよ! 死ぬな!(笑)。

(若林正恭)西堀さんのオールナイトニッポン、こんな風に蓋を開ける時が来るなんて。

「あの失敗が今では宝物になった」(西堀)

(西堀亮)でも今、どこに行ってもあの話、されるんだよ。だから、あの失敗が今は結構、宝物になってるから。

(若林正恭)なるほど。ヴィンテージ感。価値が出た?

(西堀亮)俺の自虐エピソードの今、結構エースなんだよ(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! ああ、あの事件がね。

(西堀亮)あれが一番の先発で、2番手がハワイの話(笑)。有吉さんの番組でハワイに連れて行ってもらって、一言もしゃべれなかったっていう。あれ。

(春日俊彰)なにもできなかったやつ。ああ、やっぱりね。

(滝沢秀一)後輩は憧れないよね(笑)。

(春日俊彰)「ああなりたい」とは思わないですよね。できれば避けたいですもんね(笑)。

(西堀亮)でも、嬉しいよ。

(若林正恭)だって10年前のオールナイトニッポンの帰り道、記憶がないんですもんね?

(西堀亮)記憶、ない。あと全部、モノクロに見えた。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)色がなかった?

(西堀亮)俺にとって、有楽町はいまだに色のついてない街なんだよ。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(西堀亮)今日、絶対に色をつけて帰る!

(若林正恭)有楽町とハワイがモノクロだったんでしょう?

(西堀亮)そう。ハワイがモノクロだなんて、世界で俺だけだぜ?

(若林正恭)この間、話していてさ。有吉さんのあの特番のハワイの時。馴染めずに何日も経つから。「夜、何してたの?」って聞いたら、ハワイで1人で海、見てたんだって(笑)。そんな奴はハワイにいないよ(笑)。たぶん江ノ島にはいるけど。落ち込んで1人で海を見ているのは(笑)。

(西堀亮)ザブーン、ザブーンって(笑)。あれさ、昼遊んで夜早めに寝るんだよ。ハワイって。俺だけだよ。夜更かししているのなんて。

(春日俊彰)そうですね(笑)。

深夜、1人でハワイの海を見ていた

(若林正恭)で、さっきも話してたんですけど。いや、努力してないわけじゃないですよ。もちろん。でもなんか、その「新ネタを作らなかった」っていうのはひとつの話題になってるじゃないですか。だから、そのベテラン勢が「新ネタ、頑張って作った方がいいのか、どうなのか?」ってなっちゃってるんですよ。今。

(西堀亮)どうなんだろうね? いやー、やっぱりこれ、運だよね。

(若林正恭)自分でそう思います?

(西堀亮)なにも頑張ってなかったからな。

(滝沢秀一)俺ら、なんにもやってなかった。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! ウエストランドの井口くんとかにリアルタイムの……だから今、あれから10年とすると、7年目ぐらいの時だと思うんですけど。「マシンガンズさんが漫才をもうやっていない」って噂が届いてきて。だから、舞台に出て、楽屋であったことをしゃべってたんですよね?

(西堀亮)そう。ネタがないから、その時起きたことををフィクション、大きくして。

(春日俊彰)ああ、膨らまして?

(西堀亮)いかにそれでお茶を濁すかっていう作業をずっとしてたから。ずっとそうだよね?

(滝沢秀一)ずっと、そう。ネタを作ってなくて。

(若林正恭)何ヶ月かするとさ、どっちかが「ちょっと、そろそろ新ネタ作ろうか?」ってなりません?

(春日俊彰)「このままでいいのか?」って。

(西堀亮)それ、ちょうど3年前でしょう? その頃って、滝沢もゴミに夢中な頃だから。

(春日俊彰)ああ、ちょうどワーッとゴミ関係で出た頃か。

(西堀亮)見るものすべて、ゴミに見える時があったから。

(滝沢秀一)だからどっちも「ネタを考えよう」ってならなかったもんね。どっちも。

(若林正恭)ああ、そうなんですね。

(西堀亮)で、オードリーのネタライブもさ、最初は呼んでくれたけどさ、そこに呼んでくれなくなったじゃん?

(若林正恭)でもこれ、そうなんですよ。初めて言うけど。だから袖で見ていて……俺は、会えるのが嬉しくて、いつもネタライブにお願いしてたけど。なんか、「ネタとかじゃないんだ」っていう時期なのかなっていうか。しゃべりと、それぞれの分野に行くみたいな時、あるじゃないですか。だから「漫才で呼ばれても、あんまり嬉しくないんじゃないかな?」って……そんなこと、言えないじゃないですか。

(西堀亮)いや、でもあれは呼んでくれなくて、寂しかった。

(春日俊彰)それはそうなんだ。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! ちょっと待って? 俺がすげえ悪者な感じに……(笑)。

(西堀亮)急にバーン!って切られたみたいな。

(春日俊彰)急に切ってはいないですよ!

(西堀亮)「若林にまで見限られたか」っていう気持ちで(笑)。

(若林正恭)だからオードリーのネタライブでもね、なんか楽屋の与太話してほしくなかったんですよ(笑)。

(春日俊彰)「ネタライブ」って銘打っているからね。アドリブじゃないですよ(笑)。

(西堀亮)今の俺たちは燃えているよな?

(滝沢秀一)やる気になっているよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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