岩下尚史 愛犬・綱切丸の引き継ぎ先を語る

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岩下尚史さんが2025年1月5日放送のTBSラジオ『日曜天国』に出演。青梅の自宅を引き払い、愛犬の綱切丸も愛犬家の方に譲ったと話していました。

(安住紳一郎)あとは心配なのは、愛犬の綱切丸。

(岩下尚史)綱切丸はね、引っ越したからもうね、引き取ってもらってたんですよ。お譲りしたんですよ。それはね、引っ越したからじゃなくて。前に保護犬っていうんですか? うちのは。そうすると、その施設から「独身者には譲れない」って言われていたんです。犬はほら、散歩もさせなきゃいけないし。

(安住紳一郎)いろいろ条件があるんですよね。

保護犬を引き取る際の厳しい条件

(岩下尚史)条件が厳しいんですよ。それで私、独身だから。その時、後見人に近所の奥さんがサインをしてくださって。「私が留守の時は無条件に預かります」っていうので、今までは……もう7年ですかね? 預かってくださってたんですけど。「ご家庭の事情が変わりました。預かれない日も出ます」って言われて、困りましてね。それで、その方が30代のご夫婦を紹介してくださったんで、そこにお願いしましてね。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(岩下尚史)一台ずつ、車もお持ちで。そこの家も捨て犬だった犬を飼われてまして。

(安住紳一郎)先住犬がいて。

(岩下尚史)ですから、うちの犬が8歳ですか。そのうちの犬の最後までの養育費とペット保険と、それからペット保険で賄えない医療費と。それからペットフードはうちの犬が生きている間はずっと、私が送り続けますっていう条件を出しまして。私、リアリストだから。それで快く、もう登録も変えまして。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(岩下尚史)ですからこのお正月はご主人が新潟のスキー場の近くに連れて行ってくださったらしいから。うちの家ね、雪の中で……。それでこの間、写真を送ってくださったの。そしたらうちにいた時より太ってた(笑)。たぶんそこのと兄弟みたいに仲良くなって、競い合ってご飯を食べるって。でも私もあの犬のおかげでいろんなことを教わった。8年。私ね、安住さん、犬を飼ってね、人間らしい心持ちが出てきたの。

(安住紳一郎)人間らしい心持ちが出てきた?

綱切丸から教わったこと

(岩下尚史)出てきた。私、犬と一緒に暮らしてたから。私、東京に出てきてずっと1人だったでしょう? もう本当に心が冷え冷えとしてたんですよね。今、思うと。犬を飼ってね、ちょっと昨日もね、曙橋の上の方で散歩をしてたらね、犬を連れた奥さんとすれ違って。私がニコってしたら、犬が寄ってくるんですよ。それで私の膝にね、前足かけてね、私が手を出したら指の先を舐めるんですよ! なんかね、私はそれまでそんなこと、なかったの。本当に。あとね、スーパーに行ってね、ベビーカーを押してる奥さんがいるとね、私は先にお通しするの。「どうぞ」って。そんなこと、今までなかったんですよ。

(安住紳一郎)それを綱切丸から教わったと。

(岩下尚史)おかげ。一緒にいたから他者に対する……相手のことを考えるようになったの。

(安住紳一郎)思いやりがね。

(岩下尚史)うん。もう、うちの綱切丸君のおかげ。本当に。

(安住紳一郎)じゃあ、よかったですね。

(岩下尚史)よかった。私のように心が冷え冷えしてるね、利己主義者はやっぱり犬とか猫を飼うべきですよ。

(安住紳一郎)たしかハコちゃん、あれですよね。熊本のお母さんにも「あなたは本当に心の冷え冷えした子供だ」って結構、冷たく言われたことがあるって(笑)。

(岩下尚史)あなた、よく覚えてますね? それで私が犬を飼うっつったら「やめろ」って言われたんですよ。「お前みたいな口先だけのやつはね、犬はね、畜生だから見通すんだから。ごまかせないよ。人間と違って。だから懐かないから」って言われましたけどね、懐いてましたよ。

(安住紳一郎)そうですよね。それでいろいろ教えてもらってという。じゃあ、ちょっと寂しいですけど。なんていうか、いい養子先っていうんですか?

(岩下尚史)うん。もうとっても……しょっちゅう写真も送ってくださるし。幸せです。はい。

いろいろと状況が変わって綱切丸を飼い続けることが難しくなったという岩下さん。とてもいい方に綱切丸を引き継ぐことができたようで何よりです。綱切丸、新しい家族と幸せに暮らしてほしいですね!

岩下尚史 青梅の自宅を手放した理由を語る
岩下尚史さんが2025年1月5日放送のTBSラジオ『日曜天国』に出演。青梅の自宅を引き払い、都内に引っ越してきた理由を話していました。

安住紳一郎の日曜天国 2025年1月5日放送分

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