オードリー『だが、情熱はある』最終回を語る

オードリー『だが、情熱はある』最終回を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリーのお二人が2023年7月1日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『だが、情熱はある』の最終回を振り返っていました。

(若林正恭)あと、『だが、情熱はある』の最終回もあったからね。もう今……これ、34分だから。なんか、もしかしたらね、その春日のトークゾーンがなくなるかもしれないけど。

(春日俊彰)勘弁してくれよ、おい!

(若林正恭)喜んでるじゃないかよ(笑)。でも今日は絶対面白いトークだって。春日は。

(春日俊彰)いや、そんなことはないよ。

(若林正恭)楽屋、離れてるけど。サトミツの笑い声がガンガン響いてきていたよ?

(春日俊彰)どこがだよ! どこでよ?

(若林正恭)いや、前室にいたら……。

(春日俊彰)いや、なかったよ。「うーん……」って2人で言っていたよ。

(若林正恭)じゃあサトミツ、もしかしたらちょっと疲れていたのかな?

(春日俊彰)疲れすぎていて? 反転しちゃって、みたいな? そんなことはないと思うけども。いや、トークゾーンがなくなったら困るけども。まあ、でもやっぱり最終回だから。そこはね。ドラマも。なんかすごい作りだったね。

(若林正恭)ねえ。あれはびっくりしたよ。どうやって撮ってるのかな? で、俺役っていうか……だよね? 髙橋海人くんと森本くんがいて。で、髙橋海人くんと森本くんが入ってきて。あんなことが、できる? で、その水卜ちゃんからカメラが移動して……のところは何か、技術があるんだろうなって思うけど。

(若林正恭)差し入れに行った時とか、あれはどうなっているんだろう? 俺が差し入れして、そのまま海人くんと戸塚がいたもんね? でも戸塚くんはあれ、だいぶ春日ファンだね?

(春日俊彰)そうなのかね?

(若林正恭)すごい知ってるよ、あれ。本当に。

(春日俊彰)ああ、そう?

(若林正恭)やってないからでしょう? SNS、Instagram。戸塚くんのInstagramにすごく春日っぽい感じで文章を載せてたり。なんか写真とか……。だって春日の仕事の、ビルパンを履いてさ、ワンちゃんと触れ合うみたいなの、やってくれてるんだよ? これから先、あるのか? 戸塚くん、ビルパン履いて。

(春日俊彰)いや、ないよ!

(若林正恭)めっちゃ楽しそうで。あと、やっぱりイケメンだから七三にしてもかっこいいね。「流行ってるのかな?」みたいなね。

(春日俊彰)気持ち悪いとかじゃないもんね。いろいろとやってくれて。細かいところで。あれ、春日カレンダーをやってくれているじゃん?

(若林正恭)ああ、入っていた。

(春日俊彰)あれはどれぐらい……がっつり作っているのかな?

(若林正恭)それで今日、脚本家の方が他局でだけども。たまたま挨拶に来てくれて。で、俺がずっとラジオで「誰が(情報を)漏らしているんだ?」みたいに言っていたけれぢおも。なんかね、ぴあで連載してた時、あったじゃん?

(春日俊彰)ああ、なんか相談みたいなやつ。『オードリーの悪いようにはしませんよ。』だっけ?

(若林正恭)そうそう。本も出てるけどさ。あれとか、あとはなんか小声トークの本を出したよね。春日の家でやっていたトークイベントの。あれになんか、書いてあったりするって言っていた。だからその若い……31、2ぐらいでぴあの連載とかやっているから。高校生が近いじゃん? 今はもう、忘れちゃっているんだよ。で、それをしゃべっているんじゃない? 忘れちゃってるもんな。高校の頃なんて。

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(春日俊彰)いや、忘れてるね。それもあるけど、細かいところとかがもうさ……私のなんか私服の感じとかさ。クミさんと見ていて「これ、なんでわかるんだろうね? 春日が普段着ている服っぽいもんね」って。

(若林正恭)俺も海人くんの私服を見てびびったよ。あれも、なんかを見ているんだろうね。昔の写真とか。

(春日俊彰)とか、なんか今からもいろいろと、調べてくれてやっているんだよな。

(若林正恭)でさ、あれさ、『たりないふたり』の漫才とかさ、かが屋のさ、Creepy Nutsのラップもさ、すごかったじゃん? あれ、フルで撮っているんだよな。で、オンエアーではたぶん尺なんだよな。

クリー・ピーナッツ「たりないふたり」

(若林正恭)だからたぶん、『明日のたりないふたり』とかの漫才ももうちょい長く撮っているんじゃないかな?

(春日俊彰)いや、そうなんじゃない? 編集で……まんまじゃないんじゃない?

(若林正恭)あれ、本当に楽屋とかも、まんまだったもん。『明日のたりないふたり』で。あれ、本当に山ちゃんの革靴の音がコツコツコツコツ……なんか蛇腹みたいなので仕切られていただけで。ずっと聞こえてたんだから。

(春日俊彰)本番前に(笑)。歩いてるところをね。いや、本当にそうなのよ。細かいよな。

(若林正恭)あれ、本当はもっと最終回、詰め込んだら……素材はもっと長いんだろうな。

(春日俊彰)いや、そうじゃない? それはまあ、放送の尺があるからキュッとなっているけども。細かいところを……だって、舞台袖で見てるのとかも、普通に見ていて「あれ?」って思って1回、巻き戻して見たら「ああ、違う。サトミツじゃないわ」と思ってさ。

(若林正恭)俺もそれ、思った。

(春日俊彰)マスクしてさ、佐藤満が見ていて。「あれ? ここだけ本人が出てるのかな?」と思って1回、巻き戻して見て(笑)。クミさんと。「ああ、違うわ」って。

(若林正恭)あれ、本当にそうだったんだから。袖にサトミツだけいて。で、俺が袖の中で「無理だ……」って倒れて。で、サトミツが泣いて下向いてるから。「サトミツ、そういう無理だじゃないのよ。本当に無理なの」っつって(笑)。そのくだりがあったりしたから(笑)。あれは……すごい、なんつーんだろうな? もう本当に情熱だよね。スタッフさんと演者さんのね。

(春日俊彰)細かい……あと、あれもそうだった。あれも驚いたな。若林さんのさ、コラムの連載。あのページのさ、それももう1回見直したんだけどさ。下の方にちっちゃいスーツを着たさ、若林さんが映ってるじゃない? 1ページの。あれも、海人くんになっていたね。

(若林正恭)ああ、雑誌ね。

(春日俊彰)それはなんか、ありものの若林さんのやつを使うのかと思ったら……一瞬だからさ。ありものなのかな?って思ったら、あれもちゃんと、海人くんがやってるんだよな。

(若林正恭)だって最後エレベーターの中の『午前0時の森』のポスターも水卜ちゃんの後ろに俺がちっちゃく写っているのが海人くんになっていたしね。で、『DayDay.』も森本くんになっていて。で、東京ドームにね、戸塚くんと海人くんが。

(春日俊彰)行ってくれて。「東京ドームでやります」みたいな。告知もドラマでしてくれちゃってるわけだから(笑)。そうでしょう? あれ、びっくりしたよ。これからのイベントなわけだからさ。「うわっ、告知してくれてる」って。ラスタTみたいなのを着てさ。生春日みたいな。ありがたいなって思ってさ。

(若林正恭)でもあれも最初、始まる時は正直、お笑い芸人だったらみんな通ってるし。もっとヘビーだった人もいっぱいいるのよ。それを言うか、言わないかの美学で。俺は「言う」っていう、ある種あんまりかっこよくないことをするタイプの芸人だとは思ってるのよ。でも俺ってやっぱりしゃべるから。すごい自分のことを。だからあんまりかっこいいとは思ってないんだけども。だから「芸人さんから風当たり強いことを言われたりするかな? まあ、覚悟はしよう」とか思ったけれども。なんか結構、みんな夢中になって見てくれていたみたいで。「あの時のあの感じね」って言ってくれるよ。なんかナイツの土屋くんにも会ったら、見てくれていて。「あの時のあの感じね」っていう話とか、したわ。

(春日俊彰)ねえ。

(若林正恭)それで言うとさ、別に20代の頃に戻ってもいいっていう感じ?

(春日俊彰)うーん……いや。

(若林正恭)そういう感じでもない?

(春日俊彰)そうだね。うん、もういいね。

(若林正恭)もう無理だよな。さすがに。

(春日俊彰)その時はわかってなかったけど。むつみに住んでいた時は「まあ、れで40とかでいいか」ぐらいの感じはあったけど。今考えるとやっぱり、うん。異常な状態だなって(笑)。やっぱりむつみに今、シイナの三浦が住んでるからね。たまに行くと「ここはやっぱりきついよな」って。

(若林正恭)ああ、今、振り返ればね。住めば都だけどね。

(春日俊彰)でも三浦を見ていると「全然。快適で」って。でも、その感じもわかるのよ。そうだったから。だけど、「外の世界に出てごらん」って思うんだよね。そこしかないからさ。だから今からだと、なかなか厳しいなって思うよね。

(若林正恭)でもそのドラマのおかげで俺、20代は1日も戻りたくないって思っていたけど……M-1が2008でしょう? だったけど、なんか「結構、大事な人に20代で出会ってるな」と思って。そこはなんか、イメージを変えてくれたドラマだね。20代の自分の印象を。

(春日俊彰)まあまあ、いいこともあったと。

自分の20代の印象を変えてくれたドラマ

(若林正恭)それこそ、先輩もそうだし。リーダーとかもそうだし。青銅さんもそうだしさ。ナイツとかマシンガンズとかと出会ったのも20代の前半なわけじゃない? サトミツもそうだし。それはちょっと、思ったよな。そうだね。

(春日俊彰)そうね。今に繋がるというかね。そういうことはたくさんありましたね。

(若林正恭)でも山ちゃん、言ってたらしいけどね。最後、海人くんと森本くんがエレベーターに乗って閉まって『だが、情熱はある』で終わるっていう。「閉まる時の真ん中が水卜ちゃんだったな」って言ってたらしいよ?

(春日俊彰)もういいだろうがよ。勘弁してくれよ、もう。

(若林正恭)いや、勘弁しないよ。一生、その竹槍で勝負するんだから。あの男は。

(春日俊彰)恐ろしい……(笑)。

(若林正恭)勘弁させちゃダメだよ。伝統芸なんだから。言ったじゃん? 無形文化財だって。

(春日俊彰)ああ、そっかそっか。そうだね。

(若林正恭)だから、華道とか茶道みたいなもんだから。

(春日俊彰)なるほど。それは何道なの? どういうことなの?(笑)。

(若林正恭)ひがみ道。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 家元だ(笑)。

(若林正恭)ひがみ道を作った人だから。元々、なかったんだから。もう本当にすごいよ。ひがみ道。もう伝統芸能。無形文化財。で、なんか南原さんにも聞いたら、「山ちゃん、ドラマ見たよ。面白かったよ」って言ったら「いや、でもなんか最終回、若ちゃんのがなんかちょっとカリスマ性、ありませんでした?」って。南原さんは「本当にいいドラマだな」って思ったから山ちゃんに伝えたのに「でも南原さん、若ちゃんの方がカリスマ性あるような感じじゃなかったですか?」って言っていたみたいで。でも、これもひがみ道で言ったら本当に綺麗な湾曲が出てるからね。それは守っていかなきゃいけない。わかる人にしかわからない左右非対称だったからね。守っていかなきゃいけないね(笑)。

(春日俊彰)昨日今日じゃたどり着かない境地だね。

(若林正恭)そんなの、もう生まれた時からだから。元々。なんか、生まれた瞬間にひがんだって聞いたけどね。

(春日俊彰)えっ、何に対して? だってひがむもの、ないじゃん? ゼロなんだからさ。

(若林正恭)「生まれた瞬間に地面と天を指さしてひがんだ」って聞いたけどね。うん。

(春日俊彰)ああ、神というかね。すごいね。ひがみ道のね。

<書き起こしおわり>

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