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星野源と宇多丸『YELLOW DANCER』のスケべな魅力を語る

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スーパースケベタイム師匠(星野源さん)がTBSラジオ『タマフル』に出演。宇多丸さんと最新アルバム『YELLOW DANCER』のスケべな魅力について語り合っていました。


(宇多丸)今夜お送りする特集はこちら!『スーパースケベタイム師匠、大いに語る。いま、最も勢いのあるドスケベ、星野源のニューアルバム「YELLOW DANCER」を勝手にプロモーション特集』!『いま、最も勢いのあるドスケベ』。すごい紹介の仕方ですけどね。ということで、さっそくこの方をお招きしたいと思います。当番組のジングルの制作者として世界的な名声を誇るクリエイター。スーパースケベタイムさんです!

(スーパースケベタイム)どうも、こんばんは(笑)。スーパースケベタイムです!よろしくお願いします!

(宇多丸)あの、ちょっとスーパースケベタイムさんが若干キャラ的なところをどこに持っていってね、登場したらいいのか、ちょっと迷っていた感じなんで。

(スーパースケベタイム)そうなんだよね。いつの間にか『師匠』ってついていて、僕はもう、すごく動揺してるんです。

(宇多丸)そうですよね。いつの間にかそうですよね。師匠になってましたね。

(スーパースケベタイム)まあ、でもやぶさかではない。

(宇多丸)『スケベ』っていうと、やっぱりR師匠(R.ケリー)っていうのがありますからね。そこに引っかけてるんじゃないですか?やっぱり。

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(スーパースケベタイム)なるほど。そういうことですね。

(宇多丸)うん。エロの。

(スーパースケベタイム)あと、一言だけちょっと、一瞬だけみなさん、時間をいただきたいんですけど。(小声で)星野源です。本当は、星野源ですよ。はい!あとはもう。あとはもう、言わないんで!

(宇多丸)(笑)

(スーパースケベタイム)一応言っておいた方がね。一応言っておいた方が、後々・・・で、意外と伝わらないんですよね。

(宇多丸)そう!そうですね。

(スーパースケベタイム)こういネタって意外と伝わらないんで。一応、言っておいた方がいいかな?っていうね。

(宇多丸)たしかに。さすがでございます。ありがとうございます。親切設計でございます。こういうところがやっぱりあれだろうな。オーバーグラウンドで成功するか否かの差なんだろうな。これな。

(スーパースケベタイム)(爆笑)。ありがとうございます。

(宇多丸)さあ、ということでね、まあまあ、お気づきの方も多いと思いますが、スーパースケベタイムというのは偽名でございます。

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)まあ、スーパースケベタイムとしては本名、年齢、性別など一切不明ということでございます。

(スーパースケベタイム)そうなんですね。

(宇多丸)性別はわかるだろ?って話ですけどね。

(スーパースケベタイム)本当ですよね。

(宇多丸)まあ、いままでの経緯を説明いたします。2011年1月8日、この番組の投稿コーナーKOKOU(孤高)にてスーパースケベタイムの名でメールが採用され、華々しくデビューというね。

(スーパースケベタイム)2011年なんすね。

(宇多丸)メール職人ということです。

(スーパースケベタイム)ありがとうございます(笑)。

(宇多丸)メール職人でデビュー。そして2011年10月29日『第二回リスナーラップジングルへの道』の特集にて、スーパースケベタイムの名前で送ったジングルが見事、最優秀賞。ヘーゲルラップさんの作品とダブル受賞。あ、それ、聞きましょうか。これ、スーパースケベタイムさんの出世作。

(スーパースケベタイム)出世作(笑)。ありがとうございます!

(宇多丸)出世作、聞いてみましょう。
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スーパースケベタイム タマフルジングル曲



(宇多丸)これが世界的に名声を高めたジングルなわけですね。

(スーパースケベタイム)もう、宇多丸さんが『最後のギターの「キュッ!」までを聞きたい』と。それを言ってくださった時にもう私は本当、漏らすかと思いました。嬉しくて。

(宇多丸)いやいやいや、その一件を僕、でも思い出すたびに、思うのは、まあスーパースケベタイムさんも素晴らしいんだけど、俺、やっぱすごくね?っていう。

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)俺の耳のたしかさたるや!っていう。俺の審美眼のたしかさたるや!っていう。何にもなくてもね。まあ、ピックアップっていうか。プッとやるわけですからね。

(スーパースケベタイム)まったく、まったく誰にも言わないで応募したので。本当に、会社の人にも誰にも言わないでやったので。

(宇多丸)後にね、ドスケベな星野源さんとお会いした時に・・・その設定がどうなっているかわからないけど(笑)。『あの、実は僕なんです』っていうのを聞いて。もう、『えええーっ!?』ってね、なってしまいましたね。まあ、それを放送上でも発表なんかもしましたね。

(スーパースケベタイム)そうですね。約2年ほど黙ってました(笑)。

(宇多丸)そうですね。2014年11月1日にはリスナーラップジングルの選考委員長として出演していただきました。ということでちょうど1年ぶりの出演ということでございます、スーパースケベタイムさん。もうね、どういう設定で行けばいいかわかりませんけど。なんと、いま話題のアーティスト、星野源さんとはただならぬ関係。

(スーパースケベタイム)そうなんですよ。

(宇多丸)もう、あれですよね。だからその、ブロフェルドとボンドっていうか。鏡像関係ね。そういう・・・

(スーパースケベタイム)う・・・うん!うん!(笑)

(宇多丸)うん!(笑)。

(スーパースケベタイム)そうだと思います(笑)。

(宇多丸)『うん!』。もう、なんか適当なね。

(スーパースケベタイム)2人でひとつみたいなね、そういう感じで受け取ってもらえれば幸いです(笑)。

(宇多丸)2人でひとつ。いいですね。そんなスーパースケベタイムさんと仲のいい星野源という男がいま非常に・・・いま、星野源という人ですか。ねえ。

(スーパースケベタイム)星野源ね。すごいですよね。今ね。

(宇多丸)すごい露出量じゃないですか?だってTBSのテレビドラマ『コウノトリ』。また美味しい役を。

(スーパースケベタイム)ねえ。そうなんですよ。全く笑わないという役をやっていて。星野が。なんか、この間、笑ったんですよ。彼が。そしたらもう、すごいと。プロデューサーさんから。俺は星野くんから聞いたんですけど。プロデューサーさんが、とにかくその笑った時の反応がすごかったと。みなさんからの。

(宇多丸)やっぱりツンデレっていうのは効くんですね、これね。

(スーパースケベタイム)(笑)。それはちょっと、あんまりそこまで踏み込んだ発言がなかなかできにくい感じではありますね(笑)。

(宇多丸)なるほど(笑)。

(スーパースケベタイム)とにかく見てください。次回、最終回なんで。本当に、15分拡大ですので。ぜひみなさん、金曜10時。

(宇多丸)ドラマ自体ね、すごい評判高いですね。

(スーパースケベタイム)本当に評判で。僕も本当楽しい・・・あ、僕じゃない(笑)。うーん・・・こうね、だんだんグラデーション的に『俺』になっていくと思いますけど(笑)。

(宇多丸)味わい深い。味わい深い。いいですよ、そんなね。そしてですよ。そんな、ドラマ出演もさることながらですよ、本業なんでしょうか?本業なんでしょうか?音楽活動。12月2日発売のアルバム『YELLOW DANCER』がオリコン週間アルバムランキングで初登場一位を獲得!

YELLOW DANCER (初回限定盤A)

(一同)(拍手)

(スーパースケベタイム)おめでとうございます!

(宇多丸)いろんなチャートでも軒並み一位という。今年発売の男性ソロアルバムでは最高の初週売上を記録。そして、今年の・・・これ、みなさんご存知ですかね?ちょっとこんな、なんて言うの?そんなマイナーなね、そんな音楽番組の話とかしても、しょうがないと思うんだけど。

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)あの、まあ紅白歌合戦とかいう・・・

(スーパースケベタイム)(爆笑)。『とかいう・・・』とか言っちゃうんですね?

(宇多丸)とかいうね、場末のね、えー、紅白歌合戦にも出るという。

(スーパースケベタイム)すごい番組よ(笑)。

(宇多丸)噂には聞いてますけども(笑)。っていうかもう・・・

(スーパースケベタイム)星野は本当、夢だったらしいですけど。

(宇多丸)っていうか、ここに並んでいる文言が、なんて言うんですかね?にわかには信じがたい、すごいことばっかりですよね?

(スーパースケベタイム)(笑)。いや、本当ですよ。字面で見ると、改めて。

(宇多丸)だって、福山雅治とかそういう・・・だって、ドラマ出て好評で。アルバム出して、男性ソロアルバムではナントカで。で、紅白歌合戦でって。福山雅治ですよ!これ。

(スーパースケベタイム)あのね、宇多丸さん。そのカテゴリー、入れちゃダメ!

(宇多丸)(笑)。ダメ?ダメ?

(スーパースケベタイム)それは、ダメ(笑)。

(宇多丸)その名前は出しちゃダメ?

(スーパースケベタイム)先輩で、僕も大好きなんですけど。微妙に違うので。

(宇多丸)あ、微妙に違う?

(スーパースケベタイム)はい。そこは、ちょっと違う方がいいと思います。

(宇多丸)スケベっていう意味でもね、なんかその・・・

(スーパースケベタイム)あ、それは一緒かもしれませんね。そこは、はい。かなりドスケベみたいですね。星野さんは。

(宇多丸)ちなみにそのニューアルバムに関してですね、リスナーからお便りもいただいております。

(スーパースケベタイム)あ、そうですか。

(宇多丸)(お便りを読む)『宇多丸さん、スーパースケベタイムさん、こんばんは。今日はドスケベ界の紳士、星野源さんのニューアルバム「YELLOW DANCER」、略してエロダンを解説してくれるということで、楽しみすぎて仕事が手につきません。「Snow Men」や「桜の森」のような美しい情緒スケベな歌を作れるのは、さすが変態紳士のスケベ星野だなと思いました』。ディスられている(笑)。

(スーパースケベタイム)なにを言ってるのか、よくわからない(笑)。

(宇多丸)(お便りを読む)『このアルバムはまるで官能小説を読むかのような高揚感とほとばしる世界が広がり、聴き終えた時には恍惚となりました。こんな気持ちになるのはスーパースケベタイムさんの曲以来です』。だからその、ジングル以来。

(スーパースケベタイム)ジングル以来!相当狭いセンスをお持ちの方ですね(笑)。

(宇多丸)(お便りを読む)『ほとばしりすぎて、SNSの人気にスーパースケベタイムさんと星野さんがいかにスケベですごいのかという熱い気持ちをしたためましたが、卑猥になりすぎて誰からも返事がありませんでした。どうやら、静かに友達が減っているようです。次のスーパースケベタイムさんの新曲も楽しみにしています。これからもスケベとしてがんばってください』ということでございます。

(スーパースケベタイム)なるほど!ありがとうございます。スーパースケベタイムですからね。

(宇多丸)はい。ということで星野源さんのニューアルバム。あの、この間ね、ちょっと『トップ5』で、高橋芳朗がブラックミュージックのね。今日のその話が出ると思いますけど、最新ブラックミュージックの関連とかも言ってましたけど。ちょっと私、そのね、一応同業というか、音楽業界の端くれによる・・・

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(スーパースケベタイム)聞きたいですね。

(宇多丸)ちょっとまずね、『YELLOW DANCER』っていうタイトルが悔しいっていうか。やられたー!っていうかですね。あのね、これを考えていたわけじゃないんですよ。ライムスターの『Bitter, Sweet & Beautiful』の次に何をしようかな?っていう時に、なんとなく、こういう方向でこういうことをしようかな?っていう。まだ会議してないんですよ。会議する前の、これからプレゼンし合うんだけど。

(スーパースケベタイム)へー!頭の中に。宇多丸さんの頭の中に。

(宇多丸)それをいちばん表すのが『YELLOW DANCER』だーっ!

(スーパースケベタイム)やったーっ!

(宇多丸)『YELLOW DANCER』だったー!

(スーパースケベタイム)やってしまったー!(笑)。先にやってしまったー!

(宇多丸)ダメだーーーー!っていうね。これ以上に上手くまとまらない!みたいな。そんな感じでしたね。

(スーパースケベタイム)ありがとうございます。

(宇多丸)で、アルバムの内容ももちろん素晴らしかったんですが、その素晴らしさも、スーパースケベタイムさん、前回ジングルの時に来ていただいた時に、さっきの流したジングルを作った時の意図とかをお話いただいたんですけど。まさにその方向を全拡大というか。本格的にさらに高度な感じで昇華したアルバムになっていて。『あ、あの時のあれがちゃんと作品としてよりすごい形に昇華されている!』みたいな。

(スーパースケベタイム)ああー、ありがたいですねー。

(宇多丸)参りました。本当に素晴らしい。実は、ビデオなんかもね、ガンガン・・・結構実はすごい聞いてますよ。

(スーパースケベタイム)ああー、うれしいですね。星野もうれしいと思います。

(宇多丸)あの、ダンサブルな曲が・・・ちょっと後ほどね。あんまりちょっと、追い追い私もそこでコメントを足していこうと思います。ということで、『YELLOW DANCER』。まず、タイトルの時点でもう死んだというお話でございました。

(スーパースケベタイム)死んだ(笑)。新しい褒め方ですね。『死んだ』。

(宇多丸)死んだということですね。さあ、ということでスーパースケベタイムさん。ご友人であられます星野源さんの今回のアルバム。『スケベ』というキーワードをもとに解説していただくということなんですけども。じゃあ、よろしくお願いできますでしょうか?

(スーパースケベタイム)あ、そうですね。いかにこのアルバムがスケベかという。それを中心として、まずお話をしていきたいんですけども。今年の6月にリリースしたシングル『SUN』という曲があるので。まず、『SUN』という曲を聞いていただきましょうか。

(宇多丸)最高ですよね。もう。

(スーパースケベタイム)ありがとうございます。それではどうぞ。『SUN』です。

星野源『SUN』



(宇多丸)はい。ということで、リリースは5月だったそうで。

(スーパースケベタイム)5月でしたね。僕、ちょっと星野源じゃないんで。ちょっとミスってしまいました。スーパースケベタイムです。こんにちは。

(宇多丸)星野源さんの『SUN』。

(スーパースケベタイム)そうなんです。5月リリースの。

(宇多丸)これのビデオも素晴らしいというね。あれ、大変だったでしょ?ワンショットでやるの?

(スーパースケベタイム)あれ、でも最後にネタばらしみたいな。

(宇多丸)全体をこう、引いていってね。

(スーパースケベタイム)そうなんです。あれ、すごく楽しかったです。

(宇多丸)そうですか。ダンスもすごいですよね。本当ね。

(スーパースケベタイム)ダンスっていいですよね。

(宇多丸)ダンス、いい?まあ、『YELLOW DANCER』だけありますけども。

(スーパースケベタイム)僕、あの・・・『僕』ってもう・・・いいや!(笑)。

(宇多丸)いや、もう、うん!

(スーパースケベタイム)民族舞踊部っていうのに入っていまして。高校の時。ダンスをすることで、なんか生きている喜びみたいな。なんか無心になる良さっていうのがあって。音楽でも、ライブとかでも、まるで何も覚えてない時ってあるませんか?真っ白になって無になるような。お客さんとひとつになって、もうワーッ!っと。あの感じを踊りでも覚えまして。なので、その気持ちよさみたいなのをいつもやりたいなと思ってるんです。でも、ダンサーではないので。

(宇多丸)うんうん。でも、むちゃむちゃ細かい振りを。MIKIKO先生の振付を。

(スーパースケベタイム)そうなんです。MIKIKO先生が振付けていただいて。

(宇多丸)素晴らしいビデオでございました。

(スーパースケベタイム)ありがとうございます。You Tubeにあるのでね、ぜひみなさん、見てください。

(宇多丸)You Tubeにね、いろいろありますよ。ということで、その『SUN』をまずかけて・・・その心は?

(スーパースケベタイム)はい。『SUN』のスケべなところはですね、よく星野源のシングル曲っていうのはいろんな要素が入っているんですよね。『夢の外へ』っていうシングルの場合は、この番組でもお馴染み寺坂直毅という放送作家。彼の『夢の中で由紀さおりさんとデート、いつでもできるんです』という発言を聞いて、その由紀さおりさんを外に出してあげたいという気持ちから『夢の外へ』という曲ができました。



(宇多丸)ああ、なるほど。ほうほうほう。そうなんですね!?そんなこと、初めて聞きました。

(スーパースケベタイム)それと、あの時、ANESSAという日焼け止めのCM曲だったんで。『外に出る』という。『日焼けしようぜ』という。そういう意味も込めて『外へ』というエッセンスが入っています。それと、ネットのゲームで『ゆめにっき』っていうゲームがありまして。僕、大好きなんですけど。女の子が主人公で、家の中にいて。外に出ようとすると『嫌、嫌』って言って外に出ないんですね。

(宇多丸)うんうん。

(スーパースケベタイム)で、またベッドの中に戻るんです。それで、夢の中で冒険をするという。で、その女の子を外に出してあげたいという気持ちもあって、『夢の外へ』という。そういう風にですね、いろんなエッセンスをですね、いつも入れてるんですよね。で、この『SUN』という曲は、とにかく明るい曲が作りたいなと。

(宇多丸)うん。

(スーパースケベタイム)なんか、いろんな時代もあったり、いろいろエンターテイメントを見ていて、なんか明るいとか面白いとか、ただ楽しいとか、なんかそういうものがこれからもっともっと来るんじゃないかな?と。で、自分もそういう気持ちになりたいと。そういう意味で、明るいってなんだろう?って思った時に、太陽だなと。すごく単純なんですけど。

(宇多丸)なるほど。

(スーパースケベタイム)で、『SUN』というタイトルにして。で、自分にとっての太陽ってなんだろう?と思った時に、マイケル・ジャクソンだったんですよね。幼少期からずっと好きで。で、すごく、いろいろあって暗い子供になっちゃったところを、画面の中にいるあのスーパースターを見て、かっこいい!俺もなんかこういう場所に立ってみたいと。でも、その瞳の奥はめちゃめちゃ寂しそうっていう。

(宇多丸)そうですね。

(スーパースケベタイム)その寂しそうな感じに自分がすごくシンクロというか、勝手に感情移入して。その寂しそうだけど、あんなに踊ってかっこよくて。ステージに立つだけでみんなが失神するような。なんかその憧れも含めて、思いを込めて歌詞を書きました。

(宇多丸)マイケル・ジャクソンオマージュ。

(スーパースケベタイム)プラスですね、このTBSラジオでもお馴染み、バナナマンさんの日村さんの誕生日の歌を毎年作っているんですけど。その、前の年に作った曲のフレーズを入れ込みまして。

(宇多丸)うんうん。

(スーパースケベタイム)で、なんかラジオが関わった曲が作りたいなというのもあって。その日村さんの歌を作ろうと。で、そういうのもあって、日村の『日』を取って『SUN』という。

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(宇多丸)ああ、なるほど。いろんなかけが入ってるんですね。

(スーパースケベタイム)そう。いろんなかけが入っていまして。だからそういう意味も込めまして。なんて言うのかな?一言でいうと、たぶん要素ヤリチンみたいなことですかね。

(宇多丸)えっ!?要素ヤリチン?あ、いろんな要素とやっちゃっている?

(スーパースケベタイム)そうです。あの、要素4Pみたいな(笑)。

(宇多丸)要素4P(笑)。たいていの曲はそういうことだと思いますけども。

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)まあ、要素4P。なるほどね。

(スーパースケベタイム)まあ4Pは普通ですかね。ええ。

(宇多丸)ちなみにマイケル・ジャクソン。ディスコ感みたいなのが入ってるじゃないですか。BPM。曲の早さ。Beats Per Minuteってどんぐらいですか?

(スーパースケベタイム)ええと、数字は忘れちゃったんですけど、100ちょいぐらいだったと思いますね。ちょっと遅めの。

(宇多丸)このね、遅めのディスコ感が僕はスケベだと思いましたね。

(スーパースケベタイム)ありがとうございます。

(宇多丸)わかってるねー!わかってるねー!おいおい!

(スーパースケベタイム)あの、サビの後に『Ah, Ah♪』っていうくだりがあるんですけど。そこがいちばん気持ちいいBPMにしたんです。

(宇多丸)おおー!

(スーパースケベタイム)Jポップではちょっと遅いぐらいなんですけど。でも、これぐらいがいちばん腰が動くという。とにかく腰が動かしたかったという。

(宇多丸)これ、スケベじゃないですか。

(スーパースケベタイム)スケベですね。

(宇多丸)同時に、なんかブラックミュージック感みたいなのを、結構本質言っちゃうけど・・・

(スーパースケベタイム)ぜひぜひ。

(宇多丸)あの、たとえばそのディスコ感であるとか、落とし目のBPMとか、まあループ感じゃないですか。ブラックミュージックって。それを、でもすごくちゃんとJポップにしてるじゃないですか。それってどういう構造なのかな?って思ったんですよね。

(スーパースケベタイム)ええとですね、アルバムを作ろうと思った時に、やっぱりブラックミュージック大好きなので。ちっちゃい頃から大好きで、そういうステイ感っていうんですかね?最初から盛り上がって・・・

(宇多丸)上がりきらない。

(スーパースケベタイム)そうなんです。そうなんです。ずっとイキそうみたいな。ずっとイキそうで、射精させてもらえないみたいな。あの感じ、あるじゃないですか。

(宇多丸)いや、まさにそれです。

(スーパースケベタイム)その気持ちよさがずっと続いているみたいな。なんかその感じをやりたいんですけど。それってJポップと真逆なんですよ。方向が。

(宇多丸)そうなんですよね。やっぱり展開があって、Aメロ、Bメロがあって盛り上がって。

(スーパースケベタイム)盛り上がって、ワーッ!っと。

(宇多丸)転調とかね。そういうのがJポップですからね。

(スーパースケベタイム)そうなんです。なので、なんかブラックミュージックのニュアンスを追求しようとすると、もうJポップからどんどん離れていく。で、あと、飽きてくる自分がいたんですよね。で、ニュアンスを追求すると真似みたいにどんどんなってきて。で、たとえばアース(・ウィンド・アンド・ファイアー)とか、マイケル(・ジャクソン)とか、アイズレー・ブラザーズとか。いろんなもののニュアンスとかを真似しようとしていくと、ぜったいにそれより一番になれない。

(宇多丸)うんうん。

(スーパースケベタイム)あの、どれだけニュアンスを真似しても、『いやいや、ディアンジェロ聞くから。ディアンジェロ聞くよ』ってなってしまうんじゃないかな?って自分で思ってしまって。やっぱり俺、日本人なんだなと。自分は本当にJポップが大好きで、あの展開も大好きなので。とにかく、その両方の手綱をぜったいに離さないまま最後まで俺は行くんだ!っていう。

(宇多丸)うんうんうん。

(スーパースケベタイム)で、その中で、曲の構造もAメロ、Bメロ、サビってあるんで、そのもう1回、歌詞のない『Ah, Ah♪』っていう。第二のサビみたいなのが来るっていう。それはアース感というか。『La La La La♪』みたいな。そういう感じも含めて、イントロ、Aメロはブラックミュージック感があって、サビはJポップ全開で。でも、その後にもう1回、イントロに戻る前にもう1個の、俺の思うサビがあるっていう。なんかそういう構成だったりとか。あと、それこそBPMのちょっと遅さとか。あと、楽器の少なさ。意外と少ないんです。この曲。

(宇多丸)うんうん。

(スーパースケベタイム)それも、メロディーのキャッチーさでカバーしたりとかっていう。その、なるべく手綱を離さないようにっていう。そのコンセプトが『YELLOW DANCER』っていうタイトルにつながってくるという。

(宇多丸)でしょうね!でしょうねえ!チクショー!

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)なんでしょうねえ!いや、まさに聞いていて、『星野めー!』って思っていたことの、まさに。本当にそういう風にね。でも、絶妙なバランスなの。だから。この、こういう風にブラックミュージックを昇華っていうか、消化昇華したJポップはなかなかないよ。意外と。もっと、たとえばもっと本場的な雰囲気のコピー。コピーごと雰囲気で出せる人、いるじゃん。それはそれでいいと思うんだけど。

(スーパースケベタイム)はい。

(宇多丸)このバランスで。だからね、あえて言えばオザケンの復活後のアルバム、なんだっけ?『Eclectic 』?の、目指そうとしていた地平ってこんな感じだったのかな?とか。

(スーパースケベタイム)ああー。

(宇多丸)勝手に、いろいろ。でも、それをもっとすごい肉体化した感じでできちゃっている。っていうか、普通に売れる曲としてやってきちゃっているみたいなのが。星野めー!ほーしーのーめー!

(スーパースケベタイム)(笑)。宇多丸さん、顔がめちゃめちゃプルプル、ピクピクしてましたけども。

(宇多丸)うん。っていうぐらいね、まさに『SUN』1曲だけでも広がっちゃいましたけども。

(スーパースケベタイム)星野は本当に喜んでいると思います。ありがとうございます。

(宇多丸)じゃあどんどんちょっと、スケベラインね、紹介してください。

(スーパースケベタイム)じゃあ次は『桜の森』という曲を聞いていただきたいですけど。大丈夫ですかね?それではじゃあ、まず聞いていただきましょう。星野源で『桜の森』。

星野源『桜の森』


※動画3:40からスタートします

(宇多丸)はい。『桜の森』。かっこいいです。

(スーパースケベタイム)ありがとうございます。

(宇多丸)かっこいいでーす。このストリングスの入れ方とかも品が良くていいです。いいです・・・

(スーパースケベタイム)(笑)。うれしい。伏し目がちの(笑)。

(宇多丸)いいです・・・(笑)。サングラスの奥がね、伏し目がちにっているという。こちら、スーパースケベタイム師匠としてチョイスされた理由は?

(スーパースケベタイム)はい。あの、まず歌詞がスケベですよね。まず、『あそこの森の』っていうのがもう・・・もう、ダメです(笑)。

(宇多丸)ちょっと待って下さい。あの、AMラジオで『あそこの森の』って。この言い方をすればね、そりゃ、鶴光師匠的なものですよ。それは。

(スーパースケベタイム)(笑)。『乳頭の色は・・・』。

(宇多丸)(笑)。言い方。言い方でね(笑)。

(スーパースケベタイム)『あそこの森の 満開の下』(笑)。

(宇多丸)で、まあそのね、春で生き物たちがモコモコっていうのね。これはやっぱり生命力っていうのはスケベですもんね。

(スーパースケベタイム)そうなんです。そうなんです。『僕はただ見ている』というサビなんですけど。なんて言うか、イメージとしては上に乗ってくれている時の女の子を見ているみたいなイメージです。

(宇多丸)そっちですか!?

(スーパースケベタイム)『足を開け』っていう歌詞もあるんですよ。

(宇多丸)『胸を開け 足を開け』。

(スーパースケベタイム)『踊るならば』っていう。なんかそういうのも、なんて言うか官能的な日本文学ってあるじゃないですか。あの感じをちょっとディスコクラシックというか。ソウルミュージックとかけ合わせてみたいなと。

(宇多丸)官能っていうのはまさにそのブラックミュージックの、やっぱり機能の大きな機能だし。そこをトレースするのがまた、難しいところじゃないですか。イエローダンスミュージックとしては。そこにトライしたってことですかね。

(スーパースケベタイム)はい。なのでやっぱりブラック的なスケベとジャパニーズスケベっていうのはまたぜんぜん違うんですよね。なのでやっぱり俺たちがグッと来るのはジャパニーズスケベなのではないかな?と。一部ね、北欧趣味の方もいらっしゃいますけども(笑)。

(宇多丸)北欧趣味(笑)。スケベ。

(スーパースケベタイム)やっぱりジャパニーズスケベがいいなと。

(宇多丸)たしかに、ブラックミュージック、まんまスケベをトレースすると、要するに本当はうっとりできないR&Bバカリリックの世界になってくる。俺たちが聞くとちょっと笑っちゃう世界になっちゃうっていう。

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(スーパースケベタイム)そうなんです。そうなんです。

(宇多丸)だからこういうちょっと文学的な表現になってくる。

(スーパースケベタイム)はい。ちょっと隠れているような。

(宇多丸)先ほどのお便りの方なんかは、まさにそれにほとばしってしまったわけですよね。

(スーパースケベタイム)そうですよね。だから、スケベセンサーがかなりある、敏感肌なんだと思うんですよね。

(宇多丸)なんでもそういうたとえで言っているだけじゃないんですか?

(スーパースケベタイム)あと、実はこれ、2013年末にできたんですけど。2013年。いろいろあって。星野源、ちょっと休んでました。病気があって。で、その時に音楽を聞けなくなっちゃって。で、夜中に散歩をするのが好きだったらしいんですね。星野源。で、iPodで音楽を聞きながら街を徘徊するっていうのが好きで。でも、音楽を聞けなくなっちゃって。でも、散歩を辛いけど、休んでいる間にしようと思って。で、行って、とりあえず持っていってみようってiPodのランダムで設定して。流れた1曲があるんです。

(宇多丸)うん。

(スーパースケベタイム)それが、プリンスの『I Wanna Be Your Lover』だったんです。それを聞いて、



(宇多丸)ほー。

(スーパースケベタイム)それを聞いて、夜、もう真っ暗で。自分の心も真っ暗だったような景色がパッと明るくなって。なんて楽しい音楽なんだ!って。それまで、どの音楽を聞いても辛かったのに。自分ができないから。でも、すごく楽しくて。なんか励まされているような気がして。俺もこういう音楽、作りたいと。

(宇多丸)おおー!

(スーパースケベタイム)で、やっぱりプリンスって本当に全身からスケベが(笑)。

(宇多丸)まあ、たしかにそうですね。

(スーパースケベタイム)で、それもあって。でも、それの日本版というか。俺の中のスケベなポップスであり、ダンスクラシックをやろうという。そういうコンセプトもあって、『桜の森』という曲ができたそうです。

(宇多丸)すごいでも根源的な・・・安っぽい言葉になってしまいますけども、音楽の力みたいなところを実感したってことなんですね。マジでね。

(スーパースケベタイム)なんかあの、中学生の時とかに、音楽にウワーッ!っと救われる時、あるじゃないですか。あの感じが、この歳になってもう1回来て。ピュアな音楽の素晴らしさみたいなものが。言葉じゃない、垣根を超えた何か。そういうものに触れた1曲だったんですね。

(宇多丸)なるほど。なるほど。で、それをいろいろ突き詰めていった結果、日本的な官能。スケベな歌詞にも昇華して『桜の森』とかができてきたということですね。星野めー、やるなー、おい、星野は。

(スーパースケベタイム)星野、やる!スケベだな!おい!

(宇多丸)スケベだな!おい!誰だ、おい!

(スーパースケベタイム)『誰だ、おい!』(笑)。

(宇多丸)さあ、ということで師匠。さらにお願いします。

(スーパースケベタイム)もう1曲。『Snow Men』という曲がありまして。

(宇多丸)これもいいですね。これこそまさにね、ちょっとディアンジェロスタイルというかね。

(スーパースケベタイム)聞いていだきましょうか。星野源で『Snow Men』。

星野源『Snow Men』



(宇多丸)はい。ということで星野源さん『Snow Men』。お聞きいただいておりますが。こちらをチョイスしたのは?

(スーパースケベタイム)この曲はですね、まあタイトル通りスノーマンが空を飛んでいるみたいなイメージでちょっと曲を作ろうと思って。で、そういう見下ろしている感じ。人間とちょっと違うものが、僕たちがわらわらしてたりとか。いろいろやっている様を見ているみたいな。鳥がちょっと人間を見ているみたいな。で、なんか優雅なんだけど、ちょっとだけうらやましいと思っているみたいな。そんなイメージでちょっと曲を作りたいなと思って作ったんですけど。プラスで、スケベな曲にしたいなと。

(宇多丸)なるほど。

(スーパースケベタイム)ビートもかなりスケベ。ドラムのバスドラの音をとにかくスケベにしたいなと。

(宇多丸)ほう。どうやるとスケベになるんですか?

(スーパースケベタイム)『ドゥッ』っていうあの・・・(笑)。なんて言うんですかね?日本の音楽のバスドラってあんまり止まんないんですよね。『ドゥン、ドゥーン』って。

(宇多丸)ああ、わかった。キレか。

(スーパースケベタイム)で、その『ドゥッ、ターン!』ってあの、『ドゥッ』と『ターン!』のスネアの間をすごくスケベだと思っていて。俺は。

(宇多丸)間がファンクですよね。ファンクは間ですからね。ああー。

(スーパースケベタイム)はい。その感じをかなり追求して、ドラムの音をかなりこだわって作りました。

(宇多丸)これ、まさに僕、いま聞こうとしていたことで。今回のアルバム、ミックスすごいこだわったっしょ?っていう話を。まさに。

(スーパースケベタイム)こだわりました。エンジニアが渡辺省二郎さんという方で。なんて言うか、かなりこだわって。特にドラムとベースの音にかなりこだわって。録りの時から、スネアをもっと止めようと。『ターン!』って。この『ターン!』のトリガーの位置というか。止まる位置。そこらへんも含めて、かなりこだわって作りましたね。

(宇多丸)それもだから、ブラックミュージックのいまっぽい感だよね。いまのブラックミュージック感ですよね。

(スーパースケベタイム)あの、昔の機材では出せなかった。どうしても奥に行っちゃっていた音を、いまなら出せるぞっていう。でも、またそのいまの音の形では出しすぎていたりとか、伸びすぎていたり。あと、コンプをめちゃめちゃオンエアー用にかけるために、どうしても潰れて伸びてしまうという。だからいま、ラジオコンプっていうのがかかるので。またちょっといま、変わってきていると思うんですけど。CDとかで聞いてもらえるとかなり適切な。

(宇多丸)絶妙な乾きと湿度。でも、乾き感だよな。うん。これなんかまさにそうですよね。

(スーパースケベタイム)で、歌詞も『君の中を泳ぎながら』という。まさにこう、女の子の上を泳いでいるようなイメージから始まり、『山上を越えた』って。山上はおっぱいですよね。やっぱり。で、夕方の、カーテンが開いていて夕日が差し込んでいる中でセックスしているみたいなイメージだったんですよ。

(宇多丸)ああー。なるほどね。

(スーパースケベタイム)で、おっぱいを越えると夕日が顔に映っているみたいな。

(宇多丸)本当にそういうことを考えて書いているんですか、それ?

(スーパースケベタイム)あ、本当です。

(宇多丸)マジで?あ、そうなの?

(スーパースケベタイム)で、『胸に降り積もる光』っていうのはおっぱいに出した時のイメージですね。

(宇多丸)(笑)。いいんですか?それ。そこまで・・・仮にそうだとしても、いいんですか?それは(笑)。

(スーパースケベタイム)で・・・(笑)。『君が振り返る時は ただ羽を広げさよなら』っていうのは、イッてしまった後の賢者感のもう・・・早くさよならしたい!っていう、あの男の最低な部分。あのどうしようもない感じの。

(宇多丸)ああ、そうなんですか!?

(スーパースケベタイム)最低だろ?っていう。それを、なんて言うかすごく美しく書きたいっていう。最低なんだけど、美しく書きたい。あと、それプラス、歌詞でも『僕らは消える愛だ』ってあるんですけど。人間っていうのは消えてしまうんですけど。雪みたいだなと。なので、タイトルを『Snow Men』。雪の民みたいな。そんな意味。なので、淫靡な部分もあるけど、美しい部分も同じぐらい描きたいなと。

(宇多丸)まあ性自体がね、生きることの実感であり、パッとはいて終わりっていうね、ことですもんね。

(スーパースケベタイム)その儚さも含めて1曲にしたいなと。

(宇多丸)あと、まあスノーとかも下品なたとえをすれば、いくらでもいけそうな感じがありますけどね。

(スーパースケベタイム)そうなんですよ。また、俺が思ってもないところで、リスナーの人が発見してくれる時とかもきっとあると思うので。『あ、俺、そこ考えてなかった』みたいな。

(宇多丸)『そこまでスケベじゃなかったわ、俺』みたいな。

(スーパースケベタイム)そこまでスケベじゃなかった(笑)。

(宇多丸)いいね。歌詞のさ、勝手な深読み投稿もの、できるよな。

(スーパースケベタイム)ああ、それいいですね。

(宇多丸)それ、いけますね。

(スーパースケベタイム)これ、前に自分のラジオ番組でやっていました。勝手に『ここは絶対にこうだ!』っていう。ぜひ、次やりましょう。

(宇多丸)『YELLOW DANCER』でもそれはね、楽しめることでございます。さあ、ということでスケベタイムさん。バンバン行くましょうか。

(スーパースケベタイム)それではですね、これ、ぜひフルでできれば聞いていただきたきたいんですけども。リード曲でございます。『YELLOW DANCER』収録の星野源で『Week End』。

星野源『Week End』



(宇多丸)すごいですね(笑)。

(スーパースケベタイム)すごい(笑)。俺、こんなの初めてですよ。

(宇多丸)あえて。この長い・・・フェードアウトのカーブが長いですよね。

(スーパースケベタイム)長いんですよ。これ。

(宇多丸)この長いカーブをいま、我々中で・・・

(スーパースケベタイム)『まだしゃべっちゃダメ!』って(笑)。

(宇多丸)『我慢して!我慢して!』って。最後までね。でも、まさにこの長いフェードアウトも意図っていうか。

(スーパースケベタイム)はい。やりたかったんですよね。なんて言うか、収まらない感じっていうんですかね。歌のサビよりちょっと『La La La』の方が長いんではないか?という。

(宇多丸)もはや。それこそアース・ウィンド・アンド・ファイアーにあるようなやつですよね。

(スーパースケベタイム)で、もうフェードアウトするしかないみたいな。

(宇多丸)もう、テープが終わりますみたいな。

(スーパースケベタイム)そうなんです。収録時間の関係で、早く切り上げましたみたいな。なんかそういう感じもやりたくて。で、実はですね、この『Week End』という曲にはですね、もう1回、本当はチャレンジしたいことがあって。実はできなかったんですけど。『桜の森』『SUN』『Week End』っていうのは自分の中でつながっている曲で。どんどんどんどん階段を登っていくようなイメージで作ったんですね。

(宇多丸)うんうん。

(スーパースケベタイム)で、集大成みたいなのもあって。もう1回、ラジオ曲としても作りたいなと。ラジオの音楽として。『SUN』で、その日村さんのメロディーを入れたっていうのもそうなんですけど。もう1個、やりたくて。本当は、間奏に私、スーパースケベタイムが作った間奏を本当は入れたかったんです。

(宇多丸)えっ?ひょっとして例のあれですか?

(スーパースケベタイム)例のあの曲を入れたかったんですけど。なぜできなかったか?っていうと、『Week End』のBPMが早すぎて言葉がはまらなかったっていう。

(宇多丸)ああー、たしかにぜんぜん違いますもんね。

(スーパースケベタイム)『Saturday』っていうのが入らなくて。で、『Week Endなんでウィークエンドシャッフルだろう』と。まず。で、ウィークエンドシャッフルとしての曲、スーパースケベにはあるじゃないかと。で、入れたんですけど、ダメで。でも、それでも引き下がれなくて。あの曲のバックコーラスで『ウィークエンドシャッフル』っていうのがあるんですけど。それだけを入れたバージョンっていうのを実はもう、作っていて。

(宇多丸)ほう!

(スーパースケベタイム)その、でもボコーダーで入れたんですけど。それ、ちょっとあるので。いま、聞いて・・・

(宇多丸)これ、ちょっとスーパーレアバージョンっていうことですよね?ボツバージョン。

(スーパースケベタイム)ボツバージョン。『Week End』の間奏を聞いてください。どうぞ。

(ボツバージョン 間奏を聞く)

(宇多丸)サブリミナルですね。これ。

(スーパースケベタイム)そうなんです。もう、ちょっとだけ聞こえるというね。『Weekend Shuffle, Keep On Dancing』って言ってるんですけど。

(宇多丸)おいおいおい!

(スーパースケベタイム)もう1回、聞きましょう。

(ボツバージョン 間奏を聞く)

(宇多丸)こんな・・・こんなサブリミナル程度なら、入れてても入れてなくても同じじゃないですか?これ、入れてもよかったんじゃないですか!?これ。

(スーパースケベタイム)(笑)。違うんですよ。これ、実はないバージョンが実際に採用されているんですけど。あの、ボコーダーにしたら、なんか70年代感みたいなのを記号として使っている感じに受け取られちゃうと嫌だなっていう。

(宇多丸)ああー、なるほどね。

(スーパースケベタイム)だからそれだけになっちゃったので。ちょっと今回は止めようと。

(宇多丸)アース感みたいなのもね、諸刃の刃ですからね。本当ね。そういうものっていうかさ。そういう感じの。なんて言うか、パロディーとは言わないけど、なんか・・・

(スーパースケベタイム)そうですね。パロディーにはなりたくなかったっていうのはありまして。

(宇多丸)いや、懸命な判断だと。そのね、その1個のなんとなくの感じの微調整がちゃんと。1個1個のネジがちゃんと締まってるんですよね。このアルバムはね。

(スーパースケベタイム)ありがとうございます。あと、1個だけ。その、いまのの『Weekend Shuffle Weekend Shuffle・・・ナントカカントカ』って最後、言ってるんですよ。で、めちゃくちゃおっきくしないと聞こえなくて。で、たぶんぜったいにわからないんですけど。そこを、ちょっともう1回、聞いてほしいんですけど。

(宇多丸)もう1回。おお。

(スーパースケベタイム)先にこれ、ワード言った方がいいですか?『すっげーセックスしてーな』って言ってるんです。これ、ぜったいにわかんない。もう1回、聞いてみてください。どうぞ!

(ボツバージョン 間奏を聞く)

(宇多丸)わかんねーよ!

(スーパースケベタイム)『すっげーセックスしてーな』って言ってて(笑)。

(宇多丸)わかんないよ!それ。で、サブリミナルスケベ感ね。

(スーパースケベタイム)そうです。サブリミナル。たぶんこれ、『スケベしてえな』ってみんな思うと思います。聞いた人は。

(宇多丸)うん。『なんかこの曲聞くと、エロい気持ちになるんだよね!』って(笑)

(スーパースケベタイム)(爆笑)。それ、『RAMPO』の。昔あった映画『RAMPO』の(笑)。

(宇多丸)サブリミナルバージョンね。

(スーパースケベタイム)『RAMPO』のやつ。

(宇多丸)それ、でも音楽の力じゃねーよな、もう?っていうね。うん。ってことですけどね。いや、ありがとうございます。トライしていただいただけでもありがたいことです。もう、『Week End』っていうタイトルだけでね、嬉しいですよね。

(スーパースケベタイム)で、これ、やろうと思えばハマるので。ジングルのメロディーが。みなさん、好きにやっていただいて構いませんので。やってみてください。

(宇多丸)はい。ということでございます。ということで、ここまでですね、スーパースケベタイム師匠にいろいろお話をうかがって来たのですが。師匠たってのご希望でですね、ちょっともう1人、スケベ応援団。

(スーパースケベタイム)はい。ちょっと友達を呼びたいんですが。僕と星野源さんの共通の知人っていうのがいまして。その人、ちょっとLINEで呼びたいんで。ちょっとLINEしていいですか?

(宇多丸)LINEで呼べる距離にいるんですか?

(スーパースケベタイム)はい。そうなんです。

(宇多丸)じゃあちょっと、LINEで呼び出している間にお知らせ挟んでいいですか?じゃあ、CMの後、ドスケベ仲間、登場します。

(CM明け)

(宇多丸)ゲストはスーパースケベタイムさんです。

(スーパースケベタイム)こんばんは。星野源ではなく、スーパースケベタイムです!よろしくお願いします。

(宇多丸)はい。ということで。念には念を押しといた方がいいですね。さあ、ということで先ほどスーパースケベタイムさんからLINEで呼びだされたというスケベ仲間ね。動きが早いです。なんでそんなに早く来れるのか!?ご紹介しましょう。こんな方がスタジオに来ております。どうぞ!

(橋本吉史)はい。TBSラジオのプロデューサーの、スケベ仲間の橋本吉史です。こんばんは。

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)なぜ、あなたがここに?

(橋本吉史)いや、もうやっぱりスケベ仲間なんですよね。スケベ師匠とは。

(スーパースケベタイム)そうなんですよね。

(橋本吉史)だいぶ前から。『メタルギアソリッド』の話をしたりとか、そういう。

(スーパースケベタイム)よくLINEを。

(橋本吉史)LINEをやったりとかね。共通の知人として。

(宇多丸)『メタルギアソリッド』の話をするのはスケベなんですか?それは。

(橋本吉史)あと、『マッドマックス』の4Dを見に行ったりとか。

(スーパースケベタイム)まあ、4人でね。

(橋本吉史)みんなで見に行ったりとか。あと、夜中にプレステ4を無理やり僕が買わされたりという。

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)それはちょっと聞いたことがあるんですけど。それは何なんですか?それは。

(スーパースケベタイム)とにかく『P.T.』っていうゲームをやってほしいと。Playable Teaserっていう、もういま、いろいろあってないんですけど。メタルギアの小島さんと、ギレルモ・デル・トロさんが作ったホラーゲームがあって。『それをとにかくやってほしいから、ぜったいに買ってください!』と。でも、『俺はX BOXだからって買わない』って。『俺もX BOX大好きなんですけど、その気持ちは重々わかってますが、やるべきです!』と。

(橋本吉史)で、『わかった!』って。

(スーパースケベタイム)夜中のTSUTAYAに(笑)。

(橋本吉史)ご飯食べてたんですけど、その足で渋谷のTSUTAYAに行って、ハードを買うっていう。

(宇多丸・スケベ)(笑)

(橋本吉史)2人でハードを。人がハードを買う瞬間って結構ほら、あるじゃないですか。それを見せたっていう。サシで。

(スーパースケベタイム)あれはだから、かなり接近した感じが。心と心が。

(橋本吉史)まあ、なんかだからエロい気持ちみたいなのが高まっている状態で。僕も短い時間でちょっと、いろいろ話したいことがあるんですよ。

(宇多丸)そうですか。はいはい。

(橋本吉史)もう、いかにエロいか?っていうか。その星野源さんがやっぱり、どんどんエロくなっているっていう。

(スーパースケベタイム)(笑)

(橋本吉史)僕がすごいな!と思ったのは『地獄でなぜ悪い』っていう曲がありまして。それは2013年の曲ですけど。僕はそれを聞いた時に、まあエロいな!って思ったんですよ。



(宇多丸)ほう。

(橋本吉史)まあ、いままではブラックミュージックみたいなアプローチの話をしてましたけど。僕はちょっと歌詞の内容とか、そっちの話をしたいなって思ってるんですけど。なんかこう、復帰後のすぐの曲だったんですけど。ネガティブな日常の肯定みたいな歌なんですよね。詳しく引用していくと長いんですけど。で、その敗北者が敗北者として輝くためのアンセムみたいな風に僕はすごく聞こえて。

(宇多丸)うん。

(橋本吉史)これはもう、ラジオでかけるべき。音楽が人を救う曲だなって。真面目な話、あって。『ただ地獄を進む者が悲しい記憶に勝つ』っていう。もう、『ロッキー』か!?っていう。そういう気持ちになったんですね。それがこのジャンクブルースのすごくゴージャスな音で、ポジティブな音で流れるっていう。そこにすごく感動して。それから結構、星野源さんの音楽をワーッと追うようになってきて。それを追っていくうちに、どんどんエロくなっていくわけですよ。音が。

(宇多丸)おお。たしかに。

(橋本吉史)で、今回のアルバム『YELLOW DANCER』っていう曲を聞いた時に、『まあ、エロいな!なんだ、こりゃ!?』っていう。

(スーパースケベタイム)(爆笑)

(宇多丸)さっきから『エロい』しか言ってないんだけど。

(橋本吉史)日本人が作るもの、ジャパニーズソウルってさっきおっしゃいましたけど。その、いまの時代にあるべき、どストレートなJポップであり、ブラックミュージック要素が入ったもの。まあ、高橋芳朗さんは『こういうブラックミュージック要素が入ったものがこうやって売れていることが痛快だ』っていう風に番組でもおっしゃってましたけど、まさにその通りで。ラジオ番組がこのアルバムを本当に推さなきゃダメだなって。だから、星野源さんが人気者だから呼んでるというよりは、このアルバムがとにかくすげーから推してかなきゃダメだなっていう。そういう気持ちになったっていうことですね。

(宇多丸)うんうん。

(橋本吉史)で、時間があんまりないんでね。ササッと行きますけども。僕、その中で『時よ』っていう曲を聞いた時に、もう『即ハボ!』って思ったんで。

(スーパースケベタイム)(爆笑)

(宇多丸)『即ハボ』?

(橋本吉史)はい。まあ『即ハメボンバー』って言いまして。いきなりエロい。いきなりすげー!と思ったんで。

(スーパースケベタイム)(笑)。あの、口でしゃべる音で初めて聞きましたよ。『即ハボ』。俺、ディスプレイの中ではありますけども。

(宇多丸)即ハメボンバー。

(橋本吉史)ちょっとでもいいから、聞いていただきたい。星野源さんで『時よ』。

星野源『時よ』



(宇多丸)はい。『時よ』。

(橋本吉史)ほら!いきなり良くないですか?

(宇多丸)素晴らしい。あの、ビデオモネ。

(スーパースケベタイム)踊っている。はい。

(橋本吉史)これはね、僕が思うに、『時』は『東京』ともかかっているんですけど。時間の経過みたいなもの。季節感みたいなものもすごく大事にされている星野さんなんで。そういった、日常の肯定感みたいなものは僕、ライムスターの『Still Changing』とか『人間交差点』とも通じるものだなっていうのがありつつ。

(宇多丸)あらあら。すいませんね。

(橋本吉史)いや、本当にありふれたシチュエーションのエロさみたいなのを感じて。

(スーパースケベタイム)(笑)

(宇多丸)『エロさ』っていうのは、もう『良さ』ね。

(橋本吉史)ああ、良さ。

(スーパースケベタイム)それ、イコールいいですね。『良さ』イコール『エロさ』。

(橋本吉史)生きてるな!っていう感じがします。ちょっと、短い時間になっちゃいましたけど。

(宇多丸)ありがとうございます。

(スーパースケベタイム)本当にうれしいですね。

(橋本吉史)最高です。

(スーパースケベタイム)星野も喜んでいると思います。

(宇多丸)もう、いいですけどね。

(橋本吉史)抜きどころ、たっぷり!

(スーパースケベタイム)抜きどころばっかり(笑)。

(橋本吉史)もうドンピシャのAVだと思いますよ。

(スーパースケベタイム)(爆笑)

(宇多丸)えっ?ドンピシャのAV?

(橋本吉史)なんか、もうこれで・・・

(スーパースケベタイム)あ、あります。あります。ドンピシャのやつ!あるある!

(宇多丸)あ、わかる。でも、『あ、この感じ。ああー!』って。

(橋本吉史)『このバランスのものは、もうないから。たぶんもう一生、これでいいな!』っていう一本ってあるじゃないですか。それが『YELLOW DANCER』だと。

(スーパースケベタイム)なるほど!

(宇多丸)いや、星野さんだってこれからいろいろ作ると思うからね。

(橋本吉史)いや、でも現状ね。そのぐらい。

(スーパースケベタイム)これからそれを更新していきますから。がんばります。

(橋本吉史)更新してほしいです。

(宇多丸)でも、新しい地平がひらけた感じがしますよね。いろんなことをやりやすくなる人、これで増えると思う。

(スーパースケベタイム)ああー。

(宇多丸)という気もしますし。あと、僕の勝手な見立てでベボベ(Base Ball Bear)の『C2』っていう最新アルバムがあるんだけど。それとの別ルートからの合流みたいな。本当はそういういろんな見立てもあるんですが、時間がないので。それはまた。またね、いろんな場所でやりたいと思います。

(スーパースケベタイム)はい。

(宇多丸)ということでじゃあ、スーパースケベタイムさん。星野源さんに代わって、お知らせをお願いします。

(スーパースケベタイム)わかりました。アルバム『YELLOW DANCER』、発売中でございます。CDはもちろん、iTunes Store、配信サイトでも配信開始しております。来年1月20日からアナログ盤もリリースします。ツアーもありますので、ホームページチェックしてください。そして!NHK紅白歌合戦に出ます!

(宇多丸)よいしょー!

(スーパースケベタイム)よろしくお願いします!

(一同)(拍手)

(宇多丸)これはスケベなことをやるんでしょう?

(スーパースケベタイム)スケベことを、します。

(一同)(笑)

(宇多丸)ねえ。ということでございます。いやいや、本当に素晴らしいアルバムと、素晴らしい特集になったと思いますので。ありがとうございます。お忙しい中・・・あ、スーパースケベタイムさんはそんなに?

(スーパースケベタイム)そんなに。ええ。まあでも、世界を股にかけているんで。

(宇多丸)そうですか。股に!?

(スーパースケベタイム)意外と、股にかけています。

(宇多丸)上手いね。こりゃ、どうもね(笑)。

(スーパースケベタイム)スケベだな、おい!

(宇多丸)中身があるんだか、ないんだかわかんない特集でございます。さあ、ということで『スーパースケベタイム師匠大いに語る いま最も勢いのあるドスケベ 星野源のニューアルバム「YELLOW DANCER」 勝手にプロモーション特集』でございました。星野源さん、ありがとうございました!

(スーパースケベタイム)ありがとうございました!

<書き起こしおわり>