安住紳一郎 NHKがゴールデンウィークという言葉を使わない理由を語る

安住紳一郎『出演番組を見る際は自分自身を全力で応援する』 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で、NHKが放送の中で決して『ゴールデンウィーク』という言葉を使わない本当の理由について語っていました。

局アナ 安住紳一郎

NHKでは『大型連休』

(安住紳一郎)さて、ゴールデンウィーク。5月の大型連休のことをそう呼んでいますけども。そもそもは、映画業界のセールスのための言葉だったということは、みなさん、ご存知でしょうか?

(中澤有美子)はい。そうだそうですね。

(安住紳一郎)はい。昭和26年?1950年、51年ぐらいですか。

(中澤有美子)そんな前なんですね。

(安住紳一郎)はい。お正月やお盆休みの映画よりも、興行成績よりも、5月の連休の方が売上がふるっていたということで。この傾向を盤石のものにしようとした当時の大映。大日本映画ですか。大映の松山さんという人がアイデアを出したと言われております。面白い映画をたくさんやっています。いっぱいこの連休中に見てください。その宣伝用語として使われたのが、ゴールデンウィークだと言われています。

(中澤有美子)うん。

(安住紳一郎)バレンタインデーはチョコレート会社が始めた言葉で。ホワイトデーはマシュマロメーカーが言い出しているし。

(中澤有美子)マシュマロ?

(安住紳一郎)そうみたいですよ。マシュマロメーカー。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)結婚指輪は給料の3ヶ月分っていうのは、ダイヤモンドのデビアスという会社が広めたキャッチコピーだとも言われています。

(中澤有美子)はい(笑)。

(安住紳一郎)と、ここまでは、ご存知の方がほとんどだと思います。私も、話していて恥ずかしかった。

(中澤有美子)あ、そうですか?

(安住紳一郎)みなさん、知っていることでしょ?

(中澤有美子)いやいや、でも、マシュマロメーカーっていうのは知らなかったです。

(安住紳一郎)ああ、そうですか?でも、ゴールデンウィークっていう言葉が映画業界が広めた言葉だってことはもう、最近のあらゆる情報番組や雑誌なんかで一度は耳にしたり目にしたりしてますよね?

(中澤有美子)枕詞的にね。

(安住紳一郎)そうですよね。なので今日は、さらにその奥に行きたいと思います。もう、本当にちょっとごめんなさい。話の展開上、ここが必要だったんだけど、話していて恥ずかしかった。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『なにをいまさら、この人は偉そうにしゃべっちゃってんの?』なんていう。そういう気持ちになった。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(安住紳一郎)うん。なんか。

(中澤有美子)大丈夫です(笑)。

(安住紳一郎)あ、そうですか?

(中澤有美子)ここから(笑)。

(安住紳一郎)ここからですから。みなさん。いまのところで、聞くのを止めにされたら、どれだけ世間知らずなんだよ!って思われてしまう。つらい。

(中澤有美子)大丈夫です(笑)。

(安住紳一郎)今日は、さらにその奥に行きますね。では、そのゴールデンウィークという言葉をNHKは絶対に使わないっていう話は知っていますか?

(中澤有美子)知らなかったですー。ええっ!?普通に出てませんか?

(安住紳一郎)4月、5月になりますと、テレビ・ラジオでは、連休の話がかならず取り上げられますね。NHKだって行楽地の様子や、気になる連休中の天気の情報などを盛んに伝えるわけですが。NHKは頑なにゴールデンウィークという言葉は使いません。かならず『大型連休』と言い換えていますね。

(中澤有美子)!

(安住紳一郎)見聞きしていますと、笑ってしまうぐらい徹底されています。キャスター、アナウンサー、お天気の方。その他、出演する人はことごとく、恐ろしいほどに口を揃えて『大型連休』『春の大型連休』『5月の大型連休』という風におっしゃっています。

(中澤有美子)そうですか。あの、字幕スーパーで『GW』とか、出てませんかね?

(安住紳一郎)GWも出てないんではないでしょうか?

(中澤有美子)そうですか。はあ!

(安住紳一郎)NHK様は受信料をもって運営している公共放送なので、特定の個人や団体を利するような表現を極力避けますので。よく、ねえ。教育テレビ。いまはEテレって言うんですか?子どもの理科の番組で乾電池のところに、もう完全に紙で隠していたりね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)もう絶対にそういう、コマーシャルになるような、個人を、団体を利するような情報は一切出てこないわけですけども。かつて、紅白歌合戦に出場した山口百恵さんの歌詞を変えたぐらいですからね。『真っ赤なポルシェ』という詞を『真っ赤な車』と、見事一般名詞に変えて、紅白歌合戦オンエアーまで漕ぎつけているという、そういう経緯がありますからね。

(中澤有美子)そうなんですね。へー(笑)。

(安住紳一郎)多分あの、私の世代のちょっと上ぐらいのみなさんはよく知っている話なんですけども。そういう公共放送NHKですから、映画業界がこの連休にたくさんのお客さんを呼ぶために作ったキャッチコピー、ゴールデンウィークをそのまま使うのはいかがなものか?という理由なんでしょうね。

(中澤有美子)ほー!

(安住紳一郎)と、ここまでの話も、いまは結構知っている人、多いんです。

(中澤有美子)ああ、そうですか。

(安住紳一郎)情報社会の成熟は、末恐ろしい!

(中澤有美子)そうかそうか、そうなんですね。そうか。みなさん、すごいな。

(安住紳一郎)最近はインターネットでこういう雑学サイトが充実していますので。
見聞きしている人が多いんですよね。

(中澤有美子)はー。

(安住紳一郎)負けませんよ。今日は、さらにその奥に行きますから。お待ちください。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)ここで聞くのを止められたら、私、たまらないの!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)まだ、続きますから。もういいですか?行きたくないですか?これで満足ですか?

(中澤有美子)行きたいです。

(安住紳一郎)行きましょう。もう一枚、襖を開けますよ。『たくさんのお客さんに来てもらうための、映画会社のキャッチコピーだったのでNHKはゴールデンウィークという言葉を使わない』と聞かされて来た人が多いのですが。私も、実はそうなんですが。本当の理由は、違うらしいという。

(中澤有美子)・・・

(安住紳一郎)うん。なんとなく、筋の通った話なので、納得している方。そしていま聞いて、納得したという方が多いかもしれませんが。

(中澤有美子)はい。もっともな理由だなと。ええ。

(安住紳一郎)まったく違う理由なんです。NHKはまったく違う理由で、ゴールデンウィークという言葉を使わないらしい。その理由はいったいなんだと思いますか?

(中澤有美子)ええーっ!?なんなんでしょうか?

(安住紳一郎)うん。NHKに、放送文化研究所というところがあるんですが。その、放送文化研究所が、いまから5年前の2010年にその理由を明らかにしていますが。私はこの理由を聞いた時に、腰を抜かしてしまいました。ええ。びっくりしました。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)NHKがゴールデンウィークという言葉を放送で使わない理由。それはズバリ、『長すぎて表記しづらいから』です。

(中澤有美子)ええっ?(笑)。

(安住紳一郎)えっ!?って思いますよね。えっ!?っと思って。なんだ!?勝手に理由をつけて納得していたよ!

(中澤有美子)えっ、そこ?(笑)。

(安住紳一郎)もちろん、これだけが理由ではないようですけども。NHKは安易に外来語やカタカナ語を使わないという大原則があるので。やはり、ゴールデンウィークというカタカナ語を避け、大型連休という言い方を選択しているのは当然だと思いますし。NHKらしいので、私もそれでいいと思います。他にもなんか、いろいろ理由があるそうですけども。なので、長すぎて表記しづらいというのは、その理由の中のひとつだということだそうですけども。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)もともとは、オイルショックの頃に、『不景気に何がゴールデンウィークなんだ?俺はものすごく働いているぞ!』というような苦情の電話がNHKに殺到したのがきっかけだとも言われているそうですが。

(中澤有美子)へえー!

(安住紳一郎)さらに最近は、前後の土日を加えると、8日間、9日間と、1週間以上の休みになることも多く。そうしますと、ウィークですらないので、現実に即していないということで、ゴールデンウィークという言葉は大型連休に置き換えるのがいいのではないか?というような見解だそうです。

(中澤有美子)へえー!

(安住紳一郎)恐ろしいことに、ここまで知っているという方もいるんですね。

(中澤有美子)そうですか!?

(安住紳一郎)いるんですよ。こういう話、詳しい人がいるんです。

(中澤有美子)へー!内部情報な感じですけどね。

(安住紳一郎)内部情報というか、なにかね、情報番組とか、インターネットなどで知ったんでしょうけどね。結構ここまで知っているという人も、いるんですね。恐ろしいと思いません?

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)その恐ろしさの次を行きます。今日は、さらにその奥に行きます。

(中澤有美子)奥、あるんですか!?

(安住紳一郎)もう一枚、用意しています。さすがにこの先にたどり着いている人はいないんではないかな?と思うんですが。しつこいようですけども、繰り返しますよ。これまでの経緯を。ゴールデンウィークは、映画会社の作ったキャッチコピーだったっていうのが一枚目ですよね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)で、二枚目が、公共放送のNHKは特定個人を利する言葉を使わないので、ゴールデンウィークとは決して言わないというのが二枚目の襖でしたよね。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)三枚目は、と、思われていたが、本当に理由は違うものだった。さあ、最後の襖を開けて見ます。これは、自信あります。これをね、知っている人はいないと思うんですけども。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)四枚目。そのNHKで、一週間前に『ゴールデンウィーク』という言葉をついに使った人が現れた!

(中澤有美子)ええっ!?

(安住紳一郎)これはいま、私たち同業の中ではもっとも熱い話題です。

(中澤有美子)そうなんですか!?へー!

(安住紳一郎)『歴史が動いた』と言って、大騒ぎになっております!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)メイウェザー・パッキャオの比じゃありません。この話にみんな、かぶりついております!

(中澤有美子)ああ、本当ですか?『言った!ついに言った!』と。

(安住紳一郎)ついに言った。私も見た。

(中澤有美子)へー!見たんですか?

(安住紳一郎)見た。椅子から転げ落ちた。

(中澤有美子)本当ですか!?世紀の瞬間を。

(安住紳一郎)世紀の瞬間を見た。

(中澤有美子)ほえー!?

(安住紳一郎)これは驚いた。うん。一週間前・・・もうちょっと前ですね。10日前。4月24日金曜日。夜9時から『ニュースウオッチ9』っていうNHKの9時からのニュース番組がありますが。後半、9時43分56秒。

(中澤有美子)ほおー。

(安住紳一郎)ついに言ったね。驚いた。私も。新潟のチューリップフェスティバルを紹介している時だったんですけども。お天気キャスターの方が、『このフェスティバルは5月6日まで開かれています』と言ったら、それを受けて、キャスターが『そうですか。ゴールデンウィークの間、楽しめるということですね』と言ったの!

(中澤有美子)言った!(笑)。

(安住紳一郎)その瞬間、スタジオが一秒、止まったの。

(中澤有美子)あ、やっぱり?なんかちょっと・・・

(安住紳一郎)ちょっと、はっ!と思って。うっ!ってなったの。たぶんそれはNHKの総意なんだろうね。たぶんね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)はっ!ってなったんだね。そして横の女性キャスターが、すぐにサラッと『そうです。大型連休の間ですね』と言い直してましたが。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)私はテレビの前で、大声で叫んでいました。『この流れはもう誰にも止らないんだよぉー!井田さん!』って言ってました。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)ついに動いた。

(中澤有美子)山が動いた(笑)。

(安住紳一郎)ついに、歴史が動いた。

(中澤有美子)歴史が動いた(笑)。

(安住紳一郎)もうね、この話題でもちきり。

(中澤有美子)そうなんですか!

(安住紳一郎)ええ。

(中澤有美子)へー!『見た?見た?』って話で?

(安住紳一郎)『見た?』『見た!』。多分、そのキャスターは、もうそういうことじゃないんじゃないか?ってことで、自分の使いたい言葉を使ったという風に私は見ましたし。その心意気を本当に支持し、心から拍手を、家の21型のテレビの前で、大きな拍手でね。しかも、間隔を取りながらの。『(拍手)パン、パン、パン、パン・・・』っていう。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)こういう拍手。うん。『おおおぉー!おおおぉー!』って。

(中澤有美子)低い(笑)。

(安住紳一郎)うん。

(中澤有美子)腹の底からですね。

(安住紳一郎)ええ。『えっ?』っていう感じじゃなくて、『うーん・・・もう、誰にも止められないのだよ!』っていう感じ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そう。結構細かい決まり事がありまして。でも、一気に動く時は動くんで。もしかすると、四枚目の襖、五枚目の襖があって、これを機に、一気にゴールデンウィークという言葉がNHKの放送の中で聞かれるようになるかな?というような、そういうような思いを私は感じました。ねえ。面白いですよね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)ちょっと、マニアックすぎましたかね?

(中澤有美子)はー。へー。

(安住紳一郎)私の今年のゴールデンウィークの、いちばんの話。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)私の今年のゴールデンウィークは、これ。

(中澤有美子)これ(笑)。

(安住紳一郎)傍から見ますと、本当に細かい決まり事がある、放送局の言葉の問題なんですけれども。動く時は本当に一気に動きますので。

(中澤有美子)そうなんですね。そうかー。せき止められない感じですか?

(安住紳一郎)そうですね。これまでも、私たちが勤めている放送局でも、『薬物に依存(いそん)する』とか、ええと、『恋人に依存(いそん)しすぎている』みたいな。2つとも例文がちょっとマイナスで申し訳ないですが。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『依存(いそん)』とか、『共存(きょうそん)』とかは全部、『そ』が濁らなかったんですけども。『いそんする、きょうそんする』って言っていたんですが。今年の春ぐらいから、『いぞん、きょうぞん』。濁るのも有りですって、急にガラッと変わりましたね。

(中澤有美子)そうですか。

(安住紳一郎)ええ。はっ!と思いましたね。教科書が急に変わった!と思いましたもんね。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)『これまで、すっごい怒られたんだけど!?』みたいな。

(中澤有美子)そうなんですよね!

(安住紳一郎)ええ。また放送局、放送局によって、それぞれ細かい、なんですかね?まあ、傍から見ると、どちらでも・・・というようなことなのかもしれませんが。少し頑なに守っているローカルルールみたいなのがありまして。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)私たちが働いている放送局では、いちばんわかりやすいので言うと、数字の『0(ゼロ)』ですね。『数字の「0」は、かならず「れい」と読みなさい』という風にものすごく教育を受けまして。フリーダイヤル0120(ぜろいちにいぜろ)というようなものは、もう決まっている商品名のようなものなので、それは『ゼロ』と読みますし、指定のあるものは『ゼロ』という風に読むわけなんですけども。指定がない場合は、かならず『れい』という風に呼ぶということなんですが。なかなか最近の若い人で、数字を『れい』と読む人はいないわけで。

(中澤有美子)うーん。

(安住紳一郎)当然、『ゼロ』は英語なので、『れい』と読むのがたしかに筋は通っているんですが。そういうような決まり事があって。そういうのを見ると、なんとなく、『ああ、同じ放送局で、同じ釜の飯を食ったんだな』というような感じがして。そういう話で盛り上がったりもするんですが。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)ただ、ものすごい勢いで怒られますので。もう、新人の頃はもう、わけがわからなくなっちゃって。もうなんでも『0』って見たら、『れい!』っていう。条件反射みたいなのがでいていて。もう、『スターウォーズエピソードれい』とか言っちゃったりして。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)ものすごい恥ずかしいことになっちゃったりとか。でも、そういう人、いっぱいいるのよ。

(中澤有美子)ああ、そうですか!

(安住紳一郎)『スターウォーズエピソードれいですけどもね・・・』なんつっちゃったりして。『れいグラビティ』なん釣っちゃったり。『ジェームズ・ボンド れいれいなな』って。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『はっ!?へっ!?』みたいな。そこまで頑な?みたいな。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)いろいろね。テレビ朝日のみなさん方は小数点の読み方が厳しいみたいで。私たちは小数点を『いってんよん(1.4)』とか言ったりしますが。テレビ朝日のみなさん方は、なんか『いってんよん』はダメらしい。

(中澤有美子)はあ。

(安住紳一郎)『いちてんよん』っていうのがなんか、推奨されているらしいとかですね。なんで、そういうなんか、小数点の読み方を聞くと、『あっ、この人は・・・ああ、そうなんだ。六本木の放送局にお勤めで教育を受けたのかな?』なんていうことがわかったりして、ちょっと面白いんですけどね。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)なので、NHK出身で活躍されているキャスターの方、たくさんいますけども。ゴールデンウィークというのをその、NHKをお出になられてから、民放などの放送局で発言する時に、ものすごいなんか脳内アドレナリンが出るらしいですよ。

(中澤有美子)本当ですか?(笑)。

(安住紳一郎)『あはは!言っちゃったけどね!』みたいな。なんか、食べちゃいけないお菓子を食べていいみたいな。そういう感じらしいですよ。

(中澤有美子)(笑)。そうですか。へー。

(安住紳一郎)森本(毅郎)さんとかね、堀尾(正明)さんとか。TBSラジオでも活躍していますけども。ちょっとね、森本さんの渋い声で『ゴールデンウィーク』って言っている時、ちょっと森本さんが笑っているという風に想像すると、いいのではないでしょうか?

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)いろいろね、そういうこと、あるみたいですね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)そして、私がいま座っている机なんですが。木の机なんですが。そこに、鉛筆で落書きがしてありまして。『千円、千円』という風に書いてあるんですけども。私はこういう、職場の机にいたずら書きをする人は許せない!と思いましてですね。朝、ここのスタジオに来るなり、『これは誰が書いたんですか!?』という風に、スタジオの人間に問い詰めましたところ、『それは堀尾さんが書いた』って言うんですね。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)堀尾さんが昨日土曜日、朝放送がありまして。お財布を忘れたらしくて。パートナーの長峰さんにですね、千円を借りたそうなんですが。その千円を忘れないために、ここに『千円』って書いたらしいんですね。

(中澤有美子)へー!テーブルに直に鉛筆でね。

(安住紳一郎)そうなんです。ええ。そして、それを消し忘れているというね。ええ。これは、NHKのやり方なのかな?

(中澤有美子)(笑)。違うでしょ!(笑)。

(安住紳一郎)みなさんも、テレビ、ラジオ。放送を、奥の深いところで楽しんでみるのはいかがでしょうか?長くなりました。私の今年のゴールデンウィークの話でした。

(中澤有美子)(笑)

(中略)

(安住紳一郎)さて、先ほどの山口百恵さんの『真っ赤なポルシェ・真っ赤な車』の話ですが。ごめんなさい。私、勘違いをしていて。『真っ赤なポルシェ』を普段のNHKの番組では『真っ赤な車』に言い換えていたんですが、紅白歌合戦では、『真っ赤なポルシェ』で歌っていいということになったという経緯があったのですが、私が間違えていました。大変失礼しました。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/37582

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