六角精児が語る 自身を形成した少年時代の3つのトラウマ

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六角精児さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』に出演。六角精児さんの人格を作り上げた、少年時代の3つのトラウマについて話していました。


(安住紳一郎)さて、現在52才という六角精児さん。今日は『六角精児を作り上げた3つのトラウマ』というテーマでお話いただきます。まずは一気に紹介します。六角精児を作り上げた3つのトラウマ。その1、駄菓子屋のくじ引き。その2、はみ出し事件。その3、猫を飼った理由。以上の3つです。さて、六角さんの小さい時の話は面白いんですが。まず1つめは、駄菓子屋のくじ引き。

(六角精児)あー、そうですね。これは、僕は元々、子どもの頃から射幸心に煽られるというか。ギャンブル好きだったということなんですよね。もう、物心ついた時から、駄菓子屋に行ってました。10円のくじ引きが大好きで。なにが当たるかわからなくて、一等なんかだと、割といい感じのプラモデルとかがあるじゃないですか。

(安住紳一郎)あの三角クジのような?

(六角精児)そうです。そうです。あれをこう、無作為に引いてやるやつ。あれにもう、子どもの頃から熱中してまして。本当に、やりたくて。もう毎日、そのことを考えていました。

(安住紳一郎)(笑)

(六角精児)で、ある日、我慢しきれずに、親の財布から2千円ほど盗んで。思いっきり、箱ごと買ったんですよ。あの、くじ引きをね。そしたら、つまんなかったですよ。やっぱり、自分でやらなきゃ。箱ごと買って、景品まで全部もらって。でも、家に持って帰れないじゃないですか。

(安住紳一郎)ええ。

(六角精児)残念ながら、林に埋めましたけどね。

(安住紳一郎)(笑)

(中澤有美子)ええーっ!?(笑)。

(六角精児)川に流したり。ええ。

(安住紳一郎)林に埋めたんですか?

(六角精児)埋めたんです。景品。

(安住紳一郎)家に持って帰ると・・・

(六角精児)バレるから。

(安住紳一郎)で、そのお母さんの財布から抜いた2千円は、その後バレるんですか?

(六角精児)もう、すぐにバレてました。家に帰ったら、バレてました。もうその2千円って子どもの頃、本当使いきれないぐらいの大金だったもんですから。まあ、くじ引きを箱ごと買ったり、あと、友人に振る舞ったり。いろんな、コーラとか、そういうものを。で、まあいわゆる大名生活のようなことを、ほんの数時間やった後で、家に帰ったら親がものすごい怒って待っていたと。その時は、物置小屋に連れて行かれて、モノサシで太ももをミミズ腫れができるほど、叩かれました。

(安住紳一郎)ええ、ええ。

(六角精児)でも、それはもう、しょうがないとは思うんですけども。

(安住紳一郎)小学校の時から、そういう射幸心。ギャンブル的なものっていうのは、興味があったんですね。

(六角精児)脳内麻薬みたいなものが出やすいんじゃないんですかね?アドレナリンとか。すぐ出るんだと思うんですよ。子どもの頃から。はい。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)それ、ちょっとした、いまもギャンブル、お好きだと思いますが。お金がかかっていない、ちょっとした勝負っていうんですか?ジャンケンとか。そういうのでも、出ちゃうんですか?アドレナリンが。

(六角精児)いやいや、そんなの出ませんよ。

(安住紳一郎)そうですか(笑)。

(六角精児)僕は、お金がきっと好きなんだと思うんですよ。僕はいまもだいたい人によく言われるんですけど。『お前、黙っている時、大概金のことを考えてるだろ?』って言われて、その通りなんですよ。

(安住紳一郎)はー!

(六角精児)ずーっとだいたい、『今月はいくらぐらい稼いだのかな?』とか。ずっとそんなことばっかり考えているんですよ。

(安住紳一郎)そうですか。じゃあなんとなく、ラッキーでたくさんお金が手に入るといいなという。

(六角精児)そうなんですよ。ずーっとだから僕はパチプロになりたくて。で、それになりたいと思っていたんですけど、パチプロになるための勉強だと思ってパチンコをしていたんですけど、それが無理だってことにやっと最近気が付きました。

(安住紳一郎)あ、パチンコで生計を立てるのは無理だと?

(六角精児)無理だということが、気が付きましたね。

(安住紳一郎)そうですか。最近ですか?

(六角精児)はい。最近です。なんとなく無理だなとは、もう思っていたんですけども。それでも夢は捨てなかったんですけど。最近、こうやって人前に出ている方がお金になることがわかったんです。で、こちらに移行していますね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そうですか(笑)。赤裸々すぎて、二の句が継げないんですけど(笑)。

(六角精児)(笑)

(安住紳一郎)さて、六角精児を作り上げた3つのトラウマ。2つめは、はみ出し事件。これはなんでしょうか?

(六角精児)これですか?これは、あれですね。ウチの母親は僕とぜんぜん違って、非常に倹約家でありまして。

(安住紳一郎)厳しい、立派なお母様ですよね。

(六角精児)ウチの母親はそういう、教育に関しても立派ですし、しっかりしてましたし。やっぱりその、ダメなことに対してはしっかり怒るということで、先ほど、2千円事件の時もそうだったんで。ぜんぜん、立派な方なんですよ。で、倹約家であったんで、なぜか小学校5、6年の頃にお父さんのブリーフを僕は履かされていた時期があったんですよ。

(安住紳一郎)ええっ、どういうことですか?

(六角精児)だから、パンツを買うのがもったいなかったんでしょう。自分の。

(安住紳一郎)お父さんと兼用だったんですか?

(六角精児)いや、お父さんが履き古したやつを僕が履いていたんですね。

(安住紳一郎)あ、まあお父さんは一家の長なので、新しいものを。

(六角精児)そういうことです。

(安住紳一郎)お前は子どもなので、お父さんのお古だと。

(六角精児)はい。全体的に、ゆるいんですよ。だから。

(中澤有美子)そうですよね(笑)。

(六角精児)で、太もももやっぱりお父さんの方があるじゃないですか。子どもの僕より。だからそこの隙間ができましてね。で、その隙間が問題だったんですよ。ある時、僕が学校のある班長になりまして。で、班長になって、割と気が強いけど、かわいい女の子がいて。その人に注意をしたことがあるんですね。ちゃんと班の行動通りに動けと。

(安住紳一郎)はい。

(六角精児)そしたら、ある時その子から、『パンツの横からおチンチンが見えているような男に、つべこべ言われたくない』って言われたんですね。

(安住紳一郎)(笑)

(六角精児)で、それはその、お父さんのブリーフの隙間から、僕のふぐりが見えてたんですね・・・

(安住紳一郎)それ、日常的に見えてたんですかね?(笑)。

(六角精児)たぶん、そうだと思います。

(安住・中澤)(笑)

(六角精児)僕はもう、そのことでショックで。実はその子のこと、少し好きだったんです。もう、中学校に上がっても、同じ学校だったんですけど。顔が見れなかったですね。

(安住紳一郎)そうですか(笑)。

(六角精児)この間ね、実家の近くに帰った時、その人の家の近くに、まだいるか、行ってみましたけどね。あの、お顔は拝見しませんでしたけど、家があって。そこにまだ住んでらっしゃるみたいで。なんか、懐かしくなりましたね。

(安住紳一郎)そうですか(笑)。

(六角精児)いま、見せたら変態ですけどもね。ええ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)いま見せたら、捕まります。

(六角精児)そ、そうですね。ええ。

(安住紳一郎)お母様、倹約家ですね。

(六角精児)そうです。だから、ちゃんとお父さんの収入だけで僕ら、姉弟。姉もいるんですけども。育てて。大学まで行かせて。それで、お家も建てて。それはたぶん、ウチの母親がしっかりしてなかったら、そうはいかなかったと思いますね。

(安住紳一郎)そうですか。

(六角精児)ただ、なぜじゃあ自分はこうなったのか?って、やっぱりその反動なのかもしれないですよね。『なにからやれ、これをやれ!』って言われていることが、全てやっぱり理にかなった、人間として正しいことだったんで。なんか、それとは逆の方向に全てが行ってしまった感じがします。

(安住紳一郎)そうですか。たしかに、六角さんの世代からすると、あれですねえ。お父さんのお下がりっていうのはちょっと、かわいそうなぐらい倹約してますよね。

(六角精児)そうですよ。それ、だって僕、水着も子どもの頃、お姉ちゃんのお古でした。

(安住紳一郎)えっ?

(六角精児)だから、男の子なのに、女物の水着を着てる写真がありましたよ。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(中澤有美子)ワンピースタイプの?

(六角精児)ワンピースタイプのやつを着ていて。やっぱ、恥ずかしかったですよ、それは。

(安住紳一郎)そうですね。

(六角精児)それぐらい、やっぱり倹約家だったんですけど。やっぱりもう少しね、女性、男・・・こちらの気持ちもわかってほしかったんですけどね。

(安住紳一郎)そうですね。

(六角精児)ただ、それで横キンが見えることで傷ついたではないか!って母親に文句も言えないでしょう?だから、それに関しては涙を飲みましたけどね。

(安住紳一郎)そうですか。

(六角精児)まあ、ねえ。しかし、しょうがないっすよね。

(安住紳一郎)(笑)

(六角精児)そういうこと、ありませんか?

(中澤有美子)ありますよね。

(六角精児)安住さん、そういうこと、ないんですか?

(安住紳一郎)あります。あります。結局、小さい時の反動とかになっちゃって。で、やっぱり親を見て、『こうなりたくない』っていう影響の方が強いかもしれないですよね。

(六角精児)ああー。『なりたくはない』と思わなかったんですけども、『本当に正しいのかな?』とは思いましたよね。だって、親から言われることって、苦しいことばっかりなんだもん。『この本を読みなさい』っていう本が、なんか小学校3年の時から、『真実一路』だったんですよ。

(安住紳一郎)ああ、そうですか(笑)。

(六角精児)『これ、面白くないな!』と思ったんですよ。思ったんですけど、他のやっぱり自分の探してきた本の方が面白かったんで。江戸川乱歩の方が面白いんですよ。

(安住紳一郎)ええ、ええ。

(六角精児)『北里柴三郎物語』とかね。『この人の本、面白くねーなー!』と思って(笑)。読んでいて、思うんですけど。なんかだからどっか、快楽の方に走りやすいタイプだったのが、たまたま締め付けられて、そちらの方にキュッと行っちゃったのかもしれないですね。

(安住紳一郎)でも、本当教育熱心で。お姉さんが学校の先生をやってらっしゃって。六角さん自身も大変優秀で。かなり勉強は厳しくお母様に?

(六角精児)はい。だから勉強を厳しくされたものですから、中学校の頃までとか、迷いなく僕、勉強をしてたんですよ。そしたら、まあ、ある程度の進学校に高校は入学できるようになって。そこで知り合ったいろんな人たちとの生活だとか、部活だとかが、いまにつながっているんですね。高校時代の演劇部だとか、そこで会った人たちとの、音楽好きになったとか。そういうの。だから、そこに入れてもらえたのは、お母さんのおかげですから。そこに関しては、感謝しています。

(安住紳一郎)そうですね。さて、六角精児さんを作り上げた3つのトラウマ。最後は猫を飼った理由。

(六角精児)ねえ。猫を飼っているんですけどね。まあ、2年半になるんです。名前は、ヒロシくんっていうんですけどね。

(安住紳一郎)ヒロシくん。へー。

(六角精児)あの、雑種なんですけども。2匹もらったんですよ。で、1匹飼って、1匹、元気のいいのは、あげたんですけど。それがいま、えらいセレブ猫になっているんですけどね。

(安住紳一郎)セレブ猫になっているんですか?(笑)。

(六角精児)その1匹がいま、水谷豊さんの家で生活してましてね。

(安住紳一郎)へー!

(六角精児)すごい、いいところでね。セレブ猫で。あのご夫婦に育てられているみたいでね。もう1匹は僕のところに。

(安住紳一郎)ああ、そうですか!それは兄弟なんですか?

(六角精児)はい。兄弟です。なんか『ヤンチャで困っちゃうんだよ』なんて言いながらも、うれしそうにしてくれてますんで。なんか、僕も『ああ、よかったな』って思っています。

(安住紳一郎)そうですよね。へー!

(六角精児)で、その猫を飼ったのが2年半前。いまはね、もう本当に仲良くやっているんですけども。ただ、ウチの嫁さんが餌をやったり、全てのことをするので。僕はただ、一緒に住んでいるおじさんみたいな感じで思われているみたいですね。

(安住紳一郎)(笑)

(六角精児)で、なんで猫を飼ったか?って言いますとですね、子どもの頃に納屋があったんですけども。その納屋で子どもを産んだ猫がいたんですけども。僕、飼いたかったんですけども。それがウチの母親が厳しかったもんですから。『そんな猫なんて飼えないから、捨ててきなさい』って、ダンボールに入った子猫を森に捨てに行ったことがあったんです。

(安住紳一郎)はい。

(六角精児)で、そん時、割と真っ暗だったんですけど。捨てに行った猫の声がずっとニャーニャー聞こえているのが、僕はもうなんとも言えずに、悲しくて寂しくてね。で、自分、なにをやっているんだろう?と思って。なんか、とっても悲しい気持ちになったんですよ。で、実は僕、それから猫が好きで。横丁とかにいる猫とか、いろいろとこう、見て。ああ、あいつはあんなところにいるなとか、野良猫とかを見てるのが好きなんですけども。1回じゃあ、猫をこうやって飼わない?って言われたんだったら、何かの縁だから、その時の悲しい気持ちとかを、ちょっとした償いというかなんか、あったんでしょうね。で、飼おう!って飼ってるんですけどね。

(安住紳一郎)そうですか。ありますね。小さい時ね。そう。なんで、自分は1人の人間なのに、この猫を守ってやれないんだろう?みたいな。

(六角精児)そうなんですよ。だって、ミーミーって鳴いている猫がいて。どうにもしてやれなくて。そこに置いておいたら、他の人が拾ってくれればいいけど、そうじゃなかったら、もう結果はわかっているじゃないですか。なんかそれが、なんとも言えなかったんですよね。うん。だからいま、猫がいる生活は僕は、うーん。好きですし、幸せですよね。うん。

(安住紳一郎)一緒に、ヒロシくんとはどんなことをして遊んでいるんですか?

(六角精児)ヒロシくんは僕とは遊んでくれないんです。

(安住・中澤)(笑)

(六角精児)嫁としか遊んでくれないです。ヒロシくんは俺が、『おう!』とかやっても、『なあに?』っつって。触ろうとすると、シュッと逃げますからね。だいたいあの、僕のことはやっぱり、自分以下だと思っていますよ。一番は、ウチの嫁。二番がヒロシくん。三番が僕。それはもう、家庭内の順位は決まっているんです。

(安住紳一郎)そうですか(笑)。猫って素っ気なくすると、結構傷つきますよね。人間が。

(六角精児)そうなんですよ。素っ気なくされるのが、でも僕は割と好きなんで。それを楽しんでいるんです。『あ、またあっちに行きやがった』とか。で、外を見ている姿とか、そういう。ちっちゃい声でミャーミャーって言ってたりすると、なにかな?と思ったら、電線にカラスが留まってたりとか。そういうのを見て、その後ろ姿みたいなものを見ているのが、僕、いま幸せですかね。

(安住紳一郎)そうですか(笑)。

(六角精児)いちばんの幸せかもしれません。

(安住紳一郎)猫の後ろ姿。いいですねー。渡しも猫、大好きなので。猫、本当露骨に無視する時、ありますよね。普通、知らない人とかが玄関から入ってきたら、ちょっとやっぱりね、向こうも動物ですから、気になるから、見ますよね。でも本当に、露骨に、絶対目が合うところに来ているのに、まったく合わせないようにスーッと無視する時、ありますよね。

(六角精児)それ、知らない方がですか?

(安住紳一郎)私だったり。なんかその、飼い主であっても、『はあ?』みたいな。

(六角精児)僕ん所の猫なんか、わざわざ階段で下りてきて。ギャーッ!って下りてきて、嫁さんじゃなかったとしたら、『なんだ、お前かよ?』っていうような感じで。

(安住・中澤)(笑)

(六角精児)わかれよ、それぐらい!っていうさ。そこまでお前、わかんねーのかよ?っていうぐらいさ。『ミャーミャーミャー』『ガラガラ、俺だよ』ってやったら、チッ!って感じで。すぐ階段上って、上に行きますからね。

(安住紳一郎)そうですか(笑)。

(六角精児)ものすごい、なんかもう、落胆してますよ。

(安住・中澤)(笑)

(安住紳一郎)それは露骨ですね(笑)。

(六角精児)露骨も露骨。で、もう本当に、まあ、ねえ。ただ、餌をあげる人とかね、やっぱりそういう人が一番ですからね。僕はそれでいいと思ってるんですよね。

<書き起こしおわり>

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