安住紳一郎が語る 日大付属高校の分類と見分け方

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安住紳一郎さんが2010年4月にTBSラジオ『日曜天国』でしたトークの書き起こし。高校野球の話から、数多くある日本大学の付属高校の分類と見分け方について話していました。

日大付属高校に異様に詳しい安住紳一郎

(安住紳一郎)さて、話が前後しましたけども、高校野球の春の選抜決勝戦。昨日、土曜日ですね。4月3日、昼過ぎぐらいから兵庫甲子園球場で行われておりましたが。テレビ、ラジオでの放送もありましたけども、みなさんはご覧になりましたでしょうか?

(中澤有美子)私は、拝見できませんでした。はい。

(安住紳一郎)あ、そうですか。春の選抜の決勝戦を見ない?

(中澤有美子)はー、ちょっと、ええ。在宅しておりませんで。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。なかなかいい試合でしたよ。

(中澤有美子)そうだったんですかー。

(安住紳一郎)沖縄の興南高校と東京の日大三高の決勝戦でしたけども。手に汗握りながら、私もずっとかぶりつきで見てましたけども。沖縄興南島袋投手。日大三高の山崎投手の投げ合いになりましたけども。日大三高がリードしていたんですが。前半。ジリジリと沖縄の興南が追い上げ、5対5のまま延長戦突入。延長12回までもつれ込んむという、大変熱のこもった一戦になりましたけども。

(中澤有美子)そうなんですねー。

(安住紳一郎)結局、ちょっとね、日大三高。東京、地元だったんですけども、残念ながら力尽きて、10対5ですね。敗れましたけども。また夏もありますんでね、頑張ってほしいなと思いますけども。それから、日大三高ですね。みなさん、野球の強豪校としてたぶん知ってらっしゃる方、多いんじゃないかなと思いますが。また進学校としてもね、有名ですけども。

(中澤有美子)そうなんですね。

(安住紳一郎)いまは、みなさん、どこにあるかご存じですか?日大三高。よく名前聞くと思いますけども。

(中澤有美子)西東京ですよね?

(安住紳一郎)そうです。そうです。

(中澤有美子)ええと・・・教えてください。

(安住紳一郎)日大三高はいまは町田市にあるんですけれど。その昔、昭和49年か50年くらいまで、赤坂にあったんですよ。

(中澤有美子)へー!こんな中心地に。

(安住紳一郎)そうなんですよ。いま、スタジオのあるここが赤坂5丁目ですけども。日大三高は赤坂6丁目にあったんですよね。いま、ちょうど鹿島のおっきなビルが立ってますけども。

(中澤有美子)まあ。あのお堀のそば?

(安住紳一郎)いや、違う。見附のほうじゃなくて、こっちの赤坂通りの南側ですね。赤坂通りがあって。で、一本、ちっちゃな通りがあるんですけど。そこにあったんですよ。

(中澤有美子)へー。あ、そうなんですね。6丁目。そうか。

(安住紳一郎)うん。まだ日大三高通りっていう通りが名前残ってますけどね。

(中澤有美子)ああ、そうなんですね。へー。

(安住紳一郎)麦屋から出て突き当たった通りです。

(中澤有美子)ええ、あのへん。そうなんですか。

(安住紳一郎)すいません。内輪の話で。たぶんみなさんの生活になんの役にも立たないと思いますけども。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)すぐですよ。そっち側の正面玄関を出て、テクテクテクって行って、お地蔵さんの前を通ってセブンイレブンの横を抜けたらもう日大三高通りですよ。

(中澤有美子)下っていったら。へー!

(安住紳一郎)ということもありまして、まあ私たち赤坂で働く、あるいは赤坂に住んでいる年配の方は大変日大三高に思い入れがあって。町田のみなさんだけじゃなくて、たくさん赤坂の関わりのある私たちも応援していたというところがあるんですけどね。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)そう聞くと、急に日大三高びいきになりません?

(中澤有美子)そうですね(笑)。俄然、力が。ええ、入ります。

(安住紳一郎)そうですよね。私も途中で気づいたんですよね。それまでちょっと沖縄港南のね、小柄な選手が多くて。日大三高というと、もうプロの候補生みたいな子たちがね、ガンガンホームラン飛ばしますから。ちょっとね、港南びいきだったんですけども。『昔、赤坂にあったんです』なんて聞いた日にはもう、『あっ、そうだ!』と思って。俄然ちょっとね、応援にも熱が入って。逆に私が応援した結果、負けちゃうんですけども(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『そうだそうだ。日大三高、赤坂にあったんだ』と思いましてね。

(中澤有美子)そうですかー。

(安住紳一郎)そんな気持ちで高校野球を見てましたけども。大変、時を忘れて楽しみました。はい。それから、高校野球を見ていると、日大の付属高校って本当に強いですよね。そんなイメージ、ありません?

(中澤有美子)あります。うん。

(安住紳一郎)いったい何校あるんだ?っていうくらい。

(中澤有美子)そうです。

(安住紳一郎)ええ。たぶんこれはみなさんも、新聞、ラジオ、テレビを見ていて、日大のね、付属高校っていうのは本当にあって。

(中澤有美子)どういうことになっているんだろう?って。

(安住紳一郎)今回も、岐阜の大垣日大っていうのがね、出てきてましたしね。今日は、日大について・・・(笑)。

(中澤有美子)(笑)。掘り下げて?

(安住紳一郎)みなさん、日大の付属高校のことってどれぐらい知ってらっしゃいますか?よく名前はね、聞くと思うんですよ。特に関東に住んでいると。本当にいっぱいありますからね。ええ。

(中澤有美子)はい。千葉日大もあったな。

(安住紳一郎)はい。千葉日大。日大習志野もありますし、日鶴、日櫻もありますしね。佐野日大もありますし。札幌日大、宮崎日大。私、実は日大の付属高校に異常に詳しいんですよ(笑)。

(中澤有美子)どうしてですか!?

(安住紳一郎)こんな話でよろしいですか?

(中澤有美子)おお、興味あります。

(安住紳一郎)ちょっと本当に日大の付属高校、多いなっていう印象ある方、今日をきっかけにちょっと詳しくなってみた方が楽しいと思います。おすすめします。

(中澤有美子)へー、はい。

(安住紳一郎)私、駆け出しの頃ね、23才ですよ。まだ。23才の頃、1997年ですね。1997年、高校野球の担当をしておりまして。実は。当時、97年ですね。栃木県代表で佐野日大高校が甲子園に出てまして。それから宮崎県代表で宮崎日大高校っていう日大の2校がですね、夏の甲子園に出てまして。それが、たしか2回戦ですね。第3試合。この佐野日大と宮崎日大が対戦することになったんですね。

(中澤有美子)ふーん。

(安住紳一郎)で、私その試合の担当だったんですよ。で、まあ新人で駆け出しということもあって、大変熱心にいろいろ準備をしていたっていう経緯があって、ものすごく詳しくなったんですね(笑)。で、またその佐野日大対宮崎日大ということですから、兄弟校対決なんて言われたんですね。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)で、私も佐野日大と宮崎日大、兄弟校対決。で、なんとなくね、いろんな感情があるだろうっていうことで。それを軸にね、調べて行ったら面白いリポートになるんじゃないか?って考えて作業を進めていったんですけども。ぜんぜん兄弟校対決で掘り下げていくと、面白くないんですよ。

(中澤有美子)そうなんですか?へえ。

(安住紳一郎)うん。で、なんだろう?と思ったら、佐野日大と宮崎日大は別に兄弟だと思ってないんだよね。『ええっ?同じ「日大」がついているのに。佐野日大と宮崎日大って他人が聞いたらもう、めちゃめちゃ仲が良さそうな感じがするのに。なんでなんだろう?』と思って。いろいろ調べたら、奥が深かったんですよね。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)一度理解するとすごくスッキリしますので、みなさんも是非あの、この機会に日大の付属高校とは?お付き合いいただきたいと思うんですけども。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)滅多にこういう機会、ありませんからね。

(中澤有美子)すごい興味出てきましたよ(笑)。

(安住紳一郎)あるいはちょっと子ども手当出てね、私立高校に進学先を変えようか?というご家庭、あるかもしれませんから。ええ。これは本当に生活に役立つ情報になるかもしれません。

(中澤有美子)(笑)。無理やり結び付けなくても、大丈夫ですよ。

(安住紳一郎)私、本当に田舎の地方の公立高校出身なもんですから、東京に出てきた時にその、関東の私立高校のいろいろなバリエーション、それから歴史の豊富さ。それからみなさんの持っているプライド、校風、誇りっていうものにちょっと当てつけられるぐらいの、それぐらいの感じがあって。うらやましいなっていうところもあったんですけども。これ、本当にあの、通っているみなさんにちょっと不躾なこととか言ったりすると、いろいろこう複雑怪奇な経緯をへて成立している高校があったりするので。これね、きちんと押さえておかないとね、本当に失礼なことを言っちゃったりする可能性があるんですよ。

(中澤有美子)ほー。そうなんですね。

(安住紳一郎)これ、本当地方から出てきた人、注意ですよ。たとえば私がお世話になった大学。明治大学っていう学校があるんですけども、明治大学の付属高校もたくさんあるんですけど。明大明治っていう。明治大学付属明治高校っていう、いわゆる本当にもう名前からして直系みたいな高校があって。それはたしかに直系なんですよ。他にも、明大中野高校っていうのがあるんですよ。

(中澤有美子)ええ、聞きますね。貴乃花とか。

(安住紳一郎)貴乃花とか。たくさん芸能人が通っていた明大中野高校っていうのがあるんだけれども、実はこれも付属高校。系属高校とか言ったりするんだけども、実は経営は違うんだよね。なので、明大明治高校はいわゆる明治大学の経営。学校法人明治大学って言うのかな?の、経営なんだけれども。明大中野っていうのは明大中野学園っていう学校法人が経営している、経営は別なんだよね。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)で、さらに明大八王子っていう高校もあるんだけれども。そこは明大中野が経営している八王子の高校なんで、明大中野八王子高校っていうの。

(中澤有美子)あー。八王子にあるけど、中野もつくんですね。

(安住紳一郎)そう。で、地方から出てくると、『それは明大八王子でいいんじゃない?』って思うんだけども。でも、経営が明大中野学園だから、明大中野八王子って言わないと、ちょっとね、プライドを傷つけるおそれがあるの。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)うん。『違うんだ!私はたしかに明治の付属の八王子の学校だけれども、明大八王子じゃなくて、明大中野八王子なんです!』っていう。地方から来るとわけわかんないでしょ?

(中澤有美子)そうですねー。

(安住紳一郎)なに?みたいな。パリス吉祥寺新宿本店みたいな。ええっ!?みたいな。どこ!?みたいな。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)パリなの?吉祥寺なの?新宿なの?みたいな。四谷大塚中野本校みたいな。四谷?大塚?中野本校?みたいな。そういうことになるわけですよ。

(中澤有美子)(笑)。わかります、わかります。

(安住紳一郎)明大中野八王子。それから明大中野。それから明大明治。これを押さえておかなくちゃいけない。

(中澤有美子)そうか!

(安住紳一郎)パリス吉祥寺新宿本店はさ、吉祥寺新宿本店って言ってもダメでしょ?パリス新宿本店って言ってもダメでしょ?

(中澤有美子)そうですね。うん。パリス吉祥寺はね、確定だからね。はい。

(安住紳一郎)それはいわゆる学校法人の名前みたいになりますから。で、明大中野っていうグループの名前があって、八王子なんだと。誤解があるというね。でも、これ大事なのよ。徳川だって、尾張徳川、紀州徳川、水戸徳川。ね、順番を間違っちゃダメ。格があるから。

(中澤有美子)そうなんですね。へー。

(安住紳一郎)そうですよ。田安、一橋、清水。御三卿もこれ、間違っちゃダメ。順番。一橋、田安、清水なんつった日にはもう、切腹もんですよ。

(中澤有美子)うわっ!(笑)。気をつけよう!

(安住紳一郎)高校野球じゃないですけど。切腹もんですよ、これ。ええ。ということを踏まえた上で、日大の付属高校。1回しか言いませんからね?でも、日大の付属高校に通っている人のプライドを傷つけるようなことは多々ありますから。気をつけてください。行きますよ。

(中澤有美子)そうなの?

(安住紳一郎)日本大学っていうのは日本を代表するすごい教育コンツェルンですよ。教育機関コンツェルン。たくさんある。全部で全国に23の付属高校をお持ちでいらっしゃいます。

(中澤有美子)23ですか。

(安住紳一郎)23、ありますよ。で、1回しか言わないですよ。正付属っていうのが11校。特別付属が4校。準付属が8校。計23校。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)正付属っていうのはいわゆる直系ですね。で、今回甲子園に出た日大三高。それから、両国にある日大一高。それから、荻窪にある日大二高。いかにもこれ、直系っぽいでしょ?一、ニ、三ってついているから。これが、実は直系かと思ったら、実はいま直系じゃないんですよ。

(中澤有美子)ふーん・・・

(安住紳一郎)全部優秀な学校ですけどね。日大一高、日大二高、日大三高。これ、実は正付属じゃないんです。いちばん直系な気がするんですけども。元々、当然直系だったんですよ。長男、次男、三男だったんですよ。

(中澤有美子)ねえ。ナンバーがついて。

(安住紳一郎)日本大学のね。支える高校。長男、次男、三男だったんだけれども、戦争でGHQが入ってきて、財閥解体の対象に日本大学がなったの。

(中澤有美子)へー!本当にコンツェルン!

(安住紳一郎)その時に、一高、二高、三高あったんだけれども、要するにそこでガッチガチに固めちゃダメだと。それぞれ、長男、次男、三男、分家しなさいということで、それぞれ学校法人が別になります。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)で、日大第一学園、日大第二学園、日大第三学園ということで、学校法人が別になった。だから、いまは当然推薦入試とか関係性はあるけれど、経営は別なの。

(中澤有美子)そうですかー。

(安住紳一郎)そしてなんとだよ、日本大学の旧制第四中学。四男がいたんだね。日吉にあるんだけど。これが唯一、GHQの目を盗んでというか、四男だからいいだろうということで、いま、日本大学高校と言われている、いかにも直系らしい、日吉にあるんだけども。これ、実は四男なの。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)それがいま、正付属で残ってる。で、なんとなく地方から出てきて、日本大学高校。なにもついてないから、たぶん一高よりも、もしかしたら親に近いんじゃないか?と思って。で、こっちがお兄ちゃんかな?と思ったら、もう日大二高、三高が『ふざけんな!あれは四男ですから!』って。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)親のもとに残っていて、GHQがね、まだ小さかったから見逃してくれただけで。まあ、いまはとても優秀な高校ですよ。その後もう、歴史がずいぶん動いてますから。だからもう、長男、次男、三男は無理やり親元を離されたわけよ。

(中澤有美子)はー・・・

(安住紳一郎)それで各自、それぞれがんばろうということで、それぞれの学校でがんばっているわけだけども。で、この一高、二高、三高はやっぱり親元を離されたから仲がいいわけ。いまでも。

(中澤有美子)あ、そうですか、へー。助けあって。

(安住紳一郎)助けあって。11月23日。1、2、3。一高、二高、三高って入っているでしょ?11月23日はこれ、一高、二高、三高、町田に集まってね、交流試合するの。

(中澤有美子)へー!いい話ですねー。

(安住紳一郎)でしょ?四男は混ぜてもらってないのよ。

(中澤有美子)本当だ(笑)。

(安住紳一郎)だから、ここで間違っちゃダメなわけよ。日本大学中学、日本大学高校。いかにもなんか、真直系って感じするけれども。

(中澤有美子)ねえ。なにもついてないもの。

(安住紳一郎)でもこの上には、3人の兄弟がいるんだよというね。これ、間違っちゃダメ。

(中澤有美子)はい。はい。

(安住紳一郎)で、日大一高、二高、三高っていうのは特別付属ということになっているわけですね。で、正付属っていうのはいま言った、もともと旧制四中だったものが、いま日吉にある日本大学高校。それから、それぞれ日大はキャンパスをたくさん持っていますから。文理学部のある桜上水には日本大学櫻丘高等学校。それから日大鶴ヶ丘とか。それから日大習志野。理工学部のキャンパスがありますね。それから、日大藤沢とか。それから日大三島ですか。こういうのが、まあ各キャンパスごとに作っているわけですね。

(中澤有美子)キャンパスのそばに。

(安住紳一郎)で、要するにそのキャンパスのそばにある、いわゆる新進精鋭のね、戦後生まれのみなさんたちが、いわゆるいまは正付属。四男と、戦後生まれのみなさんが正付属になっていて。長男、次男、三男は特別付属になっている。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)それで最後。準付属っていう8校あるんだけれども。これはもともと地方で私立高校をやっていた学校が、いろいろな経緯で日本大学と提携を結んで。推薦入学の便宜とかいろいろあると思うんですけども。そういう経緯があって、学校法人はそのままにして、名前だけ日大というのを学校の名前に冠する。

(中澤有美子)ああ、そうなんですか。

(安住紳一郎)そうですね。土浦日大っていうのはもともと土浦高校という高校が、まあ日大と提携して、土浦日大っていう風になったと。ということで、四男、それから櫻丘、鶴ヶ岡、日大習志野なんかのある正付属、それからGHQに離された特別付属、それから各それぞれ地方で私立高校を経営してたんだけども、いろんな経緯で日大に合流してきた、そういうDNAを持った準付属。この計23校で日大の付属高校っていうのは形成されているわけですね。

(中澤有美子)おおー!とてもよくわかりました。

(安住紳一郎)で、見分け方ね。その特別付属って言われるのは要するにナンバリングスクールって言われて。一高、二高、三高ってついている。それから正付属っていうのは、『日大』っていうのが前にきている学校が正付属。日本大学櫻丘、日大鶴ヶ丘、日大豊山、日大習志野、日大藤沢、日大三島。それから準付属。地方のそれぞれの私立高校が経営は別なんだけれども名前は一緒にしましょうといったところは、全部『日大』が後ろにつくから。

(中澤有美子)なるほど!

(安住紳一郎)札幌日大、土浦日大、佐野日大、長崎日大ね。それから今回甲子園に出た大垣日大もそう。それで話がさっきに戻って97年夏の甲子園。佐野日大と宮崎日大。それぞれ日大が後ろについているから、準付属。もともと地方でそれぞれの私立高校を経営していたから、その歴史があるから、親戚というよりも、姻戚関係なんだね。誰かが結婚して親戚になったと。たぶんこれから、将来ね、学校進学とかして大学で一緒になったりするかもしれないけど、実は高校生の時はそんなに親戚関係を持っていないと。

(中澤有美子)そうなんですね!すごくよくわかった!

(安住紳一郎)なので、宮崎日大、佐野日大、大垣日大。兄弟対決って言っても本人たちはピンと来ない。いちばんピンと来るのはやっぱり日大一高対日大三高とか言われると、うわー!長男と対決。三男と対決みたいなね。

(中澤有美子)あー、いまゾクッとしましたよ。

(安住紳一郎)ゾクッとするでしょ?で、いちばん燃えるのはたぶん四男対長男とかね。これ、燃えると思いますよ。ええ。それから日鶴・日櫻とかね。日大習志野なんかも燃えると思いますけども。

(中澤有美子)そうかもしれません。そうですね、たしかに。同じ立場がね。

(安住紳一郎)それぞれの立場がね、あるんですよね。

(中澤有美子)そっか。じゃあ付属高校に通っている人たちは、どこのタイプにかよっているにせよ、そのことはだいたい通っているうちにわかってくる?

(安住紳一郎)わかってくるわけでしょうね。で、それぞれ自分たちの校風があるなということはたぶんね、わかると思うんですよ。で、急にだからやっぱり佐野日大対札幌日大、兄弟対決って言われても、『いや、ちょっと詳しくわかんないんですけど』ってなっちゃうんだよね。だから、それぞれのプライドがあるでしょ?ね。そうですよね。だから、土浦日大の人にさ、『日大、日大』って言ってもさ、『いや、もともとウチは土浦高校だから』っていうやっぱり気持ちがあるわけよ。

(中澤有美子)そうなんですね。

(安住紳一郎)だから、たぶん土浦日大でずっと働いてらっしゃる方に『昔は土浦高校でしたよね。同窓生、たくさん知っています』って言うと、もうビシビシくるわけよ!『土浦高校時代を知ってるんですね!』ってね。

(中澤有美子)『君は知ってるの!?』(笑)。

(安住紳一郎)ビシビシくるわけですよ。そのへんね。日大の名前が前に来るのか、後ろに来るのか。これ、大きな違いです。

(中澤有美子)わかりました。

(安住紳一郎)地方の私立はそれなりにやっぱり歴史があるわけですから。そこをやっぱり刺激してあげないといけないわけ。だからやっぱり札幌日大の人とかにね、『あ、僕も日大のOBで・・・』なんて言われても、『なんかちょっと違うな?』みたいな感じがするわけですよね。ええ。

(中澤有美子)ふーん。

(安住紳一郎)さらに、発展問題ですね。唯一の例外が1校だけあるんですよ。千葉日本大学第一高校っていうのがあるんですけれども。これはあの、習志野にあるんですけども。日大習志野高校の真横にあるんですけれども。千葉日大第一ですよ?これ、ちょっと複雑になってますよね。『ナンバリングスクールでもありながら、日大の前に地名が出てきている。んんっ?特別付属か?準付属か?』みたいな。

(中澤有美子)本当だ!

(安住紳一郎)これはですね、特例なんですよね。これは、そのGHQで解体された日大一高。両国にある日大第一学園が作った、新しい兄弟校。

(中澤有美子)千葉校。

(安住紳一郎)そうなんですよ。葉日とか千葉日とか言われる。ええ。それが日大習志野の横にある。しかも最寄り駅は船橋日大っていう、もう三つ巴!みたいな(笑)。

(中澤有美子)(笑)。しびれる!

(安住紳一郎)しびれるー!みたいな。『俺の親父はGHQで解体された第一学園が作った高校だ。で、横には正付属の日大習志野がある。通う駅はなぜか船橋日大だ』みたいな(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)たぶんここまでついてこれてないと思うんですけども。あと、岩瀬日大っていうのもあるんですけども。これは土浦日大の岩瀬校舎が独立して岩瀬日大になったっていうね。なんで、土浦日大対岩瀬日大っつったら、これももう兄弟対決どころじゃありませんからね。この対決のみは。いわゆるもう、同居している親子のケンカみたいなもんですから。これはもう兄弟とか言ってるもんじゃないです。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ということでございます。みなさん、よく覚えてください。

(中澤有美子)あ、はい。

(安住紳一郎)不用意に『兄弟対決』とか使わないようにしていただきたい。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)お願いしたいなと思います。それから、私は日本大学とはなんの関係もありません(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)話が長くなりました。

(中澤有美子)勉強になりました(笑)。

<書き起こしおわり>

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