小西康陽が語る 自身の音楽ルーツと滝廉太郎『花』

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小西康陽さんがTBSラジオ『西寺郷太TAMAGO RADIO』にゲスト出演。小西さんの音楽ルーツをたどり、さらに滝廉太郎さんの楽曲『花』についてお話をされています。


(西寺郷太)いや、いままで2曲分のアイドルに提供された楽曲の話を聞かせてもらったんですけど。ちょっと僕が今日、レジュメを作ってきたんで。

(小西康陽)すごいね!

(西寺郷太)小西さんに対して。僕、マイケル・ジャクソンについて本、書いているあれで。ちょっとそういう気持ちで小西さん。なんというか、こうまとめないと。あまりにも・・・さっきから何度も言ってますけど、多岐にわたる。まずは1959年2月3日生まれっていう時点で、僕はもう、ビシッと来たんですけど。マイケル、プリンス、マドンナと同学年なんですね。日本の学校に通ってたら。

(小西康陽)あ、本当に?

(西寺郷太)そうなんですよ。『花のゴッパチ』って僕、呼んでるんです。マイケルが8月生まれで、マドンナも8月生まれ。プリンスは6月生まれなんで。もしも仮に彼らが転校してきてたら。日本に。同じ学年です。

(小西康陽)おー!すごい。

(西寺郷太)当たり年です。

(小西康陽)なるほどー。

(西寺郷太)それで、小学5年生の時に。1969年、マイケルの話ばっかりして申し訳ないですけど、マイケルがデビューした年ですね。69年は『I want you back』でデビューするんですが、この頃。5年生の時に10才で洋楽に出会う。

(小西康陽)だからね、『I want you back』はリアルタイム知らないんだけど、『ABC』はリアルタイムで聞いた。

(西寺郷太)2曲目。あー、そうですか。日本でのモータウンとかそういうジャクソン5とかの影響っていうのが、2曲目で入ってきた。そのピチカート・ファイヴの音楽にもモータウンミュージックだったり、影響は非常に大きいですもんね。それで、歌謡曲とかも好きだったと思うんですけど。洋楽に出会って、ビートルズ、めちゃめちゃ聞いたという。

(小西康陽)聞きましたね。うん。

(西寺郷太)お父さんとお母さんが。

(小西康陽)そう。レコード持ってて。

(西寺郷太)でも、ちょうど解散の頃ですよね。ビートルズからすると。69年、70年というと。

(小西康陽)そうですね。ギリギリ間に合ったんですけど。

(西寺郷太)はいはいはい。そしたらですね、この流れの中でですね、今日のテーマ。『この曲は自分が作ったことにしたかった。嫉妬してしまう曲』っていうのを小西さんに選んできてもらってるんですけれども。順々にこう、いってみたいんですが。まずはその、小学校で洋楽に出会い、先ほども言ったように『アイドルに曲、作りたいな』なんて想いながら成長しながら・・・この曲を選んでもらったんですけど。これ、もう本当にこの時代の曲がかかるのは、初めてなんですけど。このラジオでは。

(小西康陽)(笑)

(西寺郷太)はい。まず1曲目を紹介していただきたいんですが。

(小西康陽)あの、滝廉太郎さんの『花』ですよね。

(西寺郷太)はい。自分がインタビューを読んだことがあったのは、レコードをたくさん買われるんですが、その理由として自分が作りたい、こういうものをやりたいなって思いながら、ストックしていくというか。という風に読んだことがあって。で、これをテーマにさせてもらったんですけど。

(小西康陽)いや、これはね、実はぜんぜんそんな話と関係なくね(笑)。先週、『滝廉太郎物語』っていう映画を見てきたのね(笑)。


(西寺郷太)あ、はいはい。たくさん映画を見る中で。

(小西康陽)それでね、『花』を作った時のエピソードが出てきて。なんと20才で作ってるんですよね。

(西寺郷太)へー!あ、若くして亡くなってますもんね。

(小西康陽)亡くなってしまうんですけどね。いや、もういきなりキャッチーな曲、作ってたんだなと思って。

(西寺郷太)(笑)。いいですね。キャッチー。たしかにそうですね。ちょっと、これ聞いてみていいでしょうか?小西さんが選んだ、自分が作ったことにしたかった曲。1曲目。じゃあ、紹介してください。

(小西康陽)滝廉太郎で、『花』。



(西寺郷太)はい。クロスロード・レディースというチームが歌っております。花。作曲滝廉太郎さんが20才の時で、作詞が武島又次郎さんというね。作曲だけ言うのはフェアじゃないなと(笑)。これが花だっていうタイトルも、あんまりね、くっつかないというか。『春のうららの隅田川』でうわってなることもあるんですけど。

(小西康陽)昔、これ『春』っていうタイトルだと思ってましたね。実は。

(西寺郷太)(笑)。あ、そうですよね。『春の』って言ってますからね。いやいや、これ20才で書いたんだ。ポップスですよね。

(小西康陽)すごいですよね。天才ですよね。本当に。

(西寺郷太)いやいや、本当そうですね。

(小西康陽)たしかね、その映画の中で・・・

(西寺郷太)どういう感じだったんですか?

(小西康陽)たしかね、いきなり二部合唱の曲として書いてるんですよ。

(西寺郷太)おー、もう最初から。

(小西康陽)そう。二部合唱の曲として発表してるんですよね。

(西寺郷太)滝廉太郎。僕、学校では習いましたけど。どういう流れの中で、この人は作曲家になるんですか?

(小西康陽)15才で音楽学校に入って、それでそっからピアノを始めるんですよ。

(西寺郷太)あ、結構遅いですね。

(小西康陽)すっごい遅くて。で、猛特訓して、ピアノうまくなって。傍ら作曲も勉強してて。で、作曲はいきなり花みたいな名曲を作って。

(西寺郷太)(笑)。あ、もう本当、何曲目かでこれなんですか?

(小西康陽)そうみたいなんですよ。

(西寺郷太)すっごいっすね!

(小西康陽)きっと習作してたんでしょうけどね。で、もうね、ピアノピースが売れに売れて。で、お金が入ってきたからって級友におごったりするような(笑)。

(西寺郷太)20才で。いいですね。へー!

(小西康陽)だけど、ドイツ留学して、病気で亡くなってしまうと。

(西寺郷太)えっ!?行って病気になっちゃうんですね。こんだけいい曲、日本で書いていたのに。へー!3年間しか。なるほど。

(小西康陽)もう若くして。

(西寺郷太)究極の。なるほど。勉強になります。ちょっと改めて、学校の頃以来、そういう意識して聞きましたけど。映画も、面白かったですか?その映画。

(小西康陽)映画はね、風間トオルさんが滝廉太郎さんで。もう、すごいよかったですよ。

(西寺郷太)よかった。ああ、ちょっと聞いていいのか、一瞬ドキッとした。よかったんですね(笑)。じゃあちょっと僕もチェックしてみます。

<書き起こしおわり>
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