オードリー若林さんが2023年3月11日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で日本アカデミー賞でのナビゲーターの仕事についてトーク。岸井ゆきのさんの日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞について話していました。
(若林正恭)で、久保田さんも時間の前に入ってきてくれて。回す前もすごいしゃべってくださって。で、岸井ゆきのちゃんの『ケイコ 目を澄ませて』っていう映画、俺は映画館に見に行ったの。しかも、ゆきのちゃんがその映画の宣伝で『ヒルナンデス!』に来てくれたから。で、俺も今、ボクシングを習っていて。ゆきのちゃんのも、ボクシングの映画だから。で、俺はその映画が「ああ、俺はまだ、こんなに映画で感動できるんだ」って思うぐらい感動して。それをテレビだからって隠さない方がいいなと思って。正直もう、この映画『ケイコ 目を澄ませて』が好きなんですって言った方がいいと思って。で、俺はゆきのちゃんと7年前に『SICKS』を撮ってるんだよ。
(春日俊彰)あれ、7年も前? はー!
7年前に『SICKS』で共演
2015年だよSICKSが…
23年に岸井ゆきのが最優秀主演女優賞、若林さんはアカデミー賞のナビゲーターでアカデミー賞の会場で再会するのか! pic.twitter.com/Y43CarJV5r— てら (@shikibutonbot1) March 10, 2023
(若林正恭)7年前で。その時、まだバイトしてて。ゆきのちゃんに他の仕事とかで会うたびに、「バイト、してる?」とか。ドラマとか映画めっちゃ出てるから。「まだ、してるんです」とかも聞いてたもんだからさ。「まだしてんの?」みたいなさ。そういうのもあって。で、『SICKS』ですごい覚えてるのが、ゆきのちゃんが走って俺が追っかけるシーンがあったんだけど。ゆきのちゃんが足が速すぎて、全然追いつかないの。で、現場で「ちょっと足、速すぎるな」みたいになって。でも、思いっきり走ってないとおかしいシーンだから。俺が追いつかないから、めっちゃ速いわけじゃない?
それで、その話で運動神経が……ゆきのちゃん、器械体操かなんか、やっていたのよ。それで盛り上がって、「アクションの映画をやるのが、すごい夢だ」って言っていたのよ。それで、だからアクションじゃないけどボクシングっていう、運動神経を生かした役がやっと来たね、みたいな話も『ヒルナンデス!』でしていたのよ。それでボクシングも3ヶ月前から習って。ノーメイクで体当たりで……だから本当、ナビゲーターとしてはあるまじきことだと思うけども。「若林さん、どう思います?」みたいな。発表前に。「俺はもう『ケイコ』っすね。『ケイコ』に取ってほしいっすね」って。
(春日俊彰)言い切っちゃった(笑)。
(若林正恭)俺、自分でオンエアーを見て「こいつ、やめさせろ」と思ったもん(笑)。
(春日俊彰)そうだね。そんなはっきり言い切る人、なかなかね、うん。
(若林正恭)で、「『ケイコ 目を澄ませて』の岸井ゆきのさんが主演女優賞です」って言った瞬間、俺はめっちゃガッツポーズして。そしたら、やっぱりカットされてたね(笑)。
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— ✈︎ まさや ✈︎ (@JAPAN_AIR_LIES) March 10, 2023
(春日俊彰)まあ、やっぱりちょっと寄っちゃってるもんね。まあまあ、それは思いがあるからしょうがないんだけども。
(若林正恭)それで結局『SICKS』もゆきのちゃん、もうほぼ主役だったじゃない? あれ、佐久間さんが7年前に舞台を見て、ゆきのちゃんがいいと思って、ゆきのちゃんを『SICKS』に連れてきてるのよ。
(春日俊彰)そうか。まだあの時、他は全然出てない時期だもんね。それこそバイトしてたっていうぐらいだから。
(若林正恭)結局、また佐久間さんなのよ。
(春日俊彰)はー! 仕掛けられてたんだ、もう。7年前に。
(若林正恭)で、その人がね、武道館に出てるわけだからね。なにが起きるか、わからない。で、そのぐらいの時期に俺はアカデミー賞で大滑りしてて(笑)。だから、そういうなんだかんだがあったからのゆきのちゃんのインタビューだったから。全く知らない人からしたら、なんか俺が調子こいてるみたいなさ。なんかたまにさ、嫌なの。テレビを見ていて、関係性はあるんだろうけど。なんか兄貴ぶる人、いるじゃん? で、「その感じは出すなよ」って思うのよ。
(春日俊彰)「知らねえよ! 出すんだったら、先に説明してくれよ!」って。
(若林正恭)いや、今、言わないで?(笑)。
(春日俊彰)っていうのはまあ、あるよ。「なんか独自の呼び方、してんな」みたいな。
(若林正恭)あと、「2人だけが知ってる話、出すなよ」みたいな。そうなっちゃっているのかな? でも、変に距離を空けてる感じも違うし。俺、岸井ゆきのちゃんと結局、それで夫婦になるっていう役だったからね。だから2人でずっと撮っている時間が長くて。で、スポーツ少女で、スポーツする話とかで盛り上がって。ボクシングの話も『ヒルナンデス!』で盛り上がってからの受賞だから。だからその規模がさ、もうすごい全国のシネコンとかでブワーッて上映されているのが取るんだろうな、みたいに思ってたんだけど取ったから、なんか嬉しくて。
それで、その後、収録が終わって。で、9年ぶりのアカデミー賞。なんていうんだろうな? いい意味でも、悪い意味でもかもしれないけど。「このぐらいの方がいいんだよな」っていうのはあるじゃん? アカデミー賞を見る人は、役者さんと映画を楽しみに見ているから。若林のボケってさ、いらないじゃん?
(春日俊彰)まあ、そうだね。
(若林正恭)それが、わかってきちゃうっていうか。
(春日俊彰)はいはいはいはい。無理しないというか。
(若林正恭)でも本当ね、4ジャブぐらい。2時間通して。「それって、どうなの?」って今、しゃべっていて思うけど(笑)。
(春日俊彰)それにしてもね(笑)。
2時間を通して4ジャブ
(若林正恭)あのね、5人の助演女優賞を決める前に、「みんなやっぱりそれぞれの良さあったんで、決めなくていいんじゃないですかね」って。そしたら水卜ちゃんがね、「若林さん、これは今、賞を収録してますから決めなきゃいけないんですよ」「ああ、そうなの?」って。これが、まず……(笑)。
(春日俊彰)ああ、ジャブだね(笑)。ストレートではないね。
(若林正恭)そうそう。で、「『ケイコ 目を澄ませて』、まだ上映中です。ぜひご覧ください。私は全く出てないんですけども……」って。これが2発目のジャブ(笑)。
(春日俊彰)ジャブだね(笑)。
(若林正恭)アウトボクシングのジャブね。でも、たぶんそんぐらいでいいというのもわかるから。で、緊張もやっぱりこれ、変なすかしじゃなくて、していない。で、収録が終わって帰って。着替えながら岡ちゃんに……俺は今週はこれがトークになると思ってるから。「岡ちゃん、9年前と違って、緊張してないとトークできないね」っつって。「やっぱり心臓のドキドキとトークは比例するね」みたいに言いながら、着替えていたの。
そしたら岡ちゃんが「若林さん。なんか、個人的に面白かったっていうところがあって」「ええっ、あった?」「若林さん、毎回トイレに行くたんびに、戻ってくる時に警備員に止められてましたね」って。いや、本当にそうなのよ。っていうのは、インタビューの時にトイレに行きたいってなったら絶対にあっちゃいけないから。行きたくなくても「10分、空きます」ってなったら行っていたのよ。
(春日俊彰)それは行った方がいいよ。
(若林正恭)で、そこは受賞されてる人の出入り口だったから、その警備の人が止める理由を俺、考えてわかったんだけど。たぶん骨格。
(春日俊彰)骨格? どういうこと? 骨格で止めるって……。
(若林正恭)まあ、顔もそうだと思うけど。肩とかがもう、かっこいいのよ。イケメンの人って。
(春日俊彰)ああ、スタイルがいいみたいな。
(若林正恭)で、俺がトイレに行って、パーッと歩いてきても、骨格が受賞してるやつじゃないわけなのよ。
(春日俊彰)なるほどね。パッと見でわかるんだ(笑)。受賞するはずない骨格の(笑)。
(若林正恭)「あの、すいません。観覧の方、あちらです」って5回中5回、言われたんだから(笑)。「関係者ではないですけど、ナビゲーターなんです」「ナビゲーター?」「日テレの収録をしてて」「ああー、どうぞ」みたいな(笑)。
<書き起こしおわり>