オードリー若林さんが2020年2月8日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でNFL、スーパーボウルの取材でアメリカから帰ってきた後の仕事についてトーク。毎回、日本に戻ってきて感じることについて、話していました。
(若林正恭)でもさ、海外ロケとかからさ、まあ5日間ぐらいとか行ったりして帰ってくるさ、毎回思うんだけど。で、日本に着いて、荷物出したりして、成田エクスプレスとかに乗ったら、そこでようやく何日かぶりにヤフーニュースとかLINEニュースを見るとさ、毎回さ、「これまだ言ってんの?」って思うのね。
(春日俊彰)ああ、行く前も言ってたけど……みたいな。
(若林正恭)不倫のニュースとか、何だろう? 誰が謝罪したとか。ちょっとあれ、異常だよね。1回離れるとね。3日ぐらいだけど。
(春日俊彰)まあ、そうね。4、5日ぐらいだけどまだ言っているだろうな。
(若林正恭)「これ、まだ言ってるんだ?」って思うよ。帰ってくると。俺、毎回思うのよ(笑)。
(春日俊彰)フフフ(笑)。
(若林正恭)なんか怖いんだよね。それが。「怖っ、この感じ!」って毎回思うんだよね。
(春日俊彰)「もういいだろ?」っていうことをまだ言っていたりするっていうね。
「これ、まだ言ってるんだ?」
(若林正恭)そうそう。ずっと生活していると、なんか「謝らなきゃいけないんだ、これ」って思うんだけども。なんか一瞬離れるとさ、「これ、なにやってんの?」って思うんだよね。まあ、いいんだけどさ。あれだよな、なんか……思ったんだけど。アメフトってなんかタッチダウンはタッチダウンじゃない。で、すごいプレーはすごいプレーで。その思ったままのリアクションをするじゃん?
(春日俊彰)はいはい。
(若林正恭)だから俺、『NFL倶楽部』のワイプを褒められるのかな?
(春日俊彰)ああ、なんかテンション高いみたいなことをね、言われますわね。
(若林正恭)普段そんなびっくりしてないけどびっくりする仕事をしてるじゃん、俺たちって。
(春日俊彰)うーん、まあ、そうだね。びっくりして、メシを食ってるからね(笑)。「わあ!」とか「おおっ!」とか(笑)。
(若林正恭)で、特に2人とも、そんなに頑張ってやってないけど(笑)。
(春日俊彰)いや、まあまあまあ……。
(若林正恭)でさ、それってさ、だからやっぱりさ、そう考えるとピュアな人は向いているよな。
(春日俊彰)ああ、なるへそ。まあ、そうだね。起きたこと、見たことをそのままリアクションできるっていうのは、純粋な方だろうね。
(若林正恭)っていうか一瞬……日本に帰ってきてすぐ仕事を始めると一瞬、なんかこう毎年、イップスみたいになるのよね。
(春日俊彰)ああ、そう? どうやってやっていたか、わからなくなる?
毎年、一瞬イップス状態になる
(若林正恭)「あれ? これって驚くのかな?」とか。たとえば「休みの日、何してるんですか?」「意外とインドアなんですよ」「ええーっ! ずっと家にいるんですか?」って……これ、全部嘘じゃない。これ、一連。
(春日俊彰)フフフ、いや、嘘ではないでしょう? 全部嘘じゃないじゃん。全部……嘘はその「ええーっ!」っていうところじゃん?(笑)。そのやり取りは嘘じゃないじゃん。インドアなんだろうし……。
(若林正恭)ああ、そっちはね。答える方は嘘じゃないよ。嘘かもしんないけどね(笑)。
(春日俊彰)もうそしたら……それはもう怖いわ(笑)。何に対してリアクションしたらいいのか、わからないもん。そっちが嘘だったら。嘘は「ええーっ!」のところでしょう?(笑)。
(若林正恭)そうだね。あとね、本当に今しゃべってることもそうなんだけど。やっぱりね、よくないんだよ。海外ロケって。
(春日俊彰)何が?
(若林正恭)強気になって帰ってくるから。3日ぐらい。で、こういうことをしゃべっちゃうからね、よくないのよ。反省しないでしょう、それで。
(春日俊彰)なるへそ、なるへそ。
(若林正恭)で、それを……お仕事としてプロなのは貴いじゃん。それはそれで。世の中に必要だし。
(春日俊彰)うん、そうね。できないよりはできた方がいいよ。それはね。
(若林正恭)そういうのはあるよな。そうそう(笑)。
(春日俊彰)まあ、そう。だから刺激の強いものを見て帰ってきちゃっているからさ。スーパーボウルっていうさ。すごい、なんか「おおっ!」とか「わーっ!」とかさ、「やったー!」とか「クソーッ!」とかっていうのをやって帰ってきちゃってるから。やっぱりこの、「うおっ!」ができないでいるよね。
刺激が強いスーパーボウル
(若林正恭)でもだからテレビの仕事だけじゃなくて、働いてる人はみんな同じことやっているんだよ。そんなに驚いてないのに「えっ、家にいるんですか!」っていうことを上司とやっていたり、営業先の相手とやってたりするから。やっぱりこう趣味でスポーツとかアイドルとか、だからAをAだと思えることは大事なんだよ。
(春日俊彰)まあ、そうか。そうだね、たしかにね。うん。ああ、そういうことだな。やっているな。やっていない人はいないかもしれないな。
(若林正恭)大人はみんなやっているのよ、たぶん。学生だってそれはそうですよ。友達たちとしゃべってね。「えっ、そうなの?」とか言っているけど、たぶんそんなのは思っていないのよ。
(春日俊彰)うん、本気ではね。そのアメフトを見て出る「えーっ!」とか「おお―っ!」とかは違うよね。うん。たしかにそうだな。
(若林正恭)そうだよね?(笑)。
(春日俊彰)まあ、その方がうまく回るからしょうがないんだろうな。そういうのに疲れた人はやっぱりこのアメフトを見た方がいいね(笑)。もう何も考えず、何の計算もなく、「うおおーっ!」って思うからさ(笑)。
(若林正恭)フフフ、でもさ、あれさ、「勉強する」っていうのは一応「おおっ!」って思えることが増えるということなんだろうな。そう考えると。
(春日俊彰)ああ、学校の勉強とかっていうこと?
(若林正恭)いや、学校の勉強もそうなんだろうけど、俺は頭が悪いからわからないけども。なんかこう、たとえば俺はヅケマグロをさ……俺、絶対に醤油の禁断症状になるのね。食べ物がさ、海外のあれで。それで醤油をすぐに食べたくなるんだけども、帰ってきてその足でヅケマグロを食べに行ったのよ。
(春日俊彰)へー!
(若林正恭)で、ヅケマグロの漬け方っていろんなパターンとか方法があるって知る前は美味しいけど「うん」って思う程度だったのが、その漬け方とかの方法を知ってからだと「はー!」って思うじゃない?
(春日俊彰)なるへそ。うんうん。
(若林正恭)だから、なるべく増やした方がいいんだな。じゃないと、俺のワイプみたいな人生になっちゃうからさ(笑)。
(春日俊彰)ああ、つまらないね! いけないね! 無反応で。
オードリー若林のワイプのような人生
(若林正恭)フフフ、それはよくないと思うのよ(笑)。まあ「つまらないね」って言われるとカチンと来るんだけども(笑)。
(春日俊彰)でもそういうことじゃない?(笑)。
(若林正恭)絶対に若林のワイプみたいな人生は送っちゃいけないと思うのよ。
(春日俊彰)いけないね。もったいないよ! そんな人生ね。何も起こらないさ。
(若林正恭)フフフ、反面教師にしてほしいね。俺のワイプを。
(春日俊彰)そうね。「ああはなりたくない」っつって。
(若林正恭)フハハハハハハハハッ!
(春日俊彰)だから、勉強しない子供にはいいかもね。「若林のワイプを見なさい! お前、ああはなりたくないだろう? あんな大人にはなりたくないだろう?」っつって(笑)。
(若林正恭)アハハハハハハハハッ! そういうのはあるよね。
(春日俊彰)でも、そうだろうね。いろいろと知った方が深く理解ができて、リアクションもデカくなるんだろうな。たしかにそうだね。うん。
<書き起こしおわり>