吉田豪 料理を語る

吉田豪 アントニオ猪木の言葉「プロレスとは戦いである」を語る J-WAVE

吉田豪さんが2023年2月2日放送のJ-WAVE『STEP ONE』で料理について話していました。

(世良マリカ)今週はそんな吉田豪さんから人生で得た学びについて打つ伺っています。最終日の今日は「これから学びたいこと」。吉田豪さん、よろしくお願いします。

(音源スタート)

(吉田豪)私は今、これを学んでいます。「学んでる」っていうか、あれですけど。最近、はまってるというか、いろいろやっているのは料理ですかね。「学び」というとあれなんですが、結構自炊とかをやりがちになっていて。自動調理器買ったりとかもあったんで、積極的にいろんなものを作り始めて。

ただ本当に問題なのが、初めての無水カレーを作るのに熱中してたら「今、どこですか?」ってやけに焦っている電話がかかってきて。なにかと思ったら、某ラジオの収録日をすっかり忘れて、派手に遅刻する羽目になったりとか。仕事以外の何かに熱中するのは危険だなと思ってるんですけど。でもなんか、料理をちゃんと作るのっていいなと思ったのが、やっぱり僕も50過ぎて、こういう仕事を30年ぐらいやってきて。いろんなものがなんか慣れで、なんとなくでできちゃうんですよね。

なんとなく、そこそこのものはいつもの感じで作れるんですけど。特に料理をちゃんとレシピを見て作ると、「あれ? 今までなんとなくで作ってたものがレシピ通りに作ると、むちゃくちゃうまい!」みたいな、そんな当たり前のことに気づくっていう。「基本に忠実に、ちゃんとやらなきゃダメだな」という、襟を正すような思いを料理をすることによって学べた気がしますね。

料理がちょうどいいリフレッシュ

(吉田豪)結局なんか仕事ばっかりしてるとリフレッシュしたくなるんですけど、料理って本当にすごいちょうどいいリフレッシュなんですよね。むちゃくちゃ仕事に追われて、自炊もできない時っていうのが一番悶々とする時で。もっと忙しくなって、風呂も入れなくてシャワー程度しか浴びれないっていうのが一番悶々とするですよ。僕、雑誌とかを風呂で読むっていうルールにしているので。忙しいと、読んでない週刊誌もたまっていったりとか。もう一番あれがストレスです。

とにかく、毎日ちゃんと食事を作り、風呂に入る。その生活をいかに保つかですね。それとか、仕事以外に趣味って何かな?って考えたら、最近は、元々好きだったんですけどプラモデル作りがまた血が騒いで復活してるんですけど。20年ぶりぐらいに復活させてびっくりしたのが、老眼で細かいパーツの組み立てが困難になっていたってことなんですけど。なんとなく、感覚でやればいいやで乗り切って、楽しくやってますね。

本当に僕ぐらいの世代に向けた高額なプラモデルが次々出る時代になっているので。それは楽しいですよっていう。趣味は全部、仕事にしてきた感じはあって。それは特に文化的な趣味だったから、全て仕事に直結したんですけど。なので、多趣味だけども趣味がないみたいな感じだったんですよ。全てが仕事なので、休みもなければ……っていう。

だから仕事と関係ないもので趣味って、たぶんこういうやつでしょうね。料理とプラモデルは仕事には全くなってないし、たぶんならないです。うん。

<書き起こしおわり>

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