佐久間宣行さんが2023年1月11日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で小西マサテル『名探偵のままでいて』をおすすめエンタメとして紹介していました。
(佐久間宣行)佐久間宣行です。最近面白かったエンタメは小西マサテル『名探偵のままでいて』です。ナイナイのオールナイトの作家の小西さんがこのミステリーがすごい大賞を取った作品なんすけど。年末年始に読ませていただいて。もう一昨日ぐらいから発売してるのかな? めちゃくちゃ面白かったです。
元々、すごい校長先生だった認知症のおじいちゃんの介護をたまにしている高校教師の女性教師が主人公で。それが安楽椅子探偵と助手みたいな設定になっていて。その主人公が身の周りとか、学校で起きたミステリーをおじいちゃんに相談しに来るんだけど。その認知症の症状だと、おじいちゃんは幻視をしちゃうのよ。なんか、幻覚を見ちゃうの。
でも、その自分は病気だっていう認識もあるっていう。これは本当にある症例で。小西さんのお父さんがそういう症例だったらしいから、そこで思いついたらしいんだけど。そのキャラクター設定が抜群で。で、全部のキャラクターが生き生きしてて面白くて。いっぺんに好きになっちゃったなっていうのと、出てくるキャラクターがすごいんだよね。
抜群のキャラクター設定
(佐久間宣行)で、1話完結で読みやすい上に、ちゃんとストーリーが最後に全部収斂していくっていう。「これがデビュー作?」って思って。まあ、びっくりしましたよ。それで、わかんないけどね。もう映像化とかみんな、したがっちゃうよなっていうぐらいで。キャラクターがしっかりしていて。俺はもうね、最近『鎌倉殿』を見たばかりだったから。坂東彌十郎さんのルックスを思い浮かべながら読んだけども。うん。いい作品でした。
で、あと今日、小西さんと雑誌で対談してきて。どっかに出ると思うんすけど。小西さんもね、ミステリーが好きなんで。ミステリーの話でめちゃくちゃ盛り上がった。あと、ナイナイのラジオの話と、それから福田の話でむちゃくちゃ盛り上がって。小西さん、福田のこと、すごい好きなんだね。「天才作家、福田がね」って言ってたよ(笑)。
いじってる? わかんないけど。小西さん、とにかくね、ことあるごとに福田の話をしたがるんだよね。「いや、だからあんたの本の話! あんたの本の宣伝だ!」っつってんのに、「いやー、福田。どうですか、佐久間さん?」っつって。なんかよくわかんないけど。構成作家の先輩として……わかんない。パーソナリティーから見た構成作家が気になるみたいで。「佐久間さん、福田、どうですか?」みたいな。「福田の父親なのかな?」みたいな感じだったんだけど(笑)。まあそんな話もどこかで出ると思うんで。ぜひ見てほしいと思います。
<書き起こしおわり>