ビビる大木 洋楽との出会いを語る

永野 洋楽との出会いを語る 東野幸治のホンモノラジオ

ビビる大木さんが2022年12月30日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオSP~俺たちの洋楽紅白歌合戦~』に出演。東野幸治さんと洋楽との出会いについて話していました。

(東野幸治)そもそも言うたら……前回、去年も聞いたんかな? 初めての洋楽との出会いっていうのは中学生時代?

(ビビる大木)中学ですかね。

(東野幸治)それは友達? 兄弟?

(ビビる大木)兄弟とか、クラスの仲間からなんか、ボン・ジョヴィみたいなのから入った感じです。

(東野幸治)明るい感じで。でも、ボン・ジョヴィから入ったら、ボン・ジョヴィからそれ以降に行くじゃない? 要は80年代後半、90年代からグッと行くのに、なんで遡っていくの?

(ビビる大木)僕はボン・ジョヴィ……いわゆるアメリカンロックとそこで出会ったんですけど。「これ、ちょっと俺には明るすぎるな」っていうのがあって。そうしたら、ブリティッシュのそっちの、ディープ・パープルとか、レッド・ツェッペリンとか、ブラック・サバスみたいな。「ちょっと曇り空のような方が俺は好きだな」ってなったんですよ。

(東野幸治)あと、なんかわからんけど中学・高校の時に、歌詞とか読んでいたら「悪魔」とか出てるんですよ。

(ビビる大木)出てくるんですよね!

自分にはブリティッシュの方が合っている

(東野幸治)「なんやねん、悪魔って?」って。歌詞に(笑)。でも、『ベストテン』とか『トップテン』、『ヒットスタジオ』を見ても、歌詞に「悪魔」なんか出て来えへんのですよ。で、「なんやねんな? この『悪魔』とか、『1人、森をさまよい』とか……」って。ポエム的な歌詞なのよね。で、英語やから何を言ってんのか、わからんけども。「こんなこと、言ってんの?」っていう。

(ビビる大木)そうなんですよ。

(東野幸治)っていうのと、なんか奇抜な衣装と。あと、言うたら遠征先。コンサート会場で泊まるホテルの最上階からソファーを投げる。

(ビビる大木)そういう話です。

(東野幸治)そういう話が……やっぱスケールがデカいから。

(ビビる大木)そういうのに「かっこいい!」って思いましたよ。

(東野幸治)ほんで、どんどんどんどん遡っていって。ちょっとどんよりした空模様のバンドが好きになって。

(ビビる大木)「ああ、俺はブリティッシュの方が好きなんだな」っつって。そっちのブリティッシュハードロックに行くんですよ。

(東野幸治)それはだから、当時はもうコンサートあるけど、そんなに来ないし。フィルムコンサートとか、行ってたの? どうやって情報を得ていたの?

(ビビる大木)情報としては、そういう本とか。

(東野幸治)雑誌でしょう?

(ビビる大木)その程度です。あとはレンタルCDぐらいです。

(東野幸治)ああ、もうレンタルCD屋さんはあったんや。

(ビビる大木)ありました。

(東野幸治)レコードの時代じゃなかったんだ。

(ビビる大木)もうCDでした。僕、中2からCDだったんで。

(東野幸治)で、CDを聞きながら。でも当時、そんなクラスで話、合いました?

(ビビる大木)いません。もう本当、ボン・ジョヴィが限界です。あとクラスはもう全員、ユニコーンとジュンスカとブルーハーツですから。クラスメートは。

(東野幸治)ブラック・サバスってあの黒の十字架とか、おどろおどろしい曲でしょう? 誰もおらんの?(笑)。

(ビビる大木)誰もいなかったです。そのブラック・サバスの話がようやく通じたのが、20歳になってから出会ったポカスカジャンです。

(東野幸治)フハハハハハハハハッ! ポカスカジャンのギターはほんまはブルースの演奏奏者なんですよ。本当にブルースの、言うたらシンガーというか、そういう奏者になるのとどっちかで、なぜかブルースを選ばずにお笑に行ったんですよね。

(ビビる大木)要はアマチュア時代にミスチルと一緒に競ってたんですって。ポカスカジャンさんって。それで、だから音楽好きっていう話で。「ブラック・サバスっていうのが……」って言ったら「ああ、サバス聞くの?」みたいな。もう初めて……「やっぱり年上の方っていうのはブラック・サバスを通っているんだな!」ってその時に思って。

(東野幸治)俺、ほんまに奇遇やけども。兵庫県宝塚、田舎の子が中2の時。クラスで俺に洋楽を教えてくれた人が好きだったのが、ブラック・サバスなんですよ。で、「こんな世界、あんねんな」って導いてくれたのよ。だからその人しか、いないもん。今までの過去、それからいろんな人と音楽の話をするけど。ブラック・サバス好きって、いない。だから、2人目やもん。そういう意味で言うと。

(ビビる大木)フハハハハハハハハッ! なんでだろう?

孤独な音楽の趣味

(東野幸治)そういう意味で言うと、孤独な音楽の趣味。でも、諦めず、揺るがず、ずっと今でもでしょう?

(ビビる大木)そうです。で、今、高音質CDになって再発売されるじゃないですか。「発売から40年、経ったんでCDの音質を上げて再発売しました」っていう。そういうのも健気に買ってますんで。健気にやってます!

<書き起こしおわり>

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