能町みね子さんが2022年12月17日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中でマンネリ化してつまらない「今年の漢字」についてトーク。面白くするための改革案を話していました。
(能町みね子)あと、私は流行語大賞はすごい好きで。ネタにするんですけど。「好き」っていうか、ちょっとニヤニヤして見ている感じなんですけど。でも、今年の漢字については普通に「つまらない」ってずっと言っていて。
(塙宣之)まあ、あれはみんなが送ってくるやつだからね。
(能町みね子)そうなんですよ。純粋な投票なので。
(土屋伸之)だからオリンピックの時には「金」になったり。
(能町みね子)そう。オリンピックの時は絶対に「金」で。ついでに「今年は政治家と金を巡る問題もありました」って絶対に言われるんですよ。そんなの、絶対に毎年、あるから。
(塙宣之)そんなに注目をするほどのものでもないっていうことですね。
(能町みね子)そうなんですよ。だから私、この今年の漢字を面白くするひとつの案を考えたんですけども。
(塙宣之)あ、聞きたい!
(能町みね子)今年ね、「戦」っていう漢字。これは2001年以来、2度目って言っているんですけども。これ、「2回目」はやめてほしいんですよね。1回、使った漢字はもう、なしにする。
(土屋伸之)そういうルールはいいかもしれないですね。
(塙宣之)絶対にそれがいいと思う。
同じ漢字は二度と選ばれないルールに
(能町みね子)そう。そしたら、30年後あたり、面白くなってくるんじゃないかと思って。
(出水麻衣)皆さん、頭を悩ませますね(笑)。
(塙宣之)漢字の良さがね、感じられるじゃないですか。
(能町みね子)そうすると、だんだん票が散ってくるじゃないですか。「金が使えない? どうする?」みたいになって。
(出水麻衣)旧字はありですか?
(能町みね子)旧字はなしです。旧字はダメですね(笑)。だから戦争が起きた時、「戦」が使われて無理な時は次は「争」にするしかないとかね。
(土屋伸之)でも、それも使ったら終わりですからね。
(能町みね子)そうですね。そうすると、次に戦争が起きた時に「戦」も「争」もどっちもダメです。もう、なにもできないです。
(土屋伸之)違う漢字を探すしかないっていう。
(能町みね子)そうですね。
(土屋伸之)で、そのうちマニアックなニュースから出てきたりするかもしれないですね。
(能町みね子)そうですね。すごく苦し紛れになってくる感じがして。そうしてほしいんですよ。ご検討ください。この協会の方。
(塙宣之)漢字一文字ね。これ、いつからやっているんですかね? そういえば。
(能町みね子)「2001年以来」っていうことは、もう20年以上。
(塙宣之)そんな前からやっているの?
(土屋伸之)だって生放送とかやっていて、「速報が入りました」みたいな感じで発表されますよね?
(能町みね子)そんなね、速報で伝えるようなことかな?って。
(塙宣之)超思いますよ。だってこれ、いらない情報じゃないですか。
ニュース速報で伝えるほどの情報か?
(能町みね子)本当、そうなんですよね。あんまり話も盛り上がらないんですよ。この今年の漢字の話って。だから、ちょっと頑張ってほしいです。工夫してほしい。
(土屋伸之)うなったこと、ないですもんね。「うわっ、今年はこれか。来たな!」みたいなの、ないですもんね。
2022年「#今年の漢字」第1位は「戦」でした
応募総数223,768票から10,804票(4.83%)を集めての第1位でした。
多数のご応募ありがとうございました
2位以下の情報は追ってお知らせいたします!https://t.co/tux2uCxio9#漢字の日#戦 pic.twitter.com/2dkfpQPm1f— 2022年「今年の漢字」 (@Kotoshinokanji) December 12, 2022
<書き起こしおわり>