能町みね子 マンションの隣人が『憧夢~風に向かって』のBe-Bだった話

能町みね子 マンションの隣人が『憧夢~風に向かって』のBe-Bだった話 久保・能町のオールナイトニッポン

能町みね子さんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD』の中で、引っ越したマンションの隣人がシンガーのBe-Bさんだったことが判明した話をしていました。

(能町みね子)私もさ、Twitterで予告しちゃったんだよね。何をしゃべるか。あの、Twitterであえて書いてなかったんだけど。私が引っ越してきたと同時に、マンションの同じフロアにある人が引っ越してきたんですよ。で、その人に、私、結構引っ越し早々にたまたま出くわしたの。でも、その時にはほとんど顔を見なくて。ただ、その人が明らかに大きな楽器を抱えていたんですよ。

(久保ミツロウ)ミュージシャン!

(能町みね子)ミュージシャン!って思ったのね。服とかもなんかそんな感じだったの。女の人なんですよ。で、まあでもその時、本当挨拶もしないぐらいの、ちょっとすれ違っただけだったから。『ミュージシャンだ。誰なんだろう?』ってすごい思ったんだけど。まあ、わからず。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、表札も出ているんですけど、まあ結構平凡な苗字なので、わからず。で、しばらく誰なんだろうな?ってただ思っていたんですけど。で、その話をするってTwitterで予告したんですけど。あの、この話をね、どう展開したらいいかわかんないんで。最初に答えを言います。もう。誰だったのか。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)Be-Bさん。

(久保ミツロウ)(笑)。あの、Be-Bさんは前、オールナイトニッポン。この番組でもかけたことがある・・・

(能町みね子)この曲ね。

Be-B『憧夢~風に向かって』

(久保ミツロウ)この、能町さんは『懐かしい』と言ってましたが、私は『こういう曲、あったような気が・・・』みたいな。

(能町みね子)そう。思い出せなかったやつなんだよね。で、私は、今年になってから友達と何回かカラオケに行った時に、90年代とか中学高校ぐらいに流行った曲を、『あ、これあったね』みたいなやつをみんなで入れるっていうのがちょっと流行っていた時があって。そん時に私、これをめっちゃ入れてたの。Be-Bさんの『憧夢~風に向かって』っていう曲をね。まあ、ドラマの主題歌ですよ。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)その当時、かなりヒットしたんですよ。それを結構入れてて。反応してくれる人もいれば、久保さんみたいにサビまで聞いたけど、えっ?ってなる人も結構いて。『えっ?みんなこれ、知ってると思ったのに』って、私の中でなんかブームだったの。だから、このラジオの『脳内パワープッシュ』でも1回これ流してね。

(久保ミツロウ)そう。かけてましたし、話題にしましたし・・・

(能町みね子)(歌に合わせて)ヘーイ!

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)ここ、やらせて。ここ、みんなにやらせましたよ。(歌に合わせて)ヘーイ!

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)ねえ。この曲ですよ。Be-Bさん。で、そんなわけで私の中では今年、Be-Bさんが熱くなっていた時だったんですよ。ちょうど。で、ある日、深夜もう私、バーで飲んで。3時半とか、もうド深夜に帰ってきたら、ちょうど私が帰ってきたところの前にタクシーが停まったの。うちのマンションの前に。で、女の人が降りてきて、ギターを持っているんですよ。で、直感的に、『あ、うちの同じフロアの人だ』と思って。で、普通に自然に行ったら、エレベーターも当然一緒になっちゃって。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、私もその人も酔っていたから。なんかちょっとこう、話せる感じになっていて。『何階ですか?』って言われて。私も同じだったんで、『ああ、同じフロアなんですね』って言われて。で、『もしかして、お隣の方ですか?』みたいに言われて。1回すれ違った時に、たぶん私、金髪だしさ。わかりやすかったんだと思うんですけど。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で・・・あ、ヘーイ!

(久保ミツロウ)いま、ちょっと言えなかったね。

(能町みね子)いま、しゃべるのに夢中だった。あの・・・ヘーイ!『外国人だと思ってた』とか言われちゃって。『私もなんか酔っ払ってるんだよねー』みたいな感じで。で、ふと、その女の人のギターケースを見たら『Be-B』っていうシールが貼ってあるんですよ。

(久保ミツロウ)(笑)。『おやっ!?』っていう。

(能町みね子)『Be-B』っていうシールが、まんま貼ってあるんですよ。『ええっ!?』って思って。で、私、Be-Bさん、顔は実はよく覚えてなかったの。で、顔を見てもわかんないから。さすがにそこで『Be-Bさんですか?』って聞くのもなんか失礼だし。もしかしたら、後ろのバンドの方とかの可能性もあるしね。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)でも、Be-Bさんのシールしか貼ってないんですよ。他にいろんなステッカーがベタベタ貼ってあったらわかんないけど。Be-Bだけ貼ってあるの。

(久保ミツロウ)Be-Bのファンじゃなく、もしかして・・・?

(能町みね子)本人か、もうスタッフ関係の人しかありえないじゃん。そんなの。で、家に帰ってから、私もさ、プライベート、プライバシーを探るのが大好きだから、調べますよ。『Be-Bさん、本名は何だろう?』とか。で、いろいろ調べても、結局よくわかんなかったんだけど。もうそっから、深夜3時半だったんだけど・・・

(久保ミツロウ)ヘーイ!

(能町みね子)ごめんね(笑)。1時間ぐらい、もういろんなところを漁って。ついに、表札と一致して。あっ、これやっぱ間違いない!ってなって。で、『ヤバい!Be-Bさんの隣じゃん!』ってなって。で、翌日。お昼にちょっと出かけて、夕方6時ぐらいに帰ってきたら、また一緒になったんですよ。

(久保ミツロウ)それもすごいよね!

(能町みね子)すごいことでしょ?

(久保ミツロウ)ないよ、なかなか。

(能町みね子)2日連続で。しかも時間、全然違うのに一緒になって。エレベーターで一緒になって。で、向こうも『あ、昨日の・・・』みたいになって。『ごめんね、昨日。私、酔ってたよね?』みたいな感じで。まあ、こんな感じでサバサバしゃべってくれる人なんですけど。で、私も確信がかなりあったんで。勇気を出して、『あの、Be-Bさんですよね?』って言ったら、『えっ?なんで知ってんの?』って言われて。『いや、ちょっと昨日、ステッカーが・・・』みたいなことを言ったら、『えっ?知っててくれてるんだ』みたいな感じで。すごいなんか謙虚な。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)なんか『私のことなんて、別に知らないでしょ?』ぐらいの感じで。『あ、知っててくれたんだ』って言ったから、『いや、私、もう本当、今年もカラオケでめっちゃ歌っているし』みたいなことを言って。したら、『ありがとね』ってなって。『今日もこれから阿佐ヶ谷でライブなんだけど、ちょっと楽器か何かを忘れちゃって。いま家に取りに帰って。バカだよね』みたいな感じで言ってくれて。

(久保ミツロウ)はー。

(能町みね子)で、エレベーターがついて。『まあ、よかったらまたお話しましょうね』みたいなことを言われて。別れたんですけど。どんだけ偶然よ!と思って。

(久保ミツロウ)いや、来てるね、なんか。

(能町みね子)来てるでしょ?ここで流した人が、隣に住んでるんですよ?

(久保ミツロウ)まあ、いきなりあぶらだことかは隣にきたりしないよね(笑)。

(能町みね子)こないね!いまんところ、こないね!ああ、いまんところこないなー!

(久保ミツロウ)『あれ?あ、あぶらだこさんですか?』とか、ないもんね。

(能町みね子)それはいまんところ、ないね。もう片方の隣はね、老夫婦が住んでいてね。夏、窓も開けてドアも開けて風通しを良くしてて。ドア、めっちゃ開いていて。真夏の間じゅう。で、そのドアに裏側に、すごい渾身の字で『ガス消す』って書いてあって(笑)。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)たぶん、あぶらだこじゃない。

(久保ミツロウ)あぶらだこじゃない(笑)。

(能町みね子)それは違うと思う。でも、Be-Bさんにこのこと、別にしゃべってないんで。こんなとこでしゃべったら、もしかしたら本人に伝わるかもしれませんね。で、Be-Bさんは私が何者かは絶対に知らないと思うんですよ。テレビないみたいなことをブログで書いてたし。

(久保ミツロウ)あ、ふーん。

(能町みね子)ブログ、読んじゃったんだけどね。だからあの、なんだったらもし、関係者の方がいたら、全然伝えてもらって構わないんですけど。あの、もし会ったら、また仲良くしたいなと思っております。かけてよかった。Be-B!

(久保ミツロウ)よかった。本当、よかった。

(能町みね子)やっぱ、今年かけるのは運命だったんだね。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)よかったですよ。

(久保ミツロウ)ああ、なんかいい話じゃ。

<書き起こしおわり>

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