渡辺志保 SZA『SOS』を語る

渡辺志保 SZA『SOS』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんが2022年12月12日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でSZAの最新アルバム『SOS』について話していました。

(渡辺志保)ここで今日の1曲目をお送りしたいなと思います。待ちに待ったアルバム、4年ぶりとか5年ぶりとかですよね。あのSZAがなんと、『SOS』というアルバムをリリースしたということで。今日はそこの中から1曲、かけたいと思うんですけれども。で、『SOS』ってタイトルもちょっとドキッとしちゃうんですけど。先月11月にビルボードで発表されたインタビューがあって。

で、それを読むと、SZAちゃんが結構「今の私の生活……スーパースターダムを追う生活とか、もうめっちゃ疲れた」みたいなことを言っていて。「こういうアーティストに対する要求みたいなものは、人に対してのものではなくて、マシーンに対してみんなが欲求してるみたいで、結構疲れた」みたいなことを吐露していて。それが今回のアルバムのひとつの制作のモチベーションというか、まあ彼女のインスピレーションというか、アルバム作る理由のひとつになったのかなという風に思います。

で、アートワークも海原のど真ん中にSZAが、その飛び込み台の端っこに座って。なんか本当に助けを求めているような。ちょっと悲痛なメッセージなのかなと思いきや、そういう風に取れる曲とか、リリックもたくさんあるけれども。前回の『Ctrl』を踏襲するようなすごい等身大の彼女の恋愛に対するね曲であったりとか。でも、なんとなくやっぱりその自分の人生について歌ってるのかなというリリックが増えたのかなという風にも思いまして。ちょっと私も1行1行、確かめながら聞いてるわけではまだないんですけれども。これからちょっとまた咀嚼しますという感じなんですけれども。

でも、待った甲斐があったなというアルバムです。で、今日はですねその表題曲の『SOS』という曲もすごい彼女っぽいリリカルな魅力が溢れてるからいいなと思ったし。そのウィットであるとか、あとはライミングの面白さもいいなと思って。『SOS』をかけようかなと思ったんだけど。でも、結構短い曲だし……ということで。

SZA『SOS』

(渡辺志保)なので、最後に収録されている『Forgiveless 』という曲をかけたいと思います。これはオール・ダーティー・バスタードをフィーチャーしているところで。ただ、当たり前だけどオール・ダーティー・バスタードはもう故人、亡くなった方ですので。これはODBのソロアルバムに収録された曲を抜き取って、この楽曲にフィーチャリングという形でくっつけたみたいな、そういう記事を読みました。で、プロデューサーがこれ、ロドニー・ジャーキンスなんですよね。なんか、そこの面白さもあるなと思って。ちょっとどんどんこれからもですね、聞き込みたいなという風に思っていますね。

(DJ YANATAKE)なんか最近、ロドニー・ジャーキンス、名前を聞くな。なんか他にもやっていたよね。

(渡辺志保)うん。そうなの。結構「えっ、この人をやるんだ?」っていうようなところで名前を見ましたので。また、こういう第一線のR&Bシーンにカムバックしているのかなという風にもちょっと思っちゃいますよね。期待しちゃいますよね。H.E.R.とかのアルバムとかにも参加したのかな? というわけで、お届けしたいと思います。今日のオープニングチューン。SZAで『Forgiveless ft. Ol’ Dirty Bastard』。

SZA『Forgiveless ft. Ol’ Dirty Bastard』

<書き起こしおわり>

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