渡辺志保 Gunna『FAR feat. Young Thug』を語る

渡辺志保 Gunna『FAR feat. Young Thug』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でガンナの新作アルバム『WUNNA』から『FAR feat. Young Thug』を紹介していました。

(渡辺志保)ここでさっそく、今日のオープニングチューンを紹介したいと思うんですけれども。毎週金曜日、主にこれまでと変わらず世界中ではホットな新譜がリリースされているわけですけれども。今日、まず紹介したいのは待ちに待ったガンナのアルバム。その名も『WUNNA』! ガンナは自分のことを前からね、「GUNNA WUNNA」みたいな感じでリリックの中に織り込んでいたりしていて。ニックネームみたいな感じで「WUNNA」っていう風に言っていたんですけども。何気に「WUNNA」っていうのは「Wealthy Unapologetic N*gga Naturally Authentic」っていう、なんかそれぞれの頭文字を取って「WUNNA」っていうことにしているらしいです。

で、この彼の待望のニューアルバム『WUNNA』に関してはほぼ全編をジャマイカで収録したっていうことで。その時のバイブスも込めたタイトルということで『WUNNA』というタイトルにしたみたいですで。私、今日Geniusで公開されてるガンナのインタビュー映像を見てたんですけど。とにかく「本当、ヤング・サグと今、これまでで一番仲がいい」っていうことをしゃべっていたり。

あと、ガンナといえば皆さんもおなじみだと思うんだけど。とにかく「Drip」っていう……『Drip Season』とか『Drip or Drown』とか、「Drip」っていうフレーズをいつも使っていたんですけど。もちろん「Drip」っていう単語に関しては今後も使っていくけども、今回のこの『WUNNA』というアルバムに関してはその「Drip」以外の自分を見せたかったんだっていうことで。なのでいつもとちょっと違うフロウであるとか、いつもとちょっと違うトピックであるとか、そういったことについてラップしてるっていう風に言ってました。

「Drip」以外のGunna

で、今日このガンナのアルバム『WUNNA』からかけたいのは、そのGeniusのインタビューでも本人が一番好きだっていう風に言っていたトラックがありまして。それが一番最後に収録されている『FAR』っていう曲なんですよ。『FAR』っていうのは物理的に遠いっていう意味でもちろん使われるんですけど。よくよく会話の中の表現とか、あとはビギーの『Juicy』っていう曲でも印象的に使われてるけど。「思えばこんな遠くまで来たもんだ」みたいな、自分のキャリアとかを振り返った時に「FAR」っていう風に。「こんなに遠くまで来ちゃったな」っていうような、そんな表現が日本語でも英語でもありますということで。

このガンナの『FAR』っていう曲もStarted from the bottomじゃないけども、「何もないところから始まったけど今、こんなに成功したぜ」みたいな。それをちょっと内省的というか、センチメンタルな表現なんかを交えて歌っている曲になります。そして1人だけでラップしているのではなく、この曲に関しては繰り返しになりますけど今、一番これまでで仲が良い状態にあるという風に言ってましたヤング・サグがバース2ですごいトリッキーなフロウのバースをキックしておりますので。その2人の絡み、相性の良さ、ケミストリーの素晴らしさっていうのを感じながら聞いていただきたいと思います。それではまずお届けしましょう。ガンナで『FAR feat. Young Thug』。

Gunna『FAR feat. Young Thug』

<書き起こしおわり>

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