スポンサーリンク

渡辺志保 カニエ・ウェストのコーチェラ・サンデーサービスを語る

渡辺志保 カニエ・ウェストのコーチェラ・サンデーサービスを語る INSIDE OUT
スポンサーリンク
スポンサーリンク

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でコーチェラ・フェスティバル2019の第二週に行われたカニエ・ウェストによるサンデーサービスのパフォーマンスについて話していました。


(渡辺志保)今日は月曜日ですけどね、寝不足だという方はなかなか多いじゃないでしょうか。と言いますのも、日本時間の今朝、朝4時ぐらいまでやってましたカニエ・ウェストのサンデーサービス at コーチェラということで。私も全編、ずっと見ていたわけなんですけれども。ちゃんとのおやつを……絶対に途中でお腹が空くと思って、ドリトスとね、サルサソースを買って。それをつまみながら見てたんですけれども。

やっぱり、いままでに見たことないものをカニエ・ウェストというアーティストはいつももたらしてくれるなと思いました。詳細はね、もう皆さんご存知だと思うからちょっと省きますけれども。コーチェラフェスティバル、2週続いて。ウィークエンド2、2週目の日曜日の朝9時。言ったらイースターサンデーですよね。イエス・キリストの復活祭として知られておりますイースターの日。その朝の9時ですね、カニエ・ウェストがサンデーサービス(日曜礼拝)をコーチェラで……しかもコーチェラの普通の会場ではなくて、ちょっと丘というか山。

そこであれは何百人のクワイアがいたんですかね? 大勢のクワイヤとバンドを引き連れてでパフォーマンスをした。それでカニエ自身はあまりご自身はラップはしませんでしたね。あくまでもコンダクターのような立ち位置でパフォーマンスをしていた。それで『All Falls Down』をやった時に初めてラップしたのかな? あと終盤に『Jesus Walks』もやってらっしゃいましたけども。

ちょっと驚いたけれども、新曲をやってましたね。『Water』という名前の新曲も「これ、ニュージョイントです」ということでパフォームしてらっしゃいました。フックが「We are water. We are water.」というようなフックで、ちょっと壮大だなというような印象を受けましたけれども。

スポンサーリンク

カニエの新曲『Water』を披露

ただ、本当にカニエが何をしたかったかと言うと、チャーチ(教会)をコーチェラに持って来たかったということで。私、アメリカの教会って行ったことないし。ましてや、黒人の方ばかりが集う……まあ「ブラックチャーチ」という風に言われておりますけれども、ブラックチャーチにも1回も行ったことがないのでわからないですけれども。たまに映画とかを見ているとね、そういう黒人の人たちが集うチャーチの様子とかが映ることもありますし。「ああ、まさにこういう雰囲気なんだろうな」っていう風に思いました。

で、非常にスピリチュアルでしたし、宗教的でありましたけれども。なんだろう? やっぱり日本人の感覚とアメリカの、ましてや黒人の皆さんの方々にとっての宗教って全然、おそらく違うんですよね。元々ね、ラップとかR&B、いわゆるブラックミュージックと呼ばれている音楽って元はゴスペルがベースにありましたけども。で、そのゴスペルはどうやって生まれたかと言うと、やっぱり奴隷にされていた黒人の皆さんがお互いを鼓舞するためにであるとか、あとはご主人様に分からないように、ちょっと表現を変えて比喩的な表現を使って歌うとか。

そして読み書きができない人もたくさんいらっしゃいましたから、そういった人たちへの自分たちのコミュニケーションツールとしても歌を用いていたという背景もありまして。そういったことを、すごく考えさせられてしまいました。カニエ・ウェストもそのサンデーサービスの中でロイ・エアーズとかさ、あとはスティービー・ワンダー、あとは90年代のソウルIIソウルの『Back To Life』とか。そういったソウルの名曲をね、自分のレパートリーにも入れておりましたし。

で、最後もさ、ザ・ジョーンズ・ガールズの『Nights Over Egypt』。あれで終わりましたよね。結構カニエ・ウェストがそうやって昔のソウルの曲をこういう風にフィーチャーするの、すごく珍しいなっていう風にね。やっぱり最近のカニエのサウンドって、めちゃめちゃ前衛的だからこういうの、すごい珍しいと思ったけれども、そもそも彼が有名になったのって、カニエがプロデューサーとして有名になったのはそれこそチャカ・カーンとかルーサー・ヴァンドロスとかの昔のソウルの曲を早回ししてサンプリングしたサウンドで有名なっていたわけですから。やはり、そういうたソウルミュージックは常にカニエのご自分の根源としてあるんだなとか思っちゃったな。

で、去年はね、ビヨンセがコーティングで……もう本当に『Homecoming』もさ、先週公開になったから。本当に涙、涙……というか。何回、涙を拭ったかっていう感じなんだけど。ビヨンセはビヨンセのやり方で自分のルーツをね、ああいう風に表現した。で、カニエはカニエで今回、コーチェラのサンデーサービスで自分のルーツとかスピリチュアリズムっていうものを表現したんだなという風に非常に感じたところですよ。

(DJ YANATAKE)俺も見てたんですよ。1時からスタンバイして。思ったよりちゃんと早く始まってよかったんですけど。1時間待ちぐらいは覚悟してたんだけど、10分遅れぐらい?

(渡辺志保)そうですね。最初、とにかく山の静止画が……(笑)。

(DJ YANATAKE)でさ、俺……本当につまんない意見だよ。超つまんない意見だけど、画面が真っ黒で真ん中に丸が空いているんだよね。その丸の中だけしか映像が映っていないの。でもさ、そんなたったそれだけのアイデアで新しく見えるっていうのが……。

(渡辺志保)そうなの。そう。すごい!

スポンサーリンク

丸い画面の意味

(DJ YANATAKE)こんなの、なんでいままで誰も思いつかないんだろう?っていうか。というか、カニエだから新しく見えてしまうのかわからないけど。そのちょっとしたアイデア。

(渡辺志保)そうですよね。だから今後、ああいうミームとかいろいろと……。

(DJ YANATAKE)そうそう。俺も見ながら作っていたんだよね。でも、めんどくさくて止めたんですけど。

(渡辺志保)あれもだから、「なぜカニエはあのトイレットペーパーの芯越しに中継してるんだろうか?」みたいなツイートとかも見たんだけど、あれは「神が見てるぞ」みたいな、そういうものかなとか。あと、私はわかんないけど、覗いてるっていう。覗き穴っぽい感じだから、ニーチェの「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」っていう格言がちょっと頭をよぎりました。いや、でもカニエ、ニーチェとかサンプリングするかな? とかって思ったりね(笑)。

(DJ YANATAKE)でも、そういう風に語らせるのがやっぱりいいですよね。

(渡辺志保)そうそう。そういうことです。だからまあ、いま『Yandhi』っていうタイトルの新しいアルバムを作っているという風にずっと言われておりますけども。『Yandhi』が今朝のサンデーサービスみたいにちょっとスピリチュアリズムなとか、宗教的な面もあるのか。もしくは、また全然違うサウンドを作ってくれるのかわかんないですけれども。非常にやっぱり、ライフチェンジングなパフォーマンスですよね。

(DJ YANATAKE)でもいろいろとあったけど、また株を上げたよね。

(渡辺志保)そうね。いろいろとあったけどね。そう。でも、すごいよね。自分のことを「Yeezus, Yeezus」って言っておいて、実際にああやって教会を作っちゃうんだから。本当にすごいところにいるなって思いました。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました