渡辺志保 バンクロール・フレッシュを追悼する

渡辺志保 バンクロール・フレッシュを追悼する INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中で、銃撃を受けて亡くなったアトランタのラッパー、バンクロール・フレッシュを追悼していました。

(渡辺志保)でね、今日はちょっと悲しいお知らせから『INSIDE OUT』、スタートしなければならないんですが。去る3月5日ですね。アメリカ時間で土曜日の深夜2時ぐらいですかね。アトランタ市内のレコーディングスタジオでバンクロール・フレッシュ(Bankroll Fresh)くんが撃たれて、命を落とすという悲しい事件がありまして。享年28才。28才の若さで命を落としてしまったというニュースが入りまして。

で、ニュースによると、なんと現場には50発の薬莢。弾丸の殻が落ちていたっていうことで、本当に何発食らってバンクロールくん、息を引き取ってしまったのかな?と思うと、本当にゾッとするような感じですけど。スタジオの外で撃たれてしまって、その後、救急車で病院まで運ばれたそうなんですが、その道中で息を引き取ってしまったそうなんですね。ちなみに、このアトランタ市内にあるスタジオなんですけど、オーナーの人が何人かいて。そのうちの1人に、なんと2チェインズ(2 Chainz)もスタジオの所有者として名を連ねているということで。

まあ2チェインズもいち早くお悔やみのツイートなんかをしていましたけども。バンクロール・フレッシュと言えば、『INSIDE OUT』でももともと、HIPHIO HYPE!の中の人がお気に入りで。それで曲をかけたこともあると思うんですけど。で、まさに2016年はかなり活躍の期待をかけられていたラッパーでもありますので。本当、こういうタイミングで、しかもこういう命の落とし方をしてしまうっていうのは、私も本当にびっくりしてとても悲しい気持ちになりましたけど。

バンクロール・フレッシュくんの他にもいま、プレイボーイ・カーティー(Playboi Carti)も撃たれて入院中だったり。あと、トラックメイカーのエイラブ・ミュージック(AraabMuzik)もいま、撃たれて入院中だったりとか。本当に笑い事じゃないんですけどね。本当、そういう事件ってアメリカって怖いなと思うし。ドナルド・トランプが大統領にならなければいいなとか、またまた思っちゃいますすし。そんなわけで、今日は追悼の意味も込めて、バンクロール・フレッシュのヒットシングルと言ってもいいでしょう。この1曲をかけたいと思うんですが。

『Hot Boy』という曲なんだけど。『Hot Boys』ってもともとどこから来ているか?と言えば、90年代後半からニューオリンズを中心に人気を博したダーティーラップグループ。男の子4人組なんですけども。メンバーはですね、ジュヴィナイル(Juvenile)、B.G.、ターク(Turk)、そしてリル・ウェイン(Lil Wayne)ということで。本当にいまをときめくリル・ウェインがもともといたグループなんですね。で、先にジュヴィナイルとかB.G.とかのお兄さんメンバーがヒットシングルを出したがために、リル・ウェインっていつまでたってもホットボーイズの弟キャラっていう感じだったんですけど。

まあ、彼もね、どんどんどんどんそのキャリアを重ねていくうちに、いまは本当にね、説明する必要もないぐらいのスターMCになりましたけども。そんなホットボーイズのメンバーみたいに俺もたくさん金を稼いで、気前よくいい生活を送りたいんだぜ!っていうメッセージを込めた曲でございますので。本当に天国にいるバンクロール・フレッシュくんにここ、block.fmのスタジオからも届けばいいなと思います。では、最初の1曲、聞いてください。バンクロール・フレッシュで『Hot Boy』。

Bankroll Fresh『Hot Boy』

はい。いまお送りしたのはバンクロール・フレッシュ追悼の意を込めて、『Hot Boy』をお届けしました。この曲のモデルになったHot Boysのみんなも、後にこのね、オフィシャルリミックスに参加していたりとか。

で、まあ今回の訃報を受けてリル・ウェインもツイッター上で『俺たちは永遠にファミリーだぜ』っていうようなことをつぶやいておりましたけども。改めてバンクロール・フレッシュ、Rest In Peaceというような感じでございますが・・・

<書き起こしおわり>

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