Creepy Nuts KANDYTOWNを語る

Creepy Nuts KANDYTOWNを語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

Creepy Nutsのお二人が2022年12月5日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中で2週後のゲスト、KANDYTOWNのIOとKEIJUを発表。KANDYTOWNというクルーについて話していました。

(R-指定)番組からのお知らせです。再来週のスペシャルウィークにゲストが来ます。

(DJ松永)KANDYTOWN! から、IOとKEIJU!

(R-指定)イエーッ! KANDYTOWNのIOとKEIJU。ありがとうございます。なんかKANDYTOWNって、その声量で発表するようなクルーじゃないというところはちょっとあるけど(笑)。

(DJ松永)たしかに(笑)。がなって「KANDYTOWNのっ、IOとKEIJU!」とかじゃなくて(笑)。

(R-指定)(落ち着いた声で)「KANDYTOWN」って、このぐらいのテンションで。でも、説明するとKANDYTOWNは東京のラップクルーで。総勢16人からなる……でもたぶん、もうちょっと多かったりもするんやと思うんですけど。その中から今回はIOとKEIJUが来てくれます。

(DJ松永)看板の2人ですよね。

(R-指定)そうですよね。で、IOさんは俺は『ラップスタア誕生!』の審査員でご一緒させてもらって。で、KANDYTOWN……ざっくりとした説明になっちゃいますけど。スタイリッシュ、クールなヒップホップの持つ都会性。アーバンなかっこよさっていうのを体現したような、まさしく東京のストリートのヒップホップの俺たち世代の顔であるわけですよ。

(DJ松永)そうだよね。

(R-指定)ヒップホップの持っているローカリズムの、その「地元」を背負う格好さっていうところの土着的なところはいろんなクルーがおるし。かつ、ギャングっていうか、ちょっといかついスタイルっていうのではBADHOPがおったりとか。各地に顔役が……沖縄でAwichさんがおるとして。「じゃあ東京は誰なの?」ってなった時に、俺ら世代で言うと、まず名前が挙がるのがKANDYTOWNっていうね。

(DJ松永)たしかにね。ある種、東京都の土着感だもんね。アーバンな東京の……。

(R-指定)で、そのアーバンな東京っていうのも、「地方から出てきて東京でサバイブする」っていうんじゃなくて、「元からここにいる。フッドが東京なんだ」っていう。

(DJ松永)でもその東京の人たちにしか醸し出せないスタイルですよね。肩の力が抜けてて、それで超イケてるっていう。

(R-指定)まあまあ、ほんまにね、ラップに関してもスマートなわけですよ。

(DJ松永)とにかくまあ、かっけーよね(笑)。シンプルに理屈抜きにかっけーんだよ。

シンプルに理屈抜きにかっこいい

(R-指定)これ、そうなんよ。だからKANDYTOWNを紹介する時に、もちろんラップも全員、それぞれテクニックも特徴あるんですけど。なんかある種、そこのラップのロジックとか理屈っていうのを直前で阻むような、「もっとフィールしろよ」っていう。そのかっこよさに重点を置いた……「クール」と言うんですけど。KANDYTOWNの1個の大きなテーマとしてクールっていうのがあるんですけど。そのクールを体現したようなクルー。

しかも、それをヒップホップのモブ感のかっこよさもしっかりとあってっていう。だからほんまに、なんとなく現場が一緒だったり、ニアミスっていうのはあったんですけど。俺は最近になってですね、ちゃんと接触したのは。『ラップスタア誕生!』でIOさんと審査員が一緒になって、とか。この間は梅田サイファーで出た『THE CREW』っていうイベントでKANDYTOWNが一緒やって。で、その後の打ち上げでちょっとKEIJUとしゃべったりとか。そういう感じですね。

(DJ松永)なるほどね。俺はもうほぼ、接触がないからな。

(R-指定)そうやね。でも間にOKAMOTO’Sとか、俺たち近いじゃないですか。で、OKAMOTO’SとKANDYTOWNがフッドが一緒っていうか、地元が一緒で……っていうところで。そのOKAMOTO’S伝いにKANDYTOWNの話を聞いたりとかね。そういうのはありましたよね。

(DJ松永)たしかに。昔、Mr. Kと一時期遊んでて。その時に、ビート作りたてのNeetzがいた気がするんだよな。そういうのはなんか、若干覚えているけども。全然KANDYTOWNとしては本当に俺はほぼ面識がないですからね。

(R-指定)そうね。で、そんなKANDYTOWNが2023年3月をもってクルーとしての活動を終演することを発表しましてね。この「終演」っていう言い方でね。

(DJ松永)ラストアルバム出して。で、来年の3月の武道館で『LAST LIVE』というタイトルでね、グループ終演という。

(R-指定)これ、楽曲をかけたりする時にちょっと付け足したりとかしたいんですけど。この終演っていうのがまさしくKANDYTOWN然としているかっこよさというか。さっき流れていた楽曲『Curtain Call』のリリックの中にも「始めたもの片付けにきたのさ 大抵のやつは散らかしっぱなしさ」っていうリリックがあって。これはたしかに、ヒップホップグループなどのね、終わり方。なんとなくみんな、やらなくなって……とかじゃなく、ちゃんとっていうね。

KANDYTOWN『Curtain Call (feat. KEIJU, Ryohu, IO)』

(DJ松永)たしかにね。しかもヒップホップクルーって、やっぱりみんな個性の集まりだからさ。やっぱり、もう終演っていう、それこそきれいに終わるような形っていうのは珍しいじゃない? 逆にさ。海外とかも含めてさ。でもこれはね、なんかすごいしゃれた言い回しだし。たしかにそうだなって感じするね。

(R-指定)そんなKANDYTOWN。だから、なんやろうな? KANDYTOWNがおそらくバーン!って出てきて注目され始めた時期も、おそらく世代がほんまにほぼ一緒やから。俺らも近かったし。で、見てきた景色。戦ってきた現場とかも近くはないけど、全く別ではないというか。まあ、同じ景色を見て、同じ景色で戦ってきたけど、吸収したもの。向かい合ってる場所。吐き出す場所は全然違うっていう。だから、この終演前にガッツリしゃべる機会っていうのがちょっと惜しくもあるんやけど。なんか逆に、こういう時じゃないと、むしろ、もしかしたらガッツリしゃべらんかったのかもなっていうような距離感でもある。

(DJ松永)そうだよね。だから今回、本当によかったよね。

(R-指定)そうなんですよね。この機会があって。最後にこういう機会をもらえて嬉しいなって。

(DJ松永)嬉しいよ。どういう話をするのか……俺、本当に本人が普段、どういう話をしてるのかもわかんないからさ。どういう温度感かもわかんないから。楽しみだよ。

(R-指定)ただ俺、まだ何回かしか会ってないけど。その『ラップスタア誕生!』で会ったIOさん。そしてこの間、そのイベントの打ち上げ後にちょっとしゃべったKEIJU。KANDYTOWNやったな。そのまんま! 日常の言い回しもクールやったわ。ということでぜひ、皆さん楽しみにしてください。

(DJ松永)俺もすげえ楽しみだな。

<書き起こしおわり>

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