友近が語る 五社英雄の魅力とおすすめ作品

友近が語る 五社英雄の魅力とおすすめ作品 たまむすび

友近さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。大好きな映画監督、五社英雄さんの魅力とおすすめ作品を紹介していました。

五社英雄 (文藝別冊)

(玉袋筋太郎)

(友近)たしかにその犯罪史に残るようなもの(ドラマ)はちょっとやりたいですよね。私もね。

(玉袋筋太郎)でしょう?

(小林悠)たとえば?阿部定さんとか?

(友近)(笑)

(玉袋筋太郎)阿部定かー!阿部定・・・

(小林悠)相当すごそうですけどね。

(玉袋筋太郎)これも業が深いよ!阿部定。

(友近)阿部定とかみたいに、ちょっとやっぱり情念みたいなものがあって、完全にただの悪みたいなのはしたくないんですよ。その根底になにかが・・・

(玉袋筋太郎)背景とかね。生まれてきた、なにか人間の業的なものがあって、そういう風になってしまったと。

(友近)そこを紐解くようなことをやりたいです。

(玉袋筋太郎)そん時に五社監督が生きてたら。五社英雄さんが。

(友近)そういうことなんですよ!

(小林悠)大好きですもんね。

(友近)憧れの男!(笑)。

憧れの男 五社英雄

(玉袋筋太郎)だから俺、いまからね、5年くらい前かな?松本人志さんの番組で共演した時に、自分のおすすめのものっていうのをね、紹介したんだよ。で、俺はまあスナックとか言ってたんだけど。友近ちゃんは五社英雄って。あの時代から言ってたんだよ!

(友近)そうなんですよ。五社さん。ゴシャゴシャゴシャゴシャ言ってましたけど(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)いや、いまね、春日太一さんが五社英雄ブームをまたこう、書いているけど。

(小林悠)ねえ。ムック本とかも出ていて。

(玉袋筋太郎)その前からさ、この人は五社英雄が、うん。

(友近)ずっと好きだったんですよ。だから五社さんの、昨年11月・12月に池袋で5夜連続で。あれももう、3日間通って行ったんですけど。

(玉袋筋太郎)偉いねー!

(友近)やっぱねー、スクリーンで、やっぱりリアルタイムで『鬼龍院花子(の生涯)』とか見れなかったんで。

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(玉袋筋太郎)あ、そっかそっか。

(友近)そうなんですよ。ビデオで見た感じで。もう、すごい!やっぱり迫力と・・・キャスティングもやっぱり素晴らしいですからね。あの映像美。

(玉袋筋太郎)いいないいなー。だから俺も、いま遅ればせながら五社英雄監督ブームになってるから。春日さんに言われて、本を読んじゃって。だからいま、見直そうとしてる最中ですよ。

(友近)いいですよ。『薄化粧』と『櫂』。これ、またおすすめです。

『薄化粧』と『櫂』

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(小林悠)『薄化粧』と『櫂』。

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(友近)これ、最高です。まあ、仲代達矢さんと緒形拳さん、もうすごいですよ。あの2トップ。

(玉袋筋太郎)そうだよなー。あー。

(友近)素晴らしいですよ。

(小林悠)それは遊郭もの?

(友近)ええとね、まあでも、遊郭ものもありますけど、借金のカタに子どもが売られてきたみたいな、やっぱり生い立ちが寂しいところからスタートするのが多いですよね。女衒の。

(玉袋筋太郎)女衒だよ。

(小林悠)女衒ね。女の子を売っちゃって。

(玉袋筋太郎)これ、やっぱね、なんでそこに惹かれたかね?結構若い頃から?

(友近)若い頃からなんですよ。

(玉袋筋太郎)すげー!

(友近)で、それで私、なぜだろう?って思っていたら、数年前になりますけれども、『オーラの泉』っていう番組に出させてもらった時に、前世を見てもらったら、置屋の女将さんやったって言われたんですよ。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)すごくないですか!?

(玉袋筋太郎)まんまだけど(笑)。

(友近)そうなんですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)まんまだけど(笑)。まんまでいいんだけど。

(小林悠)実際、そういう役もやったこと、ありますよね?映画で。

(友近)昨年です。それはたぶん私がこう熱望してて、いつも行っていたから、もしかしてそういう仕事をいただけたのかもしれないですけど。

(小林悠)その前々から?

(友近)かなり前ですよ。オーラの泉で言われたのは。

(玉袋筋太郎)おうおうおう。それで・・・

(友近)『あなたはそういう世界観をずっと昔から背負っているというか・・・』って言われて。だから、こういうのがなんか懐かしいと思うのかなって言う。『吉原炎上』とか見ていると、なんか懐かしかったですもん!

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(玉袋・小林)(笑)

(小林悠)なんでしょう?懐かしく感じるはずがないですけど・・・

(玉袋筋太郎)なにかこのDNAの中にね、そういったものが入ってるんだよ。呼ばれたんだよ。うん。

(友近)だからいまも五社さんの娘さんの五社巴さんとはもう、すごく仲良くさせてもらってましてね。

(玉袋筋太郎)ああ、本当?

(友近)お食事とか行かせてもらったりとか、『なんかいいものを作れたらいいですね』みたいな話もさせてもらうんですよ。

(玉袋筋太郎)本当!?こりゃあいいぜー!

(小林悠)見たいですもん!眉毛を剃り落としての。かたせ梨乃さんのような。

(玉袋筋太郎)そうだよ!背中にいろんなもん背負っちゃってね。こう、うん!いいぞー!

(小林悠)だってどうやらマツコ・デラックスさんに『あなた、実は芸能界でいちばんエロいでしょ?』って言われたと聞いたんですが。

(友近)マツコちゃんもいつも会うたびに、『あなたは本当にエロい。エロさがもうにじみ出てるのよ』とかって、よく言うてます(笑)。言うてくれてます。いや、ありがたい話ですよ、それは。

(小林悠)言われてやっぱり?

(友近)いや、うれしいですよ。そりゃ。マッちゃんも、いま五社さんの世界にハマって。『なにがいい?』ってやっぱり聞いてくるんですよ。作品。だからさっきみたいに、『「薄化粧」と「櫂」を見て下さいね』と。そう言ってるんです。おすすめしてるんですけどね。いろんな作品を。

(玉袋筋太郎)『北の螢』は入ってないわけだ?

(友近)あ、『北の螢』も最高!

『北の螢』

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(玉袋筋太郎)いいんだけど、あの熊がダメだったっていう。

(友近)熊(笑)。

(玉袋筋太郎)最後の熊がダメだった。ぬいぐるみだったっていう。

(友近)(爆笑)。そうそうそう!

(玉袋筋太郎)あれ、みんなもう、製作陣が『監督!熊はやめましょう!』っつったけど、五社監督が『熊、使いてえ!』って。熊が出てくるんだよ。それがもう・・・

(友近)(笑)

(小林悠)どう見ても・・・

(玉袋筋太郎)うん。ぬいぐるみなんだよ。

(小林悠)それは昔の映画ならではの、そういったポイントはね、ありますよね。

(玉袋筋太郎)もうダメな熊は『北の螢』の熊か、『君よ憤怒の河を渉れ』の熊かっていうぐらいのね。ダメな熊なんだ。これが。

(小林悠)そうなんですか!?(笑)。

(友近)あれがたしかにちょっとね、残念な点ではあったんですけども。でもやっぱりスクリーンで私もまた、『北の螢』もスクリーンでやってたんですけども。やっぱもう、岩下志麻さんってやっぱすごいな!って思いましたわ。

(玉袋筋太郎)だから極妻に出る時にさ、やっぱすごい不安だったけど、やっぱ五社監督と話して。悪いことにはしないから!っていうことで、こう出るとかね。うん。ぜんぜん違うもんね。いままでの。

(友近)違うんですよ。十朱幸代さんもまた、美しいんですよ。これはね、『櫂』に出てくる十朱幸代さんがね、色っぽいんですよ!

(玉袋筋太郎)(笑)

(友近)もうシーチキンファンシー はごろもフーズの時とは違いますよ!

(玉袋・小林)(爆笑)

(玉袋筋太郎)でもね、さっきから言ってること、おじさんと一緒だよ!おやじだよ!『あれが色っぽくてよ!』って。言ってるところがまた、いいよな。

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