R-指定 韻踏合組合『踏んじゃった feat. Lily Spacey』を語る

R-指定 韻踏合組合『踏んじゃった feat. Lily Spacey』を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

R-指定さんが2022年11月14日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中で韻踏合組合のアルバム『So Far, So Good』から『踏んじゃった feat. Lily Spacey』を選曲して紹介していました。

(R-指定)曲、今日はね、ツアーで関西におったじゃないですか。やっぱり関西に行くとね、無性に関西の先輩たちのラッパーの曲を聞きたくなるわけです。

(DJ松永)ああ、あるね。その土地のラッパーを聞きたくなるよね。

(R-指定)そうそう。そこでね、俺らの先輩、韻踏合組合が新しいアルバム『So Far, So Good』ってやつを出してたんやけど。そのアルバムがね、なんていうかな? やっぱりベテラン、レジェンド韻踏の懐の深さというか、デカさみたいなのを改めて……結構新しめのビートで『S.O.S. (Same Old S**t)』っていう新しいラップをやって。同じことばっかり続けてる同世代やったりベテランにちょっと警鐘鳴らすみたいな。「俺らは新しいことを試してんぞ!」っていう曲もあれば……。

(DJ松永)へー!

『S.O.S. (Same Old S**t)』

(R-指定)そういう新しい韻踏もあれば、往年のっていうか、最近逆にあんまりやってなかった、その初期の韻踏に見られたような、もう子音踏みでどんどん、ダジャレすれすれのラインで。それで意味とか、別に歌詞にない。ただ韻を踏みたいだけの曲みたいなのがあって。それを……最近、すごい意味重視とか、リリックのあれ重視で聞いてたから。韻を踏む快感だけに特化した曲っていうのが久しぶりにアルバムの中にあって。

(DJ松永)うわー! 初期の韻踏感。それは強そう!

(R-指定)で、フックでLily Spaceyさんっていうね、結構KOPERUのイベントとかにも出てたりする、ようせいハム子っていうグループの女の子のシンガー。いろんなことをしているアーティストの人なんですけど。そのLily Spaceyさんっていう人がサビで入っていて。で、HIDADDYさんとERONEさんがひたすらナンセンスにライムし続けるという。だから新しいレジェンドの姿と、これまでの歩みみたいな曲もあって。「兄貴!」ってなる部分と、「お兄ちゃん、まだ遊んでくれるんすか、俺らと!」みたいな感じもある、すごいいいアルバムだったんですよ。

(DJ松永)なるほどね!

(R-指定)で、そのまだ俺らとしょうもない韻、楽しい韻で遊んでくれるお兄ちゃん韻踏の側面を紹介しようかなと。タイトルがズバリ、『踏んじゃった』という曲です(笑)。

韻踏合組合『踏んじゃった feat. Lily Spacey』

(R-指定)最高でしょう?(笑)。

(DJ松永)超好き!

(R-指定)さっきもね、話していたけども。ベテランってどんどんやっぱりふざけんようになっていくじゃないですか。背負っているものだったりが……。

(DJ松永)人間のフェーズが変わっていくから、それに合わせてラップの内容も変わっていくもんね。

(R-指定)もちろん、そういう曲もいっぱい入ってるし。むしろ、そういうのが中心やねんけど、こういう遊びの韻踏も入れてくれているのが嬉しい。

(DJ松永)これは、あれだな。10代後半とかではじめて韻踏を聞いた時の衝動に近いものがすごいあるな。全然今の時代もこれ、いいよね。

(R-指定)ありやんな?

(DJ松永)ねえ。めちゃくちゃありだよね。

(R-指定)なんかこういうのをね、どんどんやっていってもいいなって。遊びのラップね。遊ぶ楽しさっていうかね。

(DJ松永)俺らもやっていいな。

(R-指定)ありあり。ありですね。韻踏合組合で『踏んじゃった feat. Lily Spacey』でした。

<書き起こしおわり>

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