佐久間宣行さんが2022年11月9日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で大盛況だった横浜アリーナでの番組イベントを振り返り。イベント終わり、はんにゃ金田さんの車で三四郎・相田さんらと帰った際の最悪なドライブについて話していました。
(佐久間宣行)メールが来てます。岩手県の方。「免許あったら車で横アリ行けたのにな」って(笑)。おい、待てよ! 俺の免許の話、いじっていいのは1通までだぞ? だから何回でも言わせてくれよ。免許はあるっつってんだよ! あと今月、更新ですからね、俺。今月更新ですから。俺、更新しますからね!(笑)。これで更新しなかったら、終わりだからね。更新するからな、お前ら! 免許を! フハハハハハハハハッ! 煽るから(笑)。
まあでもね、そうなんですよ。それで斉藤のことをちょっといじったわけよ。でね、そうやって斉藤がふてくされて。「おいおい、ふてくされんなよ」みたいなことを言った直後に俺、「いやー、さいたまスーパーアリーナか。すげえなー」って。もう、どいつもこいつもね、最悪だよ(笑)。結局、全員緊張してるっていう。全員、場馴れしてないっていう。アーティスト以外はね。っていうので始まって。それで中身で起きたことはさっき話したからあれだけど。でも本当にいいライブでしたよ。
で、一番感謝したいのは芸人で話してる時って……俺、やりながら思っていたの。「これ、裏配信を誰がやってるんだろうな? だってここに全員いるじゃん?」と思って。それで後で聞いたら、その長尺の部分は花澤香菜さんが1人で回していたっていう(笑)。それ、ニッポン放送失礼すぎるよ? 花澤香菜1人を座らせて大回しさせて(笑)。花澤さんが全部繋いでくれていたんだよね。回してくれて。で、戻ってからも結構いろいろしゃべりながら花澤さんとやって。
それで最後、もう本当に心身疲れて。「全部終わったな」っていうところで本当の事件が1個、起きたんですよ。それね、さっきのメールで怒ったけども。それもたしかに1個、関係すんのよ。、免許が……免許はあるけど、車を運転していなくて。運転士ていたなら起きなかった事件なんだけど。ライブ、全部終わりました。もう本当にいいライブでした。アーティストの皆さんにご挨拶して、ニッポン放送の関係者の人にもご挨拶して。
「さあ、今日はちょっとみんなと打ち上げまでとは言わなくても、ここで乾杯とか、そんなのはあるのかな?」と思ってニッポン放送のスタッフを探したら、めちゃくちゃバタバタしてたの。「なんだ? みんな全然、ライブ終わった感がねえな」と思ったんだけど、よく考えたら次の日、同じ場所でナイナイさんのライブじゃん? だから俺とか、出たやつ以外は誰も終わってないってことに気づいたの。
で、みんな明らかに「早く帰れ」っていう(笑)。要は俺の楽屋がたぶんナイナイさんの楽屋になるんだよね? だから、早く楽屋を改装しないといけない。ナイナイさんのスタンバイもできないわけだし。だからみんな明らかに……「そりゃ、早々に俺に挨拶していなくなるはずだよ」と思ったのよ。俺はもっと余韻トークをしたかったんだけども。「いやー、あれ、すごかったっすねー」とかしたかったんだけど、誰もいないのよ(笑)。
そりゃそうよ。しょうがないのよ。そして、「じゃあ帰るか」って思って。「タクシーかな? さすがに帰りはタクシーで帰りますよ。タクシー、呼んでもらおうかな?」なんて思ってたところに作家の福田が来て。「佐久間さん、今日この後どうするんすか?」って。「いや、ニッポン放送の皆さんもいろいろあるから……」って。それで、打ち上げの誘いみたいのも……来てくれていたテレ東の人とか、大学の同級生とかから「飲んでるよ」っていうLINEをもらっていたんだけど。でも、みんな、新横浜だったのよ。
そりゃそうだよね。でもね、この疲れた状態で新横浜で飲んでから帰る自信もなかったし。なにより、やっぱりリスナーが飲んでるじゃん? そこで俺も飲んでいたら、もうライブハウスだから(笑)。ライブハウスでファンと打ち上げする人だから。それはもう、さすがにどうかなと思ったから。「俺、帰るよ。タクシー乗って東京に戻って。それで一杯やるのかどうかはわかんないけど」っつったら、「佐久間さん、はんにゃの金田さんが相田さんとかと金田さんの車で東京に戻るらしいですよ。『乗せてあげますよ』みたいなことを言ってますよ?」って言われて。
「ああ、そうなの?」「金田さん、アウディなんで。乗り心地もいいっすよ」って言われて。「ああ、そうか。アウディで東京まで戻って……それも悪くないな」と思って。「じゃあ、乗っていくわ。福田、ありがとうね」っつって。「じゃあ、帰りましょう、帰りましょう」って福田が言うから、みんなで帰るのかな?って思って。で、楽屋口を出て金田のところに行ったら金田がいて。あと相田がいて。あとはその紹介されたYouTubeのスタッフ、若いディレクターがいて。元芸人さんのディレクターがいて。で、金田が「行きましょう」って言って。福田がいねえの(笑)。
たぶん福田が乗る予定だったんだけど、福田が「このメンバーで帰るの、めんどくせえな」と思ったんだろうね(笑)。そこから始まってるの。元々この話は。たぶん福田が「金田と相田と帰るのはめんどくせえな」と思って。それで俺にさも、金田が送ってくれるっていう風に言って、車に乗せて。それでまあ、俺は助手席に乗って。金田が運転。助手席は俺。金田の後ろが相田。それでYouTubeのスタッフっていうのでスタートしたの。車で出て。たしかに乗り心地いいんだよ。
まあタクシーもいいけど、助手席で広く場所取ってくれたから。「ありがたいな」と思って。そしたら金田が「佐久間さん、ちょっと軽く打ち上げ、やりますか」って。「いや、もう疲れたけどね」「一杯ぐらいだったら、いいじゃないですか」「まあ、たしかにね」「あんな横アリでイベントやったわけだし。だいたい佐久間さん、僕、送っていくんですからね。これ、アウディですよ? 30分で東京に着きますよ。30分後には乾杯してます。そんな道、混んでなかったですから」「ああ、そうか。30分後に乾杯できてるんだったら、一杯ぐらい行きますか」って。
「30分後には乾杯してます」
(佐久間宣行)「じゃあ、僕の家の近くで降ろすんで。そこで一杯やっていてもらったら俺、合流するんで」「えっ、金田の家、どこ?」って聞いたら、俺の家の真逆の場所なの。東京の。「えっ、こんなに疲れてんのになんでそこに行かなきゃいけないの?」「いや、俺が飲めないじゃないですか。俺、車を置いていかなきゃいけないでしょ?」「ええっ? いや、それは別にさ、金田は車なんだったら飲まなきゃいいじゃん」っていう話をみんなでしたのよ。泥仕合みたいな話を。
「いや、それは絶対に嫌なんで。俺の家の近くで降ろすんで。乾杯しててください。そしたら俺が合流するんで。車を置いてきます。それだけは譲れないです」なんて言いながら。そういうスタートだったんだよ。まあ、そんな軽口を叩きながらも、車をビュンビュン飛ばして行っていたら「まあまあ、いいか。楽しくなってきたし」って思って。それで「いやー、でもいいライブでしたね」「本当にいいお客さんで。みんな、盛り上がったね」「あんな、1万人の前で歌うことなんかないんでね。ありがたいっすよ」「いや、そうだよね」って。
俺もそうなると、ニッポン放送のスタッフと余韻トークをできてないから。「だよね! いいお客さんだったよね!」なんて言いながら。「これは今日、もしかしたらちょっと長くなっちゃうかもしれないな」ぐらいの。そんな、芸人とかとも飲むことなんてないから。で、相田もその時、上機嫌で。「そうっすよね。いや、俺ね、出るかと思った場所、全然出なかったです」とかって言いながら。「そうなんだ。でも、うまかったよ」みたいなことを言ってて。それで20分ぐらい、乗っていたの。そしてパッと上を見たら「横浜」っていう標識が見えたんだよね。
「うん? まだ横浜なんだ。えっ、まだ新横? そんなことないだろ?」って思っていたら金田が高速を飛ばしていくあたりで「あれ? あれあれ?」ってなって。「えっ、なに?」って。このテンションよ。「あ、すいません。なんかこれ、逆行ってるかもしれません」っつって(笑)。わかる? さも大したことない感じで。「あ、すいません。これ、逆行ってるかもしんないっすね」っつって。「逆?」っつって。そしたら後ろのYouTubeのスタッフが「そうっすね。金田さん、さっき道、間違えましたよね? これ、このまま行くと山下公園っすよ?」っつって。
で、20分逆走して、山下公園の方に向かってんの。「えっ、お前、ナビとか入れてないの?」「いや、わかるじゃないっすか。そんな遠くないし。来てるし」って言うから「いや、わかってねえじゃん!」って。それで金田ってさ、絶対にミスを認めたくないタイプの負けん気じゃん? だから「ああ、まあ挽回しますんで」っつって。「えっ、挽回? 戻るだけじゃん!」っていう(笑)。しかも、高速に乗ってるから挽回も何も、途中で迂回とかできないんだけど。
「うん? 挽回できないかな? 挽回、無理か?」とか言っていて。「なんだよ、挽回って? マジかよ!」って思って。もうどんどん進んでいくのよ。そしたら、海が見えてくるんだよ(笑)。「マジかよ! お前、『30分後には乾杯してる』って言ったじゃねえかよ!」と思ったら、そのYouTubeのスタッフが「金田さん、もう本当に俺の言うこと、聞いてください。そのまま降りて、そこでUターンして、逆に乗ってください。それしかないんで!」って。「マジで? 挽回できない?」って。「挽回ってなんだよ? あと、なんだよ? お前のそのかっこつけた言い方は?」と思いながら。みんなで「ああ、金田ってこういうやつだよな」と思いながら、逆に乗ったのよ。
で、乗って「佐久間さん。大丈夫っす。ここからまっすぐ行くだけなんで」って言ってたんだけど、「いや、待てよ? お前、『30分後に乾杯してる』って言ったじゃん?」って。それで40分後、横アリに戻ってるんだよ。20分・20分で40分、行ってただ戻ってきただけ。で、そこからスタートして……金田ってそういう時って絶対に非を認めないっていうか。まあ「マズった」とは思っているんだけど、そこはかっこ悪いと思っているのかな? 言うのよ。「このメンバーで横浜の夜景なんて、見れないっすよ。ライブ終わりに横浜の夜景が見れるなんて、なかなかっすね」って。
「いや、横浜で夜景は『見よう』と思って見に行ったらあれだけど。あと、別にこの4人で見たくねえし」って思いながら。「金田交通、最悪だな……。金田交通、乗るんじゃなかったなー。金田無線」と思いながら(笑)。うるせえし。そしたら金田が「はい、横アリ、通過しました。ここから30分で、打ち上げですから」っつってて。「いや、そうすると70分なのよ。70分だったら別に普通に帰れたな……」と思いながら。
そしたら金田がそこから立て直して。「でも、いいライブでしたね」っつって(笑)。始まったんだよ。「なんだよ、めんどくせえ。この運転手……」って思いながら。で、俺はその時、裏実況で悪口を言われているなんて知らなかったから。金田が「でも佐久間さん、花道を歩いて気持ちよかったんじゃないですか?」って言ってきて。そしたら俺もさ、やっぱりまだホカホカなのが残っていたから、甘いよね。「いや、俺、人生こんなことがあるなんて、思わなかったよ」っつって。もう乗ってきちゃって(笑)。
「本当、1万人のチュロスの光。そこに俺が手を挙げて『最高です!』みたいなことを言うことが実際にあるなんて……やっぱり人生って、いくつになっても変わるんだな」って。もうホカホカになってきちゃって。で、途中から「そうっすよね。俺もやっぱりね、佐久間さんが行った瞬間、『かっこいいな。やるってんな!』って思いましたよ」っつってて。そしたら相田も「まあ、そうっすね。人生、そんなことないっすよね」って。もう4人でブワーッてまた盛り上がって。
「これはいい打ち上げになるぞ!」と思ったぐらいで。で、金田が「ちょっと飛ばしますんで」って言って、追い越し車線を走りながら、「いや、これはね、家の近くまで行きますんで」っつって。「家の近くはどうかわかんないけど。このへんで降ろしてくれてもいいんだよ?」とかって言ったら「いやいや、飲みたいんで」「ガハハハハハッ!」みたいなことを言っていたら金田が「あれ? これ、行けねえな。これ、もう無理じゃない? 無理だよね?」っつったら後ろのYouTubeのスタッフも「金田さん、これ無理ですね。今、追い越し車線にいるから無理です。環状線、入れません!」「いや、無理だね、これ。行っちゃうな。行っちゃうな。ああ、行っちゃった……」っつって。で、環状線に入れなくて。レインボーブリッジ方面に乗ったんだよ、あいつ(笑)。「うーわっ、マジかよ! お前、2回目だぞ! マジで!?」って。
2回目のミス
(佐久間宣行)あいつ、俺たちとのトークに盛り上がって……だから20分間違えて、20分戻って。30分かけて東京方面に行って、本日2回目のミスをして。で、気づいたらレインボーブリッジを渡ってて、2回目の海。フハハハハハハハハッ! もう金田の家の真逆。なんだったら俺の家の方面に向かって。で、フジテレビが見え始めて。レインボーブリッジを渡ってるのよ。「うーわっ、最悪じゃん。レインボーブリッジ、渡ってるじゃん……」と思って。「マジかよ! 海じゃん!」と思ったら金田が「いや、でもあれっすね。この4人でダイバーシティの夜景見ることなんか、ないっすよね」っつって(笑)。「お前、マジでナメんなよ!」って思って。
「もうここで降ろせ! 俺と相田、ここで飲んで帰るから!」っつったら「いや、それは無理っす。俺も乾杯したいんで」っつって(笑)。「いや、マジでこれはもうお前が悪いじゃん?」「いや、絶対にダメっす」って。そしたら今まで黙っていた相田が後ろで「最悪だよ……なんだよ、これ? 乗るんじゃなかった!」ってマジギレし始めて(笑)。そしたら金田は金田で、あいつら同期じゃん? 相田の前でかっこ悪いところは見せたくない金田っていうのがいるわけ。フルポン村上の前でかっこつける金田みたいな。
「いや、でもこれもいい思い出だよな?」なんつって。金田は金田で1回も謝らないの。「なんかきれいじゃないですか。2回目の海っすよ?」っつって。で、相田は「マジで最悪だ……。佐久間さん、もう降りましょうよ。ここで乾杯して帰りましょうよ。もういいっすよ、これ。もう最悪です。なんで4人で2回、海を見なきゃならないんですか?」っつって(笑)。で、最悪の空気のまま、金田は金田で絶対に俺たちを降ろさないわけ。で、「戻ります。レインボーブリッジ、もう1回渡ります。いやー、こっち側のレインボーもあんまり見たことないんじゃないですか? フジテレビです!」っつって(笑)。
で、相田が「お前、もうしゃべんな!」っつって。そんな空気よ。1時間半前、最高のライブをやった4人が、最悪の空気でレインボーブリッジを渡って。環状線をずっと行って。結局、金田の家の近くに着いたのは、横アリを出て10分で道、間違えて山下公園に行って20分。戻って来て20分。これで50分。で、そこから東京に20分。そこから道を間違えて20分、お台場。で、そこからさらに20分から30分かけて金田の家の方まで……首都高だから。行って。結局、1時間半以上かかって金田の家の近くで降りたんだよ。
まあ降りる時にもいろいろとあったの。金田が店を全く取ってなくて。相田が調べて。ブチギレながら「なんで俺が取らなきゃいけないんだよ?」っつって。それで相田の行きつけの店を取ってくれるみたいな事件もありながら。それで降りてて。で、金田が「すぐ戻ってきますんで。飲みすぎないでくださいよ!」って。「マジかよ? なんなんだよ? 金田交通!」と思いながら。
そしたら金田と一心同体でやっているはずのYouTubeのスタッフも俺たちと一緒に店に入ってきたから。「あれ? 金田と一緒にいなくていいの?」っつったら「ちょっと今、一緒にいたくないんで」って(笑)。で、金田1人だけで家の近くの駅から相田が取ってくれた店の方に向かっていたの。向かってる途中で駅から降りてきた女性がね、俺たちを見た後で信じられないぐらい驚いて、二度見して。「なんでここにいるんですか? 私、さっきライブに行ってたんですよ? ライブに行って、ちょっと打ち上げして、戻ってきたら……なんで2人がここにいるんですか!?」っつって。
俺たちさ、新横で打ち上げをやった人たちより遅く東京に着いてるんだぜ? で、「マジかよ! じゃあ、新横で飲めばよかったじゃん……」と思いながら相田と「いや、ラジオを聞いてください! とにかく、これだけは言えます! 金田が最悪なんですよ!」っつって(笑)。で、その後に店に着いて、軽く飲んですぐ解散したんだけども。本当に(笑)。で、もちろんね、会計は俺が自分でしながら「金田交通、高えな」って思ったっていう(笑)。