渡辺志保『クリード2』サウンドトラックを語る

渡辺志保『クリード2』サウンドトラックを語る INSIDE OUT

DJ YANATAKEさんがblock.fm『INSIDE OUT』の中で映画『クリード2』のサウンドトラック『CREED II : THE ALBUM』についてトーク。その中からMike WiLL Made-It, Crime Mob, Slim Jxmmi『We Can Hit (Round 1)』を紹介していました。

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CREED II : THE ALBUM OUT NOW LINK IN BIO

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(渡辺志保)次、また私から1曲、みなさんにどうしても聞いていただきたい曲があるので、ここで紹介させてください。映画『クリード2』のサウンドトラックが先週の金曜日に発表されました。で、映画『ブラックパンサー』でキルモンガー役を演じたマイケル・B・ジョーダンが引き続き続投ということで主人公を演じておりますが、サントラは全編をマイク・ウィル・メイド・イットが手がけておりまして、すごくいい内容だから聞いて!っていう感じなの。

で、あの私さ、家でサントラをチェックしててさ。なんとトラックリストを見たらさ、3曲目に「クライム・モブ」って書いてあるんだよね。で、私、わざわざ……狭い家なんだけどさ、旦那の部屋をノックしてさ。「ちょっとヤバい! クライム・モブがリユニオンしてるよ!」って、聞く前にトラックリストだけ見て旦那さんにクライム・モブが再結成しているっていうのを報告して。

で、彼も聞いていたの。それで聞き始めてからまた旦那さんの部屋に行って。「ヤバい! めっちゃクライム・モブだ!」って報告に行ったぐらい興奮したの。で、クライム・モブって誰?っていう感じなんですけども。アトランタを拠点に活動していた6人組のラップユニットなんですね。で、2002年がデビューなんですね。早いもんですね。で、彼らのヒット曲というと2004年に発表されました『Knuck If You Buck』っていう曲があって。

Crime Mob『Knuck If You Buck』

で、平成生まれのみんなは『Juju On That Beat』のトラック、ビートとしてご存知かもしれない。

あの曲はもともと、クライム・モブが放ったヒット曲『Knuck If You Buck』のビートをそのまま使って「Juju On That Beat♪」ってやっていたわけなんですよ。で、『Knuck If You Buck』っていうのは「お前がその気なら、やってやんよ!」っていう、喧嘩応戦ソングなのね。で、この曲がかかると左手をパー、右手をグーにして「Knuck If You Buck♪(パンパンパン……)」って。わかりますか? 拳を手のひらに打ち付けるムーブをするんですよ。

で、これを六本木とかでたぶん当時のギャルやBボーイはみんなやっていたと思うんだけど。これ、本当にアトランタでは『Knuck If You Buck』、いまだにアンセムで。これがかかると本当にもうドッカーン!ってフロアがいまだに大爆発するのね。だからこの『クリード』って当たり前だけどボクシング映画じゃないですか。そこにこの拳をテーマにして過去ヒット曲を放ったクライム・モブを持ってきた……マイク・ウィル・メイド・イットが持ってきたのか、一緒にラップしているスリム・ジミーが持ってきたのかわかんないけど、いずれにせよ大拍手したい。拍手喝采! 本当に。

(DJ YANATAKE)フフフ(笑)。

(渡辺志保)で、旦那さんもね、聞いてもらって。これ、でもぶっちゃけクライム・モブ全員がリユニオンしたわけじゃないよねって。まあ6人いるから、6人全員が多分この曲には入っていないとは思うんだけれども、おそらくその中でもいちばんの花形メンバーでしたフィメールMCのダイアモンドだろうなっていうバースがガツンと。最初にガツンとカマしてくれますし。本当に「あっ、ザ・クライム・モブ!」っていう猛々しいみんなで合唱するフック。あれもこの曲でばっちり聞くことができますので。

『クリード2』のサントラは全部かっこよかったけど、これとあと、トラブルとかグッチ・メインとかが参加している……あの曲だけベースラインがいい意味で下品だなって思ったの。

なのでこの曲ね、私もクラブで聞きたいなと思いますので、ヤナタケさん、近々お願いします。

(DJ YANATAKE)はい、わかりました(笑)。

(渡辺志保)っていう感じです。じゃあ、ここで聞いてください。マイク・ウィル・メイド・イット feat. クライム・モブ&スリム・ジミーで『We Can Hit (Round 1)』。

Mike WiLL Made-It, Crime Mob, Slim Jxmmi『We Can Hit (Round 1)』

(渡辺志保)はい。お届けしました。これの「I’m On It」っていうところはPurple Ribbon All-Stars『Kryptonite』へのオマージュなのか? とかちょっと考えてしまいますけども、最高な1曲でございました。もう今年はね、最初の初期の『ブラックパンサー』のサントラ然り、『アンクル・ドリュー』然り、あとは『ヴェノム』とかもそうですけど。やっぱりヒップホップと映画のサントラって常に密接な関係にありますけど。2018年は特にそれを感じた1年だったかなって思います。

(DJ YANATAKE)ちょっとだけいいですか? 『クリード2』ね、推し曲がたぶんマイク・ウィル・メイド・イットとファレル&ケンドリック・ラマーっていう恐ろしい組み合わせの。あれ、直前に出たシングルなんだよね。

まあまあ、地味めな曲だったけど流行りそうな気がしているので。まあメンバー的に。それはいいんですけど……『クリード2』の主人公マイケル・B・ジョーダン。男前ですね。『ブラックパンサー』の宿敵……。

(渡辺志保)そうよ。大坂なおみさんも「好みのタイプ」っていう風に『エレンの部屋』で言っていましたからね。

(DJ YANATAKE)もうGQが選ぶ今年の色男ナンバーワンみたいな感じでしょう? まあ、マイケル・B・ジョーダンが主人公。『ブラックパンサー』で言えばキルモンガー役。で、ヒロインはテッサ・トンプソンっていう女性で、マーベル映画的に言うと『マイティ・ソー バトルロイヤル』のヒロイン・ヴァルキリーなんですよ。僕、大好きなんですけども。なんで、『マイティ・ソー』のヴァルキリーと『ブラックパンサー』のキルモンガーが出てるっていうことで、マーベル映画的にはかなり萌えポイントでございます。ありがとうございます。

(渡辺志保)そうね。ジャネル・モネイの恋人として噂されているのがテッサ・トンプソンということで。

(DJ YANATAKE)でもテッサ・トンプソン、アルバムで歌ってるんだよね?

(渡辺志保)そう。『クリード1』でもね。だから、聞いてちょうだい!っていう感じです。

(DJ YANATAKE)ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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