三谷幸喜『情報7daysニュースキャスター』放送中の伏線を語る

安住紳一郎『ニュースキャスター』後の三谷幸喜からの反省メールを語る 安住紳一郎の日曜天国

三谷幸喜さんが2022年10月23日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で安住紳一郎さんと共演している情報番組『情報7daysニュースキャスター』についてトーク。ついつい放送中に伏線を起き、放送中にそれを回収したくなってしまうという話をしていました。

(安住紳一郎)脚本家という仕事、面白そうですよね。大変だと思いますけどね。もう頭の中でストーリーがとっ散らかっちゃって、自分で収拾がつかないみたいな時って、ないんですか?

(三谷幸喜)大河ドラマもそうですけど。やっぱり書き始める前に全部の構成を1回、立てますから。さすがに途中でぐちゃぐちゃになるってことはあんまりないですね。

(安住紳一郎)ないですか。じゃあ、もう本当に設計図みたいなものがあって。で、「この事実を後半に伝えるから、先にその伏線でこういうシーンが必要だな」とか。

(三谷幸喜)そうですね。『ニュースキャスター』をやらせていただいてるじゃないですか。

(安住紳一郎)そうなんです。土曜日に夜にご一緒して。

『ニュースキャスター』の伏線

(三谷幸喜)あれも、生放送で番組をやりながら、やっぱりちょっと放送作家の出身なので。「今日の構成はどうなっていくんだろう? これで、ここを伏線にして最後、エンディングで、これを持ってくると全体に収まっていいんじゃないか」とか考えながらやってるんですよ。僕は。

(安住紳一郎)三谷さんね、1時間30分の情報番組なのに結構ね、伏線を起きたがるんですよ。ただ、情報番組で伏線を置かれると、そこの時間がポカンとしちゃうから。急にびっくりするんですよね。

(三谷幸喜)ええ。それはね、伏線の振り方がちょっとよくない。下手くそなんですよ。

(安住紳一郎)私がですか?(笑)。ひどいじゃないですか(笑)。いつも言っているんですよ。「エンディング、何秒取れるかわからないから、エンディングで回収できると思わないでほしい」って言ってるんですけどね。すぐね、伏線とその回収をやりたがるんですよ。

(三谷幸喜)で、回収できないままで終わることもありますからね。

(安住紳一郎)いっぱいあるから。もう。

(三谷幸喜)うまくいった時はなんかね、気持ちいいんですけどね。

(中澤有美子)いや、本当に見てて楽しいです(笑)。

うまく行くと気持ちいい

<書き起こしおわり>

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