安住紳一郎 松茸のフライ・ウスターソースがけを語る

安住紳一郎 松茸のフライ・ウスターソースがけを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2022年10月16日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で大阪の料理屋さんで食べたという松茸のフライ・ウスターソースがけについて話していました。

(安住紳一郎)「私の好きな食べ物」を皆さんからお便りいただいています。35歳女性の方、ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)「山の幸が豊かな夫の実家から松茸が届きました。松茸を食べたことはあったものの、稀に食べる会席料理に気持ちばかり乗っていたり、少量の松茸でみんなが楽しめる松茸ご飯くらいのものだったので、箱を開けた時、5本ものマツタケを見た時は衝撃が走りました」。うわっ、5本入り。すごいね! 「この5本のうち3本は焼いて食べることにしました。形とキノコであるという共通点から『焼いたエリンギとほぼ同じだろう』と言い聞かせて生きてきたのですが、焼きあがったそれはもう全くの別物でした。部屋に広がる森の豊かな香り。それを口に入れた時の幸福感。みんながもてはやすのも理解できました。義理の実家から届いたものだったので、なんとなく遠慮して最後のひとつは夫に譲ったのですが、もっと食べたかったのが正直なところです。来年は偶数での送付を希望しています」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)いいね。女性の方。ねえ。「最後の1本はあなたの実家からだから、食べて」っていうことだったんですけどね。「ぜひ来年からは偶数で! お願いします。義理のお父さん、お母さん!」っていうことかな? いいね。「焼いたエリンギとほぼ同じだろうと言い聞かせて生きてきたのですが」っていうのがいいですね。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)松茸はね。

(中澤有美子)それも、丸ごと? 食べたこと、なーい!

(安住紳一郎)そんなね、たしかに。あとね、私は大阪の料理屋さんでいただいた時、大阪は松茸をね、フライにするんだって言って。私は「そんな高級食材を、繊細なものをフライにしてどうするんだろう?」と思ったんですけど。

(中澤有美子)ねえ。なんかもったいないって思っちゃうけど。

大阪で食べた松茸のフライ

(安住紳一郎)「フライにしてウスターソースをかけて食べるっていうのが実は松茸の一番美味しい食べ方なんです」っていう大阪の料理人の方に言われて。大阪、関西の方はね、結構その話を皆さん、知ってるみたいで。「そう。それが一番美味しい!」なんて言われたりね、しました。

(中澤有美子)そうなんですか!

(安住紳一郎)知らないだけなのかもしれないね。と、思いました。だから美味しかったですよ。

(中澤有美子)そうですか。

(安住紳一郎)松茸のフライ。「えっ?」って思っちゃうけどね。

(中澤有美子)味が凝縮される感じですか?

(安住紳一郎)なんか歯ごたえがより一層、そして旨味、風味が閉じ込められてる感じ? そしてなぜかそこにウスターソースが合うんですね。「えっ?」っていう感じですね。びっくりしました。ちょっとね、酸っぱしょっぱい感じがそこに足されるんだろうね。

(中澤有美子)ああーっ!

なぜか合うウスターソース

(安住紳一郎)まあ、すだちとかかけるから、間違ってはいないのかなとか思ったりしてね。またその松茸をフライにしてるって背徳感がより、気持ちを加速させるんだろうね。「ええっ? これでいいの? アジア人として、いいのかしら? ごめんなさい……」なんて言いながらね笑。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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