東野幸治 アンジャッシュ渡部との対談を語る

東野幸治 アンジャッシュ渡部との対談を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2022年9月9日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で『RED Chair+』でのアンジャッシュ渡部さんとの対談を振り返り。配信された動画ではカットされていたトークなどを紹介していました。

(東野幸治)あと、あれですよ。『RED Chair+』っていうやつでアンジャッシュの渡部さんと、お話をするみたいな。Yahoo!かなんかのネットで見れるんですかね? それが配信された、アップされたっていうところで。これもなかなか発表されるまでは言えなかったんですけれども。本当、久しぶりに……だから食事は1回行きましたけど、ちゃんと仕事するのは久しぶりで。ほんで、なかなかそういうのが渡部くんの起こしたことで世の中の方も怒っていらっしゃったりとか。番組も全てやめて、2年間一体何をしていたのか、みたいな感じのことを聞いてくださいってスタッフに言われて。「ああ、わかりました」みたいな感じで始まったんですけど。

一応、改めてちゃんと……だから自分の中でどこがオンエアされて、どこがオンエアされてへんのかな?っていうチェックをしたんですけども。「やっぱりあそこ、オンエアされへんかったか」とか、いろいろありましたよ。渡部が言ってた漫談もちょっと面白かったんですけど。たしか、あれも入ってなかったと思うねんけどね。『白黒アンジャッシュ』で復帰するってなった時に、緊張するじゃないですか。言うたらね、皆様にも迷惑をかけたとか。で、『白黒アンジャッシュ』。千葉テレビの方が勇気ある決断して、渡部をまたもう1回、戻してくれる。

それには、やっぱり御大・児嶋さん。児嶋さんの尽力があってこそなんですよ。で、言うたら緊張した面持ちで。「どうしよう?」って思って千葉テレビに行って。で、楽屋に行ったらお弁当があって。それで何気なくパッと見たら、たまたまなんすけど。ちょっとわかんないですけど、お弁当の賞味期限が切れてたんですよ。で、渡部からしたら「笑いの神からのギフトだ!」と思ったんですよ。「やっと、久しぶりに復帰して帰ってきたと思ったら、賞味期限が切れた弁当がある。どういうことなんですか!?」っていう、いい掴みをいただいたと思って。

もしかしたら、千葉テレビの方が実は配慮してそういう風な持っていき方をしているのか。それかもしくは、たまたま違う番組の……だから予算もあまりない番組やから。他の番組で弁当が余ったから、それをアンジャッシュさんの方でっていう風になったのか、わからないけども。たまたま渡部の楽屋に賞味期限が切れた弁当が置いてあって。渡部は「やった!」って思って。「笑いの神様、ありがとう。ギフト、これで掴み、行きます!」っていうんで、番組でしゃべった。

たぶん見た方はあれですけれども。僕はそれ、見てなかったんですけど。たぶんオンエア、されてないんですよ。というのを終わってから、御大から説教されて。「お前、自分の立場、わかってんのか? なにを賞味期限とか、そんなことを言ってるんだよ? 黙って食えよ、お前!」って(笑)。

(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!

(東野幸治)「そんな風に叱られたんです」っていう話をしてて。めっちゃおもろうて(笑)。「えっ、御大、怒ってんの?」「はい。怒ってました……。僕が悪いんです。僕が悪いんですけど。僕がてっきり、これは神様からのギフトだと思って嬉々としてしゃべったんですよ。すごく、怒ってました。『お前、まだなにもわかってねえのか?』って。そんなつもりはなかったんですけど……」みたいな。それで怒られたっていう話をしていて。

あと最後、「皆さんに心配をかけたり、迷惑をかけたから。改めてちょっとね、謝罪とか今の気持ちを言った方がいいんじゃないですか?」みたいに俺、振ったんですよ。一応ね、エチケットとして。そしたら真面目な顔を急にね、しだして。で、いろいろ謝って。それで、たぶんそこで切れてますけど。その時に「いや、なんかちょっと気持ち、伝われへんな? 土下座した方がええんちゃうの?」みたいな(笑)。そこから3回ぐらい、土下座するくだりがあって。で、気づいたら笑ってるの、俺だけやってん(笑)。

(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!

(東野幸治)たまたまカメラ、3台あったから。「あっちのカメラもしておいたら?」って。島木譲二のポコポコヘッドを「あちらのお客さんにも……」とか「2階のお客さんにも……」とかみたいな。「ああ、あの振りあったわ。新喜劇、やっててよかった」と思って。「あの、渡部さん。あちらのカメラにも謝った方がいいんじゃないですか?」って。で、渡部も顔が急にコメディアンになって。「えー、この度は、どうもすいませんでした」「ああ、なんかだんだん気持ち入ってきたよ。あちらのカメラにもした方がええんちゃうの?」「えっ、あちらもですか?」って。で、最終的に低いカメラがあって。すごい低い土下座して「わーっ!」ってなってると思ったら、俺しか笑ってなかった(笑)。案の定、カットされてました(笑)。

(渡辺あつむ)世間とのズレ(笑)。

カットされていた土下座のくだり

(東野幸治)世間とのズレ。完全に。一番大事なところですよ?(笑)。改めて聞くと、自分でしゃべると、あれは絶対にカットすべきやった(笑)。賛否の「否」だらけになるよね?(笑)。

(渡辺あつむ)ほんまに。「土下座で遊んでるんじゃねえ!」って(笑)。

(東野幸治)「おい、東野! お前、土下座で遊んでんじゃねえよ? 渡部も渡部だよ。なにをニヤついてるんだよ? 美味しいと思ってんじゃねえよ!」ってなりますから。それは賢明な判断。完全に僕の勇み足で。ウケるかな?って思って。なんかこう、スタジオの空気もよかったんで。なんとなく……で、長時間しゃべってたから、なんかそういう感じになったんでちょっと、やり合いをして。「楽しいな」っていう感じでやったんですけど。やっぱり賢明な判断。どう考えても賢明な判断やと……。

(渡辺あつむ)ちょっと気になったんですけど。最初はスタジオの空気、よかったんですか?

(東野幸治)いや、それまでの空気がよかったから、ちょっと謝って。キュッと締まったから。でも、そのまま終わるのはこっちとしては……シュッとして終わりたくなかったんですよ。なんか楽しい感じで終わりたいなと思って、ピンと来たんよ。新喜劇の島木譲二さんのパチパチパンチ、ポコポコヘッド。あの池乃めだかさんが島木譲二さんを上手に遊んで。「2階のお客さんにも見せた方がええんちゃうか?」って言ってパチパチパンチする。「いや、でも2階、ないけどな」「どういうこっちゃ!」みたいな感じがピーンと、走馬灯のように俺の頭の中にビビビッ!ってきて。「これや! 渡部、任せておけ! もう賽は投げられた!」って(笑)。全然ウケへんかった(笑)。

あれは……あいつ、乗っかってくれるんすけども。なんかあいつも、そうやね。反省点やなと思って(笑)。いやいや、そういう意味で言うと、まだ見てない方がいたらね、渡部くんも改めて、Instagramももう1回、復活したみたいですから。思うところがあって頑張ってますし。気にいらんっていう方、どんどん書き込んでください。僕のところに書くのはやめてくださいね? 「おい、東野! 謝罪をなんだと思ってるんだよ?」っていうのは絶対にやめてください。その思いは全部、渡部の方に! 渡部の方に行ってください(笑)。俺は一切関係ないです。俺は正式なルートでオファーを受けてやってるだけなんです(笑)。

(渡辺あつむ)うわっ、ズルい!(笑)。

(東野幸治)いや、でも全然変わらず。2年間のブランクみたいなんも全然ない感じで。楽しくやりましたんでちょっとね、またどっかの機会で。聞いている業界の方がいて、もしも使ってもいいなっていう方がいらっしゃったらね、ぜひ使ってほしいと思いますけど。そんな発表もあったりとかっていう感じかな?

「背水の陣」からの再出発 東野幸治×渡部建

<書き起こしおわり>

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