東野幸治さんが2022年8月26日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で右椎骨動脈解離という病気で療養中の千鳥・ノブさんと品川駅でばったり会った話をしていました。
(東野幸治)それともう1個が『LIVE STAND』ですよ。もう、だから『LIVE STAND』。東京、大阪、福岡ってあるその東京で10何年ぶり……前回のやつ、行った? 『LIVE STAND』。
(渡辺あつむ)そうですね。たぶん……。
(東野幸治)行ったでしょう? 俺もなんか行ったん、覚えてるんですよ。で、今回はなんかその企画のMCみたいな。そういう若手芸人がいろんなパフォーマンスをする。で、タカトシとか千鳥とかNMBの渋谷さんとかがいいかどうか判定して、チャンピオンを決めるっていうので行ったんですけど。いやー、もう思ったのはね、「行くもんやないな」と思った。っていうのも、その日の出てるメンバーの中で一番芸歴が長いの、俺やねん。
(渡辺あつむ)ああーっ!
(東野幸治)なんかちょっと「うわっ、しもた!」って思って。で、幕張に行くんですけど。大きいところでね。で、ステージが二つ、三つあるんですか? それで楽屋に通されるんですよ。楽屋に通されたら、その楽屋張りに「東野幸治様、ナインティナイン様、宮川大輔様」だけ書いてて。で、入ったら、変にキャリアだけあるから大きめの楽屋、用意されてて。1人で。出番も違うし。それで待ってて。で、遠くの方で幕張のその吉本の『LIVE STAND』をやってるから。舞台の声と、笑い声もうっすら聞こえて。
で、また違う方から耳をすませば、大部屋の芸人のキャッキャする声が聞こえるんですよ。で、俺も1時間前に入って、座ってるんですけど。なんとなく、ドアもコロナやから換気するから、開けてるんすよ。ほんなら、なんとなく座って右側の方がドアの向こうの廊下なんですけど。芸人さんらしい姿が見えるけど、誰も挨拶来へんし。まあ、でもそらそうやね。ちょっと奥に入ってるからね。別にいいんですよ。
で、言うたらその廊下に、扉に向かって座ってて、ずっとガン見してたらやっぱり向こうも嫌じゃない? だからちょっと横に座って。で、向こうから見たら誰かとしゃべってるみたいなテイの感じの……(笑)。
(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ! 小芝居(笑)。
楽屋で小芝居を打つ
(東野幸治)小芝居をして待ってたら、銀シャリの鰻がニヤニヤ近づいてきて。「兄さん、おはようございます。兄さん、1人なんですか?」って(笑)。「いやいや、1人やで」「ええっ、誰も挨拶、来ませんか?」って言って、ニヤニヤして去っていくんですよ(笑)。ほんで、大自然のロジャー。吉本一優しくて、穏やかで。そのロジャーがやってきて。「兄さん、久しぶりですね。おはようございます」って言って挨拶してくれて。「ああ、ありがとう、ありがとう」って言って。その次ね、とろサーモンの村田が挨拶に来てくれて。「ありがとう、ありがとう」って言って。で、もう1回、銀シャリの鰻が来て。
「兄さん、まだ1人ですか?」って(笑)。いじられて。「おいおい! さっき挨拶、来たわ!」みたいなことをしながら。やすよ・ともこが挨拶来てくれて。で、なんとなく楽屋の形にはなったのよ。形ね。先輩がやってきて、後輩……全員なんて、そら無理やから。なんとなく、周りにいてるうちのマネージャーであったり、たぶんエリア、エリアで吉本の社員が担当してるから。「東野さんのところ、一番乗りしはったけど。誰も来てはらへん」みたいな話にはならん、なんとなくのその佇まい的にはOKになって。
ほんなら、ナイナイの矢部が入ってきたのよ。ちょっと早めに入ってきて。「ああ、久しぶりやな!」みたいな感じで。久しぶりに、1年半、2年ぶりぐらいに矢部と話をして。矢部、やっぱり落ち着いてるよね。その挨拶とかもあんまり来へんけども。そんなんも気にならん感じで、穏やかな感じでずっと、出前のメニュー見ながら、ああだこうだとか。マネージャーにああだこうだと言う感じで。で、「最近、どうなん?」ってお互い、しながらしゃべってて。
この時に「次、岡村が来たら俺、どうしたらいいんかな?」とか。そんなん、わからへんやん? ナインティナインと3人で楽屋で……どういう感じになるのかな? とか変にドキドキしてたら、ちょうど出番で呼ばれて行ったから、助かったんですけど。
(渡辺あつむ)「助かった」?
(東野幸治)いや、なんか3人でどうしゃべっていいのか……岡村とは『旅猿』でしゃべるけど。なんとなく、その3人でしゃべったことがないからさ。なんかドキドキして。そんなこと、ない?
(渡辺あつむ)いや、言うてはることはわかりますけど。「ああ、その3人って、ないんやな」って。
(東野幸治)いや、ないない。そんなん、ほぼほぼないよ。言って、だから20年前に1回あるとか、ないとかやけど。とにかく矢部とは、別に普通にしゃべるけど。ちょっとだけ間、詰めてしゃべったよな(笑)。
(渡辺あつむ)珍しい!(笑)。
(東野幸治)なんか、変な間が空いたらあかんと思って(笑)。
(渡辺あつむ)珍しい! 今まで真逆の人間やったのに(笑)。間なんか全然怖なかったですやん?
(東野幸治)いや、違う、違う。50になってきたら違うのよ(笑)。「ああ、そうなんや」とか「ええ、そうかいな」みたいな。ちょっと詰めながらしゃべったよ。だから、普段からやっぱりちょいちょい会ってたら、そんなん気をつかわんでええけど。久しぶりに会ったから。ちょっとだけおでこに汗、かいてたもん(笑)。ばれたらあかんと思って(笑)。手で拭きながら、「蒸し暑いなー」とか言いながら(笑)。ほんで、「出番です」って言われて行って。ほんなら、ちょうど大悟がおって。「そうそう。大悟に言わなあかん」と思って。ノブがちょっと今、休業している。首の血管のところ、何か詰まってて。このまま放っておいて、その血栓がたぶん、脳に飛んだら脳梗塞の恐れもあるし……っていうことでしょう? そう思ってて。で、それはまあ、そやねんけど。
実は先週、しゃべろうと思ったけど、時間なかったから言わなかったんですけど。俺、大阪に仕事行く時に……『マルコポロリ!』かな? 品川駅で電車、待っていて。ほんだら、「兄さん、兄さん。おはようございます」って言われて。ぱっと見たら、黒い帽子に黒いマスクかな? で、黒いシャツ、黒いズボン。で、首はちょっと固定……むちうちみたいな感じのやつの固定した感じで。ボーイスカウトのネクタイみたいなの、あるやん?
あれのちょっとむちうちみたいな感じの、全身黒のノブがおったんすよ。で、最初は「おお、ノブ!」って言って。朝早いし、一瞬わからへんかったけど。「ああ、ノブ。なんやねんな」みたいなことを言って。で、服装がおかしいなって思って。「ああ、そうや。お前、休養して。こんなところおって大丈夫なんか?」って言ったら「いや、大丈夫なんです。そんな大きい声を出さなかったら大丈夫なんですけど。今から伊勢神宮に神頼みに行こうと思ってるんです」って。
「ええっ? 伊勢神宮?」って。で、後ろを見たらノブの子供がいてて。男の子で。すっごいやる気ない感じで。そりゃ、そうやろうね。だから、ディズニーランドとかさ、ユニバとか、行きたいやん?
(渡辺あつむ)あの、西に向かうんならね。
伊勢神宮に神頼み
(東野幸治)そう。プールとか、行きたいじゃないですか。お伊勢さん(笑)。で、「神頼み」って言っていて。「ああ、そういえば……」って。昔、ノブが喉がカサカサの時、あったんですよ。一時。で、大悟曰く、NGKの漫才出番で、言うたら喉がすごい調子よくなって。うがいしたりとかして「調子いいわー」って。漫才が始まって。10分漫才の最後に(ガサガサの声で)「もうええわ……」っていう時があって。喉の調子が手術してもうまいこといけへん時、あったんですよ。
その時に「どうしてんの?」って聞いたら「おかんが岡山の効き目のある池の水、送ってきて……」って。俺もわからんけど、絶対にそんなん、あかんやん?(笑)。その効き目のある池の水を飲んだり。藁をもすがるタイプやねん。あいつ(笑)。だから、お伊勢さんに行って。子供と2人でお伊勢さんに行って。言うたら「病気が早くなりますように。健康になりますように」っていうために行くっていうけど。先々週ぐらいやから、33度、4度ぐらいやで? 名古屋なんかクソ暑いやん。
もう子供のこと、一切考えず(笑)。あと、首にも悪いと思うねや。暑い中、お伊勢さんなんて。真っ黒で(笑)。「全ての熱よ、俺に集まれ!」って言わんばかりの服で来てたっていう話を大悟に言って。「あいつ、何しとるんじゃ?」みたいなことを大悟が言いながら。『LIVE STAND』もちょっと楽しくやらせていただいたっていうところでございますから。そういう意味で言うと、いろんな吉本芸人さんとちょっと絡んで、楽しい楽しいここ1週間、2週間かなっていうところでございますけど。
25時からオンエア
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<書き起こしおわり>