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東野幸治『JUNK HEAD』を語る

東野幸治『JUNK HEAD』を語る 東野幸治のホンモノラジオ
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東野幸治さんが2021年4月9日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で映画『JUNK HEAD』について話していました。

(東野幸治)『JUNK HEAD』を見てきました。『東野幸治のホンモノラジオ』! この番組は舞昆のこうはら、ナノゾーンコートサービス、濵田酒造がお送りします。どうも、こんばんは。東野幸治でございます。2回目でございます。ありがたいことに。佐藤くん、1回目の評判はすこぶるいい感じですか?

(佐藤)めちゃめちゃ上層部の方に褒めていただきました。

(東野幸治)ありがとうございます! いや、上層部じゃなくて、聞いてくれている方の評判ですから(笑)。まあ、上層部も大事ですけども。だんだんと、キャリアを重ねてくるとなんか、上層部の人と仲いいのがちょっと恥ずかしいというか。後輩に見られたくないというか。

というのも昔、名古屋のCBCでレギュラーをやっていた時に、若い頃に聞いたんですけども。スタッフが……誰かちょっと忘れましたけど。当時の板東英二さんのやり方が汚いっていうのを言っていて。それを今、思い出しました。なぜかというと、CBCのビル、建物で制作のフロアとかあるんですけども。だいたい我々って行くのはそこじゃないですか。そこに行っていろいろ番組の話をするんですけど。なぜか板東英二さんだけは社長室にノンストップで行くんですって。それでレギュラーを取ってくるっていうことで「あのやり方は汚い」って誰かが言ってました。すいません。僕じゃないですけど(笑)。

そんな風になりたくないので、どうかリスナーの皆さんもですね、『東野幸治のホンモノラジオ』。毎週金曜日の25時から1時間になっておりますので、ぜひぜひ良かったらチェックしてほしいと思います。今回はね、どうしてもこの映画を佐藤くんに見てしいなと思って。『JUNK HEAD』、知ってますか?

(佐藤)東野さんのTwitterとかで知りました。

(東野幸治)これがね、俺もたまたま俺インスタかなんかでフォローしてくれてる人が「『JUNK HEAD』、見ましたか? 面白いですよ」みたいなのがあって。で、なんとなくYouTubeで予告を見たりとかしたら、ちょっともう興味持って行ったんですよ。渋谷の映画館に。満席になったら30席ぐらいのところ。12人ぐらい座っていました。でもこれ、何がすごいって設定ね。俺、久しぶりに買いましたよ。パンフレット。もうホンマに10年ぶりぐらいじゃないですかね? 映画を終わった後、「ちょっとこれ、パンフレットを見たいな」と思って。

設定、あらすじは「はるか昔、人類は地下開発の労働力として人工生命体のマリガンを創造した。自我に目覚めたマリガンは自らのクローンを増やして人類に反乱。それから1600年後の世界。人類は地下世界で独自に進化するマリガンの生態調査を始めた」という。これ、なんのこっちゃわかんないでしょう? だから要はSFなんですよ。

SFストップモーションアニメ

(東野幸治)で、この映画のなにがすごいかと言いますと、これは全部、クレイアニメーション。だからコマ撮りで撮っていくんです。で、堀さんという方が監督なんですけどね。この堀さんという方が1人で全部……人形も作って、絵コンテも作って、撮影もして。自分の家がなんか工場をやっていて、その工場の半分ぐらいのところで。29歳ぐらいから、それまで美術系、アート系の仕事をしていたけども、なにをやってもアカンってなって。全部中途半端で終わって、29の時にそれまでやったことのないクレイアニメーションみたいなものを作ろうと思って。で、この映画の冒頭の30分をまず、1人で作ったんですよ。30分で。

それで手応えを感じて、クラウドファンディングをお願いしたら全然お金が集まれへんかって。で、なんかスポンサーとか見つけて、アルバイトを入れて12人ほどで……だからほぼこの人が7年ぐらい、ひたすらずっと作ってるんよ。ストップモーションアニメーションというのを。で、コマ撮りとか、そういうのもわからんかったら本を買ってきて読んだりとかしてやっていったという、これがもう傑作なのよね。めちゃくちゃ面白いんですよ。

だから人形の制作工程とか、全部載ってるんですよ。「こういう風にしてキャラクターを作っていきます」とか。「ラスボスはこんな風になってます」とか。制作工程。キャラクターの設定イメージ画とか、造形物制作機材とか。スタジオの案内。これ、スタジオね。自分ところの家で作ってる。ここで作って。撮影をずっとここでやって。コマ撮り撮影用のオリジナル器具はこの器具を使ってますよとか。撮影機材、ソフトウェアはこんなんして使ってますよって。だから基本、1秒間で24コマの画像を作らなあかんから。だから、その人形が動くのを1秒間の24つずつ、動かしていくわけでしょう? それを1人でずーっと、ほぼ7年間。朝8時ぐらいから夜11時までずっとやってるのよ。ずっと!

本当に……気が遠くなるような感じでひたすらひたすらずっと。だからそれを知っていて、そんな情報を得て見に行くから、物語がまあ入ってこないのよね(笑)。もう全然……「これ、どう撮ってるんやろ?」とか。最初20分ぐらい、そればっかりが気になったから。「もうやめよう。とにかく1回、物語に集中しよう」と思って見だしたらスムーズに見ることができたけど。やっぱり気になるから。で、これ、7年間ってホンマに考えたら、『正義のミカタ』ですよ。俺が『正義のミカタ』っていう、関西の土曜日の朝9時半から11時までやってるやつ。あれが7年間ですから。

あれ、まだ週イチですけども。だからもう、俺の中での『JUNK HEAD』はもう『正義のミカタ』ですから。今まで、そんな人間じゃなかったのに。もう口から出てきたら中東情勢が全部しゃべれるようになっちゃったりとか。ドイツはEUで独り勝ちしてるとか、そんなことばっかり。オーストラリアと中国は喧嘩してるとか。中国が静かにオーストラリアを侵略していってるとか。

中東の中でですね、イスラム教ってのがあって。イスラム教のスンニ派とシーア派がある。シーア派はムハンマドの正当な後継者で。スンニ派ってのは合議制でトップを決めていく。シーア派はイラン、イラク、シリア。その3つが主な国。シーア派が国民の多数を占めている。スンニ派っていうのはサウジアラビアを筆頭にいろいろあって。そもそも、サダム・フセインっていうイラクを支配していた人はイスラム教のスンニ派なんですけど……もう僕をこんな体にしたのは『正義のミカタ』ですからね。

イラクの国民の多数はシーア派なんです。だからその少数のスンニ派がイラクを支配していたから、国連で生かされてる化学兵器を使って国民を虐殺してるじゃないか?っていうことで、アメリカとか多国籍軍に攻められて、殺されて。それでイラクをシーア派が支配するようになったんですけども、後にそのサダム・フセインの残党がIS(イスラム国)という過激派になるんです。だから、前々から薄々言われていたのはスンニ派のボスのサウジアラビアが資金を流してるじゃないか?っていう……こんな風な体にしたのは『正義のミカタ』なんですよ。その俺の7年間。俺が中東のことをひたすら覚えた7年間、この堀さんという方はずっと『JUNK HEAD』を作り続けてるんですよ。

映像化不可能と言われたコマ撮りによるSF超大作が完成して。で、この方のなにがすごいかっていうと、声優を雇うお金がないんですよ。だから、人形じゃないですか。アニメーション、人形でしょう。やっぱり言葉をしゃべらないとダメじゃないですか。でも、声優を雇うお金がないからどうしたのか?っていうと、この人が全部、声優をするんですよね。いろんな登場人物の声優を。だからこそ、いろいろ演じ分けなあかんから、もう勝手に言葉を作るんですよ。「ウニウニウニ、ウニウニウニ……」「ゴニョゴニョ、ウニウニウニ……」とか。

エンドクレジットがほぼ全て「堀貴秀」

(東野幸治)ホンマに。だから最後に出てくるじゃないですか。いろんな、「この役は○○がやりました」みたいな。もう全部、「堀貴秀」っていう名前がずーっと出てくるんですよ。なにやっても全部、堀貴秀。だいたい堀貴秀。だからアルバイトの女の子とかぐらい、ポロポロポロポロ、別の名前だったりとかがありますけども。手伝ってくれた人の。でもほぼ、堀貴秀さんが作ったっていうこの『JUNK HEAD』っていうのをぜひちょっと大阪で。小さい小さい劇場やと思いますけれど。ぜひ見ていってほしいと思います。ストップモーションアニメーションでございます。俺の『正義のミカタ』か、堀さんの『JUNK HEAD』か。本当に見てほしいと思います。ということ。まずこれを言いたかったですよ。

<書き起こしおわり>

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