東野幸治さんが2022年11月4日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でなかやまきんに君の「ヤー!パワー!」が2022年新語・流行語大賞にノミネートされたことを紹介。きんに君に対して謝りたいと思っていることを話していました。
(東野幸治)そして、何がびっくりしたかって言ったら、ユーキャンの新語・流行語大賞ノミネートでなかやまきんに君の「ヤー!パワー!」がノミネートっていうことで。いや、すごいね。ここに来てきんに君の躍進ぶり。やってることは何ひとつ変わらへんけど、コロナになって飛躍的に筋トレのYouTubeとかTikTokとかが伸びて。自信をつけて吉本を円満に退所し。で、なんかイベントやCMに多数出て、気付いたら流行語大賞ノミネート。ねえ。これは素晴らしい限りで。
吉本としてもそんなに、なんかハッピーになってくれてるから嬉しい例というか、喜んでる例だとは思うんですけれども。こういうの、あつむくんはあれなんじゃないんですか? だからこういう、吉本を退所して成功するっていう成功例みたいなのは、「ああ、こういうのもあんねんな」みたいな。噺家さんやからさ。別に「吉本と喧嘩せえ」とは一言も言ってないですけど。
噺家やから吉本を退所して。自分の道を……みたいなのもあるじゃないすか。落語家さんは。ひとつの成功例というか。「ああ、こういう方法もあんねんな」って。同じことをずっとやってたら、勝手に巡ってくるっていうか。見てる人が変わって、きんに君をみんなで応援する。面白いってなるってことでしょう?
(渡辺あつむ)はい。もうめちゃめちゃありがたいです。先駆者でね。いい道を作ってくださって。今までね、いばらの道……西野とあっちゃんのいばらの道しかなかったんで。
みんながハッピーになった吉本退社
(東野幸治)そうそう(笑)。いや、ほんまにこういう風にしてみんながハッピーな感じもあんねんなと思って。俺なんて、きんに君がそういう風にして吉本を退所するっていうてね、『ワイドナショー』も来たんかな? その時に本番終わって、メイク室が一緒で。「いや、でもきんに君……」って。今思えば恥ずかしいわ。先輩のアドバイス。「きんに君、だからその吉本ってね、ありがたい会社やし。何かあった時とか、吉本がちゃんと守ってくれたり、セッティングしてくれたりするから。吉本を別にいい意味で利用するだけした方がええんと違うかな?」って。
俺はね、老婆心ながら先輩としてきんに君にアドバイスしたんやけど、きんに君は「ああ、そうですか」みたいな。全然響いてなかったんですよ(笑)。で、俺は正直、「たしかに今、きんに君は調子ええ。YouTubeも回っている。TikTokもある。時代の申し子。今はええかもわからんけど、半年後は……」って(笑)。「半年後、なにがあるかわからへんで。俺、きんに君のことが好きやから、言うてんねんで」「いや、わかってますけど。好きにちょっとやらしてもらいます」って。
「こいつ、頑なやな……」って(笑)。半年後、新語・流行語大賞にノミネート(笑)。恥ずかしい! めちゃくちゃ恥ずかしいよ、本当に。きんに君、頑張っていただいて。で、おそらくこの感じでいうと最終選考に残るんじゃないですか? やっぱり華やかな人が1人ね。
(渡辺あつむ)芸能が少なかったですね。
最終選考にも残りそう
(東野幸治)野球が多くて、芸能が少なかったんで。「ヤー!パワー!」っていうね。だから流行語。一発ギャグじゃない、みんなを勇気づけた言葉ってことでしょう? 「ヤー!パワー!」でございます。ノミネートされているんでね。きんに君に誰か届けてほしいと思います。東野さんがどうやら謝っていたって。届け、きんに君(笑)。「あの時、わけのわからん引き止めをしてすまん」と。俺、その時は全く気付かへんかったけど吉本の犬やったんや(笑)。申し訳ない、きんに君。
<書き起こしおわり>