町山智浩『ジュラシック・パーク/ワールド』シリーズの今後の展開を語る

町山智浩『ジュラシック・パーク/ワールド』シリーズの今後の展開を語る たまむすび

町山智浩さんが2022年8月2日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズが大好きという皆川玲奈さんと、一旦完結とされたシリーズの今後の展開について話していました。

(皆川玲奈)ごめんなさい。私、町山さんにどうしても伺いたいことがあって。私、『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズが大好きで。最新作、もう既に2回、見てるんですけれども。日本で公開されてから。あの、シリーズ完結編っていうのは本当ですか?

(町山智浩)一応、「完結編だ」って言ってるんですけど……あの、ちょっとあれなんですが。あまりにも評判が悪いので、もう1本作るだろうと思いますよ。

(皆川玲奈)嘘!?(笑)。

(土屋礼央)フハハハハハハハハッ! あら?

(町山智浩)もうボロクソに言われてますんで(笑)。

あまりに評判が悪いから、もう1本作る?

(土屋礼央)あれ? 見に行ったんじゃないの?

(皆川玲奈)見に行った、見に行った(笑)。

(土屋礼央)どうでした? よかったですか?

(皆川玲奈)もうもう、私はオールドメンバーが大好きなんですよ。『パーク』のね。マルコム博士とか。

(町山智浩)全員が揃ったんですね。

(皆川玲奈)全員揃って、もう大感動! 1人1人のカットも多くて。もう最高だな!って思ったんですけど。でも、「たぶんこれで終わっちゃうんだろうな」っていうまとめ感があったので。

(町山智浩)まとめ感はあるんですけど、話がヘロヘロなんで(笑)。

(皆川・土屋)アハハハハハハハハッ!

(町山智浩)これでこのフランチャイズを終わらせるのはもったいないってことで、もう1本作るんじゃないかなって思いますね。

(皆川玲奈)ということは、クリス・プラットは出ますかね?

(町山智浩)クリス・プラットとか、まあ出るんでしょうけどもね。だからもう恐竜がね、普通に地球全体に広がってる世界なんで。

(皆川玲奈)そこから物語が始まりますよね。

(町山智浩)そうなんですよ。なのでいくらでもね、いろんなことができると思うんですよ。もう恐竜がペットとして飼われてる世界とかね、いろいろできると思うんで。これからいろいろ展開するんじゃないかなと思いますね。

(土屋礼央)やはり評判があまりよろしくないと、続編で何とかしようっていうのが一応ハリウッドなんですか?

(町山智浩)いや、だから儲けられる限り、延々と作り続けるんですよ。

(土屋礼央)ああ、そうか。僕はマーベル沼にはまってるんで。それはすごくわかります。

(皆川玲奈)そうですよね。これからずっと続いて……。

うまくいかなくても何度もシリーズを作る

(町山智浩)あの、うまくいかなかった場合も作るんですよ。両方、作るんですよ。だから『ターミネーター』シリーズとか最近、何度も何度もリブートしては失敗し、リブートしては失敗しって繰り返して。『ゴーストバスターズ』もそうですけど。

(皆川玲奈)ああーっ!

(土屋礼央)もう新しい映画、出てこないんじゃないか?っていうね。

(町山智浩)出て来ないですよ。オリジナルのアイデアがね、なかなか出てこないんですけど。だから今、お金を出す人たちがやっぱり過去に当たった物とか、アニメとか、漫画とかがないと、もういきなりオリジナルでシナリオを読んで出来上がりを想像してくれって言われた時に、みんなお金を出すことができないんですよ。

(土屋礼央)ああ、危険だから。

(町山智浩)危険だから。リスクが高いから。

(土屋礼央)サブスクの方、そっちの方から新しいのが出るかもしれないね。

(町山智浩)そうそう。そっちの方がまだ、冒険ができるんでね。なかなか難しいですよね。

(皆川玲奈)なんか切ないですね。ちょっとね。

(土屋礼央)でも冒険する映画もいっぱいあるから。

(町山智浩)だから監督とかが有名だったり。あと俳優がね、すごく人気のある俳優だと冒険させてもらえるんですよね。

(土屋礼央)だからひとつは安心が必要だと。

(町山智浩)そうそう。そうなんですよ。だからトム・クルーズが何かやると、大抵どんな内容でもみんな、お金出してくれるしね。

(皆川玲奈)『トップガン』を2回、見た人がここにいますよ?

(土屋礼央)独身男性の夢を全て叶える映画(笑)。2時間のイメージビデオ、最高でしたよ。

(町山智浩)ねえ(笑)。僕は同い年なんでね。

(土屋礼央)本当ですよ。僕は町山さんのこと、「たまむすびのトム・クルーズ」って呼んでますよ(笑)。

(町山智浩)いやいや、名前がトム・町山なんですけど(笑)。いや、だってあの裸、すごかったですよね?

(土屋礼央)すごい。ビーチバレーの。

(皆川玲奈)ねえ、あのシーン!

(土屋礼央)わざわざスローモーションにするっていう(笑)。

(町山智浩)60歳であの体は本当にすごいんですけど。

『トップガン/マーヴェリック』のビーチシーン

(土屋礼央)次は町山さんのビーチバレー、見せてください。

(町山智浩)今日もね、そういうの男性ヌードの話をちょっとしたいんですけども(笑)。

(土屋礼央)ああ、そうなんだ(笑)。

(町山智浩)僕、いつもアメリカで見た映画をこのコーナーで紹介してるんですが。日本で公開されるかどうか全然、気にかけないで見た映画を次から次に紹介してるんで。今回の映画もですね日本で公開があるかどうか、全然知らないんですよ。僕。ただ面白かったんで、ちょっとお話しますと、映画のタイトルは『How To Please A Woman』というタイトルで。日本語に直すと『女の人の喜ばせ方』というタイトルですね。『女性の喜ばせ方』というタイトルで。これ、オーストラリア映画なんですけれども。

<書き起こしおわり>

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