星野源さんが2022年7月5日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『喜劇』リミックスを制作したジャジー・ジェフの名曲『Summertime』についてトーク。久しぶりに見たミュージックビデオと『喜劇』とのシンクロニシティを話していました。
(星野源)さあ、ここで1曲、お送りしましょう。ええとですね、なんていうか、奇跡ってあるんだなってすごい思うんですけど。『喜劇』のね、リミックスをジャジー・ジェフとカイディ・テイタムにやってもらって。もう最高だなと思って。で、数日後かな? 向こうにいる時に、ジャジー・ジェフって昔、DJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスっていうね、2人組で組んでいて。もう伝説のグループなわけですよ。
で、その曲も聞き直したいなと思って。聞こうと思って聞いてるうちに「そういえば、ミュージックビデオもあったよな。久しぶりに見よう」と思って。『Summertime』っていう曲のミュージックビデオを見たんですよ。で、驚愕したんすけど。そのビデオの中にね、カメラの前にテーブルがあって。そこに飲み物を置いてあって。その両脇にジェフと、当時、フレッシュ・プリンスって言っていて。今はウィル・スミスっていう名前で活動されてますけど。フレッシュ・プリンスが並んでカメラ側を向いて飲んだり、ラップしたりっていうようなシーンがあって。それが、横に動いてるんですよ。
で、それって『喜劇』のミュージックビデオの最後の横動きと全く一緒なんですよ。後ろに青空があって。で、その『喜劇』のミュージックビデオは僕が真ん中にいて、両脇にパペットがいてっていう感じなんだけど。全く一緒なんすよ! これ、完全に偶然なんですよ! 狙ってやったとかじゃなくて。
横移動の構図が全く一緒
(星野源)で、なんで偶然かっていうと、もちろんこのビデオは昔、見てたけど。もう覚えてないぐらい昔だったので。「これをやろう」って言ったわけではもちろんなくて。しかも、元々あの『喜劇』ってミュージックビデオの最後の横移動は、あれは元々は遠くからカメラに向かって僕とパペット2人が歩いてくるってシーンだったんですよ。で、歌いながら歩いてくるっていうシーンだったんですけど。でも、それがパペットが歩くようにできていないから、それができないですってなって。それで直前に変えたんですよ。
だからあれ、オマージュではなくて、マジの偶然なんですよ。だから、それが同じ曲でリミックスをした人が、もう何十年も前に同じ構図で同じ映像を撮ってるっていう奇跡があって。なので皆さん、ぜひ見てみてください。それでちょっと1曲、お送りしましょう。DJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスで『Summertime』。
DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince『Summertime』
<書き起こしおわり>