レイザーラモンRGさんが2022年6月2日放送のSBSラジオ『内山絵里加のふくわうち』の中でとんねるず・木梨憲武さんの関連楽曲を特集。6曲、選曲して紹介していました。
(内山絵里加)この時間は木曜ふくわうちパートナー、レイザーラモンRGさんがずっと話していたいことを自由気ままにしゃべり倒していただくお時間です。
(レイザーラモンRG)はい。今日はですね、木梨憲武さんが2022年6月1日に『木梨ミュージック コネクション最終章 ~御年60周年記念盤~』を出されました記念といたしまして、ちょっとノリさんの歌声を今日は存分に浴びていただこうと思います。
(内山絵里加)早速メッセージをいただいていますよ。「今日は木梨憲武さん、ノリさん特集があるんですね。ノリさんといえばお父様が自転車屋さん。そのお父様は伊東市の出身ということはご存知でしょうか? 昔、勤めていた会社の取引先の社員さんにはノリさんのご親戚がいました。初対面の時、私が『あの、もしかして木梨さんって?』と尋ねたところ、ご親戚の木梨さんは口周りを指して『名前とここを見たらわかるでしょう? そうですよ』とユーモアいっぱいに自己紹介してくれました。あの時の木梨さんも思い出しながら、今日はノリさんの曲を楽しみたいと思います」。
(レイザーラモンRG)はい。そうなんですよね。木梨サイクル。木梨サイクルってよくとんねるずさんの番組で言われてて。で、俺、東京に来て初めてロケで木梨サイクルにお邪魔した時に「ここか!」って。
(内山絵里加)本当にあるんですね。
(レイザーラモンRG)ねえ。で、やっぱりとんねるずさんへの憧れ感って特に地方の人たちからしたら東京の地名がいっぱい出てくるわけよ。で、スタッフの名前をバンバン出していって。俺、ちょっとスタッフの名前を結構出すところ、あるでしょう?
(内山絵里加)ああ、出しますね!
(レイザーラモンRG)結構それって、今日もこれ、一緒にこのコーナーを作り上げたのはレコード係の小川ちゃんなんだけども。小川ちゃんと今回ね、やりとりして作ったんだけど。本当にそういうところもやっぱり俺、とんねるずスピリットをちょっと受け継いでるっていうか(笑)。で、ちょっと今日はノリさんの歌声をね……本当、ノリさんはいい声なので。まずはこの曲。東京の地名。これで、この地名を知りました。とんねるずで『雨の西麻布』。
とんねるず『雨の西麻布』
(レイザーラモンRG)いやー、この曲ね……。
(内山絵里加)この歌、好きです。
(レイザーラモンRG)好き? 知ってた?
(内山絵里加)はい。知ってます。
(レイザーラモンRG)そうなのよ。この歌でやっぱりね、本当にとんねるずさんって歌で遊んでるっていうかね。で、歌で遊びたい。こういうのが歌いたいなっていうのと、秋元康さんとかがブレーンでいて。有名な作曲家さんの方とかとメディアミックスで遊べるっていう。だから何て言うのかな? 本当、今たとえばYouTuberの時代にとんねるずさん、デビューしたとしてもきっとメガYouTuberになってたでしょうね。遊び心というか、みんなを巻き込んでっていうのがね。で、これがあって他にもう1個、遊んでる曲がありまして。この曲もちょっと演歌調でございますけども。さらにいろんな人、いろんな曲へのオマージュを捧げています。とんねるずで『歌謡曲』。
とんねるず『歌謡曲』
(内山絵里加)あーちゃこー♪
(レイザーラモンRG)これは素晴らしい。俺、この曲が大好きなんですけども。サザンの『チャコの海岸物語』のオマージュ要素が強いと言われてますけども。で、この歌詞のアチャコなんですけども。「チャコ」は『チャコの海岸物語』からですよね。で、途中で「おまえーのー、すべてー♪」っていうところがあるんですけども。そこは昔、カーナビーツというグループサウンズのグループがいて。失神パフォーマンスで有名なアイ高野さんという方がおられたんですけども。その方の「おまえーのー、すっべーてー♪」って歌うところで女子たちが「キャーッ!」ってなっちゃうっていう。それのオマージュをここで入れているんですね。
(内山絵里加)へー!
(レイザーラモンRG)いやー、本当にいろいろ遊んでますね。とんねるずさんは。で、2人のこの声のキャラクターが全然違うから、なんかね、ずっと聞いてられるっていうかね。
(内山絵里加)あと間、間で入ってくるセリフが面白いですね。
(レイザーラモンRG)そこがすごいんだよね。
(内山絵里加)「石橋です」「木梨です」って。
(レイザーラモンRG)そうそう。もしかして、ピスタチオって解散したけど。ここにあれかな? 「石橋です」「木梨です」「とんねるずですよ」のところさ、あれ「ピスタチオです」っていうのと一緒なんだよな。ピスタチオってとんねるずのこの曲に影響されたのかな? で、とんねるずさんはどんどんどんどん、「紅白、出れるんじゃねえの?」「紅白、出たい!」って気持ちをどんどん高めています。で、どんどんシリアス路線といいますか、歌がどんどん本格的になっていきます。そんな時に出た名曲を聞いてもらいましょう。とんねるずで『迷惑でしょうが・・・』。
とんねるず『迷惑でしょうが・・・』
(レイザーラモンRG)聞いた? 『迷惑でしょうが・・・』の入りのノリさん。
(内山絵里加)めっちゃ歌、上手い!
(レイザーラモンRG)めちゃくちゃいいよね? あの、あそこの入り。「めいわくーでしょうがー♪」って。伸びるのよね。タカさんの味のある感じと、その伸びのあるノリさんが交互に来る感じ。いつまでも聞ける。さあ、この曲からどんどん真面目になっていきまして。で、最初の語りは萩原健一さん。ショーケンですね。ショーケン主演のドラマ『前略おふくろ様』を彷彿とさせるという、こういうところも遊んでるわけ。「こういうの、したいな」って。それで曲でやって、かっこよくなっているわけですよね。で、どんどんやっぱりこの歌のうまさがバレだして。「ノリさんとやりたい」ってどんどんなっていきます。そしたらもうとうとう、北島三郎さんがそこに乗ってきます。
(内山絵里加)ええっ? サブちゃんが?
(レイザーラモンRG)サブちゃんが。で、サブちゃんのものまね的なことをされて。憲三郎というキャラが出てきまして。憲三郎が北島さんのお弟子さん、山本譲二さんと組みまして。これで紅白に出ることになります。それでは、ちょっと聞いてもらいましょう。これは企画ソングですね。憲三郎&ジョージ山本で『浪漫-ROMAN-』。
憲三郎&ジョージ山本『浪漫-ROMAN-』
(レイザーラモンRG)はい、めっちゃいいやん、これ!
(内山絵里加)これは紅白ですよ。
(レイザーラモンRG)ねえ、紅白。これは原譲二さんが作詞・作曲で。原譲二さんとは北島三郎さんが作詞・作曲する時のペンネームです。サブちゃんが書いたの。しかもこれ、Wikipediaによると北島三郎さんはこの曲をマドンナの曲を聞きながら作曲したと発言していたっていう(笑)。だからちょっとね、リズムがね、モダンなのよね。演歌メロディーなんですけど、バックはなんというか、洋楽な感じがします。そういうことか。
(内山絵里加)私、最初どっちがジョージ山本さんでどっちが憲三郎さんかわかんなかったぐらいです。
(レイザーラモンRG)そう。それぐらい、渡り合えてるっていうことなんですよね。ノリさんのその緩急の付け方、器用さっていうのはもう本当にこういう演歌も歌いながら、一方でファンクナンバーもきれいに歌いこなします。黒人音楽も入ってます。もうとんねるずさん、黒人音楽が入ってるから。やっぱりね。で、とんねるずさんの黒人音楽方向、今日はいわゆる『ガラガラヘビ』的なのはかけません。賑やかな感じはかけませんが唯一、この賑やかな感じだけど、歌心がすごい味わえる曲を聞いてください。俺、とんねるず関係ではこれが一番好き。DJ OZMAが作りました矢島美容室で『ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-』。
矢島美容室『ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-』
(レイザーラモンRG)なんかスタッフさんがいっぱい降りてきました。
(内山絵里加)はい。SBSの中の人も降りてきちゃいました。
(レイザーラモンRG)最高でしたね。(メールを読む)「ナイナイさんのオールナイトニッポンに矢島美容室が乱入した時はめちゃくちゃ興奮しました」。すごかった。矢島美容室、いろんな番組に……『めちゃイケ』にも行ったかな? その時もノリさん、タカさん大暴れで。「よっしゃ、とんねるず!」ってなったね。
(内山絵里加)Twitterでも「ハリウッドスターの石橋さん、マルチタレントの木梨さん。ナインティナインの岡村さんが『関西では出てこないスター』って言っていたのがよくわかる」。
(レイザーラモンRG)マジでワールドクラスなのよ。とんねるずさんってやっぱりね。で、俺はこの曲はDJ OZMA……まあ綾小路翔さん。翔やんの本当に最高傑作と言っても俺は過言じゃないと思っていて。今こそ聞きたい。日本を明るくする曲なんですよね。さあ、そしてノリさんのニューアルバムからかけましょうね。やっぱりね、ぜひぜひアルバムを買って聞いてもらいたいんですけど。やっぱりこのカバー曲のセンスもやはり素晴らしい。いわゆる交流関係から全部、曲を選んでるわけですけども。宇崎竜童さんともやはり交流があるということで。宇崎竜童さんのおられたダウン・タウン・ブギウギ・バンドのこの曲をカバーしてます。木梨憲武で『サクセス』。
木梨憲武『サクセス』
<書き起こしおわり>