R-指定さんが2022年5月30日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中でLEX『大金持ちのあなたと貧乏な私』を紹介していました。
(R-指定)早速、曲紹介をさしてほしいんですけど。今日かけたいのはですね、昨日、梅田サイファーで『KOBE MELLOW CRUISE』というイベントに出ていて。それはヒップホップフェスで、いろんなラッパーと久しぶりに会ったりとかしたんですけど。初めて、ちゃんと生でライブを見て挨拶させてもらった人がいて。それがLEXで。
(DJ松永)おおっ!
(R-指定)まあ、知ってる人もめっちゃおると思うんですけど。
(DJ松永)会ったんだ。へー!
(R-指定)なんか、でも挨拶したぐらいやけど。ライブをね、梅田のメンバーと見てて。「これはヤバいな」と。
(DJ松永)ああ、ヤバかったんだ?
(R-指定)もう超ロックスター。LEXって今、19とかかな? めっちゃ若くて。16でもうデビューしても。デビュー当時からとんでもない……ラップも当然、めちゃくちゃうまいんやけど。そのメロディーのセンスとか。
(DJ松永)メロディーのセンス、えげつないよね。
(R-指定)とんでもないよな。で、結構、なんというかこの感覚的に扱う言葉で気持ちいいメロディー奏でるって感じやと思っていたら、ライブとかではめちゃくちゃロックスターで。俺、途中で離れちゃってんけど、最後まで見てたケニーがバーッと俺のところに来て。「LEX、ヤバかった! あれ、もう完全に尾崎!」って言っていて。「ええっ? 尾崎っぽいところ、あったんや」って思って。俺も帰り、もう1回改めてLEXの曲をいろいろ聞いてて。「ああ、その側面あるかも」って思った曲があって。
LEXの尾崎豊的側面
(R-指定)結構、英語を使ったりとか。あんまり言語の枠にとらわれへん表現が上手な……めっちゃ気持ちいい言葉を探してくるのの天才っていう感じがするやんか。で、メロディーの使い手とそのエフェクト、オートチューンやったりとか。それの使い方がとんでもなくフレッシュやったりとか、進んでる感じやと思ってたんやけど。こういう曲も作るんやって思った衝撃の曲があって。
それは結構、俺的にめっちゃ好きで。ちょっとそれをかけさせてもらおうかなと思いますLEXで『大金持ちのあなたと貧乏な私』。
(DJ松永)ああーっ!
LEX『大金持ちのあなたと貧乏な私』
(R-指定)なんかこの最初のすごいファルセット。もう消え入りそうな声……だからどこまで、間違いなく天才の1人やとは思うから。どこまで意識的にとか、感覚でとか、推し量ることはできへんけど。なんか最初の消え入りそうな声な、ああいうところからかなりがなったというか、ちょっとワイルドに歌い上げるところとか。で、ずっとこの「おお、あなたを」の「お」の音で統一してんのよね。この部分の始まりとかは。そういうところとかも、感覚なんやろうなって。
(DJ松永)俺、結構LEXのインタビューとかYouTubeでさ、いろいろ探して見たりとかしていた時期があったんだけど。なんかもう、中学生とかの時から自分のボイスメモにスキャットで、思いついたメロディーを「♪♪♪♪」ってやって。それを友達に聞かせたりとか。なんかもう、そういうのを普通に遊びでしてたんだって。だからもう本当、感覚や才能だよね。で、あとKMさんと一緒によくやってるじゃん?
(R-指定)はいはい。
(DJ松永)で、声にすごいエフェクト使うじゃん? めちゃひずませたりとか、結構トリッキーな「なに、そのエフェクト?」みたいなやつとか、すごい使うじゃん? で、それって結構自分でやってるのがめっちゃ多いらしくて。俺、それ聞いてびっくりして。「マジで!?」みたいな。
(R-指定)もう言うたらそこもフロウ、スキルの1個やから。
(DJ松永)すごいよ。あのエフェクトセンス、マジでヤバいね。だから普通のラッパーにちょっと1個プラス、ねえ。
(R-指定)そこの能力もあるっていうね。
(DJ松永)しかもなんか普通のトラックメーカーとかに任せても出てこないような、ラッパーで自分で歌うからこそ選ぶエフェクトとかもあるだろうからさ。そこは……そこを含めて作れるって結構最強だよね? ラッパーがエフェクト使いこなせるって、ヤバくない?
(R-指定)いや、マジでヤバい(笑)。これはすごいわ!
(DJ松永)そこを頭の中で想像しながら。
(R-指定)頭の中で設計図がもうちゃんと、できているっていう。すごい。
<書き起こしおわり>