オードリー若林 妻子が帰省中、1人きりで過ごす休日を語る

オードリー若林 妻子が帰省中、1人きりで過ごす休日を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年5月28日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で妻と子が帰省中のため1人きりで過ごした休日についてトーク。久しぶりに過ごしたしょうがない1日の模様を話していました。

(若林正恭)奥さんがまた子供を奥さんのお母さんに見せるので帰っているんだけども。で、その帰っている期間内……1週間ぐらいなんだけど。そこで自分の休みがあるっていう。それが昨日だったの。

(春日俊彰)なるへそ。

(若林正恭)で、なんだろうな? なんか久しぶりに、しょうがない1日を送ろうと思ったんだよね。

(春日俊彰)贅沢だね。

(若林正恭)なんかどっかに誰かと出かけるとか、メシを食いに行くとかじゃなくて。1人で、しょうがねえ1日を送ろうと思って。

(春日俊彰)ああ、いいね。

(若林正恭)それで朝起きて……もう、何だろうな? お昼頃、起きたの。前の日もだいぶ夜ふかしして本かなんか読んでて。好きなだけ起きてて。それで、昼ごろ起きたの。で、「しょうがねえ1日にしよう」と思って。

(春日俊彰)もう若干、しょうがないもんね。

(若林正恭)そうそう。昼起きて、「しょうがねえなあ!」って思って。

(春日俊彰)いいね。いいスタートだね。

しょうがねえ1日にしよう

(若林正恭)なかなかそんな時間に起きること、ないからさ。で、「昼からゲームをやるって、しょうがねえな」と思って。

(春日俊彰)しょうがねえなあ! もったいねえなあ!

(若林正恭)それできないじゃん、絶対。奥さんと子供がいたら。

(春日俊彰)できない。まず、昼に起きるのができないし。

(若林正恭)あと、ゲームができないよね。

(春日俊彰)ゲームは、そうだね。うん。やれて夜中というかね、夜。子とかが寝た後にちょろっとやれるぐらいだね。昼からなんて……しょうがねえなあ!

(若林正恭)昼。しかも雨じゃない。晴れている中で。

(春日俊彰)うわっ! しょうがねえ! 外、出れるのに。外に出ていろんなことができるのに。

(若林正恭)でさ、コンビニに行ってさ。自分で料理もしない。コンビニでおにぎりと、パンと、あとお菓子と買ってね。

(春日俊彰)しょうがねえなあ! しょうがねえ買い物だな!

(若林正恭)で、ジャスミン茶とアイスティーを買って。

(春日俊彰)しょうがねえなあ! 飲み物、二つ買ってる! どっちかでいいのに。しょうがねえ!

(若林正恭)それで、たい焼き買って。

(春日俊彰)うわっ、しょうがねえ! まだ買うの? しょうがねえなあ!

(若林正恭)お前ほどじゃねえよ!

(春日俊彰)いや、なんで怒られなきゃいけないのよ?(笑)。いや、「しょうがねえ1日を送る」って、その通りにやれてるじゃないですか。

(若林正恭)そうそう。「しょうがねえなあ!」と思いながら帰ってきて(笑)。

(春日俊彰)思ってるんじゃねえかよ(笑)。

(若林正恭)で、ゲームのスイッチを入れてね。オンラインゲーム。『Apex』。久しぶりだね。『Apex』をやったの。そしたら、なんかバージョンが上がっていて。ダウンロードとかもすごい時間がかかって。その間、むしゃむしゃコンビニで買ったパンとか食べてんのよ。で、オンラインゲームの『Apex』をやったんだけど、なんだろうな? 期間内にいろいろ、新しいことが追加されて。久しぶりだったもんで、なんかその新しいもの武器とかが追加されて。新しいルールとかがあったりで。まあ、もちろん下手だし。うーん。なんか、ハマっていた時よりは、なんだろう? そこまで気分が乗らなかったの。

(春日俊彰)なるへそ。まあ、そういうの、あるよね。久しぶりやってみたら、難しくなっちゃってってね。

(若林正恭)それで俺さ、PS5なんだけど。それでオンライン上でゲームを買ったことがないのよ。

(春日俊彰)ああ、はいはい。あるよね。

(若林正恭)かならず家電量販店でね、物で買う派だったの。でも、『ストリートファイター』を久しぶりにやりたくなって。それで今、5なのね。

(春日俊彰)ああ、そうか。まだ5か。

(若林正恭)それでやろうと思って、初めて買ったの。オンラインでゲームを。『ストリートファイター』を。それで、ダウンロードして。ちょっとドキドキしちゃって。カードの詐欺に遭ってるからさ(笑)。

(春日俊彰)ああ、言ってたね。

オードリー若林 クレジットカード・フィッシング詐欺被害にあった話
オードリー若林さんが2022年2月12日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でクレジットカードのフィッシング詐欺により不正使用の被害にあっていたことを話していました。

(若林正恭)「大丈夫なのかな?」と思いながら買って。そしたらなんか、ブランカっていうキャラクターがいるんだけど。ブランカが使いたいんだけど、ブランカが選ぶキャラクターにいないのよ。で、ネットを見たらさ、バージョンアップされるか、何かを買わないとブランカは選べないみたいな。あるのね。ゲームって。

(春日俊彰)ああ、なるほど。さらに。なんとかパックみたいなことなのかな?

(若林正恭)じゃあ、先にそっちのパックを買ってた方がよかったんじゃないか、とか思いながらもやっていて。ブランカで久しぶりに……「懐かしいな」と思いながらさ、ブランカでさ、電気ビリビリにするやつとかさ。噛みついたりするのとか。

(春日俊彰)そうだね。クルクル回ったりとか。

(若林正恭)「ああ、このボタンの使い方だったわ」とか思いながらやってて。かつ、最初は下手だからレベル1でやって。レベル2、3、4、5とかまで上げていったんだけど。なんか、だからやってはいて。何時間も……真っ昼間だったのが夕方とかになっていたのよ。それで、しょうがねえじゃん?

(春日俊彰)しょうがねえね。いいね。

(若林正恭)で、なんていうんだろう? なんか……いや、だからそんだけ時間が経つっていうことは没頭してるんだけど。楽しいんだけど。「これ、本当に楽しいのかな?」ってなんか思ってきて。なんだろうな、あの感覚は。なんか、うーん。「お笑い芸人でラジオやってるから、楽しいふりしてるのかな?」とか。

(春日俊彰)「心の底から楽しんでないんじゃないか?」と。

(若林正恭)「もし23で会社員になっていて、それで今43歳だったら、『ストリートファイター』やるかな?」ってソファーで考え込んじゃったんだよね。電源切って。

(春日俊彰)ほうほう(笑)。

(若林正恭)あと、「やっやってんのかな? 43歳のみんなは……」って。もちろん、実際に口には出してないよ。なんか、どっちなんだろうと思って。

(春日俊彰)なるへそ。なんかそういう、ちょっと……本気でやりたいかどうかっていうのがわからないと。

(若林正恭)本気かどうかがわかんないんだよね。で、「これは外に出なきゃダメだ」って思って外に出て。それでレンタルサイクル。自転車を借りて、行くあてもなく自転車をこいでたのよ。

(春日俊彰)はいはい。まあまあ……(笑)。

(若林正恭)別にいいよね? これは。お前みたいに「モメたい」と思って外を歩いていないから。

(春日俊彰)いや、「モメたい」とは思っていないのよ。モメたくはないのよ。

(若林正恭)そういう危険人物ではないから。

(春日俊彰)モメたくないから押さえてるっていうか、言わないっていうね。

(若林正恭)で、ブワーッと走っていて。金曜日だから。なんか「この間の『あちこちオードリー』の収録、楽しかったな」って思いながら……そういえば、全然関係ないけど。『あちこちオードリー』、山添くんがさ、パチンコの話をしてて。で、なんかあれを聞いてから、ずっとパチンコがやりたくなっちゃったんだよね。パチンコってそんなに山添っていう男を虜にするんだって思っていて。で、1人で自転車で走ってたら、パチンコ屋があったのよ。で、自転車の近くのレンタルサイクルを返すところに返却して、俺、パチンコ屋さんに入ったのよ。

(春日俊彰)いいねえ!

(若林正恭)しょうがない1日を送ろうと思っているから。

(春日俊彰)まあ、でもそれは興味があったわけだもんね?

相席スタート・山添トークでパチンコがやりたくなる

(若林正恭)そうそう。それでまず座って、財布に1万円札とあと千円札が2枚入ってたから、2000円を入れたの。で、エヴァンゲリオンの台に座ったの。あれ、エヴァンゲリオンの台もなんかレバーとか、いろいろあって。なんかどれをやっていいのかとかも……今、進化してるじゃん? そういえば、パチンコってやったことある?

(春日俊彰)何回かあるね。

(若林正恭)それ、春日さ、1人でなの? 「パチンコ屋さん、入ってみようかな」って……誰かと?

(春日俊彰)ガンちゃんとじゃないかな?

(若林正恭)岩崎さんなんだな。入るとしたら。

(春日俊彰)パチンコとかスロットとか、やるじゃない? だから「じゃあ、行こうか」みたいな感じになったのかな? わかんないけど。ネタ見せかなんかで。

(若林正恭)20代の時だね。

(春日俊彰)それで行ったんだけど……無理だったね。なんかこう、すごい音もさ、音楽とかも。その時はね。今は変わっているのかもしれないけども。そこにずっといるっていうのはさ、無理だったね。だから釣りとかも無理なんだけど。それ以来、はまらなかったな。だから、わからん。面白さが。

(若林正恭)だからいろいろ進化してて。2000円入れて、もちろんそれじゃ大当たりはしなかったのよ。「でも、1万円入れるほどやるりたいのかな?」って思いながら。「あと3000円ぐらい、やろうかな」とか思ったら、両替機とかがないから。「この1万円、どうやるんだろう? スマホでネットを調べよう」と思ったのよ。そしたらなんか、あれは学生かな? 大学生ぐらいなのかな?

若い子4人グループぐらいがエヴァンゲリオンの台を打ちながら、わからない。インスタかTwitterかTikTokか、なんかわかんないけど。なんか友達用の動画を撮りながらやっていて。それでめちゃめちゃ盛り上がってんの。「外れたー!」とかって言って。それがね、すごいキラキラして見えたんだよね。輝いて見えたの。その大学生が。それを見て、なんかすごい寂しくなって。それで、パチンコ屋さんを出たのよ。

(春日俊彰)その場にいづらくなって、みたいな?

(若林正恭)うーん、なんだろう? その大学生が本当に楽しんでいたの。「でも俺は、なんかラジオやっているお笑い芸人だから、パチンコをやってるのかな?」って思って。

(春日俊彰)なるへそ。「話のために」とか。純粋にパチンコに向き合ってない、みたいな?

(若林正恭)「俺は何がしたいんだろう? みんな!」と思って。

(春日俊彰)「みんな」? ほう。

(若林正恭)で、「蕎麦、食いに行こう」って思って。ネットで美味しい蕎麦屋を調べて、またレンタルサイクル借りて。で、自転車こいでお蕎麦屋さんに1人で入ったの。それで、ざる蕎麦を頼んだんだよ。それで食べてたら、中年夫婦が入ってきて。それも、ずっとそこに行こうって言ってたんだろうね。そういう、有名なお店だから。「玉子焼きがおいしいみたいよ」っつって。で、玉子焼きが来て、お蕎麦を食べながら「美味しいね」とか言ってるのがなんかね、輝いて見えたんだよね。

(春日俊彰)輝いて見えた?

(若林正恭)それで、寂しくなって。店を出たのよ。

(春日俊彰)なんでよ? 蕎麦はいいじゃん。蕎麦はだって、元々好きなんだからさ。

(若林正恭)で、なんか夕方を過ぎて。ちょっと暗くなってて。なんか強烈な罪悪感に襲われたのよ。あと、街ゆく人がなんかね、みんな楽しそうだった。なんかね、すごく笑顔でみんな、友達と歩いてた。で、俺はとぼとぼ歩いていて、強烈な罪悪感が襲ってきたのよ。朝からゲームやって、パチンコやって、蕎麦を食ったことに対する。後ろから、その罪悪感に飲み込まれるんじゃないかな?っていう。それで「ネタ、書こう」と思ったの。罪悪感に勝てず。それで、ドトールに入ったんだよ。

そしたらなんかね、仕事終わりなのか、途中なのか、新入社員っぽい、パリッと綺麗に刈り上げた、イケメンの清潔感のある男の子と、会社入って4年目ぐらいの人。で、その会社入って4年目の人が尊敬している、俺よりちょい下の会社員の人みたいなのが「今日まで、会社でこういう風に働いてきたんだよね」って話していて。目をキラキラさせてその新入社員が聞いてたんだよ。横の席で。で、「はい! ああ、そうなんですね!」って。で、なんかみんなのフレッシュな熱量に負けて俺、ドトールを出たんだよね。

(春日俊彰)また? それはもう、いいじゃない? そこは。

(若林正恭)それでね、「帰りは電車で帰ろう」と思って。結構離れたところまで自転車で行ったから。

(春日俊彰)遠くまで来ちゃって(笑)。気づいたら、「あれっ?」っつって。

(若林正恭)帰る体力が、罪悪感が肩に重くのしかかり。みんながフレッシュだからなんか疲れちゃって。「帰りは電車で帰ろう」と思って。それで電車に乗る時に、エレベーターのガラスに自分の姿が映ってたんだけど。今日と同じ格好で、上下ジャージ。で、スニーカーを履いていて、帽子かぶってマスクしてたんだけど。その格好が、なんだろうな? 本当、『ウシジマくん』に出てくるグレーな職業やってる人みたいに見えたのよ。うん。ゲームやって、パチンコやって……。

(春日俊彰)まあまあ、そんなのが出てきたような感じはするね。漫画の中に。

『ウシジマくん』に出てくるグレーな職業の人みたいな格好

(若林正恭)で、渋谷で降りてユニクロ行って。紺と黒の上下のセットアップのジャケット買ったんだよね、俺。

(春日俊彰)ジャケットを?

(若林正恭)なんかジャージを着てる自分の姿が鏡に映った時に、「いつ、大人になるんだろうな、こいつ?」って思ったのよ。

(春日俊彰)43なのにね(笑)。たしかに。そうだよな。子供の頃の43とかの人って、もっとね、ちゃんとしてた感じ、するよね。格好とか。

(若林正恭)なんかぞっとしたの。で、ユニクロの感動ジャケットの上下セットアップ、黒と。あと中に着るシャツも買ったのよ。なんかもう、ダメだと思って。

(春日俊彰)まずは格好からちゃんとしようと。

(若林正恭)そうそう。それで駅で降りるじゃん? で、降りた時に自動改札の横の駅員さんが入っているところ、あるじゃない? 窓口みたいな。あそこでブチギレてるおじさんがいて。「どうなってるんだよ! そんな言い訳、通じるかよっ!」って言ってたの。で、なんか自動改札を降りた感じで、その人の視界には入らない死角に入って、スマホ見てるふりして。なんで怒っているのか?っていうのをずっと聞いていたのよ。上下ジャージのさ、43歳が(笑)。

(春日俊彰)ああ、しょうがないねえ(笑)。

(若林正恭)そしたらなんか、駅の真ん前のマンションの住民らしく。「なんか文化祭かなんか、やってんのか? ここんところ!」って言ってて。学生がね、なんかね、駅の改札の横に座り込んでいて。「もう3日目だぞ!」っつって。なんか、3日騒いでたらしいのよ。

(春日俊彰)なるへそ。

(若林正恭)で、駅員は「気づいてなかったです」って言っているの。「気づかないなんて言い訳、通じるか! ちょっと、知り合いの弁護士に電話する!」っつって。「あ、もしもし? ○○さん? そうなんですけど、こういう場合ってね、『気づかない』って……これ、駅員の責任になりますか!?」みたいにやっていて。で、「なります」みたいな感じを駅員に出してるの。で、それの熱量に「この勢いで怒る熱量、今の俺にはないな……」って思って。寂しくなって帰ったんだよ。

(春日俊彰)もう全部、そうじゃん。何見ても寂しくなって。罪悪感で(笑)。ああ、そう?

(若林正恭)なんかね、すごいの。まくし立て方が。

(春日俊彰)相当怒ってるんだね。熱があるんだね。

(若林正恭)「あの勢いでラジオ、やれていた時もあったよな」とか思って。

(春日俊彰)もう今はないかね。

(若林正恭)それでね、家に帰って。もう夜なの。で、今Amazonでね、サトミツとね、Audibleで『佐藤と若林の3600』っていうラジオをやってるんだけど。そのAmazonの方にいただいた、Alexaの画像アップできるやつがあって。自分で撮った写真をね、自動スライドショーみたいにできる、電子の写真立て的なのがって。

(春日俊彰)ああ、なるへそ、なるへそ。

(若林正恭)そこにずっと家族3人の写真を全部、アップして。スライドショーにして。で、娘がポニョの歌が今、好きだから。スマホでポニョを流しながらそのスライドショーずっと見てたのよ。家で。家族写真を。なんか、寂しくなって。でね、それを見てる時に思ったんだけど……「この状況、『アメリカン・ビューティー』のラストと全く一緒じゃねえか!」って思ったんだよね。

(春日俊彰)ああ、たまたまね(笑)。なんか、あったね。

(若林正恭)あったでしょう?

(春日俊彰)あったような気がするね。

『アメリカン・ビューティー』のラストと全く一緒

(若林正恭)最後、なんか家族に戻るみたいな。でも最後、撃たれるんだよね。

(春日俊彰)ああ、そうだっけ? なんだかんだあってね。あったかも。

(若林正恭)で、スライドショーを見て。「早く帰ってきてくれねえかな……」と思ったんだよね。

(春日俊彰)寂しくなっちゃって1日が終わる、みたいな?(笑)。全部の理由はそれなんじゃないの? 罪悪感だのなんだの、言ってるけど(笑)。

(若林正恭)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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