安住紳一郎さんが2022年5月22日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中でる斎藤孝先生が提唱しているIKKOさん式アンガーマネジメントの手法を紹介していました。
(安住紳一郎)今日のメッセージ、こちらです。「練習していること」。福岡市の47歳・女性の方からいただきました。ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)「私が練習していることは、反抗期の息子に対するアンガーマネジメントです」。アンガーマネジメント、よく聞く言葉になりましたね。
(中澤有美子)そうですね。
(安住紳一郎)怒りをコントロールする……「アンガー」が「怒り」ですよね。「マネジメント」が「マネージャー」っていうことですから。怒りをコントロールすること。「反抗期の息子に対するアンガーマネジメントです。イラッとしたり、カッとなった時、即座に反応せず6秒数えて冷静さを取り戻す。『なるほど』と思い早速試みたのですが、これが非常に難しいのです。『次こそ、今日こそ』と思うのですが、息子に『うるさい』『黙れ』など暴言を吐かれると、つい反射的に言い返してしまい、親子喧嘩をしては落ち込むの繰り返しです。
なので最近は自分なりにアレンジして、息子の暴言にカッとなったら、ダーッと走って別の部屋に行くことで時間を稼ぎ、さらにその部屋の中でクッションをボカスカ殴って怒りを発散させるようにしていますが、これも時々間に合わず、走りながら言い返すという怒りの失禁をしてしまいます。ああ、更年期VS反抗期、つらいです」という。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 走り去りながら(笑)。
(安住紳一郎)走り去りながらね、振り返りながらね。
(中澤有美子)「なに言ってんのよ!」って(笑)。
(安住紳一郎)「なんてことを言うの!」って(笑)。せっかく他の部屋にとりあえず行ってから話しようと思ってるのにね。うん。「怒りの失禁」っていうのがいいよね。そうなんですよね。怒りをコントロール。即座に反応せず、6秒数えて、冷静さ……たしかにね、少し時間を置くと全く感情変わりますからね。なのでね、よくね、「カッとなっても3秒とか5秒、心の中で数えなさい」とかね、言いますけど。それができないんですよね。うーん。瞬間的に沸騰しますからね。「なにを!」って気持ちになりますからね。
そうですか。反抗期の息子さん。まあ、そういう時があっていいんじゃないですか。元気があるぐらいがいいのかもしれませんけども。でも、大変そうですね。私のお世話になってる斎藤孝先生。『声に出して読みたい日本語』で有名な斎藤孝先生は国語の先生でもあるんですけども、呼吸法を昔からよく研究されてる先生で。斎藤先生のご本の中に書いてありましたけど、アンガーマネジメントの新しい方法として、その3秒待つっていうのがすごく難しい。「5秒、6秒待て」とかね、「息を大きく吸って、それから反応すると怒りがコントロールできる」っていうことはよく言われてるけども、それは結構難しいと思う。
なので、そこで新しい見方としてIKKOさん。美容家のIKKOさんはリアクションする時に必ず「どんだけー!」って言いますでしょう。で、「どんだけー!」って結構大きな声で言うから、かなり大きく息を吐いているから、「どんだけー!」って言った後というのは今度は大きく息を吸わなくちゃいけない。で、その間がたぶん5秒ぐらいあるから、とりあえずIKKOさんは何を言われても「どんだけー!」とか「まぼろしー!」とか言ってるんで、これでアンガーマネジメントができてるという風に斎藤先生は解釈されていました。
(中澤有美子)うんうん!
(安住紳一郎)なのでIKKOさんはどんなことを言われても本当に怒り切らないっていうね。
(中澤有美子)はい。そうですね。
定型句を言うことで一旦、大きな呼吸ができて怒りが落ち着く
チョコプラ松尾「最終形かな」IKKOとMCタッグ、ハライチがツッコミ(コメントあり)https://t.co/zs15PQlU6o pic.twitter.com/2sgAibiEVA
— お笑いナタリー (@owarai_natalie) July 3, 2019
(安住紳一郎)だからもしこの方もね、なにか自分の定型句みたいなのを決めて。息子に何か言われると、なんかね、「むすこふうー!」みたいなことを言えば……。
(中澤有美子)「出た出たー!」とかね(笑)。
(安住紳一郎)「おなじみのー!」なんて言っていたら。
(中澤有美子)そうですね。大きい声で言えば。
(安住紳一郎)大きい声で一旦、言ったらそこでちょっとアンガーマネジメントというか、呼吸が整う。深呼吸を1回していることになるので、それで落ち着くんじゃないのか?っていうことなんですけどもね。まあ、反抗期の息子さんにしてみたらね、「どんだけー!」とか言うお母さんなんかもっと嫌だと思いますけどね(笑)。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)ねえ。なんか、でも一言自分の決めゼリフみたいなのを決めておいて必ず言うっていうのは、アンガーマネジメントとしては有効かもしれませんね。「パラグライダー!」みたいな。
(中澤有美子)なんでもいいからね(笑)。
(安住紳一郎)なんでもいいから、とにかく息をなるべく使うやつを。うん。「日本皮膚医学会制定、日本皮膚の日ー!」みたいな(笑)。
(中澤有美子)長い(笑)。
(安住紳一郎)「息、ずいぶん使ったけど……」みたいな。
(中澤有美子)息が漏れるやつだ(笑)。
(安住紳一郎)「は」行とかが多めのね。あの、今週は言葉の数が多いですけど、内容は変わらずありませんね?(笑)。
(中澤有美子)どうでしょう?(笑)。
(安住紳一郎)どうでしょう。うーん……今のを0.5倍速で聞くと、どうなってるんでしょうね?
(中澤有美子)気に入ってもらえるといいな(笑)。
0.5倍速で「日本皮膚医学会制定、日本皮膚の日」
(安住紳一郎)そうですね(笑)。「にぃふぉんひふいがっかいしゅしゃい……にぃふぉんひふのひ……」ってなっているかもしれないですね。
<書き起こしおわり>