R-指定さんが2022年5月16日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中でDJ KRUSH『云/鬼 呼 生 -たま よび いく- feat. 志人』を紹介していました。
(R-指定)じゃあ、曲に行きますかね。
(DJ松永)おっ、Rさんの日本語ラップ紹介。
(R-指定)今日紹介するのはですね、DJ KRUSHさんの楽曲で。
(DJ松永)おっ、クラッシュさん。Rさんも1曲、一緒に作ってるよね。
(R-指定)そうなんですよ。あれ、何年前だったっけな?
(DJ松永)もうスーパーレジェンドですよ。
(R-指定)そう。日本のスーパーレジェンド。で、一緒に曲作ったのがもう5年前や。2017や。
(DJ松永)えっ、5年前? マジで? 早っ!
DJ KRUSH『若輩 feat. R-指定 (Creepy Nuts)』
(R-指定)早いですよ! で、そこからね、月日流れてEPで『道 -STORY-』というのを最近、出したんですけど。それがまたね、クラッシュさん、おもろいメンツを集めてくるなっていうか。ralphとやったりしてるんですよね。『ラップスタア』にも出ていた。
(DJ松永)へー! すごいなんか毎回、若手とちゃんとやるんだよね!
(R-指定)そうなんですよ。で、クラッシュ石さんがすごいのがTHA BLUE HERB。ILL-BOSSTINOさんのTHA BLUE HERBを見出したのがクラッシュさんで。
(DJ松永)クラッシュさんのアルバムにフィーチャリングされて……っていうね。
(R-指定)そう。で、そのフィーチャリングの前にも札幌でインディーズでやっていたTHA BLUE HERBを聞いて「ヤバい!」って思ったクラッシュさんがもう各地でかけまくって。やっぱりそのDJがちゃんとDJたるヒップホップの紹介の仕方をバチーン!ってして。それで「あのクラッシュがかけてるラッパー、誰だ?」ってなって。話題になって。それで一緒に客演して……みたいな流れがあって。その、とんでもないレジェンドを発掘してもいるという。そのクラッシュさんが最近出したEPで、これはね、発掘じゃなくてレジェンドとレジェンド同士のやつで。それで結構、俺の中では名コンビやと思ってるんですけども。クラッシュさんと志人さんがね、楽曲をやってまして。
これ、志人さんっていうのは何回もこの番組ではかけてますけど。とんでもないラップスキル。で、それが海外の日本をそのまま持ってきたようなトレースのスキルじゃなく、おそらく日本人のラッパーでしか到達できない境地であるってところもすごい。日本語を使ってしか生み出されへんグルーヴで、かつ海外のやつが聞いても、「な、なに、これ?」ってなるようなラップをするのが志人さん。それが日本のレジェンド、クラッシュさんと再び手を組んでやったのが今回、紹介する……今、もう流れてるけども。『云/鬼 呼 生 -たま よび いく』という楽曲なんですけど。これ、ちょっとね。
(DJ松永)タイトルからして、来てるね!
(R-指定)来てるんですよ。歌詞も……。
(DJ松永)イントロから、もう来てるね!
(R-指定)結構全編、来てるんですけど。そこも含め、聞いていただきたいなと思います。
(DJ松永)匂うよ、匂うよ! 匂っているよ!
DJ KRUSH『云/鬼 呼 生 -たま よび いく- feat. 志人』
(R-指定)ヤバない?(笑)。
(DJ松永)すげえよ、マジで……なんなんだよ!
(R-指定)これ、歌詞を触れだすと結構どぎついことを言っていたりするから。それは各々の感性で判断してほしいんですけど。とにかく、これはたぶんね、ホンマに欧米の人には絶対にできないタイプのラップで。日本のたぶん民謡とか、なんやったらお経とか。そういったところもルーツにある、特に日本人の持ってる感性からしか生まれえないラップスキルのホンマに最高到達点というか。「♪♪♪♪」って、あんなところをさ、ラップにするっていうのがさ……。
(DJ松永)すごいよね。でも、その中でもフロウの引き出しがえげつないじゃない?
(R-指定)えぐいんすよ。
(DJ松永)頭では全然そんなじゃなかったのに。あと、頭がロケットスタートすぎるし(笑)。
(R-指定)頭は聞く人が聞いたらお経か?って思うぐらい、ノーブレスでずっと同じ韻をつなぎ続けて。で、民謡っぽくなるところがあったりして、「デレッ、デレッ……」みたいな結構あっちの人っぽくなる瞬間も出てきたりとか。むちゃくちゃなんですよ。この人。マジですごい!
(DJ松永)えぐい!
(R-指定)鳥肌立つよな?
(DJ松永)いや、マジで。物理的にすごすぎて。半端じゃない!
(R-指定)DJ KRUSH『云/鬼 呼 生 -たま よび いく- feat. 志人』でした。
(DJ松永)いつまでもすげえんだよな。勘弁してくれよ……。
(R-指定)すごいよな。一生すごいよ。
DJ KRUSH『道 -STORY-』
<書き起こしおわり>