DJ松永 木村拓哉とのスクラッチVSシャドーボクシング対決を語る

DJ松永 木村拓哉とのスクラッチVSシャドーボクシング対決を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

R-指定さんが2022年3月8日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で木村拓哉さんとのライブ共演を振り返り。『Yes, I’m』で松永さんがスクラッチをしている際に木村拓哉さんがおもむろにシャドーボクシングを始めたことについて話していました。

(R-指定)で、あれですよ。その木村さんとのトークをやらしてもらった後に実際に『Yes, I’m』をライブで演奏するというね。

(DJ松永)すごいよ。生バンドで木村さんと俺らで、俺らが作った『Yes, I’m』を木村さんと一緒に歌うっていう。

(R-指定)で、俺が合いの手やったりね、ガヤとかを入れつつ。

(DJ松永)いや、幸せだよ、本当に。

(R-指定)幸せですよ。ほんで最後に楽曲にも当然あるスクラッチパート。そこは生でDJ松永がスクラッチをするという。

(DJ松永)したよ。俺、スクラッチしてて。そしておもむろに前をパッと向いたら、木村さんが上を脱いで、上半身タンクトップ一枚になって。いきなりシャドーボクシングをし始めて。

(R-指定)フハハハハハハハハッ! お前……先週ちょっとね、チラッと松永さん、話したらしいけど(笑)。

(DJ松永)フライングして。もう言いたすぎて。ごめん。

(R-指定)でもあれを逆に1週、隠しとくのは無理よ。あんな信じられへん光景を。

(DJ松永)10年前の自分に「おい、お前のスクラッチと木村拓哉のシャドーボクシングのコラボ、あるよ?」って……(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)「えっ、意味わかんねえ。お前、帰れ!」ってなるよ(笑)。

(R-指定)殴るよな。嘘すぎて。そんな嘘をついてくるやつ、おったら。

(DJ松永)そんな支離滅裂、荒唐無稽な話、ないわ(笑)。

(R-指定)信じてないでしょ、ブースも。マジなんですよ! マジで松永さんがスクラッチしたらこう、シャドーボクシングをして。

(DJ松永)で、あの時にR、どうだった? Rは何をしていたの?

目撃者・R-指定

(R-指定)俺はその起きたことを飲み込むのにやっぱり数秒かかって。で、まずは起きたことを理解しました。まずは。「ああ、松永がスクラッチしてるところで木村拓哉が今、シャドーボクシングを……スクラッチVSシャドーボクシングという誰も思いついたことない、世界で誰もやったことない競技が今、松永と木村拓哉によって行われているんだ!」ということを脳内で理解した後に、「これは神話みたいなもんやから、語り継がなあかん」と思って目に焼き付けるだけ。俺は何もできなかった。

(DJ松永)それはもう、責任感?(笑)。

(R-指定)責任感。その役割ってあるやん? 世の中に。その革命的な出来事を起こす役割のやつと、それを後世に伝える役割があると思うのよ。で、俺はその後者やと思って。「あの戦いの最中、あの戦火の中に俺は飛び入る勇気もないし、何をしたらいいかわからない。ただ今、目の前で起きているこの神話的な出来事を後世に語り継ぐためにしっかりと目に焼き付けておこう」ということは思ったんで。それで今、こうしてここでしゃべっているわけなんですけど。

(DJ松永)この後にあれだろ? 石とかに掘るんだよな?

(R-指定)ああ、そうそう!

(DJ松永)石に起きたことを彫って、何万年後の人間にも伝わるように。本じゃなくてね、石に削らないと。

(R-指定)うん。本やったら燃やされたりしたら終わりやから。石に、石版に彫らないといけないという。ちょっととんでもない……。

(DJ松永)あのシャドーボクシング、素晴らしかったね。俺、わかんない話だけど。0.秒のスクラッチとシャドーのジャムがあったから。木村さんがジャブを左でパッと突いて。「ああ、木村さんがそっちに行くんだったら、俺は……」ってスクラッチ、右にグッとやって。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)「あ、木村さん、ジャブ……ワンツースリーだ。ワンツースリーでストレート来た……はい、わかりました。俺、スクラッチはこうで今、2クリックフレアを2発、パン、パンって」「ああ、ワンツー、ボディ、フック……なるほど。じゃあこれを今、トランスフォーマーでクックッって」みたいな。見えない、絶妙なやり取りで。

(R-指定)お前……板垣先生って超えれるんやな。刃牙とカマキリを超える戦いはないかと思ってたけど、あったな! 木村拓哉のシャドーボクシングとスクラッチっていう。あったんやな!

(DJ松永)「ああ、木村さん。そこはストレートで来るんですね」みたいな。

刃牙VSカマキリを超える戦い

(R-指定)あれは、だから俺もあまりの出来事に、その木村さんのシャドーと松永のスクラッチしか見えてなかったけど。あそこに板垣先生、もしくは刃牙クラスの格闘家がおったら、ちゃんと殴り合っているように見えたんやろうな。木村さんのパンチをお前のスクラッチの波動がちゃんと……お前のスクラッチの右・左っていうのがちゃんとしっかり木村さんのブローに入ってたりするのが見えてたんやろうな。たぶん(笑)。

(DJ松永)それで結構、木村さんは食らっていたんじゃないかな?

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)いや、結構俺、木村さんの左ボディーががら空きだったから。俺、そこではっきり言って3クリックフレアをぶち込んでやったんだよね。だから結構木村さん、1回「ウッ」ってなったんだよ。

(R-指定)松永、やっぱり相手は木村拓哉よ? 左、空けたんちゃうか?

(DJ松永)!!!

(R-指定)やっぱりエンターテイメントにしないと。「こっちで打つばっかじゃな。松永、打ってこいよ!」って左を空けていた可能性も……(笑)。

(DJ松永)「ボディーで倒れるやつは弱い」って誰か言ってたら。キックボクサーの誰かが。

(R-指定)だから打されて……お前、倍もらってたかもしれん(笑)。

(DJ松永)R、いやそうなんだよね。俺、結構拳を痛めたんだよね。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)そう。だから自分パワーに拳が耐えられなくて……。

(R-指定)指先を痛めたんじゃなくて、拳なんや(笑)。

(DJ松永)結構、グローブがオープンフィガーだったから。その、薄いグローブだったから俺のパンチ力に指が耐えられなくて折れたんだよね。あの瞬間。

(R-指定)やってたんか、お前!

(DJ松永)でも木村さんの腹筋、マジでヤバかったね。ヤバい、一発行かれたな。

(R-指定)すごい戦いが行われてたんやな。

(DJ松永)トントン……わりかしトントンだったけどね。スプリット判定で2:1で木村さんかな? ラウンドマストで。

(R-指定)俺もわかんねん。あんなところで手を抜くようなお前じゃないし。シャドーやからと言って手を抜く木村さんじゃない。

(DJ松永)ありがとう、ありがとう。

(R-指定)で、あのスクラッチ演奏が終わった後、2人とも立ってたってことは、あの勝負は五分やったんよ。あれ、どっちかが「エンターテイメントでしょう? ちょっとカマしでしょう?」のスクラッチとシャドーボクシング……あれ、どっちかが一瞬でも手綱緩めとったら、スクラッチが終わった後、『Yes, I’m』の曲の最後、立ってなかったよ。どっちかは。ステージに。2人とも立ってたんやから。やりあって。

(DJ松永)ありがとう。最高の12ランドだったな!(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

どちらかが手を抜いたら、最後まで立っていられなかった

(DJ松永)あれは最高の世紀の……もうメイウェザーVSパッキャオ超えよ。木村さん、シャドーだけどね(笑)。

(R-指定)いや、当たっていたんやな。

(DJ松永)あれはすごい。

(R-指定)あれはすごいな。

(DJ松永)あれは素晴らしいですよ。ありがとうございます。本当に。

(R-指定)素晴らしい戦い。まさに『Next Destination』。「次なる目的地」っていうのがあそこにあったんやな。

(DJ松永)あったな。1ファンだった俺らがタイマンで。シャドーとスクラッチで戦って。五分でやりあって。

(R-指定)で、木村さんにとってもいろんなドラマ、いろんな役柄、いろんな修羅場、いろんなでかい舞台を超えてきて。まさか異種格闘技しまくったあの人がスクラッチと最終的に戦うことになる。木村さんにとっても、我々Creepy Nutsにとっても、目撃したお客さんにとってもホンマに次なる目的地、『Next Destination』やったというわけですよね。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました