稲川淳二さんが2022年1月24日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』に出演。工業デザイナー時代に急遽、ニッポン放送オールナイトニッポン二部のパーソナリティーに抜擢された話や、怪談を話し始めたきっかけなどについて話していました。
#高田文夫 と #松本明子 のラジオビバリー昼ズ
お聴きいただきありがとうございました‼️ゲストは #稲川淳二 さんでした??
べしゃりべしゃりの稲川さん
高田センセの声が聞こえないほどの
圧巻のマシンガントークでした‼️ラジコのタイムフリーはこちら?https://t.co/HiOzeQrs8M#ビバリー昼ズ pic.twitter.com/0SWGF7omiW
— ラジオビバリー昼ズ (@hills1242) January 24, 2022
(松本明子)御年、ただいま74歳。1976年、20代なかばの頃、工業デザインの会社で働いていた際、「妙におもしろい雑談の達人がいる」という噂が駆け巡り、ニッポン放送オールナイトニッポン二部のパーソナリティーに抜擢。
(高田文夫)素人のデザイナーだったんだよ? それがいきなり抜擢だから。
(稲川淳二)乱暴な時代ですよね。その日に「本番、やっていけ」って言われたんだもん。
(高田文夫)いきなり本番を?(笑)。
いきなり「本番、やっていけ」
(稲川淳二)私、オールナイトニッポン大好きだけどさ、突然その日に「本番、やっていけ」って、ハガキもなければなんにもないんだよね。
(高田文夫)デザイナーだよ? だけど、おもしろいから。結婚式でおもしろいトークをしたっていうだけなんでしょう?
(稲川淳二)で、「どれぐらいしゃべれます?」って言われて。その意味がわからないからさ、「4時間もしゃべりゃいいですか?」「そんなしゃべんないでいいですよ」って(笑)。
(高田文夫)そんなしゃべんなくていいんだよ(笑)。
(稲川淳二)いや、わからないから。普通はさ、音がフェードイン、フェードアウトしたりとかさ、CMに入ったりとかわかるじゃない? キューで。でも、キューもなにもないんだから。でも一応、CMはあるんだよね。それで私がずっとしゃべっていると、私の声がだんだんだんだん小さくなって。消えたと思ったらCMが入っているわけ。それでもこっちはずーっとしゃべっているわけ。
(高田文夫)こっちは知らないから(笑)。
(稲川淳二)そのうちにまたね、CMが終わって私の声がだんだんだんだん大きくなってくるの。
(松本明子)ああ、ずーっとしゃべっている?(笑)。
(高田文夫)コマーシャルが流れているのをわかってないんだよ。
(松本明子)キューとかじゃなくて。
(稲川淳二)そう。「私、帰りはどうなるんだろう? 嫌だな」って思って。終わってから、タクシーに乗っていく余裕もないしさ。「弱ったな」って思っていたら「タクシーが出ます」って、それは嬉しかったな(笑)。
(高田文夫)そして80年代になるともうバラエティだよね。
(松本明子)バラエティ番組でリアクションのパイオニアとして大活躍でございます。熱湯風呂で熱がるリアクションのルーツはダチョウ倶楽部でもたけし軍団でもない。稲川淳二さんが元祖。当時の決めゼリフはさんざん熱がったり痛がったりした後、カメラに向かって「喜んでいただけましたでしょうか?」。
(高田文夫)これはとっさに出たのかな?
(稲川淳二)結構考えていたの。だってね、ものをやっている時って考える時間が結構あるんですよ。いろいろとやっている時に「こうやったらウケるかな?」って考えているから、結構集中しているんですよね。その集中している時って、意外と言葉が出るのね。パッてね。
(高田文夫)いいセリフが出たね。
(稲川淳二)だってカメラさん、こっちを向いて待っているんだもん(笑)。
(高田文夫)「なんか言うぞ」って。この「喜んでいただけましたでしょうか?」はナイスだよね。
(松本明子)お人柄が出ますね。そして90年代になると怪談話の道へ。怪談をより現代の身近なエンターテイメントに進化させ、「怪談は怖いだけじゃない」とその奥深さを伝える語り部として大人気。今や日本の怪談界を引っ張るミスター怪談として全国各地で怪談ライブツアーを展開。なんと今年でツアー30周年でございます。そんな方が本日のゲスト、稲川淳二さんでございます!
(高田文夫)よろしくお願いします。
(稲川淳二)ありがとうございます。怪談は私、ニッポン放送のオールナイトニッポンが最初なんですよ。話したのが。それがきっかけだったんですよ。
(高田文夫)ああ、ここでしゃべったのが?
(松本明子)そうなんですか?
(稲川淳二)で、作家の先生が「それ、テレビで使っていいかな?」っていううちにテレビに呼ばれるようになったりして。
(高田文夫)だんだんその話がおもしろいからって。
オールナイトニッポンで話したのがきっかけ
(稲川淳二)だからニッポン放送が始まりなんですよ。
(高田文夫)ここが怪談のスタート? へー!
(松本明子)それでいろいろなテレビやなんかで。
<書き起こしおわり>