錦鯉 M-1グランプリ2021ファイナリストたちの一体感を語る

錦鯉 M-1グランプリ2021ファイナリストたちの一体感を語る 山里亮太の不毛な議論

錦鯉のお二人が2021年12月29日放送のTBSラジオ『山里亮太の不毛な議論』に出演。M-1グランプリ2021を振り返る中でファイナリストたちの一体感について話していました。

(山里亮太)あと、印象的だったのが2人がチャンピオンが決まった時に一緒に出ていたランジャタイとか真空ジェシカとかが我がことのように喜んで歩み寄っていたじゃないですか。

(渡辺隆)あれはちょっとしびれちゃいましたね。あいつらに。

(山里亮太)ああいう光景ってあんまりないよね? 言ったら、負けたし、スーパースターが生まれた瞬間。自分たちはそれを逃して負けたっていうことで。「悔しい」とかってなると思ったら……。

(渡辺隆)若手がおじさんのためにハイタッチしていましたからね。

(山里亮太)してた!

(長谷川まさのり)そうなんすよ(笑)。

(渡辺隆)あれは嬉しかったなー。

若手がおじさんのためにハイタッチ


(山里亮太)あれはやっぱりずっとライブで一緒にやっているっていうつながりが?

(渡辺隆)そうですね。一緒にずっと出ていたんで。言い方が悪いですけど「あれ? 今年のM-1、1000円で見れるぞ?」みたいな。

(長谷川まさのり)新宿のね(笑)。

(山里亮太)それぐらいのライブのところでずっと一緒だったんだ。

(長谷川まさのり)だからみんな、もう5日連続とか7日連続で顔を合わせてライブで会っていたりっていうメンツなんですよね。

(山里亮太)そうか。じゃあ、ファイナリストで決まって、周りをブワーッと見た時に……だってすごいその時点でも楽しそうだったじゃないですか。みんな、集まって。

(渡辺隆)楽しかったですね。

(長谷川まさのり)そうなんですよ。知っている顔だったんで。

(山里亮太)「このメンツで」って。

(渡辺隆)でもどこかで「あれ? いいのかな? このメンツでいいのか? 大丈夫か?」ってなりましたね。M-1。

(山里亮太)はー、なるほどね。でも、それはどうですか? 結局、決勝の舞台で他のみんなのネタを見た時に「よかったんだ」ってなったでしょう? 「俺たち、こんな面白いやつらとずっと一緒にライブやっていたんだ」みたいな。

(渡辺隆)ヤバかったです。一発目のモグライダーを見た時から、ヤバかったですね。

(山里亮太)あれはどうでした? 自分がいつ来るか、わからないっていう。笑神籤システムの中で。

(渡辺隆)モグライダーがウケすぎているから俺、「飛ばしすぎ、飛ばしすぎ!」ってずっと言っていました。「行くな、行くな。バカ、バカ!」って。めちゃくちゃウケてましたから。

(山里亮太)面白かったし。この一番手が絶対に不利というこのM-1のシステムで、それでもみんなが「おいおい、これはそのジンクスを壊すぐらいなんじゃないか?」ってなるぐらいの。

(長谷川まさのり)それで結果、歴代のトップバッターの中でもモグライダー、最高点になったみたいですからね。その話を聞いて、僕もびっくりしました。

(渡辺隆)ランジャタイはランジャタイでしたし。これでもか!っていうぐらいランジャタイでしたからね。すごかったですよ。

(山里亮太)そうか。だからいきなり仲間が2組、ポンポンッて出てきて。

(長谷川まさのり)そうなんです。早かったですね。

(渡辺隆)「うわっ、活躍しちゃった! どうする?」みたいな。

(山里亮太)でも、そのつながりとか、アナザーストーリーとかを見ていても、ずっと一緒に頑張ってきた、東京のいろんな事務所のみんな。それは「VS 吉本」みたいなところはあるんですか?

(渡辺隆)ああ、でも決勝に行ったら、去年からちょっと思っていたんですけども。うっすら「決勝メンバー VS M-1」みたいな感じですね。なんか、演者同士のVSっていうのはあんまり感じなかったですね。

(山里亮太)ああ、なるほど。みんながそれぞれ、M-1と戦っている感じなんだ。

「決勝メンバー VS M-1」

(渡辺隆)みんながよくしてやろうっていうか。いいものを作ろうって。みんなが優勝を目指しているから。みんなが競い合っているんですけども、同志っていう感じの方が近いですね。だからもう、行く時とかも「行って来い、行って来い!」みたいな。

(山里亮太)ああ、なんかそんな雰囲気、伝わってきました。

(長谷川まさのり)ゆにばーすとかオズワルドも結構、ライブでご一緒させてもらっていたりして。なんか、結構仲間のイメージも強いですよね。だから今、みんなで1個のM-1といういいものを作ろうっていうのはありましたね。僕たちの時に「つまらないM-1だった」って言われるのは嫌だっていう。

(渡辺隆)俺らが出たM-1がつまんねえと思われたくないじゃないですか(笑)。

(山里亮太)なるほど。「今回、ちょっとこじんまりしていたな」みたいな。それに関しては、もう大きく安心しているでしょう? だって、歴史に残るM-1だったもん。

(長谷川まさのり)そうですかね。

(渡辺隆)でも、優勝したじゃないですか。優勝しても皆さん、「おめでとうございます」って言ってくれるんですけども。「感動しました」とか「泣きました」「私もがんばります」ってめちゃくちゃ言われるんですけども……「おもしろかった」って言われてないなって。大丈夫ですかね?

(山里亮太)これはみんな、さんざん笑って笑って、「おもしれえな、錦鯉!」って笑った後、最後に……あれはダメよ。隆さん。2人の抱擁からのくしゃくしゃになったまさのりさんの涙。あれはダメ。俺、思い出しただけで泣きそうになるんだから(笑)。

(長谷川・渡辺)フハハハハハハハハッ!

(渡辺隆)でもみんな、「泣きました」って言ってくる人の顔が『世界の中心で、愛をさけぶ』を見た顔で言ってくるんですよ。

(長谷川まさのり)そんな感じで来ているの?(笑)。

(山里亮太)だから2本目のネタのあの最後、隆さんがまさのりさんを寝かせるところ。あれ、綾瀬はるかと山田孝之みたいに……(笑)。

(長谷川まさのり)ああ、そこが?(笑)。

(山里亮太)もう、見えちゃったんじゃない?

(渡辺隆)大丈夫ですか? ハゲちゃってませんか?(笑)。

(山里亮太)もう症状が出ちゃっていた(笑)。でも、本当にそれぐらいめちゃくちゃおもしろいっていう。それも記憶に残りながらも……。

(渡辺隆)そうですか。じゃあ、そう取るようにしますね。

(山里亮太)絶対にそうでしょう。だって面白かったし。

<書き起こしおわり>

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