映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』で、インドでメジャーリーガーを発掘するスポーツエージェントを描いた映画『ミリオンダラー・アーム』について語っていました。
(赤江珠緒)さあ、それでは今日の本題の映画ですけども。インドが・・・
(町山智浩)いま、ちょうどワールドカップなのに(笑)。サッカーじゃなくて野球の話です。すいません。『ミリオンダラー・アーム(Million Dollar Arm)』という映画についてお話します。ミリオンダラー・アームっていうのは、『百万ドルの腕』っていう意味ですけども。百万ドルだからだいたい1億円ですね。1億円の価値のある豪速球投手を探しに、メジャーリーグベースボールのエージェントがインドに行ったっていう実話を元にした映画です。
(山里亮太)はい。
(町山智浩)これね、2008年にですね、インド中を回ってコンテストをやったんですね。ミリオンダラー・アームっていう。実際に。で、時速145キロのボールをストライクゾーンに3回続けて入れられたら1億円!ミリオンダラーっていうコンテストだったんですよ。
(山里亮太)面白いですよね。これ。
(町山智浩)はい。これ、2008年に行われて。僕もその当時にイベント自体のことを紹介したんですけど。その後、どうなったか?っていう話ですね。この映画は。
(赤江珠緒)なぜインドでやるんですか?
(町山智浩)これは、人口が多いから(笑)。
(赤江珠緒)そういう理由で。
(町山智浩)だから結局アメリカって3億人じゃないですか。人口が。だからその3倍以上、4倍近いですからね。人口っていうのは。
(山里亮太)11億。
(町山智浩)それだったらそれぐらいものすごい体の人がいるんじゃないか?っていう単純な考え方です(笑)。4倍すごいやつがいるんじゃないか?って。でも、それって結構正しくて。バスケットボールの選手で、中国のヤオ・ミン(姚明)っていう選手がいるじゃないですか。ものすごいデカくて、しかもその動きも速くて。天才的なNBAのスタープレイヤーですけども。彼がいたわけですよ。中国は人口が多いから。そういうのがいるんじゃないか?って、まさにヤオ・ミンから発想したことです。これは。
(赤江・山里)はー!
(町山智浩)あれだけ人口が多い中国だから、あれだけすごいやつがいると。インドも人口が多いから。中国に次いで。すげーの、いるんじゃねーの?っていう話ですよ。
(赤江珠緒)まあシンプルな発想ですけど、なるほどと思いますね。
(町山智浩)はい。だから中国よりもインドの方にいるんじゃないか?って思った理由は、インドにはクリケットっていうスポーツが国民的スポーツなんですよ。クリケットってすごく野球に似てるんですよ。野球の原型とも言われてますけども。ピッチャーがボールを投げて、それをバットで打ち返すっていうね。
(赤江珠緒)ねえ。なんか巨人の星もインドではクリケットになったって言われてますよね。
(町山智浩)そうそう。だから木の平たい、お尻たたくようなやつで打ち返すんですけど。だから、似てるからちょっと引っかかりがあるんじゃないの?ってことなんです。インドの方がね。中国は、本当にぜんぜんなかったんで。前は。なかなか浸透してなかったんですけども。で、インドに行って回る男がですね、それを発送したのが、J. B.バーンスタイン(J.B. Bernstein)っていうスポーツエージェントなんですよ。
(赤江・山里)はい。
(町山智浩)実際の人ですけども。この人はバリー・ボンズのエージェントだった人ですね。まあ、いろいろありましたが(笑)。まあ、それはいいんですけど。
(山里亮太)町山さんの『いろいろ』はね、とんでもないことが含まれてるから・・・
(町山智浩)とんでもないことがありましたね。バリー・ボンズはね。まあ、いいんですけど。スポーツエージェントっていうのは、まずどれぐらい生活がすごいのか?ってことが最初に描かれるんですよ。この映画では。スポーツエージェントって、日本ではあんまり・・・まあ最近はメジャーリーグに行く人が増えたんで、やっとそういうものの存在が認知されるようになったんですけど。アメリカでは、これは芸能界の芸能プロダクションよりもはるかに大きな力を持つ人たちなんですよ。
(赤江・山里)へー。
(町山智浩)で、だいたいコミッションフィーが4%から10%で。差はあるんですけど、この人たちがすごいのは、まずチームとの契約金があるじゃないですか。5年間で10億円とか20億円とか。そこから10%持っていくんですよ。それだけで数億円なわけで。しかも、コマーシャルとか、商品化権ってあるじゃないですか。スポーツ選手って。かならずいろんなグッズとか服とか、そういうのと契約するじゃないですか。自動車とかね。コマーシャル出たり。それも持っていくんですよ。この人たち。
(赤江珠緒)それも持っていける権利があるんですか!?
(町山智浩)それも持っていく。だからスニーカーとか出るじゃないですか。その人の特別仕様の。それも全部%持っていくんですよ。
(山里亮太)それは、エージェントの人が仕事を持ってきてくれたからですか?
(町山智浩)まあ、その交渉をするんですよね。彼らがね。それだけじゃなくて、そういうスポーツ選手を1人につき1人ついてるんじゃなくて、1人のスポーツエージェントがそういう人を5人、6人って持っているわけですよ。だからスポーツ選手それぞれよりも実は金持ちだったりするんですよ。スポーツエージェントの方が。で、この主人公のJ.Bっていうのもですね、もう40近いんですけども。すっごい豪邸に1人で住んで。毎日お洒落なところ行ってモデルの女の子ひっかけて、フェラーリとかポルシェに乗ってドライブして、自分の部屋に連れ込んで。で、翌日バイバイって、2度と会わないっていうのを繰り返している人なんですよ。
(山里亮太)うわー!
(町山智浩)で、全身ブランド物でっていう。金はあるんだけども・・・
(赤江珠緒)山里さんが歯ぎしりしています。
(町山智浩)(笑)。ねえ、そういう本当にチャラチャラの最上級をいっている男なんですね。このJ.Bってのは。
(山里亮太)超勝ち組ですよ!
(町山智浩)超勝ち組!しかも、これを演じている俳優さんが、ジョン・ハム(Jon Hamm)っていう人なんですよ。で、ジョン・ハムっていう人はTVシリーズに出てるんですけど。『マッドメン』っていうTVシリーズですごく人気なんですね。アメリカで。マッドメンっていうのは1960年代のアメリカの広告代理店を舞台にしているものなんですけども。1960年代に初めてアメリカでは広告代理店っていうのが巨大化していったんですよ。テレビコマーシャルが出てきたんで。だからものすごく儲かって儲かってどうしようもないっていう、貴族みたいな生活をしているアメリカの60年代の広告代理店の男をやっていた人が、こっちでも似たようなことをやってるんでおかしいんですけど。
(山里亮太)もう、そういう適役なんでしょうね。勝ち組の。
(町山智浩)そういう感じなんですよ。本当に。まあ、イケイケな感じでですね。でもね、あることでちょっと失敗して落ち込んでいるところでですね、なんか一発逆転のことはないか?と思ってテレビ見ていたら、ちょうどスーザン・ボイルっていう歌手がいるじゃないですか。テレビ番組のオーディション番組で見出されて、ただのおばちゃんかと思ったらものすごい歌が上手かったっていう。
(赤江・山里)はい。
(町山智浩)それを見て、『これとスポーツを組み合わせたらいいんじゃないか?』と思ったんですね。彼ね。で、しかもその時にちょうど『スラムドッグ・ミリオネア』っていう、日本だとクイズ・ミリオネアか。それで大金持ちになるインドの男の子を主人公にした映画が大ヒットしてたんですね。それとスーザン・ボイルを合体させるんです。彼、頭の中で。これで豪速球投手を見つけられたらいいや!ってことで、インドに行ってぐるぐる回るんですね。
(山里亮太)はい。
(町山智浩)ところがね、思ったようにはいかなくて。とにかくボールの持ち方も知らない、投げ方もフォームもなんにも知らないんです。インドの人って。だから要するにそういう体力があったとしても、フォームができていないから、まったくまっすぐ球が飛ばないんですね。ミットに向かって投げるってこともできなくって。クリケットはワンバウンドさせるんですね。だからわからないんです。コンセプトが。
(赤江珠緒)ええ。
(町山智浩)だからなにをすべきかわからないんで、人は来るんですけど、まったく集まらないんですね。いい選手が。
(赤江珠緒)じゃあ145キロなんてなかなか出ないんですね。
(町山智浩)出ないですよ。ところが、見つかるんですね。その人はですね、やり投げの選手だったんですよ。
(赤江珠緒)じゃあ、肩がいいんだ。やっぱり。
(町山智浩)そう。昔、戸川純ちゃん、コマーシャルでやってましたけどね。古いんですが。まあ、どうでもいいんですが。
(山里亮太)まったくわからなかったです(笑)。
(町山智浩)まあ、その選手がやり投げのフォームで投げて。145キロでストライクゾーンっていうのは無理だったんですけども、143キロのボールが投げられたんで、1000万円をゲットするんですよ。その若者が、18・19の若者でですね、リンク・シンっていう選手だったんですね。この人、写真を見るとものすごいデカいんですよ。身長190ぐらいある人で。やり投げの選手ですからね。それで、その人をアメリカに連れて行って、メジャーリーグのトライアウトっていうんですけど、チームから声がかかるような選手に鍛えあげるっていう話なんですね。これ。
(赤江・山里)はー。
(町山智浩)これがね、まずね、インドって、いますごくリッチな国になりましたけど。やっぱり格差が酷くて。このリンク・シンっていう選手が住んでいるところっていうのは、もう本当にド田舎で、水道がなくて、トイレがなくて、電話もなければもちろんテレビもないっていうところで。で、床も泥で、土で。ひとつの部屋に5・6人みんなで寝ているっていう、そういうところで育ったのがこのリンク・シン選手なんですよ。
(山里亮太)はー。じゃあ、夢が・・・
(町山智浩)そう。それからいきなり1000万円ポンッてもらったわけで。143キロ投げて。もう、変わっちゃうわけですよ。人生が。で、アメリカに連れて行ったら、今度はもうすごいわけですよ。この人の家に暮らすんですよ。このJ.Bっていうスポーツエージェントの。するともう、リモコンテレビを見ただけで、魔法だと思ったりするような子たちだから。大変なんですよ。もうひとり、連れて行くんですけどね。2位だったディネシュっていう子もね。で、エレベーターが閉まる時に、人がいると自動的に開くじゃないですか。挟まないように。それを見ただけで驚いて、エレベーターに手を入れ続けるんで、いつまでたってもエレベーターが閉まらないっていう(笑)。
(赤江珠緒)(笑)
(町山智浩)すごい事態になっていくんですけども。で、そういう人で、しかも野球ってものをなんだかわからない人に教えなきゃなんないんですよ。これ、実はサンフランシスコ・ジャイアンツを所有している、マイク・チャンっていうすごい大金持ちの人がいて。その人がお金を出してくれたんですね。で、『半年以内に彼らを野球選手にしてみせろ!』って言われて。J.Bが。そのお金を借りて、この賞金も含めてですね、ミリオンダラー・アームっていうイベントを行ってるんですけども。期限が半年しかないんですよ。
(赤江・山里)ふん。
(町山智浩)これ、教えるの大変ですよ。だって、要するにデッドボールとかバンバン出すんですけども。そうしたら、怖くて遠くに投げちゃうんですよ。
(山里亮太)なるほどなるほど。当たらないように。
(赤江珠緒)野球のルールも知らなかったわけですもんね。
(町山智浩)これね、だから要するにバッター、プレッシャーかけるためにストライクゾーンに体をかぶせてくるんですよ。要するに、デッドボールが怖くて投げられないだろ?と。それをあえて打ち破ってストライクゾーンに投げるって、度胸がいるらしいんですよね。それができないっていうね。怖くて。『そんなこと、できませんよ』って言うんですよ。
(赤江珠緒)そりゃあまあ、そうでしょう。
(町山智浩)でね、もうひとつはガッツがないんですよ。彼らは。
(赤江珠緒)ガッツがない?なんかありそうですけども。
(町山智浩)貧乏だから金持ちになりたいっていうガッツがありそうじゃないですか。あまりにも格差が巨大すぎて、金持ちになりたいなんて思えないんですよ。彼らは。
(赤江・山里)へー!
(町山智浩)だってその1000万円もらったんですけど、1000万円で家族ずーっと暮らせるんだもん。永遠に。
(山里亮太)あ、じゃあもういいんだ。
(町山智浩)それ以上ほしくないんですよ。もう。
(山里亮太)もっともっと!ってならないんですね。
(町山智浩)ならないんですよ。だからすごい大変なんですよ。で、要するに『大金持ちになりたいと思わないか?』っつって。原作ではボンズの家なんですけど、映画ではすごいメジャーリーグプレイヤーの家に連れて行って、もう酒池肉林の騒ぎを見せるんですよ。高級なクリスタルのシャンペン飲んで、シャンデリアの下でもってモデルのお姉ちゃんがウハウハ!みたいなのを見せるんですよ。で、すごいもの食って。ステーキとか。で、どうだ!ってやるわけですけど、『いや、別に・・・』ってなっちゃうんですよ。
(山里亮太)ええっ!?
(町山智浩)まず、彼らは宗教上の理由でお酒は飲めないんです。
(赤江珠緒)そもそもダメと。
(町山智浩)そもそもダメ。で、お肉も食べられない。牛肉も。女の人に関しては、見合い結婚でしか結婚しないし、見合い結婚するまで童貞なんですよ。欲望がないんですよ。
(赤江珠緒)そうですね。そう言われれば、アメリカのね・・・
(町山智浩)欲望っていうのは植え付けられるものなんですよ。育っている中で。もともとあるもんじゃないんですね。だから、『いいなあ、あれ』っていうのがあって、はじめて欲望ができるんで。ないから。元々、『いいなあ、あれ』が。
(赤江・山里)へー!
(町山智浩)だから、がんばれ!っつってもがんばれないんですよ。わからないんですよ。それをがんばらせるために、だんだん家族の絆みたいになっていくんですね。J.Bは彼らを息子として育てていくと。そうすると、J.Bのためにがんばるぞ!って気持ちになるんですね。彼らは。っていうね、心のつながりが出てくるうちに、いままでチャラチャラとデルモと一夜限りのセックスをしていたJ.Bも変わってくるんですよ。
(赤江珠緒)お互いに影響しあって。
(町山智浩)お互いに影響しあって。やっぱり俺たちは互いのためにがんばろうぜ!みたいな。家族になろう!みたいなことになっていくんですね。だんだん。ちょっといい話でしょ?バブリーだった男が。でもこれ、本当にうわーっ!と思ったシーンがあって。イライラするんですね。J.Bが。彼らにガッツがないから。『お前ら、ドリームってないのかよ!?』って言うんですよ。『ないです』って言うんですよ。『そんなもの、考えたことがありません。日々生きるだけが大変で』って。
(赤江珠緒)そっか。夢がないんですね。
(山里亮太)無気力ともまた違うんですね。
(町山智浩)だってトイレも水もないわけですからね。っていうところからね、だんだん彼らが戦っていって、メジャーリーグのトライアウトで145キロを投げることができるのか!?っていうドラマなんですね、これ。
(山里亮太)面白そう!
(赤江珠緒)で、これ実話なんですもんね。
(町山智浩)実話なんですよ。結果は実話だから、みんなわかってるわけですが。言えまちぇんが。メジャーリーグ詳しい人は知っていると思います。どうなったか。まあ、それは知らないで見た方がいいです。ハラハラした方がね。
(山里亮太)性格がすごい嫌なやつになっていたら、どうしよう?純朴な子が。
(町山智浩)そういうのも調べると出てきますからね(笑)。リンク・シン選手がいま、どうなっているか?って、わかってきますからね。一言だけ言っておくと、もうファーストクラスしか乗らないみたいです。はい。
(赤江・山里)ええーっ!?
(町山智浩)まあ、いいんですが。変わっちゃっうんですね。人間っていうのは、欲望は与えられると育っていくんですね。よくないですね、はい。ただね、このミリオンダラー・アームっていうイベントはいまも続いてるんですよ。彼らがメジャーリーグに行ったっていうことでもって、インドでも野球ってなんなんだ?ってことで、調べ始めて。層がだんだん厚くなってきてますね。
(赤江・山里)へー!
(町山智浩)で、すごいのがメジャーリーグに拾わえた人たちがどこに行くか?っていうと、中国に行くんですよ。いま。
(赤江珠緒)中国へ?
(町山智浩)中国では、メジャーリーグのアカデミーっていうのができて。養成所があるんですよ。無錫っていう町に。で、アジア全般で拾ってきた選手をそこで育ててるんです。メジャーリーグは。現在、メジャーリーグって全体で3割ぐらいがラテン系になってるんですね。4割ぐらいが。で、いまドミニカに各チームが養成所があって、それでドミニカの選手ばっかりなんですよ。メジャーリーグって。
(赤江珠緒)聞きますもんね。ドミニカの選手ね。
(町山智浩)でもドミニカってすごいちっちゃい国ですよ。それでも徹底的に鍛えるとものすごい優秀な選手が出てくるわけですね。じゃあ、インド・中国あわせて20億人以上。そこで拾っていったら、どんなすごいやつが出てくるか?っていうことなんですよ。で、それが出てくるのが、メジャーリーグに強い人がほしいってことではないんです。実際の理由は。メジャーリーグはなぜ、インドと中国でこれをやっているのか?
(山里亮太)えっ?
(町山智浩)ヤオ・ミンがアメリカで活躍したおかげで、中国人、みんないまNBA見てるんです。NBAが大人気なんですよ。バスケットボールが中国では。で、グッズは売れる、テレビ放映権は売れるで、めちゃくちゃ儲かってるんですよ。中国っていう巨大な市場でバスケットボールは。これを、野球でやりたいんですよ。中国・インドの何十億人の人たちにメジャーリーグの放送権を売って、グッズを売って、やりたいんですよ。彼らは。
(赤江・山里)はー!
(町山智浩)いま、ハリウッド映画ももう中国のことしか考えてないですけども。もうそういう時代。消費者が巨大だからなんですよ。インド・中国は。
(赤江珠緒)市場ですもんね。
(町山智浩)市場です。だから日本映画は本当に何度も言いますけど、中国市場を開拓してくれないと大作できないんで、本当困るんで。なんとかしてほしいです!
(山里亮太)そう。中国を使って、日本の映画。とんでもない金使ってやったら、ペイできるわけですもんね。
(町山智浩)だから僕がやりたいのは、人民解放軍VSゴジラっていうのをやりたいんですよ!
(山里亮太)すごい!
(町山智浩)万里の長城で進撃の巨人とかやりたいんですけどね。日本のプロデューサー、中国から金GETするってこと、誰も考えてないんでね。本当にメジャーリーグとか、見習ってほしいなって思いましたね。僕はこれを見て。
(山里亮太)これはぜひちょっとね、町山さん。入ってもらってやりましょうよ。ゴジラ、万里の長城で。
(町山智浩)ねえ。見たいですよね。人民解放軍がバーッ!って何十万人もゴジラに攻めていって、みんな踏み潰されたりするんですけど。大変なことになりますけど。
(赤江珠緒)どんどん加速していってますけど、町山さん。お時間がきましたので。
(町山智浩)あ、はい。すいませんでした。
(赤江珠緒)(笑)。ありがとうございます。今日は映画『ミリオンダラー・アーム』ご紹介いただきました。町山さん、ありがとうございました。
(山里亮太)ありがとうございました。
(町山智浩)どもでした。
<書き起こしおわり>