渡辺志保 カニエ・ウェスト&ドレイク コラボライブを語る

渡辺志保 カニエ・ウェスト&ドレイク コラボライブを語る INSIDE OUT

渡辺志保さんが2021年12月13日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でカニエ・ウェストとドレイクが行ったジョイントライブの模様を話していました。

(渡辺志保)それが先週の金曜日の出来事だったんですけど。先週の金曜はね、本当に忙しくて。いろんな新譜が出るから、金曜日はだいたい忙しいんだけども、もう待ちに待ったカニエ……まあ、今は「Ye」でございますけれども。カニエ・ウェストさんがですね、あのラリー・フーバーというもう本当に本当にギャングの悪い方。それで今は最大200年の刑を受けていて。まあ、それはa.k.a 終身刑ということなんですけれども。

で、カニエ・ウェストさんはかねてよりラリー・フーバーの釈放を求めて。トランプ前大統領に掛け合ったりしていたんですけれども。で、そのラリー・フーバーさんを釈放しようということプラス、そのプリズンリフォームって言いますけれども。現代の刑務所のシステムを再構築しましょうという、そういった趣旨のベネフィットコンサート、チャリティーコンサートを日本時間の金曜日のお昼の1時から、当初は始まる予定だったんだけど。実際、カニちゃんが出てきたのは2時半ぐらいだったですかね?

いや、もう私はね、家でその時間に仕事が終わるようにチャチャチャッと済ませていて。で、お家でアマゾンプライムとTwitchで中継がされるということで。しかも、スペシャルゲストでドレイクなわけで。カニエとドレイクと言えば、これまでにもビーフが報じられてきた仲ですし。あと、カニエもドレイクもさ、結構いつもアップルミュージックでいろんなストリーミングをすることが多かったように思うんですけれども。今回はアマゾンプライムということで。

(DJ YANATAKE)そうですね。

(渡辺志保)もしかしたら、あの『Astroworld Festival』の中継をしていたのもアップルだったから。まあ、そういう影響があるのかなって思いながらも……。

(DJ YANATAKE)まあでも、買うところはどこでもあるでしょうね。

(渡辺志保)引く手あまたでしょうからね。で、1時にアクセスしたんですけど……ひたすら、90分ぐらい待ってやっと、ステージの全貌が、ライトが照らされて。今回も本当に非常に素晴らしい設計のステージでして。まずはサンデーサービスのクワイヤの方々が……サンデーサービスではおなじみの曲をいくつかパフォームして。で、『Ultralight Beam』をパフォーマンスしてらっしゃって。『Ultralight Beam』の神々しいあのメロディーに乗って……。

(DJ YANATAKE)ねえ。この間ね、志保さんがこの10年のベストソングに選んだあの曲をね。

渡辺志保 Kanye West『Ultralight Beam』を語る
渡辺志保さんが2021年12月6日放送のblock.fm『INSIDE OUT』10周年記念放送の中でKanye West『Ultralight Beam』をこの10年間の個人的ベスト楽曲として紹介していました。

(渡辺志保)そう。私がこのディケイドのベストソングで選んだ『Ultralight Beam』を背後に、カニエとドレイクが同時に登壇してくるっていうね。

(DJ YANATAKE)ねえ。あんな風に2人で仲良く出てくるみたいな。まあ、神々しい感じ、ありましたけどね。

(渡辺志保)本当、神々しかったし、泣いた。泣いたよね!

(DJ YANATAKE)もう……早いな(笑)。もう泣いちゃっている。出てきたところだよ、それ?(笑)。

(渡辺志保)『Ultralight Beam』で2人が出てきたところで泣いて(笑)。

(渡辺志保)それでカニちゃん、お召し物は自分で売ってらっしゃったマーチャンの「Free Hoover」って書かれたTシャツとボトムスとあと、長靴みたいなものを履いてらっしゃって。で、その後に……私は昨今のカニエさんのこういうパフォーマンスって、まあクワイヤと一緒にやるサンデーサービスがメインだったりとか。で、『DONDA』の時も何回もストリーミングしてリリースのリスニングイベントやってましたけど。基本、カニちゃんはマイクを持たず、しゃべらず、歌わずっていう感じだったから。まあ、ちょっと言い方は変だけど、今回もちゃんとパフォーマンスしないと思ったの。なんとなく。

(DJ YANATAKE)ああ、なるほど。

(渡辺志保)なんか出てくるだけみたいな。で、ちょっと3、4曲歌って、「ドレイクさん、どうぞ」みたいな感じかなと思ったんですけど……なんとですよ、もう最初からカニちゃんが「ちょっとキャリアの最初の方に戻るわ」みたいなことをしゃべって、『Jesus Walks』をパフォーマンスするっていう。で、『Jesus Walks』もサンデーサービスの時もいつもやっていたから「『Jesus Walks』ね」って感動はしていたけども。その後になんと、『All Falls Down』。そして『Gold Digger』『Touch The Sky』ともう本当にクラシックに次ぐクラシックを……。

クラシック連発のセットリスト

(DJ YANATAKE)シングルメドレーみたいな感じだったよね?

(渡辺志保)そう! 私はもうそこでまた泣きましたよ! 『Touch The Sky』で泣いた。『All Of The Lights』で泣いた。

(DJ YANATAKE)そう。『Stronger』とか、やると思わなかったよね。

(渡辺志保)そうなのよ! で、その中継を私は夫と一緒に見てたんですけれども。夫と一緒にこうやってカニちゃんを泣きながら見るっていうのは、これもこの間の『INSIDE OUT』で話しましたが、2016年の『The Life of Pablo』の『SAINT PABLO TOUR』のカニちゃんを思わせる感じだったし。あの時のツアーも本当にヒッツ・アフター・ヒッツっていう、もうカニエのシングルをブワーッと総並べしたような超豪華なセットリストだったの。だから夫と2人でその一緒に行ったカニちゃんのライブを思い出しながら、手に手を取り合って泣きながら見てたわけですね。で、かつドレイクの『Find Your Love』までカバーし。

(DJ YANATAKE)そこはやっぱり結構さ、「ええっ?」っていう感じだったよね。

(渡辺志保)「ええっ?」っていう感じだったし。

(DJ YANATAKE)で、あそこでドレイクが抜かれてさ、めっちゃ嬉しそうに……「俺の曲、カニエが歌っている!」みたいな。ねえ。

(渡辺志保)で、『Can’t Tell Me Nothing』でドレイクさんが出てこられて。で、ドレイクはザ・ベストアルバムみたいなカニエとは対称的に、あくまでも『Certified Lover Boy』のアルバムからの曲を中心にやっていて。Complesにレビューが書かれていたんですけれども。なんか「カニエに対するお客さんの熱量がすごすぎて、俺の周りの席の人たちは全然ドレイクに感動していなかった」みたいなことを書かれていまして。まあまあ、わかるわっていうか。

(DJ YANATAKE)まあ、あのシングルメドレーはねえ。

(渡辺志保)そうよ。まあ、わかるわっていう感じがしました。でもまあ、本当にこんないいライブが見れると思ってなかったし。私もいろんなレビューを読んだんですけれども、でも皆さん、このライブがラリー・フーバーにちゃんと還元されるのか?っていうのを結構どこも書いてらっしゃって。

(DJ YANATAKE)なんか物語としての作り込みじゃなきゃいいですけどね。

(渡辺志保)そうなのよね。でもまあ、純粋にカニエのファンとしては「ありがとう!」っていう感じでしたし。やっぱりここ数年のカニエ・ウェスト、本当にちょっと不安定なのかな?って思うシーンも多々ありましたけれども。でもすごく楽しそうにパフォーマンスしているようにも見えたから。

(DJ YANATAKE)俺の感動ポイントはまさか、ドレイクの後にもう1回、出てくると思わなくて。で、一緒にやった曲って今まで、ほとんどあんまりないじゃない? だけどさ、最後に一緒に『Forever』をやったじゃないですか。でさ、『Forever』の最後にさ、すごいお互いをシャウトしあうじゃない? でさ、それが掛け合いみたいになっててさ。「あれ? これ、練習した感じ? 2人、これリハでこんな最後の最後のシャウトの掛け合い、練習してたんだ!」とか思うと、なんかね、2021年が締まったような気がしましたね。

『Forever』の掛け合い

(渡辺志保)そうね。いい形で締まったっていう感じがしたし。そうですよ。あとは、「キンバリー、僕のところに帰ってきてくれ」っていう風に、キムに公式にそう言って。

(DJ YANATAKE)「戻ってきてくれ!」ってやっていましたね。

(渡辺志保)おっしゃってましたからね。

(DJ YANATAKE)始まる前にもさ、2人で肩を組み合って祈りを捧げてるみたいな写真とかリークしていたし。「ああ、こんな感じ?」みたいなね。この間まで、人の家の住所を晒すとかなんとかやっていたのにね。

(渡辺志保)だからまあ、本当にJ・プリンスが素晴らしいっていうことで。ヒューストンのJ・プリンス、さすが!っていうね。

(DJ YANATAKE)でもなんだっけ? ドレイクは「カニエは俺のアイドルの1人だから」みたいなことも言ってたみたいだし。本当、やっぱりそういうことなんだよね。

(渡辺志保)だからこれでね2021年、本当にいろんなことがあったけど……これで2022年、明るい夢を我々にまた見せてくれるといいなっていう風に感じました。

(DJ YANATAKE)僕、いい話な感じなんですけど、ビーニー・シーゲルが見に来ていて。「なんでビーニー・シーゲルが見に来ているの?」みたいな感じですけども。それでみんなでさ、写真を撮っているんだけどカニエがめっちゃ嫌そうにしてる写真があって。

(渡辺志保)でもビーニー・シーゲルってあれだよね? たしかドリンク・チャンプのポッドキャストに出た時になんかカニエから言われていませんでしたっけ? たしか。ちょっと、すいません。私、今生放送で曖昧なことをしゃべってるんで。あとでファクトをチェックしますけども。

(DJ YANATAKE)なんかあったっけね? それで来たのかな? まあ、全然関係ないパイセンが横に来ちゃったみたいな感じになっていてね(笑)。まあ、でもいいライブでしたね。

(渡辺志保)本当によかった。本当にありがとうっていう感じです。

(DJ YANATAKE)僕もちょっと移動しながらとかいろいろあったんですけども。携帯とかでずっと見ていましたね。

(渡辺志保)私も途中で保育園のお迎えの時間とかぶっちゃって。「ああっ!」って思いながら中断したんですけども。そんなこともありました。

<書き起こしおわり>

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