渡辺志保 Kanye West『Ultralight Beam』を語る

渡辺志保 Kanye West『Ultralight Beam』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんが2021年12月6日放送のblock.fm『INSIDE OUT』10周年記念放送の中でKanye West『Ultralight Beam』をこの10年間の個人的ベスト楽曲として紹介していました。

(渡辺志保)今日はここからの時間、もちろんAKLOさんと中の人にもいていただきながら、それぞれの10周年ベスト楽曲っていうのを発表していきたいと思っておりまして。

(DJ YANATAKE)僕の無茶ぶりがひどいっていうね(笑)。

(渡辺志保)AKLOさんからもね、お叱り、ツッコミをいただいたわけですけども。2011年からの10年間……選べないよね?

(AKLO)俺ら、ヒップポップ好きやねん!っていうね(笑)。

(渡辺志保)選べないが……1曲ずつみんな、無理くり選んできたので。私から順番に話しながら、発表しながら楽曲をお届けしたいと思います。というわけでまず私、渡辺志保が選ぶこの10年間のベスト楽曲は……カニエ・ウェスト『Ultralight Beam』にしました! いやー、悩んだね。まあ本当、ビヨンセとかケンドリック・ラマーとか。あとはカーディ・Bとか、本当に本当にこの10年間で「名曲です!」ってハンコを押したくなる楽曲はたくさんありますし。『INSIDE OUT』で語って非常に思い出深い楽曲っていうのは本当に何曲も何曲もあるんですけれども。

なんか自分の体験談込みで、やっぱりすごく印象的だったのが私、2016年にシカゴにカニエ・ウェストの『Saint Pablo Tour』っていうのを見に行って。それがこの『Ultralight Beam』が入っている『The Life of Pablo』というアルバムのリリースツアーだったわけなんですけれども。その時もカニエが途中で入院しちゃって、ツアーが中断した訳なんですけれども。やっぱりこの10年間、本当カニエに振り回されたなっていうことが自分の中で所感というか雑感としてありまして。で、やっぱりカニエさんをきっかけにいろんなことを学ばさせていただきました。

カニエに振り回され続けた10年間

(渡辺志保)アメリカの大統領の選挙のこととかについても、すごい勉強したし。こんな機会がないとね、なかなか触れられない話題でもありますから。そういった意味では感謝しておりますし。で、ちなみにこの『Ultralight Beam』はその『Saint Pablo Tour』の一番最後にカニエがパフォーマンスした曲なんですよ。セットリストの一番最後にあるんだけど。

で、私はこれ、私が「部長」と呼んでいる「Kさん」という友人と自分の旦那と一緒に見に行ったんだけど。やっぱりすごい多幸感っていうか、ちょっと宗教じみた多幸感……まあ今でこそ、「推し」とかがいる方は絶対にわかる気持ちだとは思うんですけれども。「ああ、この瞬間のために私、生きているんだな!」みたいな。そういったものをすごいリアルに感じたモーメントでもありましたので。『INSIDE OUT』でもたくさん、このアルバムとかカニエについて……カニエについては本当に何時間割いたのか、わからないぐらい『INSIDE OUT』では常に触れてもおりましたし。やっぱり外すことのできないアーティストで。中でもこの曲が印象深いかなって感じです。以上です。

(AKLO)素晴らしいですね!

(HIPHOP HYPE!の中の人)素晴らしい!

(DJ YANATAKE)伝わりますよ。

(渡辺志保)伝わりますか? いやー、でも本当ね、悩んだし。悩んだけど、やっぱりアメリカのヒップホップシーンの10年間みたいなところを切り取っても、やっぱりカニエに始まりカニエに終わるみたいなところはね。まあ、いいことばかりではないっていうところも含めてね。アップス&ダウンスも含めて、やっぱりカニエに始まりカニエに終わったディケイドだったような気がしますね。はい。というわけで、聞いてください。私が選びましたザ・ベストソング・オブ・ザ・ディケイド。カニエ・ウェストで『Ultralight Beam』。

Kanye West『Ultralight Beam』


<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました