みうらじゅんさんが2021年11月3日放送のNHKラジオ第1『みうらじゅんのファンブック』笑福亭仁鶴特集の中でキダ・タローさんの「浪速のモーツァルト」という愛称をつけた話をしていました。
(みうらじゅん)ということで、前半では笑福亭仁鶴さんが大阪で深夜ラジオ番組から一気にブレイクをされてね。もう俺の中ではビートルズを超えたぐらいの、1人ビートルズですよね。人気者だったという話をさせていただきましたけども。
関西以外の人は仁鶴さんっていうとこれですよね。NHKの『バラエティー生活笑百科』のイメージがやっぱり強いんじゃないでしょうかね。そういうことで……『バラエティー生活笑百科』の中の『キダ・タローの ほんまにすべて』からって書いてありますけども。その音源を聞いてみましょう。
『バラエティー生活笑百科』
(みうらじゅん)なるほど、わかった。キダ・タローさんが作曲したやつなんだね。これね。僕、キダ・タローさんも……僕、元関西人っていうこともあって。もう本当に「とーれとれ、ぴーちぴっち、かに料理♪」とかね、もう染み付いているんですよね。メロディーがね。「アホの坂田~♪」もキダさんだったと思う。もう本当に関西人の僕ぐらいの年代の人はキダ・タローサウンドが本当に染み付いているし。
「浪速のモーツァルト」って後に言われたのって、知っています? あれね、これはあんまり誰も知らないと思いますけども。つけたの、僕なんですよ。それね。僕、初期にそういう「浪速のモーツァルト」ってね、漫画を描いてね。それを河内家菊水丸さん……僕はその頃、菊水丸さんっていう人と一緒にテレビをやっていたんですけども。
菊水丸さんがキダ・タローさんに漫画を見せる
(みうらじゅん)菊水丸さんがキダ・タローさんにそれを見せてね。「すごい怒ってはったわ、みうらさん」って言っていたのを覚えている。なんか、そんなことがありました。ということで『バラエティー生活笑百科』のテーマ曲は当然、キダ・タローさんの作曲だったということがわかりました。
<書き起こしおわり>