星野源と菅田将暉 舞台で起きたトラブルを語る

星野源と菅田将暉 舞台で起きたトラブルを語る 菅田将暉のオールナイトニッポン

星野源さんが2021年10月18日放送のニッポン放送『菅田将暉のオールナイトニッポン』にゲスト出演。菅田将暉さんと舞台系の悪夢や実際に起きた舞台上でのトラブルについて話していました。

(菅田将暉)続いて。「渋谷から原宿に山手線で行く時にスケボーをしてる人が見えると思うんです。友達と一緒にいる時、その光景を見て、1回もスケボーをしたことないのに『ああ、やってねえな。最近、やってねえな』と言ってから、その友達からめちゃめちゃスケボーに誘われています。助けて……助けて、源さん」と。

(星野源)いやー、その人はスケボーをやっていたんだね(笑)。

(菅田将暉)でも「やってねえな」は間違ってはいないですもんね。

(星野源)たしかに。そうだね。実際にやってないから。でも、「最近、やってねえな」じゃないの?

(菅田将暉)この文面では「やってねえな」でした。

(星野源)ちょっと待って? 聞き捨てならないよ? 結構大事なところをアドリブされました?

(菅田将暉)ごめんなさい。ちょっとウケたんで。「やってねえな」で源さん、めっちゃ笑ってくれたから。

(星野源)リスナーの罪の度合いが上がるアドリブをしていらっしゃる。「最近、やってねえな」はもう完全にリスナーに非がある感じでしたけども。

(菅田将暉)そうですね(笑)。「最近」があるとないでは全然違いましたね(笑)。足しちゃいました。ひと笑いのために(笑)。

(星野源)フハハハハハハハハッ!

(菅田将暉)ひとウケのために僕は足してしまいました。

(星野源)いや、それはね、すごくね、リスナーとしては嬉しいですよ(笑)。

(菅田将暉)ニュアンスは合っているからね?

(星野源)たしかに。でも「最近、やってねえわ」でもう、元々やっていなくても最近はそれはやっていないんだから。嘘はついてないですよ。

(菅田将暉)たしかに。最近やってないんだからね(笑)。それはそうだわ。たしかに。

(星野源)昔はやってないんだけど、最近もやっていないっていう。

(菅田将暉)うわっ、でもこれは、ねえ。

(星野源)やっぱり知ったか……これも知ったかだとは思うけれども。それはやっぱりちょっと、自分を追い詰めるんだね。知ったかというのは。

(菅田将暉)これはでも、どうすればいいんだろう?

(星野源)まあ、やってみるっていうのもあるよね。

(菅田将暉)まあ、そうか。でも、そうか。自分で置き換えても……何だろう? どうすることもできないですよね、これね。「最近、やってないな」って。輩とかがこう、バイクとか持ってたりして。「ああ、最近、バイク乗ってねえな」って(笑)。言いたいもんな。

(星野源)たしかに(笑)。それ、どんどん言っていくのは面白いかもしれないね。

(菅田将暉)「バイク、乗ってねえな」「スケボー、乗ってねえな」「ギター弾いてねえな」とか。

(星野源)うん(笑)。「弾いてねえな、最近。弾きてえな」って。

(菅田将暉)フハハハハハハハハッ! かっこいいもんな。だから、言っちゃうのはしゃあないっすよ。でも、誘われてしまったから……だからもう、練習をするか、もうその友達とは会わなくなるか……(笑)。どうすればいいんだろう?

(星野源)なんかどれもこれもインフルエンザの時に見る夢みたいだよね。もうさ、どうしようもない状況でさ、でもこれをしなきゃいけないみたいな。だいたい見るじゃない?

(菅田将暉)追い詰められている夢ね。たしかに。

(星野源)セリフ覚えないで舞台に上がるとかさ。

追い詰められている夢

(菅田将暉)うわっ、怖いなあ。血糊を持ってないのに舞台出て、血糊出さなきゃいけないとかね。俺めっちゃ見たわ。

(星野源)ああ、本当? 舞台をやってる時に?

(菅田将暉)やってる時に。

(星野源)やっぱりあるよね!

(菅田将暉)血糊忘れる夢とか、めっちゃ見た。血糊が割れない夢とか、めっちゃ見た。

(星野源)怖い!

(菅田将暉)怖いっすよね。あれね。

(星野源)あるある。僕は本番開始が家だっていう夢を見て。

(菅田将暉)怖っ! うわっ!

(星野源)家で。それでまだ台本を読んでないみたい。だからいかに全力で走りながら台本を読むか?っていう……(笑)。

(菅田将暉)覚えても、入ってもないんだ。稽古もしてないんだ。

(星野源)そう。それを「俺はできる!」って思いながら、もう全力で走りながら自分の出番までに間に合うみたいな。そう。そんな夢は見たことがあるな。怖い。

(菅田将暉)怖いっすね。僕は本当にナイフを出すシーンで、ナイフを持ってなくて出たことあります。

(星野源)ああ、それはリアルな話?

(菅田将暉)リアルに。手刀でやりました(笑)。

(星野源)でも、そういう時ってさ、意外と成立するんだよね。

(菅田将暉)意外とバレなかったりしましたね。「そういうシーンなんだって思った」って言われましたね。顔と声で乗り切るっていうのはありますね。たまにね。

(星野源)わかる。俺、演出の助手をやってた時期がちょっとあったんですよ。20歳ぐらいの時。それでスズナリで公演をして。で、SEが出なくなっちゃって。銃を撃つシーンで、「バーン!」っていうSEで暗転して次のシーンに行くというところで、銃のSEの音が出なくて。撃つ仕草をしても出なくて、1回お芝居が止まって。で、後ろで音声さんがすごく頑張って「修復しました!」って言って。その間、主宰の方が繋いで。出て、「ごめんなさい。1回、止めます」っつって繋いで。で、「出るようになりました!」って言って「じゃあ本番、行きましょう」って言って。それでお客さんもちょっと面白いじゃん?

(菅田将暉)たしかに。そんなこと、まあないですからね。

(星野源)そう。で、「わーっ!」ってなって。「じゃあ、続きです」なんつって銃をやったら……何も出なくて。

(菅田将暉)ええっ!?

SEの音が出なくなる

(星野源)で、後ろで音声さんが「ごめんなさい。出ない、出ないですっ!」って。で、俺は客席の一番後ろで映像出しをしていて。で、その前に主宰の方に「頼むな」みたいなことを言われていたんで。「大丈夫だと思います」みたいな。俺が間に入って「音声、出るみたいです」みたいに言っていて。それで音が出ないから「はぁ……バーンッ!」って言ったら、暗転したの(笑)。

(菅田将暉)フハハハハハハハハッ! 自分の声で?

(星野源)そう。声で「バーンッ!」って言ったら暗転して次に行ったの。そしたら、音が出たの。暗転の時のBGが出たの。「ああ、音が出た!」みたいな。

(菅田将暉)じゃあ、狙ってその声みたいになったっていうことですか?

(星野源)そうそうそう。そういう時、あった。なんとか成立っていうか……(笑)。

(菅田将暉)でも、よくその刹那で「声でやる」っていう勇気が出ましたね。それね。言っても「バーン!」だから(笑)。

(星野源)そうそうそう(笑)。「お前、馬鹿じゃねえの?」ってなる可能性も全然あったんだけど。

(菅田将暉)でも、なんとかなったんだ。すげえ勇気だなー。

(星野源)あれはでも、しびれましたね。でも、そのナイフの時もしびれたね!

(菅田将暉)でも、それは結構「キューブ」っすね(笑)。

(星野源)フフフ、そうだね。たしかに。スズナリは俺にとってのキューブだね。

(菅田将暉)でも、脱出できたんで。いや、よかった。

<書き起こしおわり>

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