宮藤官九郎と爆笑問題・太田『いだてん』を語る

宮藤官九郎と爆笑問題・太田『いだてん』を語る 爆笑問題の日曜サンデー

宮藤官九郎さんが2021年7月25日放送のTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』に出演。爆笑問題・太田さんとドラマ『いだてん』について話していました。

(太田光)でも、どうですか? 俺、『いだてん』本当に大好きで見ていましたけども。

(宮藤官九郎)ありがとうございます。

(太田光)嘉納治五郎と……要するに招致して、なかなかオリンピックが大変だっていうのが今、見ているとあのドラマが本当にダブって見えるんだけども。

(宮藤官九郎)そうですね。もう、総集編を見ていて自分でも思いましたけども。やっぱり、まさかこんなことになるとは思っていないから。本当にただ、東京オリンピックのなんていうか、セットアップじゃないですけども。ちょうど64年までやって「さあ、どうぞ!」っていうつもりだったらこんな感じになっちゃって。大変ですよね。

(太田光)あの中で何度も何度も挑戦して、流れてっていうのがいかにもあれは……じゃあ、嘉納治五郎がもしいたら、どういう風に振る舞ったんだろうとか思いません?

(宮藤官九郎)そうですね。その、ああやって本当に1人で行って、1人で帰ってきてってやって。もう全然、日本ではできないっていう時にも1人で行って、ただスピーチだけして帰ってきてっていうので。結局、亡くなってからですからね。返上をしたのは。だから後半で、治五郎さんの声で「あの時のオリンピック、やってないのか!」って。

(太田光)怒られてね。

(宮藤官九郎)あれは、それを知らないんですよね。

(太田光)返上したことをね。その後、阿部サダヲさんが演じた役が、やっぱり除外されていくっていうさ。

(宮藤官九郎)田畑さん。

(太田光)あれもなんか、今回のこととさ。「無理やりやろうとするのか!」ってモメるじゃない? なんか、不思議とリンクするなっていうか。

現実と不思議とリンクする

(宮藤官九郎)そうですね。だからあれを見ているとびっくりはしないですよね。現実に起こっていることが。トラブルがあるからって。

(太田光)すごいよね。そういう意味では。作家として。

(宮藤官九郎)いやいやいや。

(太田光)宮藤さんのさ。俺、前からやっぱりすごい作家だと思っていたよ?

(田中裕二)ちょっと、なんか嘘っぽい時の顔になっているぞ? ただ、お前はその前の『あまちゃん』がすごい好きだったからな。

(太田光)三谷幸喜とは全然レベルが違う! 俺は前から主張しているんだよ。クドカンっていうのは三谷幸喜とは全然違うんだと。そう思うでしょう、自分でも?

(田中裕二)いや、いいから!

(宮藤官九郎)そんなことないですよ(笑)。

(田中裕二)そんなこと、宮藤さんが言うわけないでしょう?

(太田光)三谷幸喜は俺らのやっている番組に来て……何年か前。ちょうど『いだてん』がやっている時に来て。俺は三谷幸喜と仲が悪いから。

(宮藤官九郎)そうなんですか?(笑)。

(太田光)あれも日芸じゃない?

(田中裕二)みんな日芸だよ。話に出ている人は。

(宮藤官九郎)日芸ばっかりですね(笑)。

(太田光)とにかく犬猿の仲なの。三谷幸喜とは。

(田中裕二)一方的に悪口を言っているだけ。三谷さんはそんなことない。

(太田光)だってパクるじゃない? あの人。

(田中裕二)「パクる」って言うなよ!

三谷幸喜、宮藤官九郎を語る

(太田光)だから、気に入らないのね。そんなやり取りの中で「三谷さん。今さ、あんたの客、全部クドカンに取られているよね?」って。俺が言ったのよ。で、「どうなの? そのへん、ちょっと意識しているでしょう? ヤバい若手が来たって焦っているんじゃないの?」って言ったらさ、三谷さんが「そう思うでしょう? でもね、今ね、『いだてん』、数字が悪いでしょう? すっごいホッとしてます」って(笑)。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(田中裕二)三谷さんなりの返しというかね(笑)。

(太田光)悪いやつだよ!

(宮藤官九郎)そうですね(笑)。

(田中裕二)そういうことを言う人ですよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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